最高の音で楽しむために!
幻の名作、復刊!「詩人」ボブ・ディランの原点がここに!
最高の音で楽しむために!
入門者からマニアまでレコード愛好者は必読【特集】 レッド・ツェッペリン『フィジカル・グラフィティ』
昨年スタートし、世間を大いに沸かせたレッド・ツェッペリンの最新リマスタリング・シリーズ。すでに『聖なる館』までの5作が発表されましたが、いよいよ今回は自らが設立したスワン・ソング・レーベルからの第1弾となる代表作『フィジカル・グラフィティ』が登場します。話題の未発表音源集“コンパニオン・ディスク”の内容紹介はもちろん、オリジナル・アナログ盤の音質比較や大作「カシミール」の解析、そして絶頂期を迎えていた75年のライヴ活動まで、当時の魅力をあますところなく検証します。
■ 『フィジカル・グラフィティ』オリジナル盤の“深い森”を探検!(真保安一郎/紙ジャケ探検隊)
■ トータリティの高さと多面性を両立させたあふれ出るまでの創作力(大鷹俊一)
■ 音楽論(1) 70年代初頭の録音すら成熟して聞こえる三つの理由(松井巧)
■ 音楽論(2) 「カシミール」とアナザー・ワールド(松山晋也)
■ 全曲ガイド(小山哲人)
■ 『フィジカル・グラフィティ〜スーパー・デラックス・エディション』解説(犬伏功)
■ 「カシミール」にのぞき見た“時間と空間の旅人”(山崎智之)
■ ジャケットのアートワークに使われたアパートとニューヨーク(長谷川町蔵)
■ 1975年のライヴを徹底検証!(伊藤秀世)
【特集】 ボブ・ディラン『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』
ボブ・ディランのオフィシャル・サイトで突如、「フル・ムーン・アンド・エンプティ・アームズ」の音源が発表されたのは昨年の5月14日でした。それから“ブートレッグ・シリーズ”の『ベースメント・テープス』を挟み、ようやく新作アルバムがリリースされることに。噂されていたように、フランク・シナトラがかつて取り上げたことのあるスタンダード・ナンバーを集めたこのアルバムは、ディラン作品にしては意外なものかもしれません。しかし、ルーツ音楽と同じく、アメリカ音楽の重要な側面であるスタンダード曲へのディランの興味は、これまでもさまざまな局面で見られてきたのです。70歳を越えたディランならではの味が凝縮されたこの新作をじっくりと味わってみましょう。
■ 対談〜シナトラとディランはストーリーテラーとしての資質がすごく近いんじゃないかな(萩原健太×湯浅学)
■ 全曲ガイド(宇田和弘)
■ これまでの作品から見えてくる“ディランとジャズ”(鈴木カツ)
入門者からマニアまでレコード愛好者は必読【特集】 最新型キング・クリムゾンへの軌跡
キング・クリムゾンが来日し、圧倒的な熱演を聞かせたのはつい先日のこと。3台のドラムを中心にしたラインナップでの今回のツアーでは、1970年代の名曲も大幅に取り入れたセットリストで、これまでにない姿を見せています。来日公演で明かされた最新型のクリムゾンとは一体どういうものなのか、90年代に『VROOOM』『スラック』で復活してから現在までに至る彼らの軌跡を、『スラック』ボックスの検証を交えつつ辿ります。
■ 2015年来日公演リポート(大鷹俊一)
■ 非懐古的──その志向は進化と深化(鳥飼否宇)
■ 繰り返される復活の果てに到達した、前人未踏の7人編成(坂本理)
■ キング・クリムゾン・ディスコグラフィー 1993-2015
オリジナル・アルバム/ライヴ・アルバム(松井巧)
シングル/編集盤収録曲(松井巧)
DGMライヴ(原啓一)
第5期以降の重要ライヴ映像(赤岩和美)
■ 0へと向かう実験場──プロジェクト・シリーズを整理する(赤岩和美)
■ 『スラック』全曲ガイド(小山哲人)
■ 『スラック 40周年 K2HD HQCD+DVDオーディオ・エディション』解説(武田昭彦)
■ 『スラック 40thアニバーサリー・ボックス』解説(石川真一)
■ 『ジ・エレメンツ・オブ・キング・クリムゾン』解説(石川真一)
■ 来日メンバー名鑑(舩曳将仁)
【特集】 リイシュー・アルバム・ベスト10/5
2015年も続々と世に出た大型ボックス。ボブ・ディラン<ブートレッグ・シリーズ>最新作の18枚組コレクターズ・エディションのような、超重量級アイテムまで登場しました。一方で、ザ・ソウル・スターラーズのサー・レーベル全音源集や<プログレッシヴ・ロック生誕45周年記念>シリーズ、<レット・イット・ロック! >シリーズなど、痒いところに手が届く再発盤や編集盤も多数リリースされました。さらに、最新技術が駆使されたビートルズの魅力的な映像集まで…。技術の革新は、蒐集家たちをますます悩ませるのでした。
□ 私の収穫2015
コレクター総勢31名が2015年に手に入れたレコードの中から最強の逸品をご紹介
ほか
入門者からマニアまでレコード愛好者は必読【特集】 大滝詠一『DEBUT AGAIN』
大滝詠一が1980年代に松田聖子、薬師丸ひろ子らの女性アイドルや、小林旭、森進一ら歌謡界のヴェテラン、以前から交流のあったラッツ&スターに提供した作品には、ヒットした曲も多く彼らの代表作といえるものが数多くありました。今回、広く知られているこれらの作品を、なんと大滝自らが歌った音源が見つかりました。作者ならではの味わい深いヴォーカルが聴ける、本人が歌ったアルバムとしては32年ぶりという待望の作品集の登場です。
■ 鈴木雅之 インタヴュー〜大滝さんの作品を歌いたいというのは、アマチュアの頃からの夢でしたから(能地祐子)
■ 32年ぶりの“ニュー・アルバム”ができるまで(島村文彦)
■ せつなさと諧謔のはざまで──大滝詠一の歌声をふり返る(北中正和)
■ 『DEBUT AGAIN』全曲ガイド(萩原健太)
■ 『DEBUT AGAIN』クロス・レヴュー(木村ユタカ、鈴木啓之、武田昭彦、安田謙一)
【特集】 ビーチ・ボーイズ『ビーチ・ボーイズ・パーティ』
1964年のビーチ・ボーイズは、ツアーに明け暮れながらも4枚のアルバムを発表。そんな過酷な状況から抜け出して曲作りに専念したかったブライアン・ウィルソンは、同年末にツアーから離脱すると、65年に『トゥデイ』『サマー・デイズ』、66年には『ペット・サウンズ』といった名作を生み出していきます。唯一、65年の『ビーチ・ボーイズ・パーティ』はカヴァーも多くリラックスした内容に見えましたが、実は周到に計算された作品でした。拡大版“アンカヴァード・アンド・アンプラグド”と共に、その実体を解明していきます。
■ ビートルズやボブ・ディランの曲までをカヴァーした、全米6位のヒット作(中村彰秀)
■ 全曲ガイド(青山陽一)
■ 『ビーチ・ボーイズ・パーティ〜アンカヴァード・アンド・アンプラグド』解説(鰐部知範)
ほか
50年の時を経て、遂に1966年のツアーのライヴがベールを脱ぐ。
発売になるのは、1966年のツアーの模様で、22公演の音源がまとめられたBOXセット。
66年はアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパを5月末まで廻っていたが、レコーディング並びにフィルム撮影がされており、
そうした素材が今回36枚のCDになって蘇る。当時のディランはアコースティックとエレクトリックの2部構成でライヴを行っており、
フォーク信者によるエレクトリック・セットへのブーイングはすさまじく、その様子は永らく伝説として語られてきた。
そんな時代のドキュメントとしても価値ある作品が遂に登場する。尚、エレクトリック・セットのバックを務めるメンバーは、
後にザ・バンドとしてデビューを果たす。
ロックを中心に世界の最新の音楽を鋭く評論【特集】 文学としてのボブ・ディラン
10月13日に報じられたボブ・ディランにノーベル文学賞が授与されるというニュースは、世界に衝撃を与えた。ミュージシャンが同賞を受けるのはもちろん史上初。それゆえに賛否両論が飛び交った。彼の作品が文学として評価されたポイントはどこなのか。そもそもボブ・ディランとはどのようなアーティストなのか。一気にその深淵に触れる緊急特集!
■ 歌ありて、という詩人であること(小倉エージ)
■ ボブ・ディランはディランを発明しつづける(みうらじゅん×湯浅学)
■ 活動の軌跡──“概念”から逃げてきた“謎の男”(和久井光司)
■ 文学よ、“feel”の声を響かせよ──詩人ボブ・ディランとは(堀内正規)
■ ボブ・ディラン わたしの一曲(青山陽一、あがた森魚、市川紗椰、浦沢直樹、遠藤賢司、おおはた雄一、大和田俊之、岡田拓郎、奥田英朗、金子勝、KUMI/ラブサイケデリコ、桜井芳樹/ロンサム・ストリングス、佐藤良成/ハンバート ハンバート、柴田元幸、菅野ヘッケル、曽我部恵一、高田漣、高橋修、東京ボブ、直枝政広/カーネーション、中川五郎、中川敬/ソウル・フラワー・ユニオン、中村まり、中森康弘/ヒックスヴィル・ましまろ、ピーター・バラカン、細馬宏通、前野健太、真島昌利/クロマニヨンズ、町山智浩、森達也)
■ 『ライヴ 1966』──歴史的ライヴ音源が36枚組で登場(宇田和弘)
■ 復刻〜日本初登場のLP『ボブ・ディラン』ライナーノーツ(中村とうよう)
【特集】 ヴォーカル・エフェクトの可能性
ボン・イヴェール、フランク・オーシャン、カニエ・ウェスト、ロバート・グラスパー・エクスペリメント…。2016年、多くの話題作から“ロボ声”が聞こえてきた。70年以上前のトーキング・ギターやソノヴォックスから、ヴォコーダー、トークボックス、オートチューンと、現在まで脈々と続いてきたヴォーカル・エフェクトの歴史は、いまどんな状況になっているのか。持って生まれた自分の声を変えて、テクノロジーに歌を委ねる音楽家たちに迫ってみたい。
■ 生まれもった自分の声では表現しきれない思いや信念を、ロボ声に託す(新田晋平)
■ いま聴きたいロボ声19選(新田晋平)
ほか
ディランが敬愛する詩人ランボー、ノーベル賞を競った村上春樹。この二人を専門とする文芸評論家だからこそ読み解けた。ディラン、ノーベル文学賞受賞の理由ー我々はまだこの事件の渦中にいる。
ディランは「難解」ではない!10枚のアルバムをひもとくだけで“聴きかた”がわかる!ディランを知るための最短ルートを教えます。
ディランを、学ぶ。
はじまりは1961年初冬のニューヨーク…
稀代の名曲「風に吹かれて」「時代は変る」は如何にして誕生したのか…?
<収録内容>
【Disc】:DVD1枚
▽映像特典
エリック・アンダースン・インタビュー
※収録内容は変更となる場合がございます。