「関ヶ原合戦は西軍が勝ったはずだ」。かつて関ヶ原合戦の両軍の布陣を見たプロイセン王国・ドイツ帝国のクレメンス・ヴィルヘルム・ヤーコプ・メッケル大佐はこう述べたといわれる。戦略と勝敗とは、はたしてどのような関係にあるのか。日本において「完璧な合戦」は存在したのか。「撤退の意義」、「強兵と弱兵」の定義とは何か。本書は日本史の一次史料にとどまらず、『孫子』やクラウゼヴィッツの『戦争論』など古今東西の戦略論を参照。勝つための戦略を生む思考のプロセスを分析する。日本合戦史の教訓を新たな視点から導く、まったく前例のない書。【本書に登場する主な合戦】 「平治の乱」-完璧な合戦/ 「一ノ谷合戦」「屋島合戦」「桶狭間合戦」-迂回と奇襲/小田原城の攻防ー籠城と攻城/「三増峠合戦」「川中島合戦」-『孫子』対『孫子』/「沖田畷合戦」「長篠合戦」「雑賀攻め」-新兵器への幻想/「賤ヶ岳合戦」「箱根竹下合戦」-内線と外線
38歳で大阪府知事に就任し、数々の改革を成し遂げてきた橋下徹氏。
大阪府庁1万人・大阪市役所3万8千人の職員、組織、そして国をも動かして結果を出してきた秘訣とは何か。
年上の部下や並いる反対派をいかにして説得・掌握し、大阪の大改革へと舵を切ったのか、その手腕を初めて明かす。
●「敵」はあえて側に置く
●リーダーと現場の仕事の切り分けかた
●チーム作りの「失敗の本質」
……など、自身の経験や例を挙げつつ、具体的に解説。
部下と上司を動かし、チームや組織を変える。
今の時代に一番必要なのは、アイデアではなく「実行力」だ。
橋下流「君主論」の全貌。
<目次>
第1章 まずは、人を動かすー実行のための人間関係、人事の要諦
・部下との人間関係なんか気にするな
・反対派は、あえて積極的にそばに置くこと
・「よりによってあの人を腹心の部下に?」大阪市長時代の驚愕人事
第2章 本当に実行すべき課題はどう見つけるかー橋下流・問題解決のノウハウと、マインドの持ち方
・「課題の発見」をするための本や新聞の読み方
・「判断の軸」を部下に示すことは問題解決の第一歩
・正解をたぐり寄せる「心証」という方法
第3章 実行し、信頼される人の条件とはー部下は結局、上司の背中を見て動いている
・「最初の衝撃」で組織の意識は劇的に変わる
・リーダーの仕事は、部下を「やる気」にさせること
・人がついてくる最大の理由は「共感」
第4章 実行のための「ビジョン作り」と「チーム作り」-結果を出す「仕組み」はこう作る
・ビジョンの作りかたは「逆張りの法則」
・僕が心底関心したトランプ政権のシンプルな方針
・チーム作りにおける「失敗の本質」
第5章 上司を動かし、提案を通すー「トップの視界」を想像しながら仕事をする
・トップは「比較優位」で考えている
・上の人と話すときは「一つ上の枠組みの目線」を意識せよ
・評価を上げる提案と下げる提案の大きな違い
第6章 情報を制する者は、組織を制すー強い組織は、情報共有の横串がしっかり入っている
・一部の人に政治力を握らせないための、メールの活用法
・メールで現場の情報を吸い上げ、活用する
・実行できる組織は、格子状が理想形
第7章 日本と大阪を「実行できる組織」にするためにー徹底的に考え抜かれた大阪都構想の実行プロセス
・大阪都構想は、単なる提言ではなく「実行プラン」だった
・実行するには時に「力」も必要になる
・大阪が変わり続けられるかどうかは、大阪の政治行政の「仕組み」次第
多くの日本人は「物価が下がるのはよいことだ」と思っている。しかし、デフレで物価が下がるのはじつは悪いことずくめである。失業率が上がり、雇用が不安定な低賃金・非正規社員を増やし、企業収益率を下げ、人件費を削減させる。借金の実質負担は重くなり、実物資産投資は抑制される。自殺者が増え、社会的に有用な企業が廃業・倒産してイノベーションが滞る。「デフレなど問題ではない」と語る経済学者は、失業者や非正規社員の苦しみを理解していないのだ。欧米の経済学者と異なり、日本の経済学者はデフレの脅威に対して鈍感である。アベノミクスを実行した元日銀副総裁が、失われた二十年を「三十年」にしないためのすべてを記す。●デフレ脱却なくして日本経済の再生なし●デフレはなぜ脅威なのか●「失われた二十年」の原因とアベノミクス●金融政策の条件と日銀財務に関する誤解●財政政策のリフレ・レジームへの転換が必要だ●成長戦略の基本原則とは
本書のカバーにある神社。福岡県糸島市は筑前二見ケ浦にある「櫻井神社」である。潮風にたたずむ鳥居。その向こうには夫婦岩。絶景である。絶景神社である。
一体、誰がこんなところに、なぜ鳥居を建てたのだろう。日本には他にも、おもわずそう言いたくなる絶景神社が数多くある。本書では日本各地にある絶景神社を1年12カ月をとおして紹介していく。
毎年季節がめぐってくると花開く「吉水神社」のシロヤマザクラ、冬至の頃になると「伊勢神宮」の鳥居の中央から現れる朝日、まるで氷の神殿のように滝が凍結する「英彦山神宮」の氷瀑。その場に立つと、いにしえの人々がその地に脅威と神秘を感じ、鳥居を建て、神さまとして祀った理由を肌で感じることができるだろう。
ちなみに、冒頭の櫻井神社が特別な表情を見せるのが夏至の頃。夫婦岩の間に夕陽が落ちるのだ。沈みゆく太陽の暖かな光に包まれる光景は、息を飲む美しさだ。ぜひ一度訪れてほしい絶景神社の一つである。
ネコにはげまされて、楽しく心のお片づけ!
心が疲れている時って、何もやる気が起きません。
やらなくてはいけないことが沢山あっても、気力がわいてこないのです。
掃除や片づけなどは「最初に手を抜ける部分」なので、部屋もどんどん散らかり、モノが増えていく。おまけにダイエットも続かなかったり…。
それなら、「心のお片づけ」してみませんか?
心が片づいていると、他のことを始める余裕や気力が出てくるし、モノの片づけも始められる!この本では、モノの片づけになぞらえて、心のお片づけをするための考え方をマンガで紹介。関西弁でしゃべるネコの「オカン」が、時にビシッと、時にほんわか優しく、
心のお片づけの知恵を教えてくれます。
東大発の知識集団「QuizKnock(クイズノック)」推薦!!
ーー肖像画にヒゲを描いていたあの時間、54字に注ぎこむべきだったか……!
累計25万部突破! 9マス×6行の原稿用紙につづられた、世界一短い(かもしれない)短編小説として、SNSで話題の『54字の物語』。
シリーズ第4弾は、「日本史」×「空想」!? 重要ワード満載の書き下ろし90話をたっぷり掲載。
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あなたはこの物語の意味、わかりますかーー?
◆野生の土器は活きがいい。捕まえたら、縄でしばりつけておかないと逃げてしまう。多少縄の跡がついても気にするな。
◆初級の乱、中級の乱と順調に勝ってきたことで、自分を過信してしまったのだろうか。後鳥羽上皇は承久の乱に敗れた。
……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。
物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
日本人の約8割が一生のうちに腰痛を経験するといわれている。国民病といってもいい腰痛のなかで、最近とくに高齢の女性に増えているといわれているのが、腰椎にずれが生じる「腰椎すべり症」だ。足のしびれを引き起こしたり、腰の強い痛みが長引いたりすることもある。ただ「腰椎すべり症」と診断されても、腰痛改善のための「心の持ち方」「姿勢」「日常生活で気をつけること」を実践すれば、痛みをコントロールすることはできる。まずは、自分の腰痛のタイプを把握し、自分にピッタリのエクササイズを毎日やってみよう。大切なのは、他人任せにしないこと、自分自身が主役となって、腰痛改善のためのアクションを起こすことだ。本書に書いてある、どんな姿勢をしたときに痛みが強くなるか、痛みが緩和されるかという理学検査をもとに、それぞれの患者に必要なマネジメントを提供する「マッケンジー法」を実践し、痛みから自由になる人生を取り戻してみませんか。
杉田智和氏(声優)絶賛!
「奇跡の価値を決める前に、この物語を読んで欲しい。」
エブリスタ「現代ファンタジー×切ない」部門第1位!(2019年3月24日調べ)
少年が出会ったのは、言葉を喋る不思議な猫と笑顔を忘れた少女……
それぞれの“心”を取り戻すまでの、ひと夏の物語。
ある事情で空手部を休み続けている男子高校生・朝霧夢路。
嵐の日、彼は実家の神社に倒れていた霊獣・猫又のサクラを助ける。
サクラを居候させることになった夢路は、ひょんなことから無口な同級生・日野咲と交流するようになるが、サクラは咲から「陰の気」を嗅ぎ取った。
時を同じくして、鵜野森町には異様な雨が降り続けーー。
心に傷を負った少年少女と猫又が織り成す、感動の青春小説
それをーーそこにいるものを、絶対に見ちゃダメ。
夜の町に消えた愛犬と姉を探すため、幼い少女はひとり闇を彷徨う。
シリーズ累計10万部のベストセラー、日本一ソフトウェアの夜道探索アクションゲーム『夜廻(よまわり)』公式ノベライズ、待望の文庫化!
【あらすじ】
早くに母親を亡くし、姉と支え合いながら、愛犬・ポロとともに生きてきた幼い少女。
ある夕暮れ時、少女がポロを散歩させていると、突如現れた大きな影がポロを飲み込んでしまう。
ひとり帰ってきた少女を見た姉は、ポロを探しに夜の町に向かった。
帰ってこない姉を待つ少女は胸騒ぎを感じ、姉とポロを探すため、自分も家の外に飛び出す。
そこで見たものは、夜の町にひしめく恐ろしい生き物たちだったーー。
【『夜廻』とは】
日本一ソフトウェアより2015年10月29日に発売されたPlayStationRVita用ゲームソフト。消えた愛犬・ポロと姉を探すため、昼とは全く違う顔を持つ「不気味な夜の町」を探索する少女が主人公の夜道探索アクションゲームです。夜道に現れる数多の「恐ろしいもの」「彷徨うもの」から逃げながら、大切なものを探し続ける少女の姿、そして身近な闇夜を舞台とした世界観が多くのゲームファンから愛され、雑誌「電撃PlayStation」にて「電撃PSアワード2015」インディーゲーム部門では第1位を受賞する等、話題を集めています。小説版では、少女視点のエピソードに加え、ゲームでは描かれなかった『姉』の物語が明かされます。
日常のなかでふと覚える違和感。
恐怖と笑いが紙一重で同居するエッセイ集。
小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。
自分以外の全員は実は……という状況がこわい。
「よそんち」の不思議なルールがこわい。
赤ちゃんを手渡されると、何をするかわからない自分がこわい……。
ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。そんな42の瞬間を集めた、エッセイ集。
第33回講談社エッセイ賞受賞作。
ぜひ、カバーを触ってみてください! 本当に「鳥肌が」立ってます。
解説:福澤徹三
中学入試は「算数で決まる」と言われています。
その大きな理由は、他の科目よりも特殊であり、点差がつきやすいからです。「理解+思考+解法スキル」がしっかり身についていないと昨今の問題には太刀打ちできません。
本書では、受験算数を8分野50単元に分割し、それぞれの単元の典型題とその解説、子どもの手が止まりがちな「つまずきポイント」を掲載しています。「子どもがどこでつまずいているのか」「どうすれば子どもが理解できるようになるのか」、悩まれている方、必見!
問題は全部で240題以上。4年生から受験直前期まで使えます。苦手な単元、理解が浅いと思われる単元は、くり返し練習しましょう。
長年、中学受験に携わり、プロ家庭教師として毎年多くの合格者を出している二人の著者が、子どもに教える際の注意点や図の書き方のコツを具体的に伝授!一生に一度の中学受験を通して、ぜひ算数の楽しさ・解ける喜びを味わってください。
からだのゆがみ、こり、痛み、疲れ、イライラなど、病院に行くほどではない心身の慢性的な不調を抱える人は多いのではないでしょうか。日々いつも何かに追われるように生活し、常に緊張感が身にまとわりついて離れなくなっているのが、大きな原因となっています。緊張しっぱなしの私たちは、意識してからだの緊張をゆるめ、心身のリラックスの質を良くしていくことで、悩ましい不調が改善されます。
本書では、骨盤や身体をゆるめることで、骨格、体調、メンタリティが整い、深い呼吸を取り戻し、ラクに生きられるようになる方法を初心者にもわかりやすく紹介しています。不調は心身のバランスを整えようとする動きでもあり、整体によってそのバランスをリセットできるチャンスにもなります。無理なくおうちでも簡単にできる27の整体メソッドの中から、体調や症状、気分に合わせ、気になるものから試してみてください。
移動や移乗の介助など、「介護」の現場で役に立つ体の動かし方をお伝えするのが本書です。抱き起すとき、車いすに乗り換えるとき、力任せの動作では、介護する人はもちろん、介護を受ける人にも、大きな負担がかかってしまいます。そんなとき、体のねじりや連動、相手との距離を上手に使うと、相手を意外とラクに動かすことができます。息を合わせ、力を連動させるのです。井本整体では、人体力学の理論を介護の現場にいかすべく、特別講座「介護のための人体力学」を開催し、体にラクな介護を探求してきました。介護する側も、介護を受ける側も、一人ひとり、体の大きさも違いますし、日によって体調も違います。それでも、その都度、一番ラクな体の使い方ができるような、そのうちに自分一人で動けるような、そんな介護術が、人体力学的介護術。介護する人、される人がラクになるのを助ける一冊です。
令和の時代も、子どもたちといっしょに詩を!
全国の教室や家庭で読み続けられてきた『子どもといっしょに読みたい詩』が、新しい令和の時代に生まれ変わりました。編集のテーマは2つです。子どもたちに、
・時代が変わっても、ずっと読んでもらいたい詩
・自然や人の温かさが伝わる詩
詩のベテラン編集者・水内喜久雄さんが、新しい時代にもずっと読んでもらいたい詩を厳選しました。渾身の力で選出した100編の詩を、どうぞお子さんたちといっしょに読んでください。多くの皆さんの支持を集め待望の令和版ついに登場です! 詩がいつも皆さんの身近にあり、自然に心に響くようになりますように。
問題の奥に潜む「根本原因」をつかみ、
限られた時間のなかで最大の効果をあげる解決策を優先的に選びとること。
そして、それをシンプルに伝え、人を動かすこと。
複雑で答えのない問題を解決していくための道具が、
本書のテーマ「論理思考=ロジカルシンキング」です。
30年にわたって経営コンサルタントとして活躍してきた著者が、
ロングセラー『論理的な〇〇が身につく本』シリーズの3冊から、
重要なエッセンスを厳選し「大全」としてまとめました。
プレゼン・交渉・企画あるいは雑談など、
さまざまなビジネスシーンで使える、
考え方・話し方・書き方を網羅した決定版!
主要な項目
【考え方】
■「論理的」と「理屈っぽい」の違いとは?
■箇条書きよりもロジックツリー
…
【話し方】
■三角ロジックで論理的に話す
■ピラミッドストラクチャでストーリーを整理する
…
【書き方】
■1文の長さは40字前後
■「要素分解」「ステップ分け」「対照概念」の3つの方法
…
こわ〜い妖怪も、科学的に考えるとオモシロイ!?
風に乗って飛んできて、人の体を斬りつける「かまいたち」、富士山も琵琶湖も作ったという驚異の巨人「だいだらぼっち」、美女に化けて人間をだます「九尾の狐」、マスクを外すと耳まで口が裂けている「口裂け女」--みんな不気味でこわ〜い妖怪たちだけど、ちょっと待って! 科学的に考えると、いろいろおかしいぞ!
「空想科学」シリーズで大人気の柳田理科雄先生といっしょに、日本の妖怪27体+人気ゲームキャラクター「青鬼」のナゾを科学で解き明かそう!
「言うことを聞かないなら、もう何も買ってあげない」などと脅して子どもを思い通りに支配しようとする、「あなたのためを思って言っているのよ」などと言いつつ、実際は子どもの気持ちよりも世間体や見栄を優先しようとしている、子どもを罵倒する、必要なものを与えない、子どもの領域を平気で侵害しようとする、兄弟姉妹で格差をつける、しつけと称して暴力をふるう……。
なぜ我が子にそんな仕打ちができるのか。そこには、「子どもは自分のもの」という所有意識、「子どもは自分をよく見せるための付属物」という歪んだ認識や「攻撃者との同一視」という心理メカニズムなどの様々な原因が窺える。
攻撃的な親から身を守るために、そしてあなた自身がこんな親にならないために。精神科医が自身の経験も語りながら解説。
ぞわりとする、でも読まずにはいられないのが、人間のいやな部分に光をあてた「イヤミス」と言われるミステリー。
本書は、いま旬の女性ミステリー作家による、秀逸の「イヤミス」を集めたアンソロジー短篇集。
ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた「石蕗南地区の放火」、過食に走った美人の姉と、姉に歪んだ優越感を覚える妹の姿が鬼気迫る「贅肉」。
また、事故死したはずの兄が生きているのではないかと疑いを抱いた妹の葛藤を描く「おたすけぶち」など、読んで心がざわつく、後味が悪い作品が勢ぞろい。
衝撃の結末を愉しみに、また隠れた逸品を発掘する喜びを味わいたい方におすすめの一冊。
ほっこりする、でもなぜか心を揺さぶられるミステリーとは!?
本書は、いま人気の女性ミステリー作家による、殺人事件が起きない、「ハートウォーミング・ミステリー」を集めたアンソロジー短篇集。
「ビストロ・パマル」のシェフ・三舟の推理が、思わぬ温かな真相を導く「割り切れないチョコレート」、息子から恋人がストーカー被害に遭っていると相談された探偵が、事件に立ち向かう「鏡の家のアリス」。
そして、駅に伝言を残すことで気晴らしをしていた主人公が、奇妙な騒動に巻き込まれていく「ドルシネアにようこそ」など、読んで癒される、だけど心に深く響く、極上な作品だけを集めたアンソロジー。
すっきりした読後感に、ミステリーの概念が変わること、請け合います。
人生百年シリーズ、待望の第二弾。
「団塊世代の一斉引退」「平均寿命の劇的延長」「AIや5Gによる生活の激変」など、未体験の社会に突入しさまざまな問題と不安が錯綜する中で、これからの「新しい世界」を私たちはどのように歩んでいけば良いのか。そのポイントは、「知らない国を旅するように、変わりゆく世界を生きていく」ことだと五木氏は語ります。
人生百年時代に戸惑うすべての人へ、87歳の現役作家がやさしく語る、新「生きるヒント」。
「私は今日も迷いながら生きています。私も皆さんと同じ。すべてが初めてのことで、わからないことだらけなのです。この一冊では「今」、そして「新しい世界」を思いながら、私の体験を語ってみることにしました。いつもそうですが、はっきりと「こうだ」と言い切ることはできません。しかし、私の小さな経験や考え方が、何かの参考になることを願っています」(本書「まえがき」より抜粋)