宮城まり子とねむの木学園のこどもたちが歌うアルバム。脳性マヒの後遺症を持ったこどもたちの歌声に、アナタは一体何を感じるだろう。こどもたちの生きる証しでもあり、明日への手がかりを求める姿がある。このアルバムは買われたときに意味を持つ。
日本合唱曲全集のなかの中田喜直作品集。女声合唱のための作品が収められている。作曲意図が理解されないまま、違う表現で歌われることが多いと悲しむ作曲家が多いが、当盤のように、作曲者が立ち会った録音は、その意味で貴重だ。作品の心が伝わってくる。
「アマデウス」を手がけたゼインツ。こんどは超話題の「存在の…」で全編にヤナーチェクの音楽をちりばめ、ソ連軍の侵攻の場面ではチェコ民謡を使うなど、映像と音楽の積極的な融合を狙う。これはサントラ。(5)の歌がすごい。打ちのめされて声も出ない。
高い評判を得た前作のプレッシャーも何のその。ライヴで培った、爆発し楽しんじゃえばそれでOKという強烈な個性が、アルバム全編にあふれた本作。カラッと爽やかになり切れないコテッとした隠しソウル味が、弾けまくった音の中のスパイスとなっています。
最高の音で楽しむために!