リビング、書斎、子供部屋。なぜ、つくる?建築家として三十八年間、豊富な経験をもとに語る、人がよりよく生き続けるための家づくり、街づくりの視点。
野球、メンコ、運動会に修学旅行…。幼いころから、“子供が好き”とされていることに、なにかと「ああ、いやだなぁ」という気分になったというリンボウ先生。長じるにつれ、飲酒、煙草、カラオケ、ゴルフ、テニス、電車、旅行、会議、お節介、無神経、怠け者と、「いやな感じ」のするものはますます増えた。そんな「いやな感じ」のするものに、言葉の槍で一矢を酬いるエッセイ94篇。
騎手、馬主、調教師、ファン…。様々な人間の思いが交錯する競馬。その中で、あまり知られてはいないが、競走馬の足を守るべく黙々と蹄鉄を打ち続ける職人たちがいる。その名も装蹄師。たった0.1ミリの狂いがレースの帰趨を決する厳しい世界。そこから見える競馬の裏側と名馬たちの素顔とは。トウカイテイオーなど数々のG1ホースの蹄鉄を手がけた男が、自らの仕事を熱く語る。
北米大陸に化石として残された、700キロメートル以上の長距離におよぶ無数の恐竜足跡(恐竜ハイウェー)は、かつて地球の支配者として栄華を誇った彼らの「生きた姿」を雄弁に物語る。どの方向へ何の目的で移動したのか?群れで行動したのか?親子関係・社会行動はどのようなものであったのか?アジアにも恐竜ハイウェーは存在するのか?「足跡」というツールを駆使して、恐竜の自由闊達に動き回る「生活ぶり」に迫った、恐竜研究の最前線。
どこかおかしな世の中を、狐狸庵先生ひとにらみ。-美味い蕎麦屋を見つけたかと思えば、家族に嫌がられながらも奇妙な鳥を飼ってみる。テレビのくだらなさには怒りを抑えきれず、日本の教育制度にも一言あり。さらにわが家の気功体験から、老いを迎える覚悟、眉唾のような話まで披露して、その好奇心は止まらない。泰然自若、自らの身辺を語った著者晩年の貴重なエッセイ。待望の文庫化。
「イギリスはもっと良くなれるはずだから」-印象的な声明とともに颯爽と登場した労働党・ブレア首相。かつての「老大国」を再生させたサッチャリズムは一方でエリート層と下層の格差を拡大させた。これに対してブレアがめざすのは、国民全体の能力の底上げ、および自立と自信の回復である。技術革新と教育を最優先するブレアの「福祉のニューディール」「新産業主義」をキーワードに真の「豊かさの再生」を展望する。
クセになるほど美味しいピッツァ、見事なルネサンス芸術、水の都ヴェネツィアの幻想的な美しさ。はたまた、押し寄せてくるジプシーのスリ集団、着かない郵便、来ない電車…。ようこそ、愛とカオスと“生”の喜びがいっぱいの国・イタリアへ!本書は、この国の生活、食卓、季節、人々の素顔を、おしゃれなカラーイラストと共に綴る一冊。やみつきになるイタリアの魅力をお伝えします。
あなたの人生に奇跡を起こす宇宙の法則!潜在意識を活かす秘訣。
誰もが「燃えて生きたい」と願っている!上司、親、教師に贈る「新しい人間観」の提唱。ひとりひとりの「人間力」を引き出す画期的リーダー論。
われわれは、魂が生成発展するために存在している。「世の中」の正しいあり方を提唱する船井流人間観の集大成。
「幸せの青い鳥」はいつもそばにいて、あなたが気づくのを待っている…と、メーテルリンクの童話は我々に教えてくれる。しかし実際のあなたは、他人への妬みや劣等感、仕事や人間関係に対する焦りやいらだち、挫折やトラブルとの遭遇などで、不満と不安に満ちた人生を生きていないだろうか。いったい、どうすれば本当の幸せをつかめるのか。積極的な人生を切り開くメッセージを贈る。
織田信長の寵愛を一身に集めた小姓・森蘭丸。しかし、彼の母は、信長の宿敵である本願寺に、深く信仰を寄せる。主君への忠誠と母子の絆の間で葛藤する蘭丸。そんな中で彼は、母の信仰と相容れぬキリシタンの娘を愛してしまったー。複雑な人間関係の綾に悩みながらも、その秀でた才知と克己心で、決して挫けず青春を燃やし続けた乱世の若者の姿を描く、傑作長編。
経営理念、組織、商品開発・製造、営業、仕入れ、経理、人事…企業経営における職能的な個々の分野について、松下幸之助はどう考え、どのように実践したのか。本書は、今日のような厳しい経営環境にあって、誤ることなく経営を進めるための1つの指針として、松下幸之助が遺した言葉を厳選し、まとめたものであり、いわば、経営観の集大成である。
どうしたらお客様の信頼に応えられるか。イトーヨーカドー・グループの創業者が実践の中で得た「商いの心配り」。
一杯から広がるしあわせ。英国式マナー、お菓子とフルーツ、茶葉えらび、陶磁器の楽しみ…。至福の時間をどうぞ。
昭和44年3月から昭和58年8月まで、足かけ15年にわたって新聞雑誌に書き続けた書評コラム455篇の集大成である本書は、単なる内容解説、著者紹介にとどまることの多い書評の中で、その精確な知識に裏打ちされた鋭利な批判と適切な称賛は異彩を放ち、書物の海を航海する人の正確無比な羅針盤になること間違いない。当代無双の読書人にして批評家の代表作、待望の復刊。
俗を愛し、俗に溺れず。人生を味わうエッセイ72篇。