研修やセミナー等での相談事例を元に、職場でハラスメントが起こらないための対策やハラスメントにならないための部下指導などを解説
ストレスチェックとともに、メンタルヘルス対策の重要性が認知されてきた。それに伴い、セルフケアなど各種の研修が行われているが、本書は管理監督者(ライン)に絞って、研修プログラムを紹介している。英国で開発され、効果が実証されている管理職のマネジメント能力を判定するリストを使い、管理職にどの部分が弱いかを把握してもらい、その能力向上のための教育研修を、時系列で示す。姉妹本『職場のストレスマネジメント(CD付き)』と同様、研修での配布資料(ワークの材料等)や、パワポスライドも巻末のCDに収録した。
1 知識編
1.管理監督者教育研修の基本的な考え方
1)四つのメンタルヘルスケアの推進
2)管理監督者への教育研修・情報提供に含めるべき内容
2.効果的な管理監督者教育研修のための二つのポイント
1)科学的根拠に基づいたプログラムの選択
2)プログラム運用上の工夫
3.ガイドライン作成の手順
1)文献レビュー
2)原案の作成
3)専門家意見の収集・改定
4)マニュアルの作成
4.ガイドラインの内容
5.実施のポイント
1)「対象の選定」に関する推奨
2)「研修内容・形式」に関する推奨
3)「研修頻度・期間」に関する推奨
2 新しい視点編
1.健康いきいき職場づくりの考え方と新しい管理監督者教育研修のあり方
1)健康いきいき職場の三つの条件
2)健康いきいき職場づくりに理論モデル
3)健康いきいき職場づくりの三つの特徴
4)健康いきいき職場の評価方法
5)健康いきいき職場づくりの位置づけ
6)新しい管理監督者教育の考え方
2.HSEマネジメントコンピテンシーリストとリストを活用した管理監督者教育研修
1)英国安全衛生庁(HSE)による開発研究
2)HSEマネジメントコンピテンシーリスト日本語版の開発
3)HSEマネジメントコンピテンシーリストを活用した教育研修プログラム
3 実践編
1.研修の概要
2.ガイドラインとの対応
3.研修の流れ(タイムテーブル)
4.研修で使用するもの
5.実際の進め方
6.フォローアップについて
4 配布資料
Ⓐ研修用スライド(パワーポイント)資料
ⒷHSEマネジメントコンピテンシーリスト
ⓒ「強み」シール一覧
Ⓓグループワーク用シート
Ⓔ個人計画ワークシート
Ⓕ振り返りシート
Ⓖ振り返りシート(事例)
ストレスチェック集団分析結果を活用して職場改善を実現する方法を、心療内科産業医が解説。専門スタッフが十分にいない企業等でも、労務担当者等が主体となって職場改善に取り組み、健康経営や働き方改革に貢献する方法がわかる。
○ストレスチェック後に放置されがちな集団分析結果の「読み解き方」がわかる
○メンタルヘルス不調や長時間労働など様々な問題の解決に向けて、自社で実現可能な「職場改善活動」を立案できる
○職場改善活動を通じて「健康経営」や「働き方改革」に貢献できる
○具体的な職場改善活動の進め方について、「管理職」「衛生委員会」など活動実施主体のバリエーション別に5つの事例を提示、それぞれの立場により陥りがちな思考と実現可能な職場改善活動のヒントを詳しく解説
○心療内科専門医、総合内科専門医、医学博士、法務博士(司法試験合格)等の資格を有する著者が、メンタルヘルス分野の専門性をいかし、産業医としての豊富な実務経験をベースに執筆
あなたが最後に泣いたのは、いつだったか覚えていますか?
本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。
収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける珠玉の短編。
あなた好みのストーリーがきっと見つかるはず。
本書では「会社」であっったことにまつわるエピソードを掲載しました。
「働く」ということについて、共感できるお話がきっとあります。
<掲載エピソードの一部>
「ある日、暗闇がおとずれ」
暗いところが苦手な神崎は、ある日、上司の岩原と一緒にエレベーターに閉じ込められてしまった。パニックになる神崎を落ち着かせるために、世間話をする岩原。話は、岩原の過去の話になり……。
「俺は安藤課長を怒らせたい! 」
上司との言い争いが原因で開発から営業に異動になった小嶋。新しい上司の安藤は穏やかで喋るのも動作もゆっくり。異動に不満がいっぱいの小嶋は、温厚な上司の化けの皮を剝そうと画策するが……。
「おうちの卒業証書」
不動産会社に努める間島は、老婦人から「持ち家を売ってほしい」と依頼される。状態もよく、大事に住んでいたことがわかるためすぐに売れるだろうと請け合うが、婦人はなぜか浮かない顔で……。
すべての明かりが灯る夜 杉背よい
おうちの卒業証書 猫屋ちゃき
自分の価値を決めるのは 金沢有倖
ある日、暗闇がおとずれ 溝口智子
俺は安藤課長を怒らせたい! 南潔
アリの巣にて 鍬津ころ
企画室より愛を込めて 石田空
カラスは舞い降りた 霜月りつ
部長と南国花子さん 一色美雨季
すべては煙になり 神野オキナ
雨を泳ぎ、波紋を渡る 澤ノ倉クナリ
働くことをテーマに学習・研究したい読者のために、インタビュー、ライフヒストリー、アクションリサーチ、心理統計、パネル調査など質的・量的両方の多様な手法を紹介。
通勤電車で新型コロナにかかった!これって労災?それってどうなの?というモヤモヤが、この1冊でスッキリ!
個性の違い、価値観の違い、考え方の違い、そして仕事の仕方、取組み方の違い、いわば「強み」のようなものにフォーカスしながら、相手にどのように話せば伝わりやすいのか?理解してくれやすいのだろうか?実際のコミュニケーションの中で使える具体的な例を交えながら解説。
「I’m OK , You’re OK .」
「わかりあえない」を乗り越える!!
職場の「しんどい」をなくし、
チームの雰囲気をよくするスキル
■今、ビジネスで必要とされているコミュニケーションスキル!
・上司から急ぎの仕事を頼まれたけど、自分自身もいっぱいいっぱい…
・部下に注意しなければならないけれど、うまく伝えられない…
・会議でうまく発言できない…
そんな悩みを抱えている方には、「アサーティブ・コミュニケーション」がおすすめです。
アサーティブなコミュニケーションとは、相手の思いを聴き、尊重しながら、自分の思いも伝えること。上司と部下の関係であっても上下関係ではなく、対等な関係として信頼関係を築くことができます。また、自分の意見を安心して言える「心理的安全性」を高めれば、チームの雰囲気もぐっと良くなるはずです。
■具体的な対処法や言い換え例を豊富に紹介!
本書では、ビジネスでよくある様々な問題について、具体的な対処法や、より良い関係を築ける言い換え例を豊富に紹介しています。イラストを多く使用しながらやさしく解説していますので、実践的なスキルをサクッと身につけることが可能です。
Part1 「わかりあえない」「言えない」の壁を乗り越える
Part2 ニガテなあの人とも、アサーティブでうまくいく
Part3 アサーティブ力で、働きやすい職場をつくる!
Part4 「聞く力」「伝える力」で、顧客との関係もよくなる!
〇コーチングとは、対象者のパフォーマンスを高めるためのコミュニケーションによる支援スキル。
〇本書では、ビジネスコーチングを通して、対象者のパフォマンスを高める具体的な方法と実践するポイントを紹介。
〇コーチングの実践によって、部下の可能性を最大限に活かすことだけではなく、自分の可能性もより大きく広がっていくことを理解していくことになる。
「出退勤時間は自由」「嫌いな作業はやらなくてよい」など、非常識とも思える数々の取り組みが、いま大きな共感を呼んでいる。そして、その先にはあったのは思いもしなかった利益を生むプラスの循環だった。 2011年3月11日14時46分、東日本大震災。石巻のエビ工場と店舗は津波ですべて流された。追い打ちをかけるような福島第一原発事故。ジレンマのなか工場の大阪移転を決意する。
職場で起きる「ズレ」の発生原因、対処方法をわかり易く解説。
コミュニケーションの悩みやトラブルは人間関係の悪化やストレスを招きます。上司・同僚・部下への伝え方がよくわかり、人間関係が驚くほど改善される56のテクニックを紹介!
第1章 発達障害の方が職場で長く働くために
第2章 発達障害と就労支援 公的機関と上手に付き合う
第3章 発達障害の方の職場と働き方 発達障害者にかかわる人々のインタビュー
第4章 職場に定着するための4つのステップ
孤軍奮闘している管理職・リーダーの方へ
自分自身で実務を受け持ち、部下管理や他部門との調整も行ない、大量のメールを処理する……
多くの管理職の方々が、相当高いレベルの「やるべきことをやる力」「がんばる力」を持っています。
ただ、「やるべきことをやる」「がんばる」だけでは、無理をしなければならないので、
自分も部下もいずれ行き詰まるでしょう。
元気な職場、新しいものを生み出す職場には、対話の“場”があります。
対話によって、仕事のなかに「やりたいこと」や「得意なこと」を増やし、部署のメンバーが助け合う組織になれば、
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、集団としてのパフォーマンスも上がります。
部下のやる気が感じられない、メンタル不調者や退職者を減らしたい
ーーそんな管理職のための対話力アップの教科書
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□心理学に関する著書がたくさんある加藤諦三氏によると、人間は「成長欲求」と「退行欲求」の2種類の欲求を持っているという見方ができるそうです。
成長欲求は「自分らしく生きたい」という欲求で、退行欲求は「ラクしたい・不快を避けたい」という欲求です。
どちらがいい・悪いということではなく、基本的にはだれもが2種類の欲求を持っているそうです。
問題なのは、「ほぼ退行欲求だけ」でやっていくと、長期的には本人の幸福感が落ちていく、仕事人生がつまらなく感じるようになるということです。
自分自身を生きておらず、周りから評価をもらうことにエネルギーを費やしているので、情熱がなくなっていくのです。
□企業活動においては、人は「いかに成果を上げるか」「いかに周りから認められるか」「いかにダメだと思われないようにするか」などに意識の大半を使っていて、
自分の意識深くにある本音には気づいていないようです。しかし、ここに光が当たると心が大きく動いて、やる気が出てきます。
□だれもが本当はなんらかの思いを持っています。ただ、「やるべき」ことに埋没して、意識できなくなっているのです。
働いている人たちのモチベーションの復活は、いかに自分自身の本当の思いに意識を向けられるかにかかっているのです。
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こんな職場に「対話力」を!
・ここ数年、若手が定着しない
・会議で意見を求めても、だれも発言しない
・1on1ミーティングが普通の進捗確認になっている
・心理的安全性を高めようとした結果、わがまま社員が増えた
メンタルヘルスの基礎知識と多様なケーススタディを通じて、、「病名にとらわれず、職場での問題を把握し、解決すること」で、一見困難に見える職場のメンタルヘルス問題に対し、最適な解決策を導く。
本書の著者は、東京大学医学部附属病院での長年の臨床経験を持ち、心療内科を専門とする産業医である。「臨床で培った主治医視点」と「産業医経験に基づく企業側の視点」を持つ著者が導き出したメンタルヘルス不調対応の原則は、「病名にとらわれず、職場での問題を把握し、解決すること」。この原則に基づけば、困難に思える職場のメンタルヘルス問題に最適解を導くことができる。 第1章は職場におけるメンタルヘルス問題の基礎知識を、第2章は具体的なメンタルヘルスケアについて、第3章は著者が産業医として対応した20の具体的事例を取り上げてどのような視点から問題解決に取り組めばよいか、人事労務担当者に向けて解説する。
なぜ日本の職場では、雇用のジェンダー差がなくならないのか?
職場規範、職場の雰囲気という新たな着眼点から検証する。
日本の民間企業における企業文化・職場風土・雇用慣行は、働く女性の就業・出生行動にどのような影響を与えているのか。また、「職場の雰囲気」はいかなる要素で醸成されるのか。学際的なアプローチと新たな理論を用いて、理論と実証の両面から女性の労働と職場規範の関係を明らかにする。
本書は『先見労務管理』で好評連載中の「職場トラブル解決のヒント!」の第1回から第100回までのうち、60問の質問を厳選してまとめたものとなっている。著者は杜若経営法律事務所の弁護士・向井蘭氏と岸田鑑彦氏。職場で発生する解雇時の揉め事からパワハラ問題、社員によるSNSでの炎上問題まで、どこの会社でも起こり得るあらゆる労務トラブルについて、裁判例や過去の相談内容を元にケーススタディ形式で解決策を指南している。各ページがどのような内容か一目でわかるように、質問ごとに「#(ハッシュタグ)」を用いた分類を行って参照しやすくしている。
建設現場には思わぬところに危険が潜んでいます。本書は元レスキュー隊員であった著者が目にしてきた労災事故のリアルな状況とその時にどのようなことをすればよかったかを事例をあげて説明したものです。
作業員にケガをさせないために職長はどのような職場を目指すべきかの指標となります。KY活動や朝礼等の講話などで本書をお役立てください。
第1章 事故事例
CASE 1 感電死亡事故を防ごう
CASE 2 「ビリッ」ときてびっくり転倒
CASE 3 防水処理が感電防ぐ
CASE 4 油漏れは、こんな大変なことに…
CASE 5 携行缶をこんなとこに…
CASE 6 農機具で指切断事故
CASE 7 刈払い機で目にケガ
CASE 8 あれ、車がない
CASE 9 整理整頓がダメだと…
CASE 10 丸ノコで指を切り落とした
CASE 11 目が危ない!目の奥にある脳も…
CASE 12 朝喧嘩して仕事に出たら…
CASE 13 作業エリア設定ミス
CASE 14 足場に資機材を置くな
CASE 15 ヤカンが燃えた現場事務所
第2章 見習いたい事例
CASE 1 チョットした心遣いがケガ、事故防ぐ
CASE 2 こんな現場は事故が無い
CASE 3 これは素晴らしい!
第3章 危険を退ける安全知識
1 万一火災に遭っても命だけは守ろう
2 命を守る玉掛用具
3 玉掛ベルトは掛けておこう
4 研削砥石は大変危険
5 滑って転んで、後頭部強打
6 骨折の応急手当(副子固定法)
7 事故のレスキュー