博物館や美術館は、〈もの〉が展示されているだけの透明な空間ではない。
社会に対してメッセージを発信し、同時に社会から読み解かれる、動的なメディアである。
日本における新しいミュゼオロジーの展開を告げた画期作。
旧版から十年、植民地主義の批判にさらされる現代のミュージアムについて、
欧州と日本の事例を繙きながら論じる新章を追加。
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「新しい時代の新しいミュージアムのあるべき姿と進む方向が本書によってようやく明示された。」(青柳正規)
「ミュージアムはなぜメディアなのか。歴史と理論、実践を架橋する再定義で、運営論中心の陥穽から救う。これは、博物館・美術館の解体新書だ。」(吉見俊哉)
◎目次
プロローグーーミュージアムを異化するメディア実践
第1章 ミュージアムのメディア論ーー研究の枠組と方法
1 メディア論の視座
2 ミュージアム研究の射程
3 メディア実践、メディア文化研究、メディア史
第2章 ミュージアム空間の思想
1 蒐集するまなざし
2 パノラマ的視覚ーー鉄道旅行、博覧会、観光
3 近代型ミュージアムの誕生
4 ミュージアム空間の完成
第3章 「ミュージアム」から「博物館」へ
1 日本人がみたミュージアム
2 博物館の「つくり方」
3 博物館空間の生産ーー二つの博覧会の中で
4 制度としてのまなざし
第4章 メディア・象徴(シンボル)・メッセージ
1 「帝国」の象徴(シンボル)
2 戦争とプロパガンダ
3 戦後民主主義とメッセージの喪失
4 娯楽としての博物館文化ーーポピュラー文化ミュージアムの系譜
5 博物館とはいかなるメディアか
第5章 二一世紀におけるミュージアム空間の変容
1 ミュージアム・スペクタクルーー欧米、アジア、そして日本
2 欧米におけるミュージアムの拡張
3 グローバリゼーション、アート、国際主義
4 日本におけるミュージアムの拡張と縮小
5 行政から消費社会へ、市民から消費者へ
エピローグーー日本のミュージアムの今後と、周縁的(マージナル)であることの可能性
あとがき
増補新装版のための補論
ミュージアムの苦悩と再生ーーなぜ脱植民地化するのか
1 化石燃料と植民地
2 ヨーロッパにおける脱植民地化…
昔ながらの食事を家庭の団欒と共に頂く日本の食卓を昭和ノスタルジーと共にお届けする元祖グルメ廉価本!
〈U〉あなた(You)へ。〈U〉理解(Understanding)を。そして〈U〉歌(Uta)を。
2021年夏公開、細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」の全貌に迫るオフィシャルガイドブック
◆名シーンがよみがえる【ストーリーガイド】
◆仮想世界でいきいきと動く【〈As〉デザイン紹介】
◆【〈U〉の世界】はこうして作られた
◆少し先のミライを思い描く【テクノロジー鼎談】
◆50名以上のスタッフ&キャストインタビュー
◆美しい世界を構築する【背景美術】の紹介
◆【音楽の力】を信じてーー音楽、映像、衣装の面から見たライブシーンーー
◆【細田守監督】ロングインタビュー
ほか多数掲載!
・全編を振り返るストーリーガイド
・登場人物紹介
・〈U〉の世界について
・特別対談ーー細田守監督×玉城絵美(H2L)×永田聡(聞き手:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記)
・キャストインタビュー
・背景美術の世界
・音楽の力
・寄稿01 井上伸一郎
・CGワークス
・撮影
・作画監督対談
・スタッフインタビュー
・寄稿02 氷川竜介
・細田守監督インタビュー
・クレジット
インタビュー掲載:
エリック・ウォン/水卜麻美(日本テレビアナウンサー)/カートゥーン・サルーン/上国料勇/岡崎能士/ippatu/イケガミヨリユキ/岡崎みな/玉城絵美(H2L)/永田聡/中村佳穂/成田凌/染谷将太/玉城ティナ/幾田りら/役所広司/島本須美/宮野真守/津田健次郎/宮本充/小山茉美/森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世(サイン&コメント)/森川智之/佐藤健/池信孝/上條安里/高知県観光コンベンション協会/常田大希/篠崎恵美(edenworks)/森永邦彦(ANREALAGE)/Ludvig Forssell/坂東祐大/岩崎太整/伊賀大介/藤松幸伸/小野寺丞/川村泰/堀部亮×下澤洋平/李周美×上遠野学×町田啓/青山浩行×山下高明/三笠修/佐藤忠治×勝俣まさとし/西山茂/細田守
(以上掲載順、敬称略)
自称焼きそば名人の作る「ウッソースやきそば」は、パンダが山奥で作った麺に、月の畑でとれたキャベツ、秘密の谷に流れるソースを使っている……って、それホント? どうもあやしい、ウソが大好きな主人が作ったソース焼きそば。名人というその腕は、ウソ? ホント? 楽しく笑って、思わず食欲もわいてくる絵本です。
「同性愛は罪」とするキリスト教の教えと差別に苦悩した後、「神はすべての人を愛する」と確信、日本で初めてゲイであることを公表して牧師となった平良愛香。激動の半生と「差別者にも被差別者にもならないため」に気づいてほしいことを綴った必読の書。
2021年2月10日のデビュー30周年を前に、8cmシングルを12cmマキシ化しリリース!マキシサイズになったジャケット、最新デジタルリマスタリングによる聴き心地にも注目です!
※こちらの商品は、DVDになります。
伝説のそば職人のすべてを初公開!初心者からそば職人まで、衝撃の技がたっぷり学べる。
第1章 阿部孝雄の「そば打ち」新世界
・「竹やぶ」という美学/基礎知識と流れ/そば打ち道具、解説
第2章 最高の「せいろ」をつくる
・水回し、こね、のし、たたみ、包丁、ゆで、洗い、水切り、盛り付け
第3章 「つゆ」づくりの奥義
・家庭でつくるオリジナル「そばつゆ」/市販のそばつゆをバージョンアップ
第4章 絶品のアテで、食卓を名店「竹やぶ」に!
・かき揚げ天ぷら/本格そばがき、焼きみそ、玉子焼き
片想い1年半を経て、中3で付き合い始めたはじめての彼とファミリーになるまでのリアルストーリー。
たくさんけんかして泣いた
その恋の辛さ以上にいっぱい笑って愛された
恋の温かさを知った
Twitter、Instagramで人気のはまだFamilyによる「すぐに終わってしまうだろうな」と思っていた恋が、ずっと続く秘訣。
自分に自信がなく傷つくのが怖くて
やっと叶った恋だったのに
きっと続かない、すぐ終わっちゃうんだ
と、勝手に決めつけていた。
だけど出会って7年、今彼のそばで笑っている。
恋に憧れる女の子も、いま目の前の恋に悩み苦しむ女の子も、
勇気が出てきたり、誰かを大切に思う気持ちを思い出したりできる本。
龍斗とのお付き合いを目指し、仕事に恋にがんばるへっぽこ芸能人の静香。
ある日、熱に倒れた龍斗を看病していたら、その写真がインターネットにあげられてしまう。
静香は、出演している人気ドラマを、降板しなくてはならないと、大ピンチになってしまって…?
日本中の全・片思い女子におすすめ。
読むと元気がでるシリーズ、第3弾!!
「寂しい」や「悲しい」に、もうとらわれないで。明日はきっと、いいことが待っているよ。あなたがいつも笑顔でいられる愛にあふれた毎日の過ごし方。
管楽器の伝統のある国フランスならではの、このしなやかなサウンドは他の追随を許さない。クラリネットを中心とした木管群がその鍵を握っているわけだが、このライヴでも堪能できる。標題作はまるでオリジナル作品のように自然でしかもダイナミックで、まさに圧巻だ。
●「そば」を愛するすべての人へ。
達人が誘う至高の大衆そば、立ち食いそば案内。
安くて早くてうまい!
立ち食いそば店などをめぐり続けて30数年、
名著『ちょっとそばでも』(廣済堂出版)や、
「文春オンライン」連載でおなじみの“大衆そば研究家"が、
高級な本格そば屋でもなく、どこにでもあるチェーン店系でもない、
でも一度行ったら病みつきになる「大衆そば」の名店と、
奇想天外、でも泣くほど美味い個性派メニューをたっぷりご紹介。
さらに「大衆そばとは何ぞや?」という話から、
大衆そばの誕生からその歴史と未来、
トリビアまで縦横無尽に語ります。
グルメガイドとしても食エッセイとしても楽しめる、
今までありそうでなかった「大衆そばの教科書」、
すべての「そば好き」必読の一冊です!
◎人気の立ち食いそば店から隠れた名店まで「大衆そば探訪」
◎一度は食べてみたい「大衆そば」店の個性派メニュー
★こだわりの写真と詳細なMAP付きでご紹介!
石井桃子の昔話は、なぜ子どもたちによろこばれるのか。
「岩波の子どもの本」として刊行された、ロングセラー『ふしぎなたいこ』と『おそばのくきはなぜあかい』収載の6話を取上げ、石井桃子再話の昔話の魅力を探ります。幼い日に石井が聞いたというお話を辿るとともに、蔵書や研究書を参照しつつ考えてみました。
また、これらのお話を実際に子どもたちに語り続けてきた、松岡享子ほか4名の語り手に、子どもの反応や、お話の魅力についてお書きいただきました。
東京子ども図書館の財政支援のために制作されました。
発行元の「がんばれ!東京子ども図書館」の会は、東京子ども図書館を支援する団体です。
〇石井桃子略年譜
〇石井桃子の日本昔話ーー『ふしぎなたいこ』と『おそばのくきはなぜあかい』 杉山きく子
〇はじめに
〇昔話の出版状況
〇石井が聞いた昔話
〇文献から再話した昔話
番外編「たにしどの、たにしどの」の問答歌
〇おわりに
〇子どもたちに語り続けて
〇LONG BE MY NOSE! -英語で語った「ふしぎなたいこ」 松岡享子
〇「ふしぎなたいこ」 下澤いづみ
〇「おそばのくきはなぜあかい」を語って 内藤直子
〇「おししのくびはなぜあかい」 加藤節子
〇「うみのみずはなぜからい」〜由来譚の魅力 甲斐智子
〇「石井桃子記念 かつら文庫」あんない
〇注
〇執筆者紹介