「われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である」
ーー新たな時代を生きるすべての人に捧げる、宮沢賢治至高の芸術詩編
土に触れる自らの手と宇宙の胎動が直結する壮大なスケールで描かれた宮沢賢治による至高の芸術論「農民芸術概論綱要」。本書では本論に加え、「農民芸術」の名を冠する他二編を収録。また、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」で知られる通称「雨ニモマケズ手帖」に収められた詩編や、賢治の最晩年、病床に伏しながら書かれたと言われる「疾中」を採録。そして生前未発表の詩作集「詩ノート」より撰集した数編のほか、学生に向けた鼓舞激励のメッセージ「生徒諸君に寄せる」を収めた。計約70詩編採録。装画は奄美大島在住の人気絵本作家、ミロコマチコ。
「詩ノート」より
農民芸術概論
「雨ニモマケズ手帖」より
疾中
「詩ノート」より
農民芸術概論
「雨ニモマケズ手帖」より
疾中
世界を認識する心の感動が芸術に表現され、芸術がその感動を再現させる。心は脳の働きであり、芸術を理解することは、脳の働きそのもの。芸術を通した新しい視点から、素晴らしい脳の働きを理解しようという、国際高等研究所の研究会をもとに、参加研究者が書きおろした。芸術を生み出し芸術に表現される、時間、空間、名前、錯覚などを、脳の研究者と芸術の研究者が快い文章で描きだし、編者がコラムで読者をナビゲートする。
【執筆者】大澤五住、岡田温司、小倉明彦、小倉孝誠、北澤茂、肥塚隆、小松英彦、佐々木閑、佐藤宏道、七五三木聡、手島勲矢、新美幸二、藤田一郎、山本登朗、若杉準治
第1部 脳は時間をどのように記し、理解するのか
1. 平安朝物語における時間の階層と語り手の多様な位置
2. 歴史叙述・時間・物語ー歴史はどのように書かれてきたか
3. 時空間記憶と夢の仮説
4. 仏教の時間論
第2部 脳による「もの」の記述と物語の表現
5. 名前を「見る」と文字を「読む」-錯視の解釈学
6. 絵巻の時間と空間の表現
7. 造形芸術と時間ー古代南アジアの説話浮彫を中心に
第3部 絵画に描かれた、視覚の脳内機能
8. 絵画の根源をめぐって
9. 色と質感を認識する脳と心の働き
10. 世界は脳が見ている
第4部 脳は世界をどのように見、そして自己を認識するのか
11. 女の身体と男のまなざしー19世紀フランスは女性をどのように表象したか
12 自閉症からみる世界
第5部 感覚がつかさどる世界
13. 頭の中野サイン、コサインー「波」による視覚情報の脳内表現
14. 三次元世界を見る
15. 見続けるということーアンドリュー・ワイエス
結びにかえてー新しい芸術がはじまるとき
フェルメール、レンブラント、ヴァトー、ゴヤの絵画と、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの音楽は、どんな共通性を持つのかー同時代的な背景の考察。
<b>「地域の文化を継承し、芸術鑑賞に新たな道を開く」取り組みの事例</b>
日本の各地域に存在する有形・無形の文化・芸術資産は、そ
の保存や維持・継承において、自然災害や人手不足、維持費
用など困難な課題が増え続けており、存続自体が難しくなり
つつあります。
一方、こうした現状を打開すべく、最新のデジタル技術やICT
を活用し、文化資産等の存続と活用を図る新しい取り組みが
進められています。
本書は、地域の文化・芸術を守り、活かし、多くの人と共有
して広げていこうとする志を持つ人々の取り組みをクローズ
アップした事例集です。
<b>●本書掲載の事例(一部)</b>
・一般開示が困難な収蔵文化財の高精細レプリカを作成し、
時と場所を選ばず展示可能にした博物館
・コロナ禍で、劇場とネット配信を融合させたオンライン・
リアルという新たな演劇スタイルに挑戦した公演主催者
・警備員不足の課題を抱える「花火」開催に、ICTによる混雑
の可視化を取り入れ、人員の最適配備をめざす自治体
・名画を鑑賞できるくつろぎ空間を設け、入居者に憩いの場
の提供をめざす介護施設・デジタル版の浮世絵展示と和室空
間を設け、海外客に日本文化の再体験を提案する空港ラウンジ
・その他ユニークな事例を豊富なカラー写真とともに紹介。
世界から取り残されてしまった日本のアートシーン。芸術は今、美術館の壁を埋めるインテリアとなり、若手アーティストは、地域おこしの中で楽しく過ごす刹那的な存在となった。この状況に苛立つ当代随一のアーティストが自らの奥義をすべて開陳。行動せよ! 外に出よ! 世界で闘い続けてきた芸術家が、現状を変革したいすべての人へ贈る実践の書。
1:【鑑賞資料】
2:春ー第1楽章ー
3:古楽器について
4:魔王ーErlkonig-
5:「魔王」のピアノ伴奏
6:文学とリート
7:フーガト短調
8:交響曲第5番 ハ短調
9:オーケストラとスコア
10:オーケストラの楽器
11:「アイーダ」から
12:ブルタバ(モルダウ)
13:「我が祖国」にこめられたもの
14:ボレロ
15:組曲「展覧会の絵」から
16:雅楽
17:歌舞伎
18:文楽(人形浄瑠璃)
19:能
20:組踊
21:尺八
22:箏
23:日本の民謡
24:郷土の踊りや芸能
25:郷土の楽器
26:アジアの諸民族の音楽
27:世界の諸民族の音楽1
28:世界の諸民族の音楽2
29:ポピュラー音楽
30:【参考資料】
31:耳でたどる日本音楽史
32:耳でたどる西洋音楽史
33:階名はこうしてできた!
34:【日本の歌(心の歌)】
35:浜辺の歌
36:赤とんぼ
37:夏の思い出
38:荒城の月
39:花
40:花の街
41:早春賦
42:【基礎楽譜】
43:音楽の基礎知識 Part.1
44:音楽の基礎知識 Part.2
45:音楽の基礎知識 Part.3
46:音楽の基礎知識 Part.4
47:音楽の基礎知識 Part.5
48:音楽の基礎知識 Part.6
49:音楽の基礎知識 Part.7
50:まとめの問題1
51:まとめの問題2
52:まとめの問題3
53:記号・用語確認表
54:リコーダー運指 確認表
55:【ノート】
56:合唱曲チェックノート
57:歌詞を書こう!
58:鑑賞記録ノート
59:五線ノート
60:ノート
61:【資料】
62:主な作曲家とその作品
63:【楽典】
64:音楽の約束
65:[口絵1]大切にしたい日本の音風景
66:[口絵]パリ オペラ座
67:[口絵3]受け継いでいきたい郷土の伝統文化
美術・音楽・演劇・舞踊…各芸術分野の教育を包括する観点から、芸術教育の
理念、内容、方法を探究する。
社会、教育、生活などに芸術の諸機能を働かせて、
それらの人間的な転換を求める広義の芸術教育の考え方に立ち、
美術教育、音楽教育、演劇教育、舞踊教育……各芸術分野の教育を包括する
多様な視点から芸術教育の課題を考えるポリフォニーとしての芸術教育論。
第I章 芸術教育の射程
1 学校教育におけるアートの可能性
2 芸術教育の視点を見直す
3 人間の文化的主体性の形成と芸術・芸術教育の役割
─障害児者の芸術文化活動に寄せて─
第II章 芸術教育の社会的展開
1 平和のための教育としての芸術教育の性格
2 地域社会における芸術文化活動の視点と展開
3 コロナ禍に向き合う芸術文化の取り組みと芸術教育の展望
第III章 学校改革と芸術教育
─「芸術の教育」から広義の「芸術による教育」へ─
1 学校改革運動としての芸術教育─学力向上論と芸術教育との関係に寄せて─
2 総合学習に芸術教育の視点を活かす
3 学校文化活動の性格と役割をめぐって
─「芸術の教育」か「生活指導」かを超えて─
4 学校における芸術教育の性格をめぐって
─山住正己の芸術教s育論の歴史的意義と課題─
第IV章 美術教育論の探求
1 子ども自身から生まれる真の表現の探求
2 発達論を基礎にした美術教育論の探求すべき課題
3 造形表現能力の発達の視点を軸にした美術教育論の探求
第V章 芸術教育論の基礎概念の再考
1 「表現」と「模倣」の原理に見られる芸術の真理性の根拠と性格
2 「共通感覚論」再考の視座─中村雄二郎『共通感覚論』を批判的に読む─
3 芸術教育学の「学」としての固有性と可能性
絵画、彫刻、文学、建築などの作品においても、理論や批評の言説においても、多面的かつ国際的な拡がりをもつキュビスム。「幾何学」的表現の誕生・深化から、二度の世界大戦を経て、歴史的評価の確立へと至る曲折に満ちた展開を、美術と〈現実〉との関係を軸に描ききる。
序 章
第1部 幾何学による解剖・解体と「概念の現実」の誕生
第1章 キュビスムをめぐる言説
-レアリスムとの関係からの考察ー
1 プロト・キュビスムから分析的キュビスムまで
2 幾何学をめぐる言説と「概念の現実」
3 キュビスム以前の「現実」への問い
第2章 現実の解剖、解体
-分析的キュビスムへの展開ー
1 美術解剖学における図式と抽象
2 ピカソと美術解剖学ーー解剖学から「概念の現実」へ
3 ピュトー・グループにおける様式的展開
4 キュビスム作品における女性身体像
第1部結論
第2部 キュビスムの文法と詩学
第3章 芸術と詩的アナロジー
-総合的キュビスムの文法ー
1 二次元と三次元の対話
2 形態的なアナロジーから詩的なアナロジーへ
3 「キュビスム文学」と挿絵本
第4章 機械の詩学
-身体のメカニズムの探求からメカニックな身体へー
1 レジェとグリスにおける生物と無生物のアナロジー
2 デュシャン兄弟、クプカ、ピカビアにおける身体表現
3 ヴォーティシズムにおける「現実」と機械のイメージ
第2部結論
第3部 キュビスムと第一次世界大戦
第5章 前衛と前線
-大戦の「現実」と視覚芸術ー
1 前線の風景と従軍画家たち
2 前線の身体とキュビスム
第6章 古典主義とナショナリズム
-第一次世界大戦前後の芸術理論と実践ー
1 キュビスム理論におけるナショナリズムと第一次世界大戦
2 第一次世界大戦前後のピカソの古典主義
第3部結論
第4部 新たなる「秩序」へ向けて
第7章 秩序への回帰
-大戦間期の美術史モデルとかたちの「生命」-
1 キュビスムの歴史化と見出された「原理」
2 キュビスムの理論的な批判と普遍的な理論の追求
3 キュビスム以降の芸術における新たなる「現実」
第8章 キュビスムの形態学
-近代のユートピアと前衛芸術ー
1 キュビスム以降の芸術家たちと近代都市
2 ユートピアの創出、あるいはユートピアへの回帰
第4部結論
第5部 第二次世界大戦前後の政治社会とキュビスム
第9章 大戦の影と文化的地勢図
-展示・論争におけるキュビスムの位置づけー
1 1930年代のフランスにおける現代美術史研究と美術展示
2 レアリスム論争の背景と展開
3 第二次世界大戦下のキュビスム
第10章 キュビスムの生と死
-戦後の社会とフランス文化の復興ー
1 フランス文化の再建
2 サロン・デ・レアリテ・ヌーヴェル
第5部結論
終 章
1 見ることと知ることーー認識メカニズムの表現としてのキュビスム
2 理論と歴史ーーキュビスムと価値システムの構築
3 言葉とイメージーー諸現実の地層の再配置
あとがき
初出一覧
注
図版一覧
事項索引
人名索引
仏文要旨
仏文目次
新学習指導要領に基づく3 観点「評価」の具体を読み解く!
各教科等の指導計画、学習指導案、指導要録等の作成に欠かせない!
各学校、各教師必読の国立教育政策研究所公式資料!
2021 年8 月に国立教育政策研究所教育課程研究センターより、高等学校版「『指導と評価の一体化』の
ための学習評価に関する参考資料」が公表されました。本資料では、学習評価の基本的な考え方や、
各教科等における評価規準の作成及び評価の実施等について解説しているほか、各教科等別に単元や
題材に基づく学習評価についての事例を紹介しています。本資料を参考とすることで生徒一人一人の
学習評価及び、学習評価を含むカリキュラム・マネジメントを円滑に進めるための手がかりとなります。
「指導と評価の一体化」を実現し、生徒たちに未来の創り手となるために必要な資質・能力を育むため
にも全教員必読の資料です。
思索の根拠を自己の芸術体験に求めた哲学者ガダマーの芸術論集。ゲーテ,バッハ,リルケなどテクストに縫い込まれた「芸術の真理」を哲学的解釈学の立場から開示。
芸術、即、人生。人生、即、芸術。50年も前に書かれたはずなのに、今も新しい。岡本太郎の芸術観・世界観・人生観がここにある。誰にでも通じる、よりよく生きるための「芸術家精神」を語った太郎の原稿を、すでに絶版となっている本や、新聞連載としてのみ発表された今ではなかなか読めない稀少なものを中心にまとめました。
モリス商会創設150周年
刺繍は高度な技術とセンスを必要とする芸術ですが、それに携わってきた女性たちは芸術家として扱われてきませんでした。この本はそんな刺繍に人生を捧げた女性アーティストの姿を浮き彫りにします。
ーー北村紗衣
“私は普通の女ではありません。昔からそうでした。誰もそう思ってはいなさそうですが”--メイ・モリス
アーツ&クラフツ運動の巨匠ウィリアム・モリスの娘、メイ・モリス。彼女は父の影に隠れながらも「ハニーサックル」などモリス商会の代表的なデザインを手がけた才能豊かなアーティストだったーー。刺繍、服飾、ジュエリーなど多岐にわたる作品を創り出し、激動のヴィクトリア朝を生き抜いた彼女の功績はこれまでなぜあまり知られていなかったのか?一人の女性として、そして時代の先駆者として生きたメイ・モリスの生涯を紐解く。
口絵カラー16ページ+本文228ページ
モリス商会の原点であるレッド・ハウス。アーツ&クラフツが繁栄したハマースミスの街。メイにとって終の棲家となったケルムスコット・マナー。メイによる大作が誕生したメルセッターなど、モリスゆかりの地に、メイの幼少から晩年までをたどる写真、メイが描き遺した水彩画とスケッチなど、画像を50点以上掲載。
メイ・モリス May Morris
1862年 ロンドン郊外ベックスリーヒース生まれ。ウィリアム・モリスとジェーン・バーデンの間に授かった二人娘のうちの末娘。刺繍家、デザイナー、彫金家、社会主義運動家、編集者。代表作はモリス商会の壁紙「ハニーサックル」のデザイン。
幼い頃から両親の元でデザインや刺繍に親しみ、23歳という若さでモリス商会の刺繍部門を任せられる。中世の技術を見習ったメイの作品は、刺繍というよりも絵画のようであり、刺繍に対するそれまでの概念を覆し、芸術と呼ばれるに値する刺繍作品の地位を確立させた。生涯において社会主義を支持、労働者や女性の権利のために行動を起こし続けた。脚本家ジョージ・バーナード・ショーとの恋愛、離婚を経験し、晩年は女性と同居するなど、ヴィクトリア朝時代の女性芸術家としては物議をかもしだす存在であったが、生涯において様々な方面で才能を発揮した。アーツ&クラフツにおいて歴史的重要人物でありながらも、その偉業は20世紀に至るまで忘れられていた。
一人でオーケストラを再現する、その目的を果たすため作った奇妙な楽器で、狂気じみた演奏を行う音楽家ガンバラ。唯一、酔ったときにだけ、天才的な演奏をすることができるとわかり、ある企てに巻き込まれていく…。フランスで本格的に音楽を論じた最初の小説といわれる表題作ほか、「音楽」と「狂気」が交錯する4篇を収録。
バクスト、ピカソ、シャネル、ストラヴィンスキー、伝説のダンサー・ニジンスキー…。天才アーティストたち天才アーティストたちが集結した「バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)」の〈総合芸術〉。
20世紀初頭、ヨーロッパをセンセーションの渦に巻きこんだ「バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)」。美術とダンス、音楽、文学、ファッションなどが結ばれてできた〈総合芸術〉が、モダン・アート史に大きな変革をもたらした。芸術世界を華やかに彩った「バレエ・リュス」の魅力と全貌を、ロシアの世紀末〈銀の時代〉から、「バレエ・リュス」の舞台・衣裳デザイン画、同時代の舞台芸術作品など約700点の図版を豊富な解説とともにします。
起立工商会社は、明治時代初期、主として日本の美術工芸品を世界へ輸出した、日本の貿易会社。
明治6年のウィーン万国博覧会を契機に現地で結社され、明治7年に銀座で創業。
会社経営を通じた支援・育成により日本近代美術史、日本近代史に名を残す画家、工芸家、美術商を輩出したが、明治24 年に解散。
芸術は果たして言語をモデルとして体系化できるのか?芸術記号論の構築をめざすボローニャ大学の気鋭による野心作。