なぜ雨や雪は降るのか。そんな素朴で大切な疑問に答えながら、気象や気候、地球環境などの基本的でもっとも大切な知識をわかりやすい絵と文章で解説。
女将さんを訪ねて旅に出よう!!旅館の女将さんが自ら綴った波瀾万丈記100編。旅行のガイドブックとして、生き方読本として、サービスの教科書として。
イゾベルは五年ほど前に工芸品店を開き、一人で生計を立てている。彼女は男性との深いかかわりから離れたところで生きてきた。不仲な両親の姿をいつも見ていたせいで、結婚に対してどうしても肯定的な見方ができなかったのだ。ある日、イゾベルの店に危険な魅力をたたえた男性が現れた。その男性はパトリック・ライカーと名乗り、仕事の話があると告げてイゾベルを夕食に誘った。不審に思いながらも、彼女はパトリックの招待に応じてしまうが、彼の魅力のとりこになりそうな自分を恐れ、仕事の話は断った。だが、パトリックは再びイゾベルの前に現れ、セクシーな君にまた会いたくなったと言って彼女の心をかき乱した。彼の本当の目的は何?こんな魅力的な人が私に惹かれるはずはない。
陽気なウソ偽りのない国民気質、サンバのリズムが響くカーニバル、宗教、言語、料理、生活習慣…そして、なんといっても、ペレ、ジーコ、ロマーリオといったスーパースターを生み続け、ブラジル人の生活の一部となっているサッカー。現地在住15年の著者が、愛情を込めてブラジルサッカーを論じた本書は、そのまま異色のカルチャーガイド。サッカー留学を目指す若者、必読の書だ。
本書では、著者が開発したホット・シャワーによるかゆみの除去の具体的方法を解説し、ステロイド軟膏による副作用で苦しむ方々へ、そのノウハウを提供するとともに、いつまでも旧態依然とした危険なステロイド軟膏による治療や予防から脱することができない医療全体に対して、新たな問題提起としての“自然治癒”のあり方を示した。
赤い三日月が、一人の娘と髪の長い男、そして彼女たちを取り囲む無数の妖怪たちを照らしていた。「おいおい、いい加減にしてくれよ!和穂、一気にケリをつけるぞ!!」「え?ちょっとどうするの殷雷!?」起こりえない現象が起きている。妖怪が大量に出現したり、村人全員が酔っぱらいだったりするのは、すべて地上に飛び散った仙界の道具、欠陥宝貝のせいなのだー。宝貝を回収するため仙術を封じられた元仙人の和穂と、お供で欠陥宝貝の殷雷刀に、今日も騒動が待ち受ける!大人気中華風異世界ファンタジーシリーズの短編集登場。
成瀬安奈は高一のほとんど普通の少女。ただひとつ普通でないのは、彼女にはレブという金髪碧眼の守護霊がついていることだった。おまけにこの守護霊、その正体が異次元からきた天才科学者だというからますます話はややこしい。おかげで安奈は次々と奇妙な事件にまきこまれることになる。今日も家で洗濯機の蓋を開けると、そこには巨大なハマグリが。どうやらそれは異次元からレブあてに贈られたものらしいのだが、どうもレブの態度があやしい。案の定それは、大騒動の幕開けだった…。
医学か文学か、心臓移植事件が契機となった苦悩の決断。知的抒情に彩られた青春の自画像。大河教養小説五部作の後半と、臓器移植問題に警鐘を鳴らす迫真の医学小説。
もうすぐ二十二歳になるマリアンは、叔母が家政婦を務めるテキサスの油田王、ワードの家へ行くことになった。不治の病に冒され、余命幾ばくもない老人の回顧録を書くーそれが叔母から聞いていた仕事だったのに、空港で出迎えてくれた相手を見て、彼女は唖然とした。ワードと名乗ったその男性は、顔立ちは古代ローマの彫刻のように完璧、肉体はたくましく鍛え上げられ、健康そのもの。頑固で横暴ともいえる態度の、青年実業家だった。すべては叔母が、二人を結びつけるためについた嘘だったのだ。初めは腹を立てていたマリアンだったが、次第にワードの魅力に引き込まれていく。そして彼の優しい導きによって、彼女は未知の世界へと一歩を踏み出した。