ハロー!プロジェクトのフットサルチームの中から選抜された、吉澤ひとみや里田まい、石川梨華らによるユニット、音楽ガッタスのシングル「鳴り始めた恋のBell」の映像版。キュートなヴォーカルの中にも、力強さが感じられる。
謝肉祭はキリスト教のお祭りのひとつで、「四旬節」と呼ばれる断食期間を前に、思いきり食べたりおどったりして楽しむカーニバルです。1886年、フランスの作曲家サン=サーンスは、オーストリアの小さな町で謝肉祭をむかえていました。このとき、友人がひらいたコンサートのために作った組曲が「動物の謝肉祭」です。この本は、それぞれの曲からイメージをふくらませて、現代の詩人が詩を書き、絵本作家きたむらさとしが絵を描いてできあがったものです。CDに収められている演奏も、この本のために収録され、朗読は翻訳者みずからがおこないました。現代に新しく誕生した絵本版「動物たちの謝肉祭」の世界を楽しんでください。
この世界のあらゆる暗闇と罪を、新音楽は自らに引き受けた。新音楽の幸せのすべては、不幸を認識することにあり、新音楽の美のすべては、美の仮象を断念することにある。個人であれ集団であれ、新音楽と関わりをもちたいと思う者はいない。その音楽は、耳に届くことなく、こだますることもなく、やがて消えてゆく。“新音楽”は、破局の時代に対する批判たりうるか。待望の新訳決定版。
人間世界の矛盾、二律背反する世界を二律背反する表現で描くキューブリック映画。そのとき、音楽は何を奏で、何を語るのか。現存する劇映画全作品を「音楽の使われ方」に着目して徹底解析。かつてない視線でキューブリック映画を捉えた異色の映画論。
イラン伝統音楽の「即興」概念を考える上で、「個人の創造性」という視点はどこまで妥当なのか。ウォルター・オングの「声の文化」的精神と「文字の文化」的精神という対比項を援用しながら、演奏者にとってそもそも「自由」や「個性を発揮」というようなあり方が、近代西洋的な意味合いでー「義務的要素」と対置されるような字義通りの概念としてー存在しているのかどうかを再検討し、イラン音楽における「作者」「作品」の概念までを問い直す。
大森昭男ー。資生堂の「サクセス、サクセス、」宇崎竜童「時間よ止まれ」矢沢永吉「君のひとみは10000ボルト」堀内孝雄「夢一夜」南こうせつなどのヒット曲を生み出したCM音楽ディレクター。西武百貨店の「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などのCMを糸井重里、矢野顕子、川崎徹などとともに生み出してきた人物の軌跡。
敗色濃い昭和19年、女子挺身隊として徴用を受け、軍需工場で働く少女たちの日々を描いたドラマ作品。黒澤作品には珍しい若い女性の集団劇として知られる。出演は志村喬、清川荘司ら。
1933年の京大事件と、第二次大戦中に発覚したゾルゲ・スパイ事件に想を得て、帝国主義に勇敢に立ち向かうヒロインの生きざまをドラマティックに描いた傑作ドラマ。巨匠・黒澤明の手腕が光っている。