差別や偏見の目で見られがちな現象が、動物行動学のアプローチでウソをつくことも、ごまかすこともなく説明できる!
人類の歩みは「父」の創造から始まったーゴリラ研究の第一人者が、丹念なフィールドワークと深い洞察に基づいて、人類に備わる特性のルーツに迫る。なぜヒトは家族で暮らすのか、父親の存在とは何か。恋愛、同性愛、遊び、食事…。コンゴの森に分け入り、野生のゴリラと触れ合って研究を続ける霊長類学者が、「父性」を手がかりにヒトの社会を考察する。発見に満ちた文明論!
「元彼のSNSを見るのがやめられません」「好きになった女の子の彼氏が親友でした」「自分の女性性を捨て切れません」「内定ブルーです」「不倫しています」「外国人にモテたいです」。未婚のプロ、気鋭のコラムニストである著者が、大人たちのお悩み相談をスパッと解決!
本書の中で、デイヴィド・マックスウィニーは、ヒトという動物の行動、殊にその不合理ないし狂ったような行動に、あらゆる角度から刺激的で、時には今まで考えられなかったような光を当てる。実験心理学や脳外科にも通じた精神科臨床医である著者は、先ず、脳について詳しく述べ、脳の働きに関する最新の知見を紹介すると共に、精神外科という論争の多い分野にも言及する。うつ病、分裂病以下の精神病は詳しく説明され、ひとつの章では自分自身の職業についても考察される。彼は精神科医が普通そう考えられているほど他人を思いやる気持から行動しているかに疑問点を投げ掛けるのだ。ヒトの行動を理解しようとする際に、「正常」なものであれ「異常」なものであれ、性の問題を抜きにすれば、それは限られた価値しか持たないと強調した上で、マックスウィニー博士は、最後の諸章で性のアイデンティティと性役割のアイデンティティ、男の同性愛と女の同性愛、多種多様な倒錯について論ずる。
なぜ人間は過剰な生産と過剰な消費を追いかけるのか。呪術・エロス・象徴・タブー・無意識など、人類の深層に横たわるものを交換・互酬・分配など経済行為の核心にかかわるものとしてとらえ、根源的な視点から、経済学の再構築をはかる画期的な視座。
女の子が人形やぬいぐるみを好み、男の子が飛行機や車のおもちゃを好むのは、実は親や社会がそうしむけるからだけではなく、生まれながらに男女で脳が色分けされているからなのです。また、女性が精神的パニックに陥りがちなのは、左脳と右脳を結ぶ回線がショートしやすいためらしいということもわかったきました。さらに同性愛についても、脳の随所で構造的な違いが発見され、単なる心の問題ではなくなってきました。本書では、MRIなど最新機器の導入により、かつてのマウスではなく実際の人間の脳でわかってきた脳の性差の最新知見を紹介します。
女はなぜシワを恐れるのか?なぜ背の高い男がモテるのか?男はどうして若い女の子が好きなのか?(類人猿社会では、子育ての上手な経験を積んだメスの方が人気があります)日ごろの疑問が一挙に氷解すると同時に、“同性愛は平和に役立つ”“ポルノは地球を救う”など、竹内流の鋭くユニークな説がたっぷり楽しめる、目から鱗の落ちる本。
ナンキンムシの雄が生きていくために同性愛に走るのはなぜか-交尾の成功率をあげるために、かれらの精液は異常に量が多い。かつ精液はタンパク質の塊である。これを放っておく手はないとばかりに、雄たちは互いの精液をやりとりし、栄養源にしているのだ。ナンキンムシ、バッタ、寄生バチなどの奇想天外な生態を探り、身近な自然にひそむ発見のおもしろさに肉迫する。昆虫学の第一人者が愛をこめて贈る、楽しい虫の本。
フィリップ・アリエスは同性愛こそ「純粋状態でのセクシュアリテ」だといった。ジル・ドゥルーズは、プルーストにおいて同性愛が「愛の真実である」とみなした。大作『失われた時を求めて』を精査しつつ、「同性愛」の多様、多彩な世界を文化史的視座から浮き彫りにする。
なぜオーガズムを感じるのか?浮気をするのはなぜなのか?ホモセクシャルは遺伝子に組み込まれているのか?人はなぜ結婚したがるのか?セックスに愛は必要なのか?動物としての人間のセックスの謎を解き明かした、サイエンス・ノンフィクション!人が大勢いるなかで特定の人だけに惹かれるのはなぜか、その相手のどこにセックスアピールを感じるのか、いつ、どんなときに性欲が目覚めるのか。様々な情報が氾濫する現在でも、私たちは自分の心や体、そしてセックスについてほとんど知らない。本書では、最新の学説を紹介して従来の性の常識をくつがえす。
本書は、ストーカーという、ときには犯罪者となるトラブルメーカーとその被害者について、著者なりの経験と調査を基にしてまとめたものである。
巨大な脳を手に入れたヒトは、生殖目的のセックスに飽き足らなくなり、自由で気持ちよい性に目覚める。やがて始まった性の逸脱。SM、ロリコン、フェティシズム、若年化、セックスレス…。私達の性はどこまで複雑化するのか。
最新科学が解き明かす男と女の“脳内ワールド”。「私と仕事とどっちが大事」と迫る女の脳の正体は?男はなぜ、デート中でも他の女が気になるの?オフィスで、家庭で、学校で、この一冊があなたを最高の異性理解者にする。
本書は現代科学技術社会の中でキリスト教信仰と現代の科学技術が提出する課題をめぐって、この問題に強い関心をもつ-ともに大学において理工学系の基礎教育を受けた-教職者と信徒として科学技術を研究する者の共同研究の成果としてまとめた論文集です。
本書は、20世紀末に一人の精神科医が何を考え、発言したかの克明な記録である。また、若くして精神医学の辺縁の学問とされている犯罪精神医学を志し、一時期ほとんど学問・研究への希望を失いかけながらも、40代半ばにして再び学究生活に回帰し、精神医学と犯罪学の発展のために力を尽くしたいと思うようになった半生の記録でもある。
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愛とセックスの好みまで、遺伝子で決まっている!?衝撃的発見を軸に、遺伝子-ホルモン-脳に至る行動コントロールのしくみを楽しく解説。生命の真実にせまる。