蘇我氏は、五三六年に稲目の大臣就任後、馬子を経て六四五年の乙巳の変で蝦夷・入鹿が滅ぼされるまでの約一〇〇年間、ヤマト王権内で権力を振るい、栄華をきわめた。この巨大豪族・蘇我氏に「馬」というキーワードで迫ったのが、本書である。蘇我氏台頭と継体天皇即位との関連、蘇我氏と馬飼集団の関係、蘇我氏系有力王族・聖徳太子の非実在説など多角的に検証していく。蘇我氏とは何だったのか?蘇我氏および古代氏族の終焉は何を意味するのか?律令国家以前の古代社会の実態を明らかにする。
ITやAI化が進む現在、もっとも必要なのはそのテクノロジーを駆使する「教養」を身につけることです。本書は現代人にとって必須である世界三大宗教の中身をはじめ、日本人にとって知っておくべき仏教と日本の宗教の流れについて、宗教学者の著者がわかりやすい語り口で解説していきます。世界の宗教の歴史がざっくりわかるとともに、宗教戦争、殺戮の歴史、そしてそれぞれの宗教の死生観などを体系的に学ぶことができる一冊。今話題になっている統一教会にまつわる「キリストと原罪意識」についても触れていきます。
※本書は書籍『教養としての世界宗教史』(2020年5月刊)を文庫化したものです。
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「融資にちょっと慣れてきたかな」という担当者に贈る、融資の達人からの50の金言集。
飲み物や食品の容器や包装として使われているそれぞれの素材の特質とリサイクルの現状を写真とイラストでわかりやすく解説。
ある民族で生まれた宗教は時代の移り変わりとともに生き物のようにその中身が変化する。
ある宗教が他国に伝播した際もその国の文化に順応するようその宗教は変貌する。
キリスト教などの宗派についても「宗教名が同じだから信仰形態も同じはず」という考えは全くの誤り。
一宗教は分派分裂によって様々な宗派が生まれ、信仰形態も宗派により異なり、
革新派が新宗教を生み出すこともある。本事典はその時代・民族・文化の背景と関連づけた解釈も加えながら、
世界のありとあらゆる宗教・宗派の生成経緯を網羅解説する。
建物の老朽化や支援方法の変化、入居者の高齢化などを背景に、知的障害者施設には従来とは異なる住まい方への対応が求められている。本書では、利用者の多様な障害特性を見据えた柔軟な計画のあり方や、将来的な環境変化に対応するための可変的なディテール設計のポイントについて、増改築や改修の実例に沿って解説する。
はじめに
序章:支援と建築
1:建築も支援の一つ
2:建築計画と利用者の特性
3:竣工後の対応
4:地域との関係
第1章:部門別/特性別・計画のポイント
1:住まいの種類
2:部門別・計画のポイント
共同生活援助・グループホーム
施設入所支援
生活介護・デイサービス
障害児入所支援
障害児通所支援
3:特性別・計画のポイント
高齢知的障害者の住まい
重症心身障害の住まい
第2章:改修・増改築のポイント
1:経年施設の課題
2:改修・増改築のポイント
3:住みながらの改修
第3章:住まいのディテール
1:内部建具
2:外部建具
3:床
4:壁
5:天井
6:失便処理装置
7:トイレ
8:浴室
9:洗面・手洗い
10:役に立つ工夫
11:屋外
第4章:計画実現のためのポイント
1:防犯・防災への建築対応
2:コスト・補助金
第5章:自宅で暮らすための改修ポイント
1:個性に合わせてつくる個人の住まい
2:自宅で暮らすときの課題
3:暮らしやすくするための建築からの提案
おわりに
約50年、貝類と環境との関係を調べることをライフ・ワークにしてきた研究者の、その研究成果と現場で経験してきたさまざまな情報が詰まった渾身の力作研究書である。本書はアサリだけでなく、東京湾の環境や漁業、ノリやハマグリなどについても触れつつ、過去から歴史をたどるように書かれている。
第1章では、東京湾の開発に翻弄されるアサリ漁業とノリ養殖業の変遷を詳細に解説。第2章では、アサリが大量死する原因である青潮の発生機構や出水による淡水や浮泥の影響について。第3章では、東京湾のハマグリについて。第4章では、アサリを捕食する生物や寄生生物、迷惑生物などについて。第5章では、冬季にアサリが大量死する原因を餌不足、波浪による海底面の浸食から説明。第6章では、アサリの成長に関する因子として海水の流れの重要性を指摘。第7章では、アサリの生き残りを妨げる要因への対抗策とその方策を網羅的に紹介。第8章では、東京湾の環境がどのように変化してはているか、生態系の位置づけも加えて、私たちが何をすべきかを示唆する。
全国各地でアサリの生産が激減し、それぞれの地域に適合した方策をどう取るべきか、その最適な増殖手法は何であるかを、基本的な理論と先人の経験と知恵を通して理解するための絶好な教科書となっている。
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