男でもなく、女でもない、人の性は身体のどこで、どのように、生成されるのか!?生物学者が案内する新たな性の編成へ。
日常的に遍在した男色行為から自立した同性愛文化の誕生へ。世界に破滅をもたらす呪わしい悪業として恐れられながらも、家父長制的な〈家〉や学校、寮、劇場や男娼宿等で温存された同性愛が、17世紀後半にむかえた変貌とは?
エイズの時代を生きる青年たちの素顔と成長を描く。
本書には、生前最後のものを含め、1981年から84年にかけて、いずれも直接間接に『性の歴史』をめぐって行われたフーコーのインタヴューが収められている。
親に捨てられ、借金返済のために「へんたいのおじさん」に売られた11歳の少年・ジャン。女装しておとなのお店で働く生活に嫌気が差す中、ジャンは街で同い年の少年・ポールと出会う。一緒にいる時間を居心地良く感じる一方で、純粋なポールと過ごすことが後ろめたくなったジャンは…!? 表題作「アマリリス」ほか福島鉄平が青年誌で発表した5作品と描き下ろし漫画「アマリリス【epilogue】」を収録した短編集。
【収録作品】イーサン飯店の兄弟は今日も仲良し/ハルよ来い/ルチア・オンゾーネ、待つ/私と小百合/アマリリス【epilogue】
LGBTは、精神障害なのか?LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を集めた略語である。かつて精神医学で病理と捉えられていた同性愛を含む多様な性のあり方は、現在では精神障害とはみなされていない。本特集では、一般精神科にLGBT当事者が、生きづらさや特有のメンタルヘルス問題を抱え、訪れた際に適切に対応するために、その概念や歴史的経緯を基礎から紹介し、さらに彼らのニーズに沿った医療を提供するための具体的対応方法を取り上げた。これからの精神科医が求められるLGBTの正しい理解と適切な対応のために必読の特集。
無頼の男の荒ぶる性と、流浪の女の哀しき性
獣のように性を貪りつくそうとする男たちに対し、ある女は、自らの過去を封印し、その性に溺れ、またある女は、儚い運命のなかにそれを溶かし込む。またある女は、男の性を弄ぶ。紀伊を舞台に、土俗的世界に生きる男女の性愛を真正面から描いた傑作短篇5作。緊密な弾力のある文体で、性の陰翳と人間の内部の闇を描破した中上文学の極北。
前田塁
彼は46歳で亡くなるまで、無数に男主体の作品を書いているし(略)その多くは、いま読めばほとんど牧歌的なほど男性的な粗暴さに満たされても見える。しかし、よく見れば、『水の女』の5篇ですでに、女のように犯される男、女のようにおののく男の姿が、そこここに書き込まれてもいるのだから(略)のちに「蘭の崇高」の同性愛的な物語に至るまで続いてゆく中上健次の一面はここから始まっているのだし、中上健次の作品が持つ「豊かさ」がそうした女性性によっても/女性性があることによってこそ支えられているのだということを、『水の女』は発見させてくれるのだった。--<「解説」より>
※本書は、集英社刊『中上健次全集2』(1995年9月)を底本としました。
毎週土曜夜、悩める大人たちの相談をチャチャッと解決しているジェーン・スーのラジオ番組、ついに書籍化!相談33本傑作選!
この表紙の花嫁は女装男子です!
女装男子の彼氏がいます…。自分より可愛い彼氏とか、正直イヤだけど、結構ラブラブ、仲良しです! 今回は、とうとう太陽が恋を!? 不憫系男子の恋に大注目!!
【収録作品】番外編:紙吹雪
お望み通りの" 演者 "を派遣します
『人間レンタル屋』文字どおり、あらゆる人間の貸し出しサービスである。
今の時代、誰もが「レンタル恋人」「レンタルフレンド」といった言葉を(実際にサービスを利用したことはないまでも)耳にしたことがあるはずだ。
本書は、人間レンタル屋・石井裕一氏(代理代行業「ファミリーロマンス」代表)が、その仕事の中味を余すところなく記したものだ。
近年、テレビや雑誌、WEB媒体で取り上げられる機会の多い同社の依頼件数は、年間3000件以上。登録スタッフも2000人を数える業界最大手の会社である。
スタッフは、赤ちゃんから80歳まで、多様な個性を持つ男女を揃え、どんな依頼を受けても迅速に対応できる体制を整えている。
結婚式や葬儀、セミナーの代理出席から家族代行、友達代行、リア充アピール代行、愚痴聞き代行、謝罪代行、観客代行、執事代行、買い物代行……など。
お客のニーズは様々だ。
では、同社の提供するこれらのサービスが具体的にどういったものなのか。
どんな人が依頼をしているのか。
金額はいくらで、どこまでの要望に応えてくれるのか …。
そんな疑問に答えるべく、この十年余で実際に引き受けた依頼とそこで起きた出来事を、できるだけ簡潔にまとめたのが本書である。
本書によって人間レンタル業の奥深さ、面白さの一端を知ってもらえれば幸いである。
友人から" 父親役 "を頼まれて(レンタル家族)
子供の不登校の克服には「父親」が必要(レンタル家族)
インスタ映えする誕生パーティを開きたい(リア充アピール代行)
アフィリエイターとラスベガス豪遊 3泊4日で300万! (リア充アピール代行)
グラビアアイドルの苦悩。サクラを使ってイベント会場にお客を(ファン代行)
疑惑の検証。「逆ナンカフェ」を利用する彼女(身辺調査)
摂食障害の女性と牛丼の特盛り(たくさん食べる人レンタル)
母親に同性愛者だとカミングアウトしたい(友人代行)
お笑い芸人の大会で予選突破する為にとった非常手段(観客のサクラ代行)
某大手企業役員の身代わりになったはいいが …。(パーティの代理出席)
50歳独身女性、人生初のディズニーランド(レンタル彼氏)
新郎家族に過去がバレたくない。元AV女優の結婚式(結婚式の出席代行)
全身タトゥの恋人の代わりに。新郎役として挙げた結婚式(レンタル彼氏)
胃がんで3カ月後には死んでしまうから。エンディングノートの撮影(葬儀の準備代行)
余命、幾ばくもない父親に孫の顔を見せたくて(赤ちゃんレンタル)
時には殴られることも。浮気相手に扮して先方へ謝りにいく(不倫の謝罪代行)
クリスマスに結婚式を挙げたい。余命6ヶ月の花嫁(新郎代行)
遺伝子は同じなのに、なぜ1人がゲイで、もう1人は違うのか?うつ、自閉症、ガン、肥満、同性愛、浮気性…どこまでが遺伝し、どこからが遺伝しないのか?5000組の双子を研究した権威が、人間の本質に迫る。長寿、ガン治療、iPS細胞に関わるキーワード「エピジェネティクス」がわかる1冊!
第1部は「心」です。心はどこにあるのでしょうか?心を見つめることは私たちにとって、どのような意味があるのでしょうか?臨床心理学の礎となる理論をもとに学んでいきましょう。第2部では「身体」の側面から、自分という存在について考えてみましょう。はじめに「心」と「身体」のつながりについて学びます。そしてその後は、私たちにとって自分の身体性がとくに強く感じられる「性」にも目を向けて見ましょう。第3部は、「心の病と健康」です。心身のバランスが崩れるとき、私たちにどのような変化が生じるのか、またそれを予防するためのちょっとしたコツも学んでいただけたら良いと思います。
神田橋條治の薫陶を受け、長らく臨床の現場に身をおいてきた、真の臨床家である著者の集大成。「治療者の迷いや困る能力」「あいまいさを愛する能力」などに思考をめぐらせ、増井法ともいわれる独自の臨床理論を示した今までの貴重な論文を収録する。ある一人の心理臨床家の成長記録としても読めるユニークな論集。
3 症例研究
はじめに/ある境界線症例の分析的面接過程と”支持すること”についての一考察/うつ感情が強かったある性格神経症についてー治療面接中に同性愛的感情が高じた一事例ー/夢と催眠心像を素材にした一つの精神療法の試みーHystero Nuanceが強く認められた一事例についてー/”意味イメイジ”を適用した一治療面接過程についてー震えと妄想気分が強かった一症例ー/自閉的な分裂病の治療面接における日とうつの統合の試み
4 コメント論文
はじめに/甘えの入れ子構造・試論に見られる甘えの入れ子防衛・これも試論ー私の空想と現実からの問いかけー/「間を置くこと」への誘い /分裂病患者の苦慮性と治療者が抱くイメージについてー素朴な人間学的観察よりー/壺イメージ法の理論と方法的な独自性ー壺というメディアの効用ー/Nさんへの手紙ー治療における曖昧さの価値を巡ってー/精神療法の基礎の基礎ー治療者の迷い、困る能力とその工夫ー/私なりのケースの見方。書き方。、感じ方ーあるコメント論文よりー/天性の「素直な優しさ」をより大切にーその治療的洗練と関与的観察の深化に向けてー
5 自己史論およびスーパーバイズ論
はじめに/心理臨床家の職業病ー前田重治先生に聞くー/スーパーヴァイズの上手な受け方ー双方の経験を通じてー/「私」という中心点に向かっての旅立ちー私のスーパーバイズの体験から