格差と貧困、通貨危機、バブル、デフレ、そしてハイパーインフレ…いまの貨幣には何か本質的な欠陥があるのではないか。四千年の経済史から、「右肩上がりの成長を前提としたシステム」の限界に鋭く迫るスリリングな論考。果たして、マイナス成長時代を生き抜く処方箋はあるのか?日銀を飛び出した異色の経済学者が辿り着いた「貨幣多様化論」。
あなたの中にある“グレース=聖なる本質”は常に完全で、無限の力を秘めています。本書でご紹介する“9つの視点”を使って、その限りない叡智へのアクセスを妨げている、さまざまな障害物を取りのぞいてください。各章には、シンプルで実践的なワークや誘導内観のプロセス、読むたびに深く心に語りかけてくれる感動的なエピソードなど、あなたの人生を豊かにする数多くのツールも収録されています。
1960年から1989年までを5年ごとに区切り、オリコン・チャートのランキング上位曲を収録するシリーズの、1970〜1974年版。西城秀樹、山口百恵、山本リンダらの、名曲として歌い継がれる歌を当時のままに収録している。
世界の「変化」と「由来」を体系化する方法「進化思考」。それはけっしてダーウィン一人の発明品ではない。この進化思考の起源はどこにあり、現代の科学にどのような影響を与えているのか。ダーウィンもその流れに位置する博物学の伝統から、系統情報学や統計的系統学など現代進化学の最先端まで、生物学にとどまらない進化思考の広がりを追う。多様で複雑なこの世界を体系的に理解したいという、ヒトの認識の核心に迫る知的興奮の一冊。
保育士の山川陽子はある日、保護者の迎えが遅い園児・百代灯衣を自宅まで送り届ける。灯衣の自宅は治安の悪い繁華街にあり、日暮旅人と名乗る灯衣の父親は探し物専門の奇妙な探偵事務所を営んでいた。澄んだ目をした旅人と、人形のように美しい灯衣。名字の違う不思議な親子に興味を惹かれた陽子はたびたび事務所を訪れ、旅人が持つ能力を知ることになる。音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。旅人は、目に見えないモノを“視る”ことで探し物をしているというのだがー。
石川さゆりの貴重なデビュー当時の音源とヒット曲を集大成した2枚組ベスト・アルバム。「津軽海峡・冬景色」「能登半島」「青い月夜の散歩道」など、胸に沁みる楽曲が満載だ。
ゴーギャンが食べたゴッホの手作り料理とは!?ゴッホゆかりの地のレシピ、26点掲載。
美の旅人は芸術の都へー。作家・伊集院静による「一枚の素晴らしき絵画」に出逢う旅はピレネー山脈を越え、印象派を生んだフランスを巡る。フォンテーヌブロー派、フランス絵画の父プッサン、風景画の父ロランといった十六世紀以降のフランス絵画創世記から始まり、時代の闇に隠れた画家ラ・トゥール、ロココ芸術の終焉を飾るフラゴナール、静物画と風俗画の巨匠シャルダンへと続く。そして革命という嵐とナポレオンの出現が絵画にもたらしたものとは何か、と問いかける。スペイン編に続き待望のオールカラー文庫化が実現。フランス絵画の礎を探る第一巻。
レコード・メーカーを横断する人気オムニバス・シリーズ。本ソニー盤は80〜84年のヒット曲をピックアップした2枚組。近藤真彦「スニーカーぶる〜す」やあみん「待つわ」をはじめ、時代を超えて語り継がれる永遠の名曲が同窓会的に楽しめる。
藤圭子のベスト・ヒットとカヴァー曲の数々をセットにした2枚組。DISC 1にはデビュー曲「新宿の女」や「女のブルース」をはじめ、彼女の艶があふれるオリジナルを収録。DISC 2では布施明や小林幸子ら、彼女に縁のある面々がカヴァーを聴かせる。
交通事故で意識不明になった三島耕一の自宅から尊厳死の要望書が見つかった。延命処置を一切拒否するという内容に、耕一との結婚を控える大木公子や家族は激しく動揺する。触れれば温かい身体を失ってまで、望む死を叶えるべきなのか?苦渋の選択を迫られた公子たちが決断を下した時、耕一の身に異変がー。胸をつく慟哭の医療ミステリ。
かぐや姫の元メンバー、伊勢正三が、元猫の大久保一久とともに結成したフォーク・デュオのベスト盤。「22才の別れ」をはじめ、懐かしいヒット・ナンバーが多数収録されている。
“オケスタ”はオケ曲のソロや目立つ部分を抜き出した練習用のパート譜だが、バボラークはパッセージをつなぐなどあくまで“曲”として再構成、関連するエチュードと並べることで見事なアルバムに仕上げた。ホルン1本でオケの響きを彷彿させる凄まじい表現力に脱帽。★
印象派とは何かー。フランス絵画紀行は、ロマン主義から印象派の誕生に辿り着く。デッサンにこだわり続けたアングルや世紀の児と呼ばれたジェリコー、近代絵画の巨匠ドラクロワといったロマン主義の成熟期を飾る作品を鑑賞した後、フランス絵画を巡る旅は、印象派の画家が集ったセーヌ河を下る。ヨーロッパの画壇に革命をもたらした印象派の衝撃。モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ゴッホ、セザンヌ…豊潤な作品群を生み出した画家たちは、光の中に一体何を見たのか?読んで旅する美術書待望のオールカラー文庫化。フランス絵画の胎動に触れる第二巻。