「気候安全保障」のすべてがわかる!!あらゆる相克を越え、安全保障上の脅威としての気候変動への方策を提示する。
複雑な問題をお天気のプロたちがわかりやすく説明。
歴史を語るには、もはや気候変動を無視できないー新しいデータと新しい発想が拓く日本史研究の未来。
2030年は分岐点となるのか。「日本水没」が起こる日。庄内FECでエネルギー自給。斎藤幸平が語る気候危機とコモン。
地球はいま、危機的状況にあります。海面は上昇し、海水は酸性化し、氷河は融け、河口地帯は洪水に見まわれ、多様な生物が絶滅し、共同体は不安定化しています。しかし、わたしたちはその危険な環境の変化をほんとうに理解しているでしょうか。気候変動によって、気象全体や、食物連鎖や、生物多様性や、この先のよりよい未来にどのような影響があるかを。本書は、将来の世界各地の激変ぶりを豊富な図版で解説した、第一級の資料です。ニューヨーク、上海、サンフランシスコ、南極大陸、名古屋・伊勢…さまざまな場所の驚くべき変貌ぶりを、海藻を使った独自の地図で解説します。いまからでも遅くない、地球を救う大事な一歩を踏み出すために、だれもが知っておきたい世界各地の変化を見てください。将来の地球を考えるために必携の一冊です。
地球温暖化による気候変動は、都市の気候や生活環境にどのような影響を及ぼしているのか。名古屋地域を事例とした詳細なフィールド調査のデータをもとに、猛暑日の急増やヒートアイランドなど都市高温化の実態に迫る。また、暑さがもたらす不快指数や熱帯夜の発生とその分布パターンなどの解析から、熱中症発生の原因・メカニズムおよびその対策を提言する。
なぜ穏やかで安定した天気と激しい雨を降らす不安定な天気があるのか。最新のスーパーコンピューターで計算した天気予報が外れることがあるのはなぜなのか。本書は、そういった疑問に、背景にある物理を説明する形で答える。しかも数式を使わずに。熱、大気循環、海流、…いろいろな現象が影響しあう気象と気候。その複雑な要素をひとつひとつ取りあげ、本質をつかむことができるようにていねいに解説する。大気に関心をもつすべての人が、見上げた空や天気図の後ろにひそむ科学の物語を読みとるための一冊。
河川の氾濫で街は水没し、土砂は住宅を押し流した。気候変動で激化する水害に今こそ抜本的な手を打て!
歴史を語るには、もはや気候変動を無視できない。マクロとミクロの両視点で迫る、気候と社会の関係。
「気候崩壊」は防げるか?世界でいま何が起こっている?今後は何が起こる?本当の原因は?世代や国を超えたルールとは?若者とともに気候変動のいまを学び、私たちの倫理まで踏み込んで議論する。渋谷教育学園渋谷中学高等学校での特別講義をもとに、中高生の生の意見も多数収録。大人世代にも手にとってほしい一冊。
海洋と大気と大陸が連動するおどろきのメカニズム!日本に過酷な異常気象をもたらす、インド洋独自の大気海洋現象「ダイポールモード」とは何か?ソマリア海賊も怖じ気づく季節風「ヒッパロスの風」はなぜ生じる?三つの海底山脈が交差する「ロドリゲス三重点」特有の生き物とは?巨大火山と地震の巣をもつ「日本列島のふたご」が存在していた!驚きと謎に満ちた「第三の大洋」の全貌を解き明かす。
暴風雨、高潮、干魃、感染症の拡大…。気候大災害が今世紀中に奪う命の数は、COVID-19の5倍にものぼる。惨劇を避けるため、ビル・ゲイツは科学、経済、政治の専門家と協力して気候変動解決のブレークスルーを探し求め、来るべき世界の姿を思い描いてきた。10年にわたるその取り組みは、あらゆる人が科学文明のもたらす豊かさを享受できる「本当に持続可能な世界」を指し示している。今なお世界の最先端をリードするテクノロジーの巨人が、我々が歩むべき前進の道を提示する。