闇の中でも光に向かえる心の眠を持てれば、進む道は宝に満ちる。
関ヶ原の決戦を制した家康は、朝廷より将軍宣下を受け、征夷大将軍の座に就いた。多くの大名らを従えた参内は、天下人家康の権勢を強烈に印象づけた。江戸に幕府を開くが、三年ほどで将軍職を子の秀忠に譲り、徳川の世が代々続くことを示す。徳川・豊臣のいわゆる二重公儀体制は、徐々にその綻びを露呈し、ついに豊臣家を討つことを決意する。
四国八十八ヵ所の寺院を巡る四国遍路は、なぜ今なお多くの人を魅きつけるのか。平安時代の起源から平成遍路ブームまでの歴史と、遍路する人びとの変遷、接待文化と「へんど」などを解説。四国遍路の多様な側面に迫る。
長年の発掘調査により、古代宮都の構造が明らかになりつつある。天皇が居住し、宮都の中心をなす重要な区画である内裏の構造を、考古学と文献史料の成果を有機的に連関させ分析する。新たな古代宮都研究の方法を示す。
織田・今川家で人質生活を送った家康は、独立後三河国を統一し、武田信玄や浅井・朝倉氏などとの戦いを経て、五ヶ国を領する大大名へと成長した。信長の後継者、豊臣秀吉には小牧・長久手で勝利するも臣従。小田原攻めや名護屋に出陣し、五大老筆頭として活躍する。秀吉死後、関ヶ原合戦前後までのさまざまなエピソードを集めた、逸話編第一冊。
泰平の世、全国の善男善女はこぞって名所めぐりの旅に出かけた。寺社参拝のために故郷を後にした庶民の覚悟や、文人層の修養と名所めぐりをかねた旅など、行動文化の視点から、旅の大衆化が進む江戸時代を探訪する。
隋唐帝国の登場により、新たな国際情勢への対応を余儀なくされる東アジア諸国。朝鮮三国の動乱と倭国・日本への影響、律令国家の成立と華夷思想の形成、遣唐使の活躍、都城制の展開など、激動の東アジア世界を描く。
主人公は温州ミカン。「冷凍みかん」になりたいという夢があるんだけど、実はとっても寒がり。何をやってもうまくいかなくて、友達のユズちゃんや、スダチちゃんから「みかんぼうや」と呼ばれてしまう。でも「みかんぼうや」は、夢をかなえるために、今日もけなげにがんばってます。オール描き下ろしNewキャラクター絵本。
盛夏七月、土曜日。新幹線で一人京都へ。カフェと、うさぎと、はんなりと…。誰にもナイショの一人旅がワクワク度をアップさせる。今回はどんな「カワイイ」が見つかるのかな。