不確実性が常態化した現代において、日本企業は「正しくやっているのに勝てない」という壁に直面している。その背景にあるのが、日本が長年強みとしてきた「正解主義」だ。一方、世界市場で急速に存在感を高めるインドは、計画通りにいかない環境を前提に、状況に応じて最適解をつくり続ける高い適応力(アダプタビリティ)を武器に成長してきた。本書は、インドを単に称賛するのではなく、「日本の規律 × インドの適応力」という補完関係に焦点を当て、日本企業がグローバルで再び勝つための思考法と組織のあり方を提示する一冊である。
改正介護・育児休業法により、男性育休の取得率公表、「男性版産休制度」の創設など、男性の育児に関する環境は、近年大きく変化している。現代では共働き世帯が70%ちかくになる中、男性育休取得率は13%にとどまっていたが、2023年春から大企業に育休の取得率公表が義務付けられるなど、さらなる法改正により一気に増加が予想される。
しかし男性が育児をするには、様々な問題点が存在し、孤立する父親は少なくない。悩む父親の一部が「男性の産後のうつ」として顕在化している例もある。
本書では、そんな父親たちが抱える悩みの発生源を辿り、今の時点で考えられる解決策、そして今後望まれる社会体制について、産婦人科医および産業医として多くのヒアリング経験を持つ筆者が綴る。
制度変革により「混迷の時代」となっている男性育児分野の「水先案内人」になる、そんな1冊です。
「理解されないという欲求不満の蓄積は、大きな負のエネルギーになります。」
周囲からは「理由なき反抗」と見えるものも、こういった負のエネルギーの蓄積から言えば、いわば「理由ある反抗」であり、単にその理由が本人にも周囲にも見えないことが多いだけなのです。
ゴードン博士の「親業」のメソッドは子どもたちの負のエネルギーの原因がどこにあるのか、また、親の欲求がどこにあって子どもに何を望んでいるのか、親と子の両方が何を考え、何を求め、何にぶつかって心を閉ざしているのか、その考えへと導くガイド役を果たすものです。
苦悩や深いパトスを湛えた、短調で書かれた第8番。終楽章でトルコの軍楽隊の小太鼓を模したリズムが用いられ、「トルコ風に」と記されているために《トルコ行進曲付き》の愛称で親しまれている第11番。幻想味豊かな美しい作品で特に人気の高い幻想曲ニ短調と、楽想の赴くままに即興風に展開される幻想曲ハ短調。聴く人々に至福の時を与えてくれる、ヒューマニスティックな温かい感情に溢れたケンプの慈愛に満ちた演奏でお聴きください。
人口が急減するなか、自治体間で人を奪い合うゼロサムゲームでは明るい未来を描けない。
こうした状況下、注目を集めているのが関係人口ーー特定の地域に継続的に関心を持ち、関与するよそ者ーーである。
「観光以上、定住未満」の関わり方をする彼らによって、都市にも地域にもプラスになる関係は築けるのか。
それは日本社会にとってどのような意味を持つのか。
豊富な事例をもとに、その可能性を考える。
近年、危惧される「台湾有事」。
中国の軍事力増強は目覚ましく、台湾周辺での演習も常態化している。1950年以来、中台双方の軍事行動を封じてきた米国の関与も揺らぐ。危機は本当に避けられないのか。
本書は「侵攻か否か」という単純な議論を超え、中台の軍事・防衛力を検証し、歴史とともに作り上げられた複雑な抑止と危機管理のメカニズムを解き明かす。
安定と平和のために国際社会、そして日本は何ができるか。
はじめに
序 章 「台湾有事」とは何か
第1章 歴史の影ーー海峡を隔てた内戦の継続と冷戦
1 日本による台湾の割譲と返還 1895〜1945
2 台湾海峡で睨み合う蔣介石と毛沢東 1945〜1960
3 大陸反攻と外交闘争 1960〜1969
4 狭まる国際空間と対米断交 1969〜1979
5 民主化の波と蔣経国の決断 1979〜1987
コラム1 日本の戦後処理で「放棄」された台湾
コラム2 米中「三つの共同コミュニケ」と「一つの中国」をめぐる相違
コラム3 米国の台湾関係法と「現状維持」の戦略
第2章 冷戦後の台湾ーー統一圧力下の危機管理と現状維持
1 李登輝の政治改革と危機の再燃 1988〜2000
2 陳水扁政権への「独立」阻止の圧力 2000〜2008
3 馬英九の対中融和路線と統一への懸念 2008〜2016
4 民主主義国の蔡英文への支持 2016〜2024
5 内外の制約と頼清徳政権 2024〜
第3章 中 国の台湾侵攻は可能か?--決断を縛る三つのハードル
1 台湾侵攻の決断条件
2 中国人民解放軍の実力
3 想定される侵攻シナリオ
第4章 台湾はいかに守るか?--台湾防衛の実像
1 専守防衛への転換と戦略の調整
2 台湾を防衛する「中華民国」の軍隊
3 国家総動員体制
4 米国依存の軍事力整備からの脱却
5 中国の侵攻シナリオに対する軍事力
第5章 軍 事侵攻か? 平和統一か?--台湾統一への道筋
1 侵攻を決断する「好機」と「最後の機会
2 平和統一路線と台湾をめぐる正統性
3 戦わずして統一するアプローチ
4 武力が選ばれるとすればーー条件付きの将来戦
第6章 「台湾有事」は回避できるか?--抑止と危機管理のメカニズム
1 米中の思惑が交叉する台湾海峡
2 米台関係の実務と基盤
3 危機回避を支える国際関与
4 「台湾有事」と日本
終 章 台湾海峡の平和と安定
おわりに
主要参考文献
関連年表
第46回サントリー学芸賞作(社会・風俗部門)
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今月に台湾で刊行された中国語版を祝して、台湾版推薦者のオードリー・タン大臣より日本の皆様へ(2026年4月)。
「著者の語る台湾の民主化への道程を巡る言葉に、私は強く胸を打たれた。本書は傑作であり、著者と私の対話が本書に安住の地を見つけたことを光栄に思う」
オードリー・タン(唐鳳) 中華民国(台湾)無任所大使 元デジタル担当大臣
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権威主義体制が長く続いた台湾。
1996年に総統の直接選挙が始まり、2000年には国民党から民進党への政権交代が実現した。
今や「民主主義指数」でアジア首位に立つ。
中国の圧力に晒されながら、なぜ台湾の民主主義は強靭なのか。また弱点はどこにあるか。
白熱する選挙キャンペーン、特異なメディア環境、多様な言語と文化の複雑さ、そしてあらゆる点で大きな影響を及ぼすアメリカとの関係に注目し、実態を解き明かす。
あらゆる場面で利用することの多いデータベース。SQLを利用すれば、様々な方法でデータベースのデータを扱うことができます。ただ一方で「SQLってむずかしそう」「データベースのデータ操作って専門家がするものじゃないの?」と思っている方も多いかと思います。本書はそうした初心者の方に向けて、フクロウ先生とエリちゃんと一緒にSQLiteを利用して、SQLによるデータベースの作成から基本的なデータの操作、データの様々な操作方法について体験。対話形式でデータベースのしくみを学ぶことができます。
基本知識と実務がつながる自治体の会計担当の必読書。公会計情報の活かし方も解説!
*ポイント別にわけた解説で、知りたいことをすぐに探し出せる
*わかりやすい解説でありながら、実務にも使える点が特徴
実務に役立つ知識がコンパクトにまとまり、初心者にもわかりやすい。知識と実務がつながる自治体の会計担当の必読書。公会計情報の活かし方も解説!
第1章 地方公会計の役割と位置付け
1 地方公会計制度について
2 統一的な基準に基づく地方公会計制度の推進について
3 地方公会計と地方公営企業会計との違い
4 総務省「今後の地方公会計のあり方に関する研究会報告書(令和6年12月)」の概要
5 国際公会計基準
6 諸外国における公会計制度の導入・活用状況
第2章 地方公会計制度の基礎知識
7 官庁会計と企業会計
8 仕訳の考え方
9 財務書類等の概要
10 貸借対照表
11 行政コスト計算書
12 純資産変動計算書
13 資金収支計算書
14 注記
15 附属明細書
第3章 統一的な基準による財務書類作成
16 一般会計財務書類の作成の流れ
17 歳入歳出データを基にした仕訳の作成
18 日々仕訳と期末一括仕訳
19 資産負債内訳簿と非資金仕訳
20 主要な非資金仕訳
21 連結財務書類の作成の流れ
22 法定決算書類の読替
23 連結修正仕訳
24 連結相殺消去仕訳
25 その他連結財務書類作成の留意点
第4章 固定資産台帳の更新
26 固定資産台帳と財務書類との関係
27 定資産台帳と公有財産台帳の関係
28 固定資産台帳更新の流れ
29 新規取得に関する更新手順
30 新規取得以外の異動に関する更新手順
31 リース取引の会計処理
32 所有外管理資産
第5章 財務書類等の確認
33 チェックリストの活用
34 固定資産台帳の精緻化
第6章 財務書類等の作成早期化・効率化
35 財務書類作成の早期化・効率化
36 固定資産台帳更新の早期化・効率化
37 小規模団体における財務書類等の作成
第7章 財務書類等の公表
38 財務書類の公表のポイント
39 固定資産台帳の公表のポイント
第8章 財務書類等の活用
40 財務書類等の活用に向けた考え方
41 財務指標分析
42 セグメント分析の活用
43 公共施設マネジメントへの活用
44 使用料改定への活用
45 一般廃棄物会計基準への活用
46 財政計画への反映
47 総合計画への反映
48 予算編成への活用
49 議会での公会計情報の活用
50 首長目線での公会計情報の活用
私たちはいつかみんな患者になるーー。だからこそ知っておきたい、脳死、臓器移植、生殖医療、安楽死を考えるための生命倫理学。
私たちの生と死ってどこまでコントロールしていいの?
・安楽死の議論ってなぜ炎上するの?
・脳死は誰が決めるの?
・臓器を商品にしていいの?
・生殖はどこまでが個人の問題なの?
・遺伝子技術でどこまでを知っていいの?
数々の疑問に答えながら、生命倫理学の基本のきがやさしく学べる。
著者のロングセラー『ふだんづかいの倫理学』に続く新しい入門書決定版。
【目次】
序 章 ぼくらはみんな患者になるーー生命倫理学って何?
第1章 治療を誰が決めるのかーーインフォームド・コンセント
第2章 死という生き方ーー安楽死の問題
第3章 死は誰が決めるのかーー脳死の問題
第4章 あげると売るーー臓器移植の問題
第5章 子どもは産むのか作るのかーー生殖技術の問題
第6章 「ふだんづかい」のその先にーー遺伝子技術の問題
終 章 生命と倫理ーー優生思想の問題
Excel VBA
の基本は
知識
+
操作
の2部構成で
身につけよう!
10のレッスンで身につける
プログラミングの教本
Excelの作業をもっと早く、もっと正確にこなしたい。毎日同じ入力や集計を繰り返していて、正直うんざりしている──。そんなあなたにこそ役立つのが、Excel VBAによる業務自動化。本書は、Excel VBAを「読むだけ」で終わらせず、実際に動くプログラムを作りながら身につけられる入門書です。実用的なプログラムを手を動かしながら作成していくうちに、VBAの基本が自然と積み上がっていきます。全11章で、記録マクロの使い方から始まり、セル・シート・ブックの操作、変数、演算子、条件分岐、繰り返し処理、関数、入力フォームまで、業務自動化に欠かせない知識をステップ・バイ・ステップで習得できます。章の冒頭には「これから学ぶこと」「これから作るプログラム」を示し、本編は「知識」→「操作」の2部構成。章末には練習問題とまとめを用意。解説に使用しているサンプルプログラムはダウンロードできるから、独学でも安心して進められます。豊富な画面とフルカラー解説で見やすく、しっかり学べる1冊です。Excel作業を効率化したい人、VBAをきちんと基礎から身につけたい人におすすめです!
・顧客リスト
・経費管理表
・支店名リスト
・出荷管理表
・売上集計表
・入力フォーム
はじめよう! 実務で使える、自動化の基本。
特徴(1)
練習ファイルを
ダウンロードできるから…
"今すぐ学習を始められます!"
特徴(2)
練習問題+
別冊解答付きだから…
"自分の実力を確認できます!"
特徴(3)
実務に直結する
作例を作れるから…
"達成感が得られます!"
人工心肺・体外循環についてもれなく解説した、定評あるテキストの最新版。初学者向けの基本事項はもちろんのこと、多様化する臨床現場に対応した内容をさらに充実させ、ECMOやImpellaなどの補助循環についても増補した、医師・臨床工学技士・看護従事者必携の書。
一人ひとりの子どもの内面に寄り添う「学校心理学」。本書では、この手法を用いて、不登校、いじめ、発達障害、学業不振、問題行動などさまざまな生徒指導上の問題を解決に導く理論と実践を手引きする。初学者にも最適!
「学校心理学」は子どもの多面的に理解し、様々なアプローチから指導することを目指した新しい生徒指導の理論・実践を提案するものである。この考えを用いることによって、従来からある生徒指導問題を解決するための一助となる。三訂版では新たに公認心理師法・こども基本法を追加し、より厚みを増した。
はじめに
序章 学校教育サービスと学校心理学
第1章 生徒指導の意義と課題
第2章 学校における生徒指導の体制
第3章 心理教育的援助サービスの内容
第4章 心理教育的援助サービスの方法
第5章 授業における学校心理学の視点を生かした生徒指導
第6章 いじめの理解と対応
第7章 生徒指導における援助サービスの実際
第8章 コンサルテーションが支える生徒指導
第9章 幼稚園・保育園での面接の進め方
第10章 保護者支援
最終章 新たな生徒指導を求めて
さいごに
資料 公認心理師法・こども基本法
アメリカ、ロシア、中国の行動原理を理解するキーワード!
果たして「帝国」は悪なのか? そもそも「帝国」とはいかなる存在なのか? 皇帝がいない国でも「帝国主義」を標榜するとはどういうことかーー
それぞれ中国史と英国史を専門に、東西の歴史に通ずる2人の研究者が、「帝国」をキーワードに世界の近現代史を捉え直す。今までになかった新しい視点による、近現代から現代までの歴史に流れを読み解く目を養える一冊。対談のため、充実した内容ながら全編にわたってわかりやすく読み進められる。
【目次】
序章 「帝国」とは何か
第1章 ヨーロッパと中華世界、東西の帝国の邂逅
第2章 押し寄せる列強と東アジア
第3章 ナショナリズムの高まりと帝国の変容
第4章 解体される帝国、生き残る帝国
第5章 アメリカとソ連ーー新しい二つの帝国の時代
終章 最後にもう一度帝国とは何かを考える
あとがき代わりの対談
〈科学的な心理学の眼で茶道を分析〉
〈茶の湯は現代人への心理的療法〉
『心理学の茶道発見』が新書として再登場。気鋭の心理学者である著者が、「癒し」や「情動」「自他」「普遍」「練達」「成熟」などのテーマを切り口にして心理学的視点で茶道を分析する一冊です。また、初版刊行以降の社会心理学の研究成果を踏まえると共に著者の茶の湯の深まりを反映した加筆・訂正をほどこしています。
多忙な医療事務職者のために作成された電子カルテと代行入力に関する速習教本。
電子カルテ普及の変遷や現場実務レベルで求められるルール・必須知識をやさしく学ぶことができます。
代行入力で避けて通れない『クリニカルパス』の知識も厳選収載。さまざまなシチュエーションを想定したQ&A形式の『復習テスト』は、さらなる理解向上の助けとなります。
Chapter 1.電子カルテの基本
1.電子保存の三原則
2.紙カルテから電子カルテへの変遷
3.電子カルテシステム化のレベル
4.一般的な電子カルテの構成とHIS
5.画像部門システムと用語
6.文書管理システム
7.電子カルテデータの標準化
8.電子カルテのマスターと標準マスター
● 復習テスト
Chapter 2.電子カルテの代行入力
1.代行入力の大原則
2.電子カルテ入力のルールと書類作成代行の掟
3.代行入力の落とし穴
● 復習テスト
Chapter 3.電子カルテと個人情報の保護
1.アクセス権限
2.二要素認証
3.医療機関での個人情報取り扱いの実際
● 復習テスト
Chapter 4.電子カルテの更新時のデータ移行
1.移行が必要な項目
2.電子カルテ更新時のマスター作成
3.未来オーダの移行作業
● 復習テスト
Chapter 5.クリニカルパスの基本とクラークの業務
1.クリニカルパスとは何か
2.アウトカムの重要性
3.クリニカルパスの運用における事務職のかかわり
● 復習テスト
Chapter 6.電子カルテの管理組織に関するクラークの役割
1.院内委員会への参画
2.文書の登録・管理
3.オーダセットやクリニカルパスの電子カルテへの登録
「霊覚のある、しかも法力のある無欲な宗教家の第一人者は五井先生でしょう」とは、東洋哲学者・安岡正篤先生の評。著者の少年時代から、厳しい霊修行を経て自由身に脱皮、神我一体になるまでの自叙伝である。