インターネットの影響をビジネス・社会・技術など多角的な視点で伝え続ける年鑑『インターネット白書』。2020年はオリンピック・パラリンピックをはずみに日本でも5Gが本格的に開始する節目を迎え、デジタルサービスの進化が期待されています。本年度版は、その5Gやエッジコンピューティング、低軌道衛星などデータがかけめぐる次世代のためのインフラの動向や、ブロックチェーン上で拡大する分散型金融のトレンド、テレビ放送のネット同時配信認可、サブスクやOMOといったマーケティングの注目点、デジタルプラットフォーマー向け制度改革、災害対応やディープフェイク、環境対策といった社会課題の話題まで、盛りだくさんのテーマを各分野の専門家が詳細に掘り下げて解説しています。あらゆるビジネスを変えていくデジタルテクノロジーとインターネット。その実践のヒントがつまった一冊です。
IoT、仮想通貨・ICO、FinTech、AIビジネス等、ネットビジネス・法律問題を担う実務家に必須の情報を網羅。最新IT事情を取り扱う、弁護士会の専門研究部が種々のトラブルの論点を明解。
在日コリアン、被差別部落出身者への差別を主な対象として、インターネット時代のヘイトスピーチを社会学と法学から検討する書。
序 章 権利侵害情報による被害救済……金尚均
第1章 部落差別に関する司法判断の経過と有害情報対策の課題 ……山本崇記
第2章 ネットモニタリングの現状ーーネット上の差別情報に対する行政機関の対応状況……北川真児、魁生由美子
第3章 ヘイトスピーチ規制の合憲性をめぐる議論と表現の自由法理……濱口晶子
第4章 インターネット上の集団に対する差別的言動による人格権侵害……若林三奈
第5章 「全国部落調査」復刻出版差止等請求事件を通して考察する差別表現規制の法理……中井雅人
第6章 インターネット上のヘイトスピーチ・差別に対する行政的対応……石塚武志
第7章 インターネット上の法益侵害に対する刑事的対応……櫻庭 総
第8章 インターネット上の表現による法益侵害の継続とその削除……金尚均
人手不足、働き方、地球温暖化ーー。
こうした社会問題や環境問題をクリアにし、次のフェーズに進むことが求められている物流業界。
救世主として期待を集めるフィジカルインターネット構想の実現には、
様々なハードルが立ちはだかる。
本書では、実現に向け産官学の最前線で知恵を絞り、汗を流す識者たちの
最新の論文を編纂した。
「物流の標準化と効率化」
高田公生 国土交通省総合政策局物流政策課長(執筆時)
「我が国がフィジカルインターネットを実現すべき切実な理由」
中野剛志 経済産業省商務・サービスグループ 消費・流通政策課長兼物流企画室長
「農林水産物・食品流通の合理化を目指して」
武田裕紀 農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部 食品流通課長
「2030年にフィジカルインターネットを実現」
荒木勉 上智大学名誉教授
「フィジカルインターネットの理想と課題」
西成活裕 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
「フィジカルインターネット実現化に向けての課題」
橋本雅隆 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 専任教授
「進化する『フィジカルインターネット』の議論」
木川 眞 ヤマトグループ総合研究所理事長
「日本型フィジカルインターネットの実現、これからの課題について」
金 度亨 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 内閣府戦略的イノベーション
創造プログラム(SIP)スマート物流サービス研究推進法人 プロジェクトマネージャー
鍵野 聡 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 内閣府戦略的イノベーション
創造プログラム(SIP)スマート物流サービス研究推進法人 プロジェクトマネージャー
「物流クライシスとフィジカルインターネット」
藤野直明 野村総合研究所産業ITイノベーション事業本部主席研究員
「フィジカルインターネットに関連する海外での物流標準化の動き」
水谷禎志 野村総合研究所エキスパートコンサルタント
「持続可能なサプライチェーンにむけて」
深井雅裕 日清食品 取締役Well-being推進部長 兼サプライチェーン企画部管掌
日清ホールディングス サプライチェーン構造改革プロジェクト部長 兼DX推進部長
「持続可能な加工食品物流プラットフォーム構築を目指して」
堀尾 仁 味の素 上席理事 食品事業本部 物流企画部長
「物流クライシスを乗り越える新しい協働化のスタイル」
早川典雄 セイノー情報サービス取締役
「陸海空運『モーダルコンビネーション』の実現」
石田忠正 日本貨物鉄道(JR貨物)相談役
「フィジカルインターネットの実現に向けて ヨーロッパの視点」
エリック・バロー パリ国立鉱業学校教授
「欧州におけるフィジカルインターネットの動向」
ALICE Alliance for Logistics Innovation through Collaboration in Europe
「フィジカルインターネット実現の旅に乗り出す」
ブノア・モントルイユ ジョージア工科大学教授
好評の初版刊行から17年、SNSや社会的排斥など、その間の大きな変化や心理学の成果を盛り込み、ますます広がるインターネットの影響と問題対応を説き明かす。全体の半分くらいをアップデートした待望の新版。ネット心理研究の基本書としてロングセラー必至の好著です。
『NTTコミュニケーションズ インターネット検定.com Master ADVANCE 公式テキスト第4版』(2022年4月刊行)のカリキュラムに準拠した、検定対策書。
模擬問題70問・解答と解説も収録。効率の良い対策や直前の総仕上げに最適な学習を行うことができます。
PART1 シングルスター対策
第1章インターネットの仕組みと関連技術
第2章インターネット接続の設定とトラブル対処
第3章ICTの設定と使いこなし
第4章セキュリティ
第5章ICTの活用と法律
PART2 ダブルスター対策
模擬問題と解説
「動作の軽さ」と「高い検出率」で好評のESET!Windows/ Mac/ Androidの各種OS向けプログラムから、いずれかを自由に選んでご利用可能な総合セキュリティソフトです。
昨今増加しているネット・SNS上の誹謗中傷などの権利侵害者を特定する方法を解説。WHOIS検索などを活用した技術的手法や弁護士照会などの法的アプローチをフォロー。
顔文字、絵文字、アスキーアート、
スラング、ミーム……
気鋭の〈インターネット言語学者〉が
軽妙な語り口で紡ぐ、
言葉とコミュニケーションの現在地!
本書は気鋭の〈インターネット言語学者〉が鋭い分析をユーモラスに語った、デジタル時代の新たな言語学への情熱あふれたガイドブックである。
大文字の“LOL”が小文字の“lol”になる過程でどう定義や意味が変化したか、日本で生まれた絵文字がなぜ世界で市民権を得たのか、年代によって句読点の使い方が違うのはなぜか、オンライン上での会話で語尾を伸ばすのはどうしてか(「はい〜」「よろしくー」)……など、SNSやチャットなどで使われる、一見無秩序でカオティックな言葉の中にあるパターンや一定のルールをひも解き、人間の言語全般についての理解を深めていく。
また、手紙や印刷機、電話といったインターネット以前のメディアが言葉に与えた影響、方言などの共同体特有の言語とネットワークの関係、スペルチェックなどのソフトウェアがもたらす言葉の変容など、進化しつづけるテクノロジーと言語の変化との関連をさまざまな角度から紹介。
言語は人類にとって最も壮大なオープンソース・プロジェクトであり、インターネットはその言語に急速かつ興味深い方法で変化をもたらしている。オンラインコミュニティ上でおこなわれる会話は、次々に新しいスラングや専門用語を生み出し、目まぐるしいスピードで広まっていく。「弱いつながり」を多く生み出すことで言語の変化を早め、それがハッシュタグや面白動画がバズる現象にもつながっていると著者は述べる。
言葉とコミュニケーションの変容を見つめ、言語が持つしなやかな強さと柔軟さ、そしてなによりも言葉というものの面白さと興味深さを実感できる、革新的で希望にあふれた一冊!
ニューヨーク・タイムズほか米メディア各社が絶賛!
マカロックほど親しみやすい作家はいない。聡明で、気さくで、
おまけに彼女自身が誰よりも言語学の大ファンなのが伝わってくる。
ーー『ニューヨーク・タイムズ』
絵文字という謎の言語から、動物のミームの魅力まで、
あらゆる話題を深掘りし、デジタル時代の言語の進化をひもといている。
ーー『エスクァイア』
本書を読めば、インターネット上の粗野な言語が、たちまち目をみはる
ものに、そしてバグではなく価値ある仕様に思えてくるにちがいない。
ーー『ニューヨーク・タイムズ』
ユーモアとネコのミームがふんだんに詰まった魅力的な作品。会話の分析
から、今のわたしたちが知るメールの進化まで、幅広い話題の数々が、
…
第1章 カジュアルな書き言葉
第2章 言語と社会
第3章 インターネット人
第4章 口調のタイポグラフィ
第5章 絵文字とその他のインターネット・ジャスチャー
第6章 会話はどう変化するか
第7章 ミームとインターネット文化
第8章 新しい比喩
いまや世界中のあらゆる社会を支えるインターネットは、特定の国家や組織が管理・運営しているわけではありません。インターネットは、TCP/IPという技術の仕様にしたがって作られた機器やプログラムであれば自由に接続できる、オープンなネットワークです。
とはいえ、だれもが勝手気ままに自分の機器やネットワークを繋ぐだけでは、世界中を相互に接続するようなインターネットは実現できません。その裏では、さまざまな組織や人により、お金を伴う競争と協調の世界が繰り広げられています。
技術的な仕様の解説だけでは語れない、人と人を繋ぐネットワーク技術だからこそ立ち現れる生々しい舞台裏を、2020年代の日本のインターネットの大規模構造に影響をもたらした当事者たちへの取材とインタビューをとおして解き明かします!
第1章 ピアリングを巡る静かな戦い
1.1 インターネットはネットワークのネットワーク
1.2 ルーティングプロトコルとしてのBGP
1.3 ASを運用する組織と組織を繋ぐBGP
1.4 BGPの仕組みの基本
1.5 ポリシーで決まる経路
1.6 組織の力と対価がBGPの経路を決める
1.7 ピアリング
1.8 ピアリングのルール
1.9 なぜピアリングを行うのか?
1.10 デピアリング
第2章 データセンターとその立地
2.1 BGPルータは同一のL2セグメントで運用される
2.2 データセンターの価値は入居している事業者でも決まる
2.3 価値のある拠点は集中しがち
2.4 新たな拠点に参入するときに考えること
2.5 2010年代に大阪では何が起こっていたか(インタビュー)
2.6 堂島問題
第3章 IXとは何か? 国ごとに違うIX
3.1 みんなでBGPルータを繋ぐ場としてのIX
3.2 パブリックピアリングとプライベートピアリング
3.3 国や地域ごとに違うIX
3.4 日本のIX
3.5 NSPIXPが切り開いた日本のIXとピアリング(インタビュー)
3.6 商用IXの始動:JPIXから見た日本のインターネット(インタビュー)
3.7 もう1つの選択肢、JPNAPの誕生(インタビュー)
3.8 アジアを代表するIXとなったBBIX(インタビュー)
3.9 10年前のピアリング状況とコミュニティ活動によるIXの変化(インタビュー)
第4章 ピアリング相手の探し方
4.1 どこで誰とピアリングするか?
4.2 探し方いろいろ
4.3 GPFやPeering Asiaなどのピアリングイベント(インタビュー)
第5章 コンテンツ事業者の台頭
5.1 ハイパージャイアンツ
5.2 キャッシュサーバをどこに置くのか?
5.3 動画コンテンツによるトラフィックの増加
5.4 プライベートピアリングの増加
5.5 NTTドコモとピアリングする意味(インタビュー)
5.6 BIGLOBE が ISP 視点で見てきた日本のトラフィックの変化(インタビュー)
あとがき
発起人より
索引
Twitterに主に生息している「にゃるら」。あなたもTwitterばかりしていると「にゃるら」になってしまうかもしれないよ……。
オンラインでの試験は不正行為ができてしまうため,教員は学生の評価のやり方も,試行錯誤しながら進めています.本書では,オンライン授業の学習管理システム(LMS)を活用した,試験と学習評価の実践例を紹介します.1章では,海外の大学の事例を見て,評価は誰のため何のため行うのか,学習評価は,覚えた知識の再確認ではなく,課題解決能力や社会を改善していく力をいかに評価するかが重要と語ります.
メタバースを制すれば、望む未来はなんだって手に入る!
仮想空間を超えて現実世界でも魔法の世界へようこそ。
【内容紹介】
●第一章 メタバースの世界へようこそ
・メタバースとは何か
・メタバースの現在・過去
・ビッグプレイヤーの掲げる姿
・メタバースの今後を理解するために必要な知識
●第二章 メタバースは、あなたにどんな意味がある?
・世の中はどのように変わる?
・既存産業はどのように変わる?
・日常生活はどのように変わる?
●第三章 メタバースを先取りする
・メタバースで注目すべきテクノロジー
・メタバースでのマネタイズ
・メタバースとの付き合い方
第一章 メタバースの世界へようこそ
・メタバースとは何か
・メタバースの現在・過去
・ビッグプレイヤーの掲げる姿
・メタバースの今後を理解するために必要な知識
第二章 メタバースは、あなたにどんな意味がある?
・世の中はどのように変わる?
・既存産業はどのように変わる?
・日常生活はどのように変わる?
第三章 メタバースを先取りする
・メタバースで注目すべきテクノロジー
・メタバースでのマネタイズ
・メタバースとの付き合い方
リス、カメ、トナカイ、ゾウ、クジャク、ウサギたち…こんなゆかいな動物たちと一緒に、IT社会のしくみをきちんと知ることで、楽しく安心・安全に暮らしていこう! 一見難しそうなしくみをていねいに、会話でやさしく解説します。
本書では動物たちがおしゃべりしながら具体的なしくみを解説しているので、会話を読んでいくだけで知識が身についてしまいます。基本から学んでみたい、あるいは学び直したい親御さんから子供さんまで、幅広く楽しんでお読みいただける内容になっています。空き時間に、肩の力を抜いて気楽にリラックスして読める、おすすめの1冊です。
◆第1章 つながる - ネットワーク
1-1 つなぎたい! - インターネット
【コラム】画像生成AI(1)
1-2 見たい! - Webページ
1-3 知りたい! - Web検索
1-4 届けたい! - メール
1-5 交流したい! - チャットやSNS
1-6 顔を見て話したい! - Web会議
1-7 盛り上がりたい! - 動画や音楽の配信
◆第2章 くむ - プログラミング
2-1 動かしたい! - プログラム
2-2 組みたい! - プログラミング
◆第3章 まもる - セキュリティ
3-1 あふれる! - バッファオーバーフロー
3-2 ようこそ! - ログイン
【コラム】画像生成AI(2)
3-3 知られたくない! - パスワード
3-4 潜んでいる! - マルウェア
3-5 応答がない! - DoS攻撃
【コラム】チャットAI(1)
3-6 ファイルが読めない! - ランサムウェア
【コラム】チャットAI(2)
◆第4章 わかる - スーパーコンピュータ/AI
4-1 ここがすごい! - スーパーコンピュータ
4-2 遊び相手が欲しい! - ゲームAI
4-3 まるで本物! - GAN
◆第5章 しはらう - 電子決済/暗号通貨
5-1 手軽に支払える! - 電子決済
5-2 みんなで宝探し! - 暗号通貨
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