あの日の私を守るために食べてしまう。
そんな自分を愛したいけど、愛せない。
レイプ、過食、嘔吐、超肥満、差別、同情……。
少女時代から作家になっても続く苦悩と辛酸の日々。
『バッド・フェミニスト』を超えた
骨のきしむような回顧録!
ニューヨークの路地裏で小さな私立探偵事務所を営むジェシカ・ジョーンズ。どこにでもいる平凡な外見の彼女には、もう一つの顔があった。彼女はスーパーパワーの持ち主だったのだ。彼女はなぜ、コスチュームを捨てたのか。彼女の過去には何があったのか。謎めいた過去を秘めたジェシカを、さらなる闇が呑み込んでいく。ドラマ化で話題の新感覚のクライムコミック、ここに登場。
政治・社会を大胆に変革した振興ブルジョワジーの破竹の勢いは、芸術という感性の世界に逢着する。王侯・貴族とのせめぎあいの中から、荒削りで粗野な趣味が、近代芸術へと洗練・変貌するダイナミズムを多角的・緻密に描く。P・ゲイ文化史学の到達点。
「アサシンクリード」の新たな歴史を紡ぐ幕末日本を舞台にした完全オリジナル小説。16歳の司馬篤湖は侍の父を持ち、将来を嘱望される兄に憧れている。嫁入りしていてもおかしくない年頃だが、侍を夢見て刀を振り、稽古に明け暮れる毎日を過ごしてきた。1867年11月9日、大政奉還によって江戸幕府はその幕を閉じたものの、ほどなくして旧幕府勢力と新政府が京都で激突。日本史上最大の内戦とされる戊辰戦争が勃発し、父と兄も徴集される。その背中を追うようにして、篤湖も戦いの場に身を投じる。だが、待ち受けていたのは、英仏の思惑が錯綜する陰謀だった。戦の背後で、天皇に与するテンプル騎士団と幕府を支持するアサシン教団が鎬を削っていたのだ。国を蝕む野望を眼前にした篤湖は、己の天命を理解した。家族を、そしてこの国を守る。決意を胸に篤湖は立ち上がる。手にした刀、勇気、そして兄妹の絆を武器にー。
環境共生、人間共生、多文化共生など、「共生」に関するさまざまな個別研究が広がるなかで、「共生学」という新たな学問の開拓に挑戦する。「他者との出会い」「グローバリゼーション」という基礎的概念から出発し、高齢者、食と健康、フェミニズムと地域史、性教育と学校、国際協力、宗教と科学技術をめぐる共創、災害復興とボランティア、死者、潜在的な他者、植物といった共生にまつわる諸課題への実践を包含・体系化し「共生のフィロソフィー」「共生のサイエンス」「共生のアート」として整序する。大阪大学大学院人間科学研究科が宣言する「共生学」とは何か。『共生学が創る世界』(2016年刊)発展編。
はじめに
序章 私たちが考える共生学
第1部 共生学とはなにか
第1章 共生の相互作用的基盤とはなにかー違和感、不快感と不断の交渉
第2章 「共生」の位相を巡る思想史ー小さな物語の横溢?大きな物語の欺瞞?
第2部 今を生きる
第3章 「地域共生社会」の再検討ー高齢者を起点とする多世代共生の実践
第4章 フィールド栄養学からみた食と健康ーインド・ヒマラヤ高地の遊牧民と難民を事例として
第5章 戦時性暴力と地域女性史ーフェミニズムが支えるスピークアウト
第6章 なぜ子供たちが知らないままでいることを望むのか?-学校で包括的性教育を実施することの困難とその解決に向けて
第3部 ともに生きる
第7章 国際的支援と住民の自助を再考するーケニア・スラムの無認可私立学校を事例として
第8章 共生社会に向けての共創ー宗教と科学技術による減災のアクションリサーチから
第9章 共生のグループ・ダイナミックスとその技法ー中越地震からの復興過程を通して
第4部 さまざまな共生のかたち
第10章 死者との共同体ー記憶の忘却と存在の喪失
第11章 消滅というリアリティに向き合うー非人間的な存在とのかかわりをとらえなおす
第12章 共に治すー人新世における人間と植物の共生をめぐって
補論 共生学はどこからきて、どこにむかうのか
おわりに
執筆者紹介
ちいさなあかいしゃしょうしゃは、いつもいちばんうしろをはしります。「ぼくもせんとうをはしるくろいきかんしゃのようにこどもたちにてをふってもらいたいな」
コンピュータでテキストを日常的に操作する人のために、正規表現について知るべきあらゆることを網羅。最初の3つの章には、役立つツールと基本的な知識をまとめてあり、正規表現を使うための基礎的な技能を身に付けられます。その後の各章では、テキスト処理の領域を深く掘り下げながら、さまざまな正規表現のアイデアと実例を合わせて示しています。また、Perl、Ruby、Python、JavaScript、Java、PHP、C#、VB.NETという8種類の言語を取り上げて、それぞれに対応した正規表現を紹介しているのも本書の特徴です。
きょうはクリスマス。くまくんはともだちみんなをパーティーにごしょうたい。だけど、じゅんびがなんにもできていない!?みんなもくまくんといっしょにクリスマスにひつようなものをさがしてもらえますか?とってもたのしいクリスマスアイテムさがしえほん。
本書は、洞窟の壁に描かれた大昔の絵から、コンピューターやスマートフォンのカメラを使って制作した画像まで、さまざまな「絵」の歴史を巡る旅へと私たちを連れていってくれます。ベストセラーとなった『絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで』をもとにして、芸術家のデイヴィッド・ホックニーと作家のマーティン・ゲイフォードが、より親しみやすくわかりやすい言葉で、絵について語り合いました。ローズ・ブレイクのイラストも、ふたりの会話をより楽しいものへとしてくれています。子どもから大人まで、絵の歴史を楽しく理解できる一冊です。
本書は、ホックニーと、長年の友人で協力者でもある美術批評家のマーティン・ゲイフォードとのあいだで交わされた膨大な会話やメールのやりとりをもとに執筆された。彼らのやりとりに加え、ホックニーがノルマンディーを描いたiPadによるドローイングや絵画の未公開の新作から選りすぐった作品の数々、そしてゴッホ、モネ、ブリューゲルなどの作品が本書を彩る。
激しい怒りの感情、強い抑うつ感や不安な気分は、境界性パーソナリティ障害(BPD)をもつ人に共通してみられる。これらの感情にどう対処したらいいのか。
本書は、BPDをもつ人が日々格闘しているいろいろな苦闘に対する具体的な対処法を53の場面で紹介し、解決策を提供する。本書に述べられている弁証法的行動療法やマインドフルネスの技法を用いると、強い感情や気分をやわらげ、自己破壊的衝動を防ぐことができる。本書は、当事者がいつでも参照できるコーチ役のガイドブックである。
読んであげるならおよそ2才くらいから。
ヨハネの黙示録に記されたハルマゲドンを実現すべく、この世を滅亡させることになる赤ん坊を、うっかり屋の悪魔クロウリーが人間世界の赤ん坊とすり替えた。しかし11年後、様子を見に戻ってみると、なぜか子どもがいない!クロウリーはお人好しの天使アジラフェールとともに、子ども捜しに乗り出すが…。鬼才ゲイマンが英国ファンタジー界の大御所プラチェットとともに放つ、抱腹絶倒のブラック・ユーモアファンタジー。