女性の人権、報道・言論の自由、市民のインターネット利用などの度合いによって塗り分けられた世界地図は、LGBT(性的マイノリティ)解放の地図とほぼ一致する。LGBTの権利は今や基本的人権として認識されはじめており、LGBT問題に対する各国の態度はその国の民主主義の成熟度や現代性を測る基準となる。グローバル化・デジタル化により、同性愛者の解放は進んでいる。その一方で、同性愛が死罪の国は一〇か国、違法の国は七六か国存在する。約五〇か国を取材し、文化やメディアの状況にも目配りしつつ、各国のLGBTのおかれている状況をレポートする。
ホームウェディングの第一人者が指南するLGBTウェディング。どんなカップルにも、幸せな結婚式を挙げる権利があります!
児童・生徒と学生が自分の性自認で悩まされることなく安心して学べる教育環境の整備に向けて、教育関係者の意識転換と具体的な施策が求められている。教育現場で起きている問題を明らかにし、誰もが多様な性を自分らしく生きる自由を保障する方策を提言する。
新しい愛のかたちをめぐる、真実を求めて。スピリチュアルな視点から読み解く同性愛の是非。純粋な愛と美を求めた『幸福な王子』の作家のメッセージ。衝撃の告白、イエスの魂との深い関係とは。
行政、立法、司法そして直接行動──
これはアメリカ式民主主議の教科書および実践史である。
ストーンウォールの反乱から50年
LGBTの権利回復の運動の歴史
本書『LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』は、その副題通り、1世紀という長期にわたるLGBTの権利回復に向けた運動の歴史を、子どもたちのためにわかりやすく解説しています。
ピンクの三角形、ラヴェンダー狩り、ストーンウォールの反乱、ハーヴィー・ミルクの暗殺、エイズ危機、ヘイトクライム、数々の裁判、同性婚の実現……。LGBTの権利を求めて闘った100年にわたる歴史は、一進一退を繰り返しながら、一歩ずつ一歩ずつ、時には劇的に、前へ前へと進められていきました。そこには、決して諦めることのなかった、有名無名を問わないたくさんの「ヒーローたち」の活躍がありました。歴史をつくるのは、人なのです。人と人のつながりが、歴史を動かし、未来を切り開いていくのです。
公民権運動の異端児で、最初のゲイの権利団体を組織したマグヌス・ヒルシュフェルト。レズビアンの社交クラブだった「ビリティスの娘たち」という団体を、強力な運動団体に変えたフィリス・ライオンとデル・マーティン。有名なアメリカ最初のトランスジェンダーであるクリスティーン・ジョーゲンセン。そしてサンフランシスコの最初の公選市会議員ハーヴィー・ミルク。さらに、歴史上のLGBTたち、フォン・スチューベン将軍、アラン・チューリング、ジェイン・アダムス、ベイヤード・ラスティン、その他の人々もとりあげています。そして歴史の最後を飾るのは、同性婚を可能にした最高裁の判決です。
ふんだんな個人史とエピソードの数々、貴重なビジュアルを多数収録!
子どもから大人まで学べる1冊です。
はじめに
年表
序章:2人のママ
第1章 1900年まで 歴史をざっとおさらい
第2章 1900 年〜1930年代 運動の始まり
第3章 1940 年〜1950年代 暗闇の中で
第4章 1960年代 クローゼットから出て
第5章 1970年代 街えでよう
第6章 1980年代 エイズと保守の巻き返し
第7章 1990年代 揺り戻し、そして勝利
第8章 2000年〜現在 いまよりすべたがよくなるさ
終章:日々のヒーローたち
関連資料
参考文献
訳者あとがき
索引
「セクシュアリティの悩みが原因で、自分らしく働くことをあきらめたくない」本書はそんな思いをもつ方のための一冊です。LGBT就活生・転職者から実際に寄せられたリアルな不安に対する向き合い方と解決策をわかりやすく丁寧に解説します。LGBTの気持ちに寄り添い、理解するにあたって人事・採用担当者、チームリーダー、キャリアセンター職員などにとっても必読です。
周囲とのちがいに感じた疎外感や孤独、いじめや差別。自問自答しながらも前にすすみつづけるリビットのメンバーが語る多様な性。LGBTの子どももありのままで。
本書では、LGBTを切り口に多様性あふれる時代における労務管理を述べています。第1章では歴史的背景からみる性の多様性、第2章ではハラスメント対策、労務管理、第3章では制度づくりの基本である社内規程例、第4章では労務管理の場面で想定される事例をもとにしたケーススタディ、第5章ではLGBTに関連する裁判例、第6章では企業での取組を紹介しています。
初代ミスター・ゲイ・ジャパンのSHOGO氏、五十嵐ゆり氏、星野俊樹氏、おおばやしあや氏のコラムも収載。
企業が直面するLGBT対応の問題を法務の専門研究部会が徹底解説!!LGBTの基礎知識から、企業対応の具体的問題・ビジネスにおける問題・就業規則による対応・事例検討まで、実践的かつ充実のコンテンツ!!令和新時代の企業法務、ビジネスにとって不可欠となる貴重な1冊!!
政治、スポーツ、文化、メディアにおけるLGBTQコミュニティの平等を求める闘いの節目と歴史的な瞬間をとらえ解説。故ダイアナ妃やウィリアム王子、エルトン・ジョンなどLGBTQ運動の支援者や著名人の声を貴重な写真とともに紹介する。
偏見に立ち向かった56人のLGBTヒーローを未来の子供たちに伝えるピクチャーズBOOK。
フレディ・マーキュリー、ナブラチロワ、美輪明宏などの文化に多大な貢献をしたLGBTアーティスト、作家、イノベーター、アスリート、活動家の感動的なストーリー。
LGBTQの歴史における感動的な人物のコレクションについてもっと知りたい人に最適な一冊です。
ニュースの背景・歴史・行間を読み解く。性的マイノリティーの話題を網羅した『読む現代LGBT事典』。日本で当事者運動が活発化した1990年代以後を生きたゲイ男性が、話題を自分史に重ねながら平易に解説。
LGBT、SDGs、シェアリングビジネス、ストリーミングビジネスなど大きなトレンドになりつつあるトピックについて従来の理論的枠組みを踏まえながら事例とともに解説。
「多様な性のあり方」について、小中学生が自分たちのこととして、みんなで一緒に学ぶことができます。調査データ・最新事例・マンガ・ワークシートなど、学びを深めるたくさんのヒントが提供されており、誰にとってもLGBTQ+について知り、考え、行動するために役立ちます。第2巻では、ふつうや男女といった○○らしさについて考え、「自分らしさ」の大切さについて学びます。
思春期の読者が自分の性を大切にしていけるよう、さまざまな性のありかたを学べるシリーズ。手にとるのが恥ずかしくない大きさやデザインを採用し、学校や友人関係などで生じる具体的な悩みや疑問を丁寧に紹介していきます。
第1章 からだの性ってなんだろう 「男女のちがいはトイレのちがい?」/からだの性=外性器、だけじゃない!?/からだの性の組み合わせに「絶対」はない/からだの性はスペクトラムってどういうこと?/からだの性はどうやって決まっていく? 〜第一次性徴〜 /変わっていくからだ〜第二次性徴〜/自分の外性器をもっとよく知るために/外性器の洗い方
第2章 からだとこころが健康であるために 「小さなことにイライラ。ぼくって性格が悪いの?」/こころとからだの性はつながっている/からだやこころの悩みQ&A/こまったとき・相談したいとき/「やせてもやせても、もっとやせたい、のはなぜ?」/ボディイメージとボディポジティブ
第3章 性の多様性ってなんだろう? 「LGBTの人がいるから性は多様?」/あなたとわたしも多様性をつくるひとり/自分の性についてもっと知るために/性にかかわることば/もっと知りたい・話を聞きたい ほか