渡り鳥は何によって渡りを始める時期を知るのだろうか?それは、彼らが体内にもっている、ほぼ1年の周期で時を刻む時計によってである。それで渡り鳥は毎年、同じ時期に渡りを始め、同じ地域で渡りを終えるのである。渡り鳥に関する論文を中心に、今後の「鳥の研究」への指針ともなる5編を収録。鳥を愛するあなたに贈る格別の一冊。
あなたの未来はどうなっているか!?誕生星座とホロスコープが告げる幸福へのパスポート。長崎オランダ村の天体時計はコンピュータの計算で、たちどころにあなたのホロスコープを作ってくれます。十二の星座と十の惑星が織りなす天体の音楽の楽譜、それがホロスコープです。あなたがホロスコープを手にしたとき、何に注意すべきか。その見方のコツは四つです。さて、その四つのコツとは…詳しくは本書をご覧ください。
ひたむきに生きてはいても、なぜか少しずつ、人生の軌道からはずれてしまう人たちがいる。水道局に勤務し、漏水探知の仕事をしている孤独な青年の愛と失意をとらえた「水の音」、幸せな結婚をしたのに、昔のクセからキャバレー勤めを知られ、離婚される女をユーモラスに描く「遅れた時計」、スリをやめることができない自分に絶望して死を選ぶ少年をみつめる「予備校生」など、人生の小宇宙を創り出す秀作10篇。
一人娘の香織(3歳)が誘拐され、父親の夏八木鉄人に「お前が自殺すれば娘を解放する」という脅迫状が届いた。誘拐犯は自分の妻が夏八木に殺されたと誤解し、彼の生命と引替えに娘を返すという。香織を救うには、48時間以内に真犯人を突きとめるしかない。刻一刻迫る娘の危機。息づまる長編推理小説。
『黒い時計の旅』は、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』と並び称される“パラレル・ワールド”テーマの傑作である。1938年のウィーンのある夜、20世紀は一人の怪人物の手によってまっぷたつに引き裂かれる。歴史を切り裂いた怪物の名前は、バニング・ジェーンライト。アドルフ・ヒトラーのためにポルノグラフィーを書く男。そして、2つの世界を旅する男。彼の口から果てしない迷路のような物語が語られる。それは呪われた愛をめぐる“もうひとつの20世紀”の物語であった。平行してロシア系亡命者デーニア親子と謎めいた〈20世紀の見取図〉の物語、デーニアの息子マークの遍歴の物語が織り混ぜて物語られ、2つに切り裂かれた世界はふたたび重ね合わさって行く…。トマス・ピンチョン、ウィリアム・ギブスン等の作家たちから激賞されている現代アメリカ文学の新星、スティーヴ・エリクソンの代表作。
両親とはなれ、12歳の夏休みを、叔母さんの家族といっしょに、湖のコテージで過ごすことになった、パトリシア。ある日、床下にかくされていた、古い懐中時計を見つけたことから、ふしぎなできごとがはじまった-時計のねじを巻くと、そこには、12歳のお母さんがいた!自分と同じ、孤独な少女が-。現実の世界で、自分の気持ちをぶつけたパトリシアは、はじめてお母さんの涙を見た。1988年カナダ図書館協会賞受賞作品。小学校5・6年生から。
大野と秋山。ふたりの男性です。幼なじみの親友どうしです。ふたりともいま35歳です。彼らをめぐる20代からの物語、現在のありかた、そしてこれからの展望が、彼らを引っぱる女性たちをとおして、描いてあります。ショート・ストーリーの積みかさなりをたどっていくと、やがてひとつのまとまった広がりのなかへ導かれていきます。35歳、折り返し地点近辺での、生きかたのマニュアルです。
大激動の時代!われわれは世界の動きに無縁ではいられない。国際政治アナリスト・高野孟が、マクロ的な視野から見透し、週刊プレイボーイに連載した国際政治情報分析の決定版がここに…。
ルルゥは、時計屋の女の子。ある日、古いうで時計にみちびかれてふしぎな世界にやってきた…。小学中級以上。
多くの死者の想いこもり、少女の亡霊が徘徊するという時計館。訪れた九人の男女を待ち受けるのは無差別殺人。悪夢の三日間の後、生き残る者は果たしているのか。-最終章80頁にわたって次々に解明されるめくるめく真相。これほど悽愴絢爛たるクライマックスを持つ本格ミステリが、かつてあっただろうか。
わたしは、誰?どこからきたの?わたしを付け狙うサングラスの男は何者なの?記憶を失ったわたしを守ってくれる高校生の三人組。落ちこぼれだっていうけど、とても優しくて素敵な人たち。いつか、わたしは徹クンにひかれ、恋していた。でも、ダメ。愛しちゃいけない。恐ろしい自分の正体を知ったのよ。わたしは、徹クンを抹殺するために、未来から送りこまれた…だったの。