「アウトサイダー・アート」とは、精神病患者や幻視家など、正規の美術教育を受けていない独学自修の作り手たちによる作品を指す。20世紀初頭にヨーロッパの精神科医たちによって「発見」されたこの芸術は、パウル・クレー、マックス・エルンスト等の前衛芸術家たちにも多大な影響を与えた。戦後には、フランスの画家ジャン・デュビュッフェがヨーロッパ各地から作品を収集し、それを「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼んで賞賛したことから「価値」が高まった。近年、日本でもそれらの作品への関心が急速に高まりつつある中、モダン・アートが置き忘れてきた「もうひとつのアート」の魅力に迫る。
ミッキー生みの親、実は「嫌なヤツ」?ディズニー社の全面協力を得ながら、同社の検閲を受けずに出版されたウォルト・ディズニー伝の決定版。過度に美化することも、過度に否定することもなく、その業績の偉大さと人間としての弱さを冷静に描いた書。2006年ロサンゼルスタイムス出版賞伝記部門大賞作品。
サッカーを「しゃべる」立場からの、これまでにない新鮮なサッカー論。実況中継の神髄から日本のサッカー文化まで…サッカーの見方がガラリと変わる1冊。
歴史を動かしてきたのは、政治や経済だけではない。数学的知識、暦の作り方、冶金技術など広い意味での「理科力」こそ、人間を人間として進歩させてきたものなのだ。縄文時代の天文学、世界最高水準の技術で作られた奈良の大仏、古代日本人の数学的センスがかいまみえる万葉集。ギリシア以来の「アルス」のあり方…。人類の「これまで」と「これから」を理科の視点から眺望する。
現代を代表する彫刻家が30年以上にわたって書き続けた創作メモ。芸術論、人生論、家族論、私たちの生きるヒントが詰まっている。
アーサーは絵をかいています。マックスも絵をかきたいと思いました。でも、何をかいたらいいのかわかりません。そこで「ぼくをかいたらどう?」とアーサーがいうと…。コールデコット賞を3度受賞したウィーズナーの最高のアートとは!?-。
人間の活動はすべて、私たちのDNAのなかに検証できる痕跡を残す。そのDNAが記録する物語が音楽のことであれ、スポーツのことであれ、無節操な病原菌のことであれ、それらの話がトータルで、地球上の人類誕生にまつわる遠大で入り組んだ物語になっている。そして私たちが自然の最高の誇りであると同時に、自然の最も不合理な産物でもあるのはなぜか、その理由を教えてくれる。愛も、才能も、闘いもーDNAに刻まれた人類の歴史をひも解く全米ベストセラー・ノンフィクション!
貴重な原画もたっぷり掲載、多彩な創作世界を案内する決定版!
1日10分で楽しく手軽に漢字学習。各級の新出配当漢字をテーマ別に配列。学習計画を立てやすいよう、1冊の学習目安期間を1か月に設定。
ルーヴルもオルセーも大好きです。オランジュリーもポンピドゥも行きました。そんなちょっとパリ通のあなたにおすすめする個性派ミュゼをたっぷり紹介します。街中にひっそりたたずむ歴史ある邸宅、アトリエや元修道院をぶらりと訪ねたり、少しだけ足を延ばして郊外の現代アート系や古城美術館で半日遊んだり。二度目三度目のパリでは、住人たちがこよなく愛する“ふだん着の美術館”で、とっておきの時間を過ごしてみてください。
脳、前衛芸術に挑む。絵画を見て、それを「よい」と思うとき、脳では何が起こっているのか。複雑怪奇な現代アートが「わかる」とはどういうことなのか。脳科学、医学、認知心理学、行動科学から美学、哲学まで、あらゆる知を総動員し、人間の美的体験のメカニズムを解き明かす。
ビジネス一筋だった会計士・田中靖浩さんがアートをもっと勉強するために画商・山本豊津さんのもとへ。「価値のつくり方」を絵画に求めるビジネスパーソン、「お金のしくみ」を知りたい美術関係者。驚くほど面白く、そして深遠な、お金とアートの異色の対談がスタートします!
読み出したらやめられない。建築をめぐる14の醍醐味。
9部門129分野に新語と基本用語あわせて約40,000語を満載しています。豊富な図版に、すぐれた読み物であり試験にも役立つコラム140本を収録、ますます見やすく分かりやすくなりました。平成の大合併に対応した「訪ねてみたい歴史・祭り・自然 情報日本地図」と「知恵蔵手帳」の豪華2大付録つき。
犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が残した遺書。それによると、遺産は諏訪神社の神主・野々宮大弐の孫娘・珠世が、三人の孫(佐清、佐武、佐智)のうちから婿に選んだものに与えるという…。莫大な遺産を巡り激しく憎みあう犬神家の人々。そしてこれは、次々と起こる惨劇の幕開けに過ぎなかった。犬神家の家宝「斧・琴・菊」と関係づけられた凄惨な連続殺人の数々に金田一耕助が挑む…。テレビで映画で、常に大ヒットとなった話題のオリジナル作品。
20世紀を代表する美術家であるアンディ・ウォーホル(1928-1987)は、生前における多方面にわたる活躍やメディアへの頻繁な露出から、これまで様々な流言飛語に曇らされ、毀誉褒貶に包まれていた。しかし、1989年にニューヨーク近代美術館で大規模な個展が開催され、94年にはアメリカにある個人美術館としては最大のアンディ・ウォーホル美術館が開館するなど、その多面的な芸術は正確に評価されつつある。「孤独なトリックスター」の実像とはー。本書は、日本での大規模なウォーホル回顧展にも関わった美術史家が、ウォーホル芸術の意味と本質に迫り、それを広く美術史の中に位置づける画期的論考である。
いろいろな古代文明で、一週間を7日とする暦を使っている。ということは、神様は7日でこの世界をつくった、という神話ができる理由がある。人びとの生活のほうが先で、神話ができたのは後なのだ。暦に合うように神様は7日目に休んでいただかないと困る。神話より先に、人びとは7を大切にしていた、ということだ。その謎解きを、本書でしている。
なぜ俳優は舞台で緊張しないのか?人前に強くなる!日常で自分の殻を破る!“瞬間的緊張”と“慢性的緊張”をとるための演劇的アプローチを大公開。「俺はこんなもんじゃない」と泣く主人公を元大物女優の“ママ”が指導する抱腹絶倒の物語でナビゲートします。
真面目すぎる性格を変えよう!ユーモア体質になれば、人生は変わり出す!人気のユーモアコミュニケーショントレーナーが、ユーモアセンスを磨く心得とエクササイズを伝授します!