日本におけるフェミニズム運動のパイオニア世代の三人が、個人史の軌跡を時代の中に位置づけて語る。草創期の女性史・女性学の熱気、学生運動や「慰安婦」問題との関わり、異性愛者としての立ち位置、そして老いつつある自らの経験と死について。後に続く世代に残す、貴重な歴史的証言。
★仕様/特典
■CD2枚:30曲以上収録
稀代のプロデューサー/ミュージシャン、“佐久間正英”作品集!
■ミュージシャン、プロデューサー、として日本のロック・ポップス界に長きに渡り多大な実績を築いている
「佐久間正英氏」の作品集!
佐久間正英氏は、1970年代初頭から「四人囃子」「PLASTICS」のメンバーとして音楽活動をスタート、
「P-MODEL」のアルバムプロデュースを手がけたのち、現在に至るまで数え切れない程の作品をプロデュース。
今年8月にスキルス性胃癌発症を公表しながら、術後もライブ、スタジオワーク、大学講義など、精力的な活動を続けている。
今作は佐久間氏がこれまで手がけた膨大な作品の中から、佐久間氏自らが選曲した、30年余年に渡るロック・ポップスの
ヒット曲/エポックメイキングな楽曲/アーティストが満載の内容に!
■時代を彩る豪華作品群と新録曲「Last Days」、計30曲以上を収録!
BOOWY「Dreamin’」、Judy And Mary「そばかす」、氷室京介「Summer Game」、エレファントカシマシ「今宵の月のように」、
GLAY「HOWEVER」、くるり「東京」、N’夙川BOYS「プラネットマジック」など、70年代後期から2010年代までの各時代を彩った
多数のメガヒット曲と、「大好きなTAKUYAと一緒にこの作品を仕上げたい」という一心で書き上げた新曲「Last Days」を
佐久間氏自身もベース/ギターで参加し、TAKUYA(Vo.&G.)、屋敷豪太(Dr.)、生田絵梨花(Pf)、佐久間音哉(Key.)と共に
レコーディングし、作品の最後に収録した、計30曲以上をCD2枚に収録!
メーカーの垣根を超え、収録シングルだけでも計300万枚を超える売上を誇る、まさに日本ロック・ポップス史の軌跡そのもの!
<収録内容>[DISC1]
1.BOOWY「Dreamin ’」
2.THE STREET SLIDERS「Angel Duster」
3.UP-BEAT「KISS IN THE MOONLIGHT」
4.THE BLUE HEARTS「キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)」
5.dip in the pool「Miracle Play 天使が降る夜」
6.氷室京介「SUMMER GAME」
7.筋肉少女帯「暴いておやりよ ドルバッキー」
8.SCANCH「12月はいつもレイン」
9.黒夢「feminism」
10.JUDY AND MARY「そばかす」
11.エレファントカシマシ「今宵の月のように」
12.GLAY「HOWEVER」
13.くるり「東京」
14.NiNa「Happy Tomorrow」
15.The d.e.p「Mr.No Problem 」
16.175R「空に唄えば」
17.N'夙川BOYS「プラネットマジック」
[DISC2]
1.遠藤賢司「東京ワッショイ」
2.P-MODEL「美術館で会った人だろ」
3.PLASTICS「COPY ('79 UK Version)」
4.SKIN「ヴァージン・コンプレックス」
5.はる「むらさき」
6.RAZZ MA TAZZ「Private Eyes」
7.早川義夫「ひまわりの花」
8.エレキブラン「なんかいいこと」
9.ROBOTS「コイビト」
10.CURIO「君に触れるだけで」
11.BY-SEXUAL「DEEP KISS」
12.PIERROT「壊れていくこの世界で」
13.cune「クローバー」
14.オーノキヨフミ「ショッキングエクスプレス」
15.雅ーmiyavi-「陽の光さえ届かないこの場所で feat.SUGIZO」
16.ウラニーノ「ダンボールに囲まれて」
17.Masahide Sakuma「Last Days」(★新録曲)
セックスワーカーは男の「排泄の道具」なのか。
売春の是非を中村うさぎが風俗嬢から学者までと語り合い考える。
はじめに●なんとなく「風俗はダメでしょ」と思っているすべての人へ
PART1●なぜ彼女たちは風俗嬢として生きるのか?
風俗嬢ぶっちゃけ座談会
電マ大好きイケメンから、80歳のおじいちゃんまで。
風俗とは男にとってのディズニーランドだ!
現役風俗嬢アンケート 中塩智恵子
風俗嬢聞き書きメモ2000年〜2016年
対談 中塩智恵子×中村うさぎ
風俗嬢たちを蝕むイジメや性的虐待の過去。
売春には根深い社会の問題が潜んでいる
対談を終えて
男性優位社会の一番の被害者が
男性である限り、セックスワーカー差別は
なくならないのかもしれない
寄稿 中塩智恵子
レイプに中絶。風俗の犯罪化が
風俗嬢を危険に晒す
対談 神田つばき×中村うさぎ
女としての性的な価値が知りたい!
ママは39歳でAV女優
対談を終えて
母が女を取り戻すと、社会の制裁が下る!
寄稿 畑野とまと
セックスワーカーは女だけじゃない!
トランスジェンダー風俗嬢の現場レポート
PART2●セックスワークをなくせば女たちは救われるのか?
対談 坂爪慎吾×中村うさぎ
障碍者の「性」に向き合うことで
売春を福祉の言葉で書き換える
対談を終えて
この社会からこぼれ落ちた人々を
セックスワークが救う、という可能性
対談 開沼博×中村うさぎ
「漂白される社会」は、
本当に住みやすい社会と言えるのか?
対談を終えて
個人の「幸福」や「居場所」は
他人が口出しすることじゃない
PART3●性の売買は何故、「穢れ」と見做されるのか?
対談 伏見憲明×中村うさぎ
「性を売ること」へのタブー感は
どこから生まれているのだろう?
対談を終えて
フェミニズムのパターナリズム。
「性の解放者」が「性の抑圧者」になった
対談 佐藤優×中村うさぎ
売春をすると魂が毀損されるのか?
売春反対派にタブー視の理由を聞く
対談を終えて
個人の快・不快を社会的善悪に置き換えることの危険性
「終わりに」に代えて
支援者リスト
編著者プロフィール
キリスト教は女性をどのように眼差してきたのか。ミートゥー運動に象徴される、現代の「男女同権」を目指すフェミニズムとは異なり、ヨーロッパにはカトリックを起源とする「もう一つのフェミニズム」の水脈があった。聖母マリア、マグダラのマリアに始まり、中世修道院の女性たち、異端として処刑されたジャンヌ・ダルク、国と宗教を超え崇敬される現代の聖女マザー・テレサまで、キリスト教における女性への差別と崇敬の歴史を明らかにする。
●春の映画、百科繚乱!“女たちの絆”がキーワード
映画界でもフェミニズムの意識が高まり、女たちの絆や団結をテーマにした話題作が続々と公開される春。
魅力的な公開作の中から、大人の女性におすすめする新しい時代の必見作を厳選してピックアップ!
●決定版! これが私たちのスタンダード フレンチシック白書
毎シーズン発信されるトレンドの中に、「これは自分の定番スタイルにしたい!」と思うことはありませんか?
この春のおすすめはやっぱりフレンチシック! エルが提案するアイテム、スタイル、ルール集など、
あなたらしく輝けるTIPSをお届けします。
●量よりアイデアでスタイルを完成!サステナ・ガールの着まわし31Days
ファッション大好きだけど、新シーズンの服を買うなら少しでも環境のことを考えているアイテムを着たい。
おしゃれも仕事も楽しみながらハッピーに都会をサバイブするサステナブルライフをご提案。
●モトーラ世理奈の春メイク7Days
冬からガラリとバランスが変わった春メイク。シーンごとにどんなメイクを楽しめばいい?
今、大注目のItガールのモトーラ世理奈さんが限られたメイクアイテムで7つの顔に大変身!
●俳優 門脇麦の素顔
2019年エル・シネマアワード「ベストアクトレス」賞を受賞、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』では
ヒロイン・駒を演じ、話題作への出演が絶えない俳優、門脇麦。彼女のまなざしと魂を、写真家、高橋恭司が撮る。
●世界No.1シェフの新たな挑戦
イタリア人として初めて「世界のベストレストラン50」首位に上り詰めた情熱の人、マッシモ・ボットゥーラ。
NGO「フード・フォー・ソウル」を立ち上げ、世界が抱える大きな課題に挑むことを決意した
ソーシャル・ガストロノミーの牽引者だ。彼の原点である「食材と人への愛」について自らの言葉で語りたいと、
エルの取材に応えてくれた。
●写真家・森山大道が撮る!不滅のスターの輝き 木村拓哉という存在
世界的写真家と日本を代表するスターの初顔合わせが実現!撮影が行われたのは、
2020年が明けて早々の新宿ゴールデン街。混沌としたこの街を舞台に数々の作品を生み出してきた
森山大道が希代のスター、木村拓哉の現在を切り取るスペシャルなストーリー。
韓国において「革命的」といえるほど大きな盛り上がりを見せた#MeToo 運動。その根底に流れる理論と実践を提示。韓国フェミニズムの現在に対する批判的な分析は、日本のフェミニズム・ジェンダー状況を対比的に浮き彫りにする。
まえがき ── 日常の革命、#MeTooの政治学
まえがきの執筆を繰り返しながら/『被害と加害のフェミニズム』から『#MeTooの政治学』まで/男性文化と労働市場 -- #MeTooの背景/#MeTooとジェンダー/安熙正事件の 意味/#MeToo、ジェンダー暴力、性的権利/フェミニストの知識創造
あの男たちの「女性問題」-- 韓国の進歩的男性権力者の#MeToo運動に対する理解(権金ゲン怜)
「工作」したのは誰か/誰が何のために裁かれているのか/「どうすれば地位が他者の人権を奪えるのでしょうか?」という意味不明な文章/存在する権力は必ず行使される/陣営論のロジックーー問題提起を妨害する最も効果的な方法/「女性問題」という枠組み/ おわりに
女性に対する暴力と#MeToo運動(鄭喜鎭)
父の道具、そして「ささやき」/犯罪通報が革命である社会/加害者によって左右される争点 /男性と女性の「恣意」は同じではない/認識論としてのジェンダーの地位/ジェンダー社会で「不可能な#MeToo」/男性社会が選別する被害者/男性の新たな「性役割」は自らに対する責任感
春香には性的自己決定権が必要だった(橌砦イン)
はじめに/成春香と卞学道に聞きたい二つのこと/春香が守ろうとしたのは貞操ではない/卞学道は性欲を満たせなかったことに怒ったのではない/貞操では誰も救えない・れにもかかわらず、刑法には「貞操権」が入った/貞操権を超えて性的自己決定権へ/誰のための「抵抗」か/「同意」に必要なのは「拒否する権利」ではない/おわりに
ジェンダー概念とジェンダー暴力(ルイン)
トランスジェンダー・クィアの視角で見たジェンダー暴力の意味/「ブランドン・ティーナ/ティーナ・ブランドン」のカテゴリーを取り巻く論争/セックス‒ジェンダーの必然的関係に対する批判
/ トランスジェンダー・クィアとジェンダー/ジェンダー認識と、トランスジェンダー・クィアが受ける暴力の性格/ジェンダー暴力とジェンダー競合(Gender Dysphoria)連続体/トランスジェンダー・クィア連続体/トランス・フェミニズムに向かって
MeToo運動とフェミニズムの「大衆化」-本書の解説に代えて(申キ榮)
フェミニストで魔女でもある筆者が、フランスのジャンヌ・ダルクやアイルランドのアリス・キットラーゆかりの地から、イタリア・ボローニャのタロット美術館、ロンドンのチェルシー薬草園、アメリカのセイラムまで、魔女狩りの歴史を持った土地を訪ね、魔女たちが辿った残酷な運命とその土地の現在を紹介し、「魔女狩り」とは何であったのかを明らかにする。
フェミニズムが恐怖を引き起こすのも無理はない、
連帯したわたしたちは危険なのだから。
フェミニストとして生きるということは、その言動で他人の喜びを奪い、うんざりさせる存在になることかもしれない。それでも闘おう、ともに。あなたの存在と身体で。現代フェミニズムの最前線で注目される書き手が、自身の経験と魅力的な言葉の数々で呼びかける、連帯への挨拶。巻末にフェミニストとして生きるための10の道具解説と、マニフェストを収録。
◎目次
イントロダクション フェミニズム理論を家に持ち帰る
第一部 フェミニストになるということ
第一章 フェミニズムはセンセーショナル
第二章 方向づけられることについて
第三章 わがままさとフェミニストの主体性
第二部 ダイバーシティ・ワーク
第四章 変革を試みる
第五章 質問の的となること
第六章 レンガの壁
第三部 結果とともに生きる
第七章 壊れやすいつながり
第八章 フェミニスト・スナップ
第九章 レズビアン・フェミニズム
結論その一 キルジョイ・サバイバル・キット
結論その二 キルジョイ宣言
訳者あとがき
謝辞
参考文献
人名索引
イントロダクション フェミニズム理論を家に持ち帰る
第一部 フェミニストになるということ
第一章 フェミニズムはセンセーショナル
第二章 方向づけられることについて
第三章 わがままさとフェミニストの主体性
第二部 ダイバーシティ・ワーク
第四章 変革を試みる
第五章 質問の的となること
第六章 レンガの壁
第三部 結果とともに生きる
第七章 壊れやすいつながり
第八章 フェミニスト・スナップ
第九章 レズビアン・フェミニズム
結論その一 キルジョイ・サバイバル・キット
結論その二 キルジョイ宣言
訳者あとがき
謝辞
参考文献
人名索引
SNSによって変わるフェミニズム、フェミニズムによって変わる社会
アメリカで活動する300のグループを調査した、現代フェミニズムの熱気を伝える最新の研究。
「Me too」運動に代表されるように、現代のフェミニズムはインターネット、特にSNSを舞台に盛んになっている。ネットの世界にとどまらず、現実社会をも動かす大きな力になっているそのムーブメントはいつ生まれ、何を訴え、いまどのようになっているのか。本書では、インターネットを使ったフェミニズム運動が盛んな現代アメリカで活動する300のグループを調査。「参加型政治」と「インターセクショナリティ」を理論軸にその活動を分析し、多様な運動の本質に迫る。
◎目次
謝辞
第一章 オンライン・フェミニズムーー背景とアプローチ
第一節 なぜオンライン・フェミニズムが重要なのか?
第二節 ポスト・フェミニズム時代のアメリカとオンライン・フェミニズム
第三節 方法論ーーインターセクショナリティと参加型政治
第二章 フェミニズムとインターネット
第一節 テクノロジーとの出会い
第二節 インターネットと参加型文化
第三節 ソーシャルメディアと第四波フェミニズム
第三章 ソーシャルメディアで広がるフェミニストの世界
第一節 フェミニスト・グループのオンライン使用概観
第二節 情報提供型グループとマイクロ・ポリティックス型グループ
第三節 視覚化するフェミニズム
第四章 ハッシュタグでつながるフェミニズム
第一節 ハッシュタグ・フェミニズムと参加型政治
第二節 フェミニスト・パフォーマンスと文化創造
第三節 ハッシュタグ・フェミニズムとインターセクショナリティ
第四節 ハッシュタグ・フェミニズムが広げる男性参加
第五章 ウィメンズ・マーチにおけるソーシャルメディアとクラフティヴィズム
第一節 ウィメンズ・マーチとソーシャルメディア
第二節 クラフティヴィズムとしてのプシーハット・プロジェクト
終章 フェミニズムの課題ーーそして未来へ
長いあとがきーーコロナ禍のフェミニズム
資料 本書で観察を行なったフェミニスト・グループ
参考文献
必要なのは、「包摂」や「多様性」による改修ではなく、解体だ。白人女性の利益のためにマイノリティを抑圧し、差別構造を利用してきたホワイト・フェミニズムと、それに対抗し、黒人、先住民、クィア、トランスジェンダーなどのマイノリティ女性たちが実践してきたインターセクショナル・フェミニズムの歴史を活写する。
男女平等をうたいながら、性差別的な言葉や行為に満ちた学校空間。差別と抑圧を超え、自己を解放する力をもたらすために教育に何ができるのか? 性差別の再生産を止め、既存の権力関係に変化をもたらそうとする新しいフェミニズム教育論!
[目次]
序章
第1章 フェミニズムとフェミニズム教育
1 権力をめぐるフェミニズムの考え方
2 構造としての権力関係への対応の仕方
3 女性学の誕生とその教育実践
4 フェミニズト・ペダゴジーによる権力関係への対応と失敗
5 権力関係の構造を変えるには
第2章 ポストフェミニズムにおける女性の主体性
1 頭のなかの得体のしれない力
2 ポストフェミニズム
3 ポストフェミニズムと新自由主義の共鳴
4 ポストフェミニズムの主体性
5 「作者とは何か」
第3章 学校教育のなかの二重基準と二重意識
1 学校がもたらす二重基準
2 二重基準への対応
3 W・E・B・デュボイスの論じた黒人の「二重意識」
4 学校現場の女性たちの二重意識
5 ハラスメントの構造ーー二重基準のあらわれ、そして二重意識を生み出すもの
6 バックラッシュと性差別ーー変化への抵抗
7 どちらの自己を養うのか
第4章 性差別はそこにあるのに、私たちはみんな見えなくさせられている
1 男子は落ちこぼれていない
2 リベラル・フェミニズムの教育研究
3 「男とか女とかことさら取り立てない」という学校文化
4 フェミニズムの意識を持つ教師
5 女子生徒たちの「抵抗」とポストフェミニズムとのつながり
第5章 困難な「セーフ・スペース」づくり
1 意識化
2 「習慣」の力
3 セーフ・スペース
4 権力が聞きたいことを繰り返す
5 女の語りは疑われる
第6章 情動のフェミニズム教育
1 身体を通じたコミュニケーション
2 エロスと情動
3 情動が伝わる教室環境
4 予測不可能なことを教室にもたらす情動
5 情動のコミュニケーションを習慣化する
終章
フェミニズムとは、女の解放を意図しながら、「女」と位置付けられている者以外にフェミニズムを開いていくこと──最良の入門書であるとともに、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。(解説=岡野八代)
はじめにーーいまフェミニズムを書くことについて
1 どこから来て、そしてどこまで来たのか
前=啓蒙主義の時代
錯綜性と矛盾の胚胎
初期の女性運動ーーセネカ・フォールズ大会の場合
第一波フェミニズムと「ドメスティック・イデオロギー」
第二波フェミニズムとマルクス主義
ジェンダー
ラディカル性と連帯意識
本質主義
精神分析に対する両面的なアプローチ
セクシュアリティ
2 どこへ行くのか
第1章 身体
1 身体的性差という虚構
2 〈女のエクリチュール/身体〉のアポーリア
3 形態論をめぐるフェミニズムの可能性
第2章 慣習
1 ジェンダー化され、ジェンダー化するハビトゥス
2 ホモソーシャルな公的領域
3 ポスト・ファミリーに向けて
第3章 グローバル化
1 境界によって分断される女
2 他者性の呪縛
3 グローバル化とフェミニズム
3 基本文献案内
あとがき
対談 親密圏と公共圏の〈あいだ〉--孤独と正義をめぐって……………齋藤純一・竹村和子
解説 未来からもたらされた、フェミニズム……………岡野八代
フェミニズムは今、何を議論すべきか。資本主義が変容した社会で起きている新たな課題とは。次の理論形成へ向けて、第一線の研究者が集結!
これは現代に待ち望まれた小説である。男と女の問題が、かつてないスケールで考察されている。真摯に愛を探究するすべての人のためにこの物語は書かれた悪夢と幻想の女性優位社会。
特集テーマは「都市・建築・コスモロジー」である。敗戦の焼跡を彷徨しつつ、今日の東京を想像し得たものがいたであろうか。人間の想像力はいかに貧困なことか。しかし、今、東京という都市を動かしているデモンは何か。まさに想像を絶した異形の怪物が裏面の舞台を跳梁しているドラマがそこに展開されているのかも知れない。記号論の出番である。
急成長した若い集団。そのパワーの源泉はミーイズムであった。事件を生んだ企業人意識のインサイド・レポートと変わりつつある日本社会。