食物アレルギーは,先進諸国で増加傾向にあり,小児だけではなく成人でも患者数が増加している.その道のエキスパートが,診断の鍵を握る臨床的特徴や診断法のポイントとともに新しい食物アレルギーを発見する極意を伝授する.
【特集】成人食物アレルギーを極める!
責任編集 猪又 直子
■CONTENTS
羅針盤
今日から名探偵!
総論
成人食物アレルギーの全貌に迫る
▼Part1.職業性に生じる経皮感作
総説 1 職業性に生じる食物アレルギー
case 1 寿司店でのアルバイトを機に生じた魚類アレルギー
case 2 イタリアンレストランの調理師に生じた魚類アレルギー
case 3 アニサキスアレルギー
case 4 ビールアレルギ
▼Part2.美容による経皮感作
総説 2 美容による経皮感作型食物アレルギー
総説 3 加水分解コムギによるアレルギー
case 5 コチニール色素アレルギー
case 6 美容法によって発症したハチミツアレルギー
▼Part3.意外な交差反応
総説 4 食物アレルギーにおける交差反応
総説 5 納豆アレルギーは海からやってくる
case 7 α-Gal症候群
case 8 pork-cat syndrome -豚肉摂取時両手掌の腫脹が初発症状であったトリマーの1例ー
case 9 bird-egg症候群
case 10 緑豆もやしによる花粉ー食物アレルギー症候群
case 11 リンゴのgibberellin-regulated proteinによる食物依存性運動誘発アナフィラキシー
▼Part4.隠れたアレルゲンを探す!
総説 6 隠れたアレルゲンをみつけよう! 〜善良市民に紛れた容疑者hidden allergenを探せ!〜
総説 7 木の実アレルギーの動向
case 12 スパイスアレルギー
case 13 oral mite anaphylaxis(pancake syndrome)
case 14 甘味料エリスリトールアレルギー
【連載】
Your Diagnosis? 3月号の出題/1月号の解答
即答組織診断!(207)
研修医のための皮膚病理診断Lesson(12)
【エッセイ&コラム】
市場を歩く 225「ロサンゼルス サンタモニカ」
皮膚のfolklore 最終回「妖怪文化の神髄」
Photo Essay 276「開くも良き」
エッセイ No bike,No Derma(17)
国立病院機構福岡病院で25年にわたって「食物アレルギー教室」を指導してきた専門家による「きちんと知って、きちんと治す」入門書
はじめに
食物アレルギーと診断されたら、どう向き合う?
食物アレルギー教室 1日目 食物アレルギーを正しく理解する
食物アレルギー教室 2日目 食物アレルギーにはどんなタイプがあるの?
食物アレルギー教室 3日目 食物アレルギーの正しい診断を受ける
食物アレルギー教室 4日目 アレルギーを引き起こしやすい食物アレルゲンの特徴を知る
食物アレルギー教室 5日目 食物アレルギーは治りますか? 予防できますか?
食物アレルギー教室 6日目 食物アレルギーでも楽しい食卓を
食物アレルギー教室 7日目 食物アレルギー児の園・学校生活の過ごし方
食物アレルギー教室 栄養満点! おいしい! 国立病院機構福岡病院の人気レシピ
おわりに
食物アレルギーを抱えて育つ子どもの成長を支えるために、大切なことを一冊にまとめました。食物除去があっても必要な栄養がしっかりとれる具体的なコツとおいしいレシピのほか、「ゆる作りおき」や「市販品活用」といったラクに続けるアイデアも充実。さらに親の手を離れていく子どもへ「自分で選んで食べる力」を育てる、食物アレルギーの子への「食育」も必見です!
子どもアレルギー診察室
子どもにアレルギー症状があると、親としては不安でしかたないものです。「あゆみクリニック」(春日部市)の院長である著者自身も3人の子どもを育てる時に、それぞれにアレルギー症状を経験し、また校医、園医としても多くのアレルギーに悩まされる子どもたちを診てきた経験から、アレルギー症状を改善する手立てを誌上診察室Q&A方式でお応えします。家庭だけでなく、信頼できる主治医、園や学校の職員との三位一体で取り組めば、必要以上に神経質にならなくても大丈夫だということが確信できる内容です。
【編集担当からのおすすめ情報】
幼児誌、学年誌のウェブサイト「HugKum」にも著者藤川先生のコンテンツが好評掲載中です。
アレルギーを楽しく勉強するための雑学をまとめました。いっけん「どうでもいいかもしれない」けどアレルギーを診療する者にとっては「当然知っておくべき、常識的な物事」を大真面目に取り上げています。
がん、生活習慣病と並びいまや国民病となったアレルギーは、専門医でも容易には見抜くことができません。また多様な診療科や多職種で横断的に取り組む必要があります。
本書をきっかけにして、身の回りのアレルギー雑学を通してアレルギー学を知ってもらえることを祈ります。
第1章 誰かに話したくなるアレルギーの話
第2章 様々なシチュエーションで起こるアレルギー
第3章 アレルギーの社会学
第4章 意外? 有名人のアレルギー
第5章 まだまだある! アレルギー界隈の豆知識
第1章 誰かに話したくなるアレルギーの話
第2章 様々なシチュエーションで起こるアレルギー
第3章 アレルギーの社会学
第4章 意外? 有名人のアレルギー
第5章 まだまだある! アレルギー界隈の豆知識
ペットが原因でお子さまにアレルギー症状が出たら…!?小児アレルギー専門クリニックの看護師が作った絵本。ご家族みなさまで読んで頂きたいお話です。
最近本当に寒くなって家の中でもコートが手放せません。肌も乾燥するので、加湿器やベトベトする保湿クリームも必須の時期です。早く暖かくなってほしいものです。
さて、本号の特集は食物アレルギーの発症予防についてでした。今所属している研究室にも食物アレルギーや食べられないものがある人が多く、イベントごとがあると、どのケーキを選べばみんなが食べられるか、先生が頑張って探していたことを思い出します。
私自身アレルギー性鼻炎とアトピー性皮膚炎があり、年中薬が手放せないため、アレルギーになる前に予防するという観点は非常に大事だと思っています。これだけ医療が進歩しているのにいまだにアレルギーを完治させる方法はないことを考えると、なかなか手強い相手なのだとは思います。しかし、今後もっと研究が発展して、今アレルギーに悩んでいる子供はもちろん、これから生まれてくる子供たちもアレルギーに苦しまないですむ将来が来ることを心から願っています。
診療科の枠にとらわれずにまとめたアレルギー疾患の本!
子どもから大人,急性期から慢性期までどんなアレルギー疾患にも対応できるようまとめた書籍.
「臨床編」ではよくある質問から成り立っており,著者の日々の診察で得た指導に役立つエッセンスが簡潔にまとめられている.
多様な患者を診るプライマリ・ケア医やアレルギー疾患を一通り学びたい方におすすめの一冊.
アレルギーがある人も楽しんで作ることができる安心レシピを紹介します。小麦粉は米粉に、牛乳は豆乳に、置き換えています。米粉のもっちり感がおいしい「チヂミ」や「パンケーキ」、牛乳も卵も使わないふわっと「ハンバーグ」。澄んだスープでいただく「フォー」や「パッタイ」などアジアンなメニューもそろえました。
2002年の建築基準法改正はシックハウス対策のためでしたが、室内汚染はほとんどなにも改善されず、逆に悪化する傾向です。しかもシックハウスを回避し、改善するための建材として注目されてきた、エコ建材や自然素材・天然素材までもが、アレルギー疾患や化学物質過敏症の人にとっては、症状を悪化させる要因になっています。
初版より10年近くが経過しましたが、問題はより深刻になっています。本書は最新情報をもとに、有害建材・一般住宅の危険性を含め、自然素材やエコ建材やエコ住宅の問題点、室内汚染を回避するための方法と対策、いざというときの対象法、空気清浄器や代替品、アレルギーを起こす物質を封止する方法などについて、わかりやすく解説します。患者の目線にたったはじめての建築本です。
1 シックハウスは何も解決していない
2 エコ建材・自然素材を再度検証する
3 アレルギーがある人・ニオイに敏感な人の住まいづくり
小児アレルギー疾患の免疫療法を効果的に行うために!
専門施設が進める治療プロセスを基に,患者指導のポイントや急変時の対応を含む最新知見をこの1冊にまとめました。
アレルギー科,小児科,皮膚科などアレルギー診療に関わる医師(非専門医を含む)や薬剤師,小児アレルギーエデュケーターは必読です!
アレルギー疾患に対し唯一“完治(耐性獲得)”が見込める治療法である一方,インターネットでは誤った知識も拡散されている小児アレルギー疾患免疫療法。長期的管理や治療の評価基準など課題が多く,不適切な実施例も少なくありません。
本書では,専門施設が実際に進めている免疫療法のプロセスや症例を基に,ガイドラインでの扱いや文献レビュー,効果的な治療の進め方や日常生活のフォローを含む患者指導のポイント,急変時の対応など最新の知見を解説。小児アレルギー診療に携わる医療者に必要な知識を,1冊で補完できる書籍としてまとめました。
第1章 小児アレルギー免疫療法の基礎知識
1 なぜ今アレルギー免疫療法なのか?
2 免疫療法のメカニズム
3 これまでの研究の進捗状況(歴史的経緯)
4 国内外の現状
5 ガイドラインでの位置づけ
第2章 食物抗原に対する免疫療法
1 卵アレルギーに対する経口免疫療法 1緩徐法
2 卵アレルギーに対する経口免疫療法 2急速+緩徐法
3 卵アレルギーに対する経口免疫療法 3少量維持法
4 牛乳アレルギーに対する経口免疫療法 1緩徐法
5 牛乳アレルギーに対する経口免疫療法 2急速+緩徐法
6 牛乳アレルギーに対する経口免疫療法 3少量維持法
7 ピーナツアレルギーに対する経口免疫療法
8 その他の食物抗原アレルギーに対する経口免疫療法(小麦,果物,ナッツ類)
9 食物アレルギーに対する経皮免疫療法
第3章 吸入抗原に対する免疫療法
1 ダニによるアレルギー 1通年性アレルギー性鼻炎に対する免疫療法
2 ダニによるアレルギー 2気管支喘息に対する免疫療法
3 スギ花粉によるアレルギー 1季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に対する皮下免疫療法
4 スギ花粉によるアレルギー 2季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に対する舌下免疫療法
5 口腔アレルギー症候群と免疫療法
第4章 アナフィラキシーへの対応
1 アナフィラキシーのリスク管理のポイント
2 患者・家族への指導のポイント
3 学校・幼稚園・保育所の教職員への指導のポイント
学生の学びの視点を重視し,さらに乳幼児のいる環境で働く保育者,栄養士,看護師等が日々の生活jで活用できるテキスト。
食物アレルギー事故の原因・注意点を示し,職種間連携の重要性を説く。保育の場で実施した調査結果から食物アレルギー対応の実際を学ぶ。
おいしくってバランスよい料理を、安全・安心につくって食べるには? この巻では、調理の計画と準備からはじまって、調理の基本や食卓の準備とあとかたづけまで、調理の流れを写真と図でわかりやすく説明します。
包丁や火のあつかいの注意、衛生的に調理するための基本動作、そして食物アレルギーのある人と調理・食事をするための基礎知識や献立のくふうもしっかり解説しています。
もくじ
自分たちで調理をしてみよう/楽しくつくって楽しく食べよう/調理の計画を立てよう/バランスのよい食事/食中毒を予防する/食物アレルギーを知ろう
調理の準備をしよう/調理の前にしておくこと/調理に使う道具/材料のはかりかた/包丁のあつかいかた
さあ、調理を始めよう/材料を洗う/下ごしらえ/いろいろな切りかた/火のあつかいと火加減/いろいろな加熱調理
食たくの準備とあとかたづけ/食たくの準備をしよう/食事が終わったら
アレルゲンチェック表
室内環境アレルギーの基礎からアレルギー疾患の対策技術まで,最先端の研究成果を基にして解説。公衆衛生や建築関係の学生および実務者向けの教科書・参考書として最適。
【主要目次】
1 アレルギー疾患と室内環境
1.1 アレルギー疾患とは
1.2 アレルギー疾患の疫学
1.3 環境汚染とアレルギー疾患
1.4 アレルギーの定義と病態
1.5 免疫の仕組み
1.6 アレルギー疾患の発症因子
1.7 喘息と環境因子
1.8 化学物質の健康影響
1.9 アレルギーと化学物質過敏症
1.10 アレルギー疾患の治療法
2 室内環境とアレルギー 環境アレルゲンの特徴と室内での実態
2.1 カビとアレルギー
2.2 ダニとアレルギー
2.3 花粉とアレルギー
2.4 ペットとアレルギー
2.5 化学物質とアレルギー
3 対策技術の現在と未来 増やさない工夫と減らす工夫
3.1 室内環境アレルゲン対策の基本
3.2 室内環境アレルゲンの動態
3.3 住宅換気の必要性
3.4 温湿度制御と結露の防止
3.5 全館空調住宅の性能 アレルギー対策を目指した住まいの効果
3.6 空気清浄機の除去性能
3.7 開放型燃焼器具(暖房器具)からの汚染物質と必要換気量
3.8 エアコン内のカビ汚染とそのメンテナンス
3.9 寝具の対策
3.10 掃除機による床の花粉除去効果
3.11 市販のマスクろ材の花粉捕集効果
3.12 ダニ対策のための環境整理チェックリスト
4 東日本大震災とダンプネス
4.1 はじめに
4.2 応急仮設住宅の真菌と温熱環境
4.3 応急仮設住宅の室内環境と高齢者のダニアレルゲン感作
4.4 住環境の変化と小児アレルギー疾患
4.5 津波被害住宅の室内環境の変化
4.6 帰宅困難地域の住宅の微生物汚染
【特集】赤ちゃんからの食物アレルギー ─正しい対処
●アレルギー領域では、成人の食物アレルギーの特徴などついて、最新の動向やガイドラインをもとに加筆しました。
●膠原病領域では、具体的な看護活動の充実した記述により、慢性期疾患の看護が理解できるようになっています。
●感染症領域では、最新の医療の動向をふまえて、現代の感染症患者の看護に必要な医学的知識をわかりやすく整理し、患者個人の看護から感染予防まで、広く学べる構成となっています。
●各領域の序章では、学習の導入として、対象とする患者像をイメージできる事例をとりあげています。
●各領域の第5章の冒頭には、本書で取りあげるアレルギー疾患・膠原病・感染症の全体像の概説を新設しました。
●各領域の第6章の冒頭では、事例を用いて患者の状態と看護を経過別に展開し、健康レベルの変化に応じた看護のポイントをまとめてあります。
除去食がこわい!新米ママからスローフードな食生活を楽しみたいすべての方へ。この本には除去食は必要ないご家族にも楽しんでいただけるよう、伝統的な和食だけでなく、スローフードの考えにかなった各国の料理をアレルギー流にアレンジして載せています。症状が改善した後にも続けやすいように、一般の店でも手に入りやすい食材を使ってまとめました。
食物アレルギー、薬疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹といったアレルギー性疾患の診療のポイントや新しい考え方を詳説。プロアクティブ療法のコツやパッチテストの活用法、薬剤リンパ球刺激試験の実際や学校生活管理指導表の書き方まで、実地診療に役立つ内容が盛りだくさんの1冊です!
アレルギーの症状は様々である為,多科にわたって日常診療で遭遇する可能性がある.特に,近年増加傾向にあり,母親になる女性は妊娠期の治療方法や子どもの発症予防にも関心をもちうる.本書はそのような患者からの相談にも適切に対応するため,幅広い臨床家に向けて実用的な知識をエビデンスベースにまとめたお勧めの一冊である.
A.妊娠前に知っておくべきこと
1思春期のアレルギー疾患管理
B.妊娠・授乳中のアレルギー疾患の管理
総論
1妊娠に伴う免疫系の変化とアレルギー疾患の増悪・寛解
2妊娠と薬剤曝露の影響に関する基礎知識
3授乳と薬剤曝露の影響に関する基礎知識
各論
4アレルギー疾患の管理
A.気管支喘息の管理
1妊娠・出産における気管支喘息の管理・指導
2気管支喘息薬の使い方 -ステロイド薬を中心に
3気管支喘息薬の使い方 -ステロイド薬以外
B.花粉症の管理
花粉症が妊娠・出産に与える影響 -薬剤の使い方,免疫療法について
C.アトピー性皮膚炎の管理
妊娠・出産がアトピー性皮膚炎に与える影響,薬剤の使い方
トピックス:DOHaD 仮説
C.子どものアレルギー疾患の予防(妊娠中から授乳・離乳期以降まで)
総論
1新生児から乳児期における免疫系の特徴と変化
2母乳栄養の位置づけ
3アレルギーマーチ
各論
4アレルギー疾患の発症・予防
A.食生活とアレルギー発症予防
1母親の食生活と食事制限
2母乳と調製粉乳(大豆乳・ペプチドミルク・アレルギー用ミルクを含む)
3離乳食の開始時期,進め方
B.生活環境などとアレルギー発症・予防
1スキンケア・環境中の食物抗原
2プロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクス・マイクロバイオーム
3衛生仮説
4環境因子(ダニ・ホコリ・ペットなど〔食物抗原除く〕)
5喫煙・大気汚染
6呼吸器感染症
7その他(遺伝要素,日照時間,ビタミン D など)
おわりに