世界一ゴースト人口の多い街、ロンドン。葉巻の残り香を漂わせるチャーチル。サヴォイ・ホテルの黒猫カスパー。旧大英博物館駅で古代エジプト人が叫ぶ。王族のゴーストで賑わうロンドン塔。貴婦人の幽霊はフォートナム・アンド・メイソンに…英国史がたのしい。
吉田拓郎、南こうせつら数々のアーティストに詞を提供し、多くのヒット曲を世に送り出した放浪の作詞家・岡本おさみ。70年代の旅で書きとめた「ことば」を紡ぎながら名曲の誕生秘話を綴った45年前のエッセイ「旅に唄あり」が岡本おさみ生誕80年に「復刻新版」として甦る。自らの作品解説や、詞を提供したアーティストを語った講演内容など、貴重なコンテンツを新たに加えた永久保存版!
クアラルンプールマラソン、パリマラソン、アンコールエンパイアマラソン、パタヤマラソン、ダナンマラソン、シンガポールマラソン、慶州さくらマラソン、香港国際マラソン、シドニーマラソン、いぶすき菜の花マラソン、高千穂マラソン、尚巴志ハーフマラソン、そしてホノルルマラソン…このすべてのマラソンコースが地図入りで紹介され、読者は、まるで現地を走っているような感覚に!
出征と敗走、捕虜生活を経験した兄と、終戦後に生まれた異母弟。歩んできた道も、価値観も異なる二人の男の半生を描いた大作の上巻。復員後、大学在学中から商売を始めていた兄・忠一郎は、卒業して商社のアメリカ駐在員となり、そこで出会った日系米国人との出会いから、新しいビジネスーサンドイッチ店のヒントをつかむ。片や新聞社に入った弟・良也は、妻がありながら、かつての恋人・茜への想いが断ちがたく、取材旅行の傍ら茜の痕跡を訪ね歩くー。著者の実体験を彷彿とさせる設定や、戦後の経済史をたどるような記述が物語にリアリティを与え、読者の心をつかんで離さない。
「いま・この瞬間」を観察し、思考を手放せ。最新脳科学も注目するウィパッサナー瞑想、究極マニュアル!呼吸法から、意識変容への対処、悟りの最終段階まで。
この旅は9.11N.Y.から始まった!9.11以降、アメリカ全土を覆う不穏な空気の中ー大陸最南端からアラスカ最北端までを完全走破!本書では、延々と続く恐怖のジャリ道や路肩を外すと谷底へ落ちる山道を走破!開戦直前のイラクへの旅も収録!
似ているけれどちょっと違う…前向きになれることばの数々に韓国の人々の愛と力強さを学ぶ。世界を40年以上歩いてきた「地球の歩き方」が贈る、人生を輝かせる名言と癒やしの絶景集。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時をはじめ、義時の人生に関わった人々のゆかりの地を厳選して紹介。舞台となる神奈川県鎌倉市、静岡県伊豆の国市などの名所、史跡を多数掲載。
従軍経験を持ち、サンドイッチ店の創業者として成功を収めた忠一郎と、終戦の翌年に生まれた新聞記者の異母弟・良也。世代も価値観も違い、まったく別の人生を歩んできた二人だが、ともに若い頃に愛した人の幻影を追い続け、またかつての戦争にこだわり続けていた。忠一郎は弱肉強食の企業戦争と自身の従軍体験を重ね合わせて精神的に疲弊していき、良也は昔の恋人・茜が失踪してしまったのは、茜の父の戦争体験が関係していたことを知るー。実業家でもある著者らしく、戦後の経済成長や、企業間の争いを交えつつ、戦中・戦後派が引きずる戦争の暗い影を描いた大作の完結編。
深い孤独に絡みつかれながら、荒漠たる異国の地を彷徨するパリの日本人たち。いくつもの狂気に取り巻かれ精神の牢獄に囚われた男女が幾重ものドラマを織りなしていくー『フランドルの冬』に続く、第二長篇。
太古から人が用いてきた移動手段、徒歩。未知の世界を歩くには食べ物が必要だ。登山家や探検家は綿密な計画を練り、軍隊のためには保存食が開発される一方、都市部ではスナックが簡単に手に入る。歩き旅の食事の多様性に迫る。
朝鮮、台湾、沖縄、ブラジルー日本語が足跡を刻んだ「外地」で生きた人々ひとりひとりの感情と記憶を、文学を通して喚起し、再現する試み。