クイズに答えて、食物アレルギー対策!
この1冊で、まるごとわかる!
食物アレルギーの知識やアレルギーになったときの正しい行動を、クイズ形式で紹介! アレルギーの人が多い食べものから、アレルギーの種類とその症状、対策まで、問題を解くことで、正しい食物アレルギーの知識を身につけられます。身近でおこりえることばかりをクイズにしているため、食物アレルギーの人はもちろん、そうではない人にも役立ちます。
マンガやイラストを豊富に掲載! オールカラー・総ルビなので、やさしく食物アレルギーの知識が学べます。
はじめに
この本の見方
マンガ【プロローグ】食物アレルギーの特別授業
問題1 アレルギーの人が多い食べものや、症状が重くなりがちな食べものって?
コラム 特定原材料に準ずるもの 21の食べもの
問題2 小・中学生くらいに多い食物アレルギーってなにかな?
問題3 アレルギーのある食べものを食べちゃった! どんな症状が出るの?
問題4 卵アレルギーの人でも食べられることがある料理は、どっち?
問題5 乳アレルギーの人でも食べられる食品はどれかな?
コラム 食の安全のための食品表示 食品表示と特定原材料
問題6 小麦アレルギーの人が食べてはいけない食品って?
コラム 小麦の代わりになる米粉 さまざまな小麦の代替食品
問題7 えびアレルギーの人が食べるとアレルギーをおこしやすいのは?
問題8 落花生(ピーナッツ)アレルギーの人が注意したほうがいい加工食品って?
問題9 そばアレルギーの人がやってはいけないことって?
コラム こんな場面に要注意!
問題10 おそろしいアナフィラキシーショック。そのサインはどんな症状なの?
コラム 食物アレルギーの症状のレベル
問題11 昼食後、運動していたらじんましんが出て息苦しい…。これって?
問題12 花粉症の人がアレルギーをおこしやすい食べものって?
問題13 やまいもを食べたら、口のまわりが赤くなってかゆい…。これはアレルギー?
問題14 大豆アレルギーの人でも食べられることが多い大豆料理は?
問題15 1つの魚でアレルギーになったら、すべての魚が食べられないの?
問題16 天然ゴムアレルギーの人がおこしやすい食物アレルギーって?
問題17 カシューナッツアレルギーの人がとくに注意したほうがいいナッツ類は?
問題18 食物アレルギーになったら、その食べものはまったく食べられないの?
マンガ【エピローグ】知識をいかしたホットケーキ!
コラム まとめて知りたい! 食物アレルギー
2023年5月に「政府の花粉症対策3本柱」が発表された。 3本柱とは,1発症等対策,2発生源対策,3飛散対策である。 1発症等対策では,一般の薬物療法や生物学的製剤ではなく,免疫療法が推奨されている。2発生源対策では,花粉発生源となるスギ人工林を2033年度までに約2割減少させることを目標として,花粉の少ない苗木への植替えが行われる。3飛散対策では精緻化されたデータを民間事業者へ提供し,スギ花粉飛散量予測の精度向上支援が行われる。医療者は,免疫療法の普及が日本政府が掲げるスギ花粉症対策の根幹にあることを念頭におくべきである。 スギの舌下免疫療法は花粉飛散時期に開始することはできず,6月〜11月の間が治療開始可能時期である。
1 大腸の酪酸生成細菌がアレルギー
改善に与える効果………………………… 小柳津広志
2 スギ花粉アレルゲンと免疫療法の開発 ………………………… 阪口 雅弘
問題提起
吸入花粉数と症状の関係 ………………………………………… 村上 亮介ほか
各論
2 スギ花粉飛散情報の高度化と将来予測 ………………………… 村山 貢司
3 樹木の空中花粉飛散の経時的,経年的な変化と森林・環境対策 … 岸川 禮子
4 スギ花粉症克服に向けた遺伝子組換えイネの実用化への期待 … 遠藤 朝則
5 無花粉スギの実用化 ……………………………………………… 斎藤 真己
6 花粉症の治療 方法,実態と効果 皮下免疫療法 …………… 高瀬 貴文
アレルギー診療Pros & Cons[3] 小児発症の食物アレルギーをみるのは小児科?成人科?……森 詩織 二村 昌樹
アレルギー診療をこれから始める9 皮膚科アレルギー診療の開始にあたり大切なこと!……………池澤 善郎
分子標的治療薬の新しい展開 重症喘息治療におけるテゼペルマブ…………………………長崎 忠雄ほか
アレルギー対応食品を使ったアレルギーっ子レシピ全127点。
2016年以来の改訂となる「食物アレルギー診療ガイドライン2021」に対応.ガイドラインの副読本としても役立つ1冊.本全体の構造や執筆者の多くは初版を踏襲し,この5年間の進歩を大いに取り入れて最新の情報にリニューアル.各アレルゲンの最新研究から臨床現場で求められる対応,患者が社会の中で直面する問題までを詳細に解説.食物アレルギーの確定診断に欠かせない「経口免疫療法」「食物経口負荷試験」についても解説している.
目 次
改訂第2版の序
初版の序
執筆者一覧
1 食物アレルギー総論
A 食物アレルギーを巡る国際的な動向 海老澤元宏
B 食物アレルギー:診療・社会的対応の変遷 宇理須厚雄
C 食物アレルギーの疫学・病型 今井 孝成
D 食物アレルギーの免疫学 善本 知広
E 食物アレルギーと遺伝 ?田 朝光・玉利真由美
F 食物アレルギーと環境因子 中野 泰至・井上祐三朗
G 感作の成立と予防対策 福家 辰樹
H 食物アレルギーの診断 漢人 直之
2 食物アレルゲン
A アレルゲンの構造と機能 伊藤 浩明
B 鶏卵・魚卵・鶏肉 山田千佳子・和泉 秀彦
C 牛乳・牛肉 松原 毅・岩本 洋
D 小麦・ソバ・穀物 横大路智治・松尾 裕彰
E 種子(ピーナッツ・大豆・木の実類・ゴマ) 丸山 伸之
F 魚類・甲殻類・軟体類 板垣 康治・塩見 一雄
G 果物・野菜 岡崎 史子・成田 宏史
3 食物アレルギーの臨床各論
A 卵アレルギー 杉浦 至郎
B 牛乳アレルギー 川本 典生
C 小麦アレルギー 長尾みづほ
D ピーナッツ・木の実類アレルギー 北林 耐
E 大豆・ゴマアレルギー 高里 良宏
F 魚・甲殻類アレルギー 中島 陽一・近藤 康人
G 果物アレルギー 夏目 統
H その他の食物アレルギー 千貫 祐子・森田 栄伸
4 食物アレルギーの臨床的課題
A アナフィラキシー 柳田 紀之・海老澤元宏
B 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA) 福冨 友馬
C 新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症,好酸球性消化管疾患 鈴木 啓子・野村伊知郎
D 成人の食物アレルギー 中村 陽一・橋場 容子
E 栄養・食事指導 楳村 春江
F 経口免疫療法 佐藤さくら・海老澤元宏
5 食物アレルギーに関連する社会的諸問題
A 給食・外食産業 林 典子
B 患児・保護者への生活指導 岡藤 郁夫
C 保育所・幼稚園・学校に対する情報提供 吉原 重美
D インシデント(ヒヤリ・ハット)事例から学ぶ安全対策 佐々木渓円
E アレルゲンを含む加工食品の表示 藤森 正宏
F 患者会・NPO法人による地域づくり 中西里映子
G 食物アレルギーサインプレート 服部 佳苗
H 行政・専門学会の動向 伊藤 浩明
索 引
プライマリケア医にとってアレルギー疾患の診療の重要性は近年とみに増している。最新のevidenceに基づき、「全身をよく診察する」というこの領域での診療の大原則に則り、実際の診療の場での順序に沿って病態を解説することで診断を的確に下すことができ、また治療目標とタイミング、調整時期やその決断のためのフォロー方法なども具体的に示し大好評であった本書待望の改訂版。
【特集】赤ちゃんからの食物アレルギー ─正しい対処
皮膚アレルギーの分野は,免疫学の進歩により急速に病態の解明が進んでいる.生物学的製剤や免疫チェックポイント阻害薬の臨床使用により,新知見も見いだされるなど,近年の発展は目覚ましく,臨床医にとって免疫学的な知識をアップデートする必要性が高まっている.アレルギーのメカニズムや治療薬の作用機序,最新の知見や動向も解説した,濃く,新しく,実地診療に役立つ一冊.
【内容目次】
第1章 臨床力アップ!のための基礎知識
1.免疫臓器としての皮膚
A.皮膚免疫担当細胞
B.誘導型皮膚関連リンパ組織(iSALT)
C.抗体のはたらきと皮膚での免疫制御
2.T細胞
A.T細胞サブセット
B.制御性T細胞
C.Resident memory T細胞
D.γδT細胞
3.B細胞
A.B細胞サブセット
B.制御性B細胞
4.自然リンパ球
5.角化細胞と自然免疫
6.樹状細胞
7.肥満細胞・好塩基球
8.好中球・好酸球・マクロファージ
9.補体
10.皮膚のマイクロバイオーム
第2章 臨床力アップ!!のための皮膚免疫アレルギーのコア知識
1.接触皮膚炎
A.接触皮膚炎のメカニズム
B.接触皮膚炎の原因物質と特徴
C.Protein contact dermatitis(蛋白質接触皮膚炎)
2.アトピー性皮膚炎
A.アトピー性皮膚炎のメカニズム
B.外因性と内因性アトピー性皮膚炎
C.アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤
D.アトピー性皮膚炎の新規治療薬
3.乾癬
A.乾癬の免疫学的メカニズム
B.乾癬に対する生物学的製剤
C.乾癬の新規治療薬
4.蕁麻疹
A.アレルギー性蕁麻疹
B.コリン性蕁麻疹
C.蕁麻疹の新規治療
5.膠原病
A.膠原病での皮膚病変のメカニズム
B.自己抗体による強皮症の分類
C.自己抗体による皮膚筋炎の分類
6.メラノーマと免疫
A.メラノーマの腫瘍免疫
B.メラノーマに対する免疫チェックポイント阻害薬
C.免疫チェックポイント阻害薬の副作用
7.免疫からみた腫瘍
A.皮膚T細胞性リンパ腫の病型とT細胞サブセット
B.日光角化症とTLR7アゴニスト
C.Merkel細胞がんと免疫療法
8.自己免疫性水疱症
A.天疱瘡
B.類天疱瘡・その他の水疱症
9.薬疹
A.Stevens-Johnson症候群,中毒性表皮壊死症
B.薬剤誘発性過敏症症候群(DIHS)
10.自己炎症性疾患
A.自己炎症性疾患のメカニズム
B.自己炎症性疾患の治療
11.円形脱毛症
A.円形脱毛症のメカニズム
B.円形脱毛症の新規治療薬
12.尋常性白斑
A.尋常性白斑のメカニズム
B.尋常性白斑の新規治療薬
13.発汗と皮膚疾患
14.移植片対宿主病(GVHD)
15.金属アレルギー
16.光アレルギー
17.HIV-1,HTLV-1と伝播様式
18.IgG4関連皮膚疾患
19.抗体医薬のまとめ
索引
アレルギーの症状は様々である為,多科にわたって日常診療で遭遇する可能性がある.特に,近年増加傾向にあり,母親になる女性は妊娠期の治療方法や子どもの発症予防にも関心をもちうる.本書はそのような患者からの相談にも適切に対応するため,幅広い臨床家に向けて実用的な知識をエビデンスベースにまとめたお勧めの一冊である.
A.妊娠前に知っておくべきこと
1思春期のアレルギー疾患管理
B.妊娠・授乳中のアレルギー疾患の管理
総論
1妊娠に伴う免疫系の変化とアレルギー疾患の増悪・寛解
2妊娠と薬剤曝露の影響に関する基礎知識
3授乳と薬剤曝露の影響に関する基礎知識
各論
4アレルギー疾患の管理
A.気管支喘息の管理
1妊娠・出産における気管支喘息の管理・指導
2気管支喘息薬の使い方 -ステロイド薬を中心に
3気管支喘息薬の使い方 -ステロイド薬以外
B.花粉症の管理
花粉症が妊娠・出産に与える影響 -薬剤の使い方,免疫療法について
C.アトピー性皮膚炎の管理
妊娠・出産がアトピー性皮膚炎に与える影響,薬剤の使い方
トピックス:DOHaD 仮説
C.子どものアレルギー疾患の予防(妊娠中から授乳・離乳期以降まで)
総論
1新生児から乳児期における免疫系の特徴と変化
2母乳栄養の位置づけ
3アレルギーマーチ
各論
4アレルギー疾患の発症・予防
A.食生活とアレルギー発症予防
1母親の食生活と食事制限
2母乳と調製粉乳(大豆乳・ペプチドミルク・アレルギー用ミルクを含む)
3離乳食の開始時期,進め方
B.生活環境などとアレルギー発症・予防
1スキンケア・環境中の食物抗原
2プロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクス・マイクロバイオーム
3衛生仮説
4環境因子(ダニ・ホコリ・ペットなど〔食物抗原除く〕)
5喫煙・大気汚染
6呼吸器感染症
7その他(遺伝要素,日照時間,ビタミン D など)
おわりに
学生の学びの視点を重視し,さらに乳幼児のいる環境で働く保育者,栄養士,看護師等が日々の生活jで活用できるテキスト。
食物アレルギー事故の原因・注意点を示し,職種間連携の重要性を説く。保育の場で実施した調査結果から食物アレルギー対応の実際を学ぶ。
喘息や湿疹、食物による不調などの症状は古代から知られており、19世紀初頭から花粉症の詳細な記載があった。しかし、これら別々の疾患と考えられていた複数の病気が共通の原因と病態を持つとして、フォン・ピルケが「アレルギー」の名で表現したのは1906年であった。彼の概念は、疾患に対する免疫と組織を障害する過敏反応を示唆した。アレルギーは1世紀余りのうちに、西欧のエリート階級から一般庶民、途上国の人々へと広がり、より致死的な病となり全世界へと拡大する現代病となる。本書は学説史から社会経済、環境、文化まで広くとらえ、英米の著名な医学・科学および一般紙誌で高く評価されている。
序文 1.学説史 2.奇妙な反応 3.診察室でのアレルギー 4.グローバル経済とアレルギー 5.文明と疾病 6.近代性への抵抗 7.未来 訳者あとがき 用語解説 引用文献 参考文献 謝辞 画像出典(謝辞) 人名索引 事項索引
「お母さんを健康にする食事」がアレルギー知らずの赤ちゃんをつくる!いまアレルギーのある子も、食事によって改善できます。妊娠中の「果物の食べ方」「運動」……で、子どものIQも上がる!
対話形式で学校給食における食物アレルギー対応の注意点や保護者への関わり方などの基本がよくわかります。
アレルギーがある人も楽しんで作ることができる安心レシピを紹介します。小麦粉は米粉に、牛乳は豆乳に、置き換えています。米粉のもっちり感がおいしい「チヂミ」や「パンケーキ」、牛乳も卵も使わないふわっと「ハンバーグ」。澄んだスープでいただく「フォー」や「パッタイ」などアジアンなメニューもそろえました。
いまアトピー性皮膚炎は新たな病態論が認知され、それを機縁に続々と新薬が登場しており、いわば治療の大きな「潮目」を迎えている。2021年度版のガイドラインも策定され、アトピー性皮膚炎の病態研究の進歩と新しい治療薬に多くの臨床家が習熟することが求められている。本特集では、アトピー性皮膚炎病態論と治療のアプローチについて、各領域のエキスパートの先生方に最新の情報をまとめていただいた。抗ヒスタミン薬の
特集 ここまで変わったアトピー性皮膚炎病態論と治療UPDATE 〜新しいコンセプトに基づく治療へのアプローチ〜
序論 潮目を迎えたアトピー性皮膚炎診療
1.アトピー性皮膚炎の三位一体病態論を踏まえた新ガイドライン2021
2.ドライスキンによるアトピー性皮膚炎皮膚過敏性のメカニズムとその制御
3.アトピー性皮膚炎の皮膚アレルギー炎症はなぜ起こり、どうすればコントロールできるか?
4.抗ヒスタミン薬が奏効しないアトピー性皮膚炎のかゆみの機序と新しいアプローチ
5.スキンケアと外用療法がアトピー性皮膚炎治療の基本〜プロアクティブ療法とバイオマーカー
6.アトピー性皮膚炎外用新薬の動向と使い方
7.アレルギーマーチを見据えた小児アトピー性皮膚炎の予防と治療のストラテジー
8.なぜ難治性アトピー性皮膚炎になるのか? 獨協医科大学医学部皮膚科学講座主任教授
9.どういうアトピー性皮膚炎に全身療法が必要となるか?〜重症度と病勢の評価法〜
10.アトピー性皮膚炎内服新薬の動向と使い方
11.アトピー性皮膚炎注射新薬の動向と使い方
連載
分子標的治療薬の新しい展開
季節性アレルギー性鼻炎におけるオマリズマブ
分子標的治療薬の新しい展開
メポリズマブ -EGPAを含めて
象をさわる
アレルギー診療における抗ヒスタミン薬・汎用薬を見直す2抗ヒスタミン薬の薬理作用
花粉症情報の臨床応用1
最新研究で分かった、食物アレルギー予防のポイントや
治療のコツ、家庭でのケアも掲載したアレルギー対策の決定版!
日本では、3歳までに16.5%の子どもが食物アレルギーと診断されており、
アトピー性皮膚炎やぜんそくの子どもも多く存在します。
本書は、日本で最大の小児科病院である
国立成育医療研究センターのアレルギー科で、
日夜、多くのアレルギー疾患をもつ子どもたちの
治療にあたる医師たち自らが執筆しています。
同病院は、多くの子どものアレルギー治療に成功するとともに、
研究分野でも日本のアレルギー医療をリードする病院でもあります。
食物アレルギー予防についての研究を行い、発症率を8割も減少させるなど、
目覚しい成果をあげています。
世界中で行われた研究の結果、現在、アレルギーの出発点として
もっとも重要だと考えられているのが、皮膚のケアです。
食物アレルギーの引き金としても注目されるアトピー性皮膚炎の
効果的な治療法はもちろん、
ぜんそくをコントロールする方法や、食物アレルギーの予防と治療、
また、近年、増加している新生児・乳児消化管アレルギーなども
網羅した、アレルギー対策の決定版です。
家庭や学校での生活で気をつけること、
よくある素朴な疑問への答えなども掲載しています。
お子さんのアレルギー治療に悩む方、
これからお子さんを育てるにあたり、予防法を知っておきたい方、
そして、医療関係者や保健関係者にもおすすめの一冊です。
成人の「10人に1人」は何らかのアレルギーがある。本書は、そんな成人に限定した食物アレルギーの診療の指南書である。大好評の既刊本『小児食物アレルギーQ&A』と同様に、食物アレルギー診療のメッカ、国立相模原病院でのメソッドを数多く取り入れている。1成人食物アレルギーの基本的知識、2診断、3個別の病態の診断と対処、4診療での注意点という構成で、これまでの成人の食物アレルギーの臨床経験から、一般にあまり知られていなくても診療を進めていくうえで重要な事項を適宜“Clinical Pearl”として掲載。臨床現場の成人の食物アレルギーに関する疑問は、この1冊で解決できる!
花粉症やぜんそく・アトピーなどアレルギー症状を自力で撃退するための食べもの、飲みもの、簡単動作などの知恵集めました。
アレルギー、アトピー性皮膚炎に悩む方にこの本をおすすめします。甲田先生が本書で説明されている考え方の根本は、あれこれのアレルギー源に対処するやり方ではなくて、自然治癒力を高めて、アレルギーなどをひきおこさないような体質に変えていくことによって治していこうとする点です。病気の外部要因を排除することも大切ですが、同時に内部の要因をなくすことがもっと重視されてよいのではないでしょうか。同じような環境でも、アレルギーを起こす人も起こさない人もいるのですから……。
また、本書で「甲田療法」は自分で自分の病気を治すことが基本だと述べています。医・薬に依存するのではなく、自分のあやまった考え方や生活のあり方を「反省」して、正しい生活のあり方を具体的に実践する力量をつけなさいと甲田医師はよびかけています。アレルギー・アトピー性皮膚炎に苦しまれている方々が、本書に示されているようなチェックポイントで生活を正して、一日も早い、そして根本からの治療に成功されることを祈念しながら・・・・・・。 阪南大学教授 杉尾 敏明 本文むすびより