蜘蛛、馬、獅子、ネズミ、そしてペガサスやセイレン…。テキストに登場する動物やキマイラたちの寓話と、たくさんの美しいイラストを通じて、スピノザ哲学の核心にいざなう全30話の入門書。
産業用の動物を閉じ込めるケージを大きくする、殺害方法を洗練化して苦痛を少なくするなどの動物福祉改革は、動物を人間の手段、モノとされる境遇から解き放つことにはならない。動物福祉は人間による動物利用そのものは認めた上で、動物の味わう「不必要」な苦しみを緩和・削減する措置でしかない。どれほど「人道的」に扱われようとも動物たちが日々受ける仕打ちは拷問でしかない。必要なのは動物搾取の廃絶である。これまで動物福祉の理論は数多く示されてきたが、本質的な動物の権利を問う文献はなかった。本書は、米ラトガース大学法学院教授で動物の権利運動に決定的影響を与えてきた著者の代表作の邦訳である。
著者が野山を歩いて集めた頭骨約160個の中から、選りすぐりを紹介。頭骨にまつわるエピソードから、骨からわかる動物たちの暮らしぶり、神秘・面白さを、写真やイラストをふんだんに使って語る。
動物たちが縦横無尽に活躍するファンタスティックでユニークな怪談集!
動物の解剖構造の複雑な仕組みー生きものの持つ美しさーを色々と知ってみたいのなら、この『幻獣デザインのための動物解剖学:絶滅種・恐竜を含むあらゆる動物の骨格と筋肉』はまさにおすすめだ。ウィットラッチのほれぼれする見事なイラストレーションが、ページをめくるごとに読者へ知識と興奮を与えてくれるばかりか、ルーカスフィルムやウォルト・ディズニー、また映画『ジュマンジ』『ブラザー・ベア』『ポーラー・エクスプレス』などで活躍した経験をもとにした貴重なテクニックが、惜しみなく公開されている。さらにウィットラッチの、世界中の観客を魅了した幻獣たちを生む源ともなった実際の生きものたちへの果てしない愛も目の当たりにすることだろう。
現代の動物業界は、飼育管理・繁殖・治療・トレーニング・展示・保護・教育など、あらゆるシーンで海外の動物業界の人々と協力し合うことが必須です。国際連携が必須の今、動物業界をめざす人や、すでに活躍している人に役立つ1冊。
「足あと」や「食べあと」、「ふん」「かくれ場所」など、動物たちが残す手がかりをもとに、その行動やくらしぶりがまなべる、まったく新しい切り口の図鑑です。哺乳類、爬虫類、両生類、鳥類といった脊椎動物から、昆虫などの無脊椎動物まで400種類以上の動物をはばひろく取りあげています。およそ200個の実物大の足あとなど、600枚以上の写真とイラストで動物の姿や行動をいきいきと伝えます。
ハダカデバネズミの地下トンネル工事に立ち会い、ヒグマにつきあってサケを捕り、ミツバチのダンスを見せてもらったら、フラミンゴの大群と一緒に大空へ…動物たちの世界ではどんなことが起きているのだろうか?どうしてそんな不思議なことが起きるのだろうか?本書によって、生き生きとした動物たちの動き、なかまや敵とのコミュニケーション、狩りや食事、生活のようすがよくわかります。登場するのは、サンゴからカンガルーまで、ありとあらゆる動物たち。ページをめくっていろんな動物たちに出会い、一緒にわくわくするような冒険に出かけよう。
野生動物をマネジメントする法律の柱は「鳥獣法」である。狩猟行為を制御することによって獲物の持続性を担保するというこの法律の主旨は、SDGsの理にかなっている。ところが、明治初頭に作られたこの法律は、150年もの間、制度を継ぎはぎしながらやってきたために、現代社会の中では対応できなくなっている。その理由を整理して、鳥獣法を大きく構造転換し、生物多様性保全のための保護地域や、被害を抑制する棲み分けについて考えてみた。
戦争で空っぽになった動物園に、動物たちを!船の上で死んでしまったシマウマ、飼育箱からにげ出したダチョウ、荒れくるう海…さまざまな苦難をこえながら62頭の動物たちと約2ヶ月かけて、アフリカから日本までを旅した、実話を基にしたお話。
この本では高校や大学へと進学し、社会の中で活躍する、さまざまな職業のセンパイが登場します。どのセンパイも、みなさんと同じようにキャリア教育の授業を受け、職場体験を経験してきた人たちです。少し先を歩むセンパイたちの言葉には、みなさんが職業について考えるためのヒントがたくさんあります。この本を読んで、今日から始められること、毎日意識すべきことを見つけてみましょう。そしてあらためて、将来のことを考えてみてください。