本書は、アスベスト(石綿)の引き起こした問題のうち、従業員や周辺住民らの健康被害についての損害賠償請求訴訟を中心として取り上げたものです。第1編では、アスベスト(石綿)についての基本的な知識とこれまでの代表的な訴訟の内容について解説し、現実化していくアスベスト関連疾患に対する責任と対応策について検討しています。第2編では、アスベスト(石綿)関係の損害賠償請求訴訟の裁判例を示し、その損害賠償額等の実際を掲載するとともに判決論点を要約し解説しました。
2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか?手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか?3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。
地球を人類に適応させる「進歩の時代」から人類が地球に適応し、自然界と共存する「レジリエンスの時代」へ。世界的な経済社会理論家による大転換のための処方箋!
二度にわたってアニメ化された『キン肉マン2世』のキャラクター・ソング・コレクション。渡部チェルや里乃塚玲央の真剣な遊びっぷりが楽しい。セイウチンはレゲエか。歌謡曲センスが光る、田光マコト率いるザ・パーマネンツも随所でいい仕事ぶりを見せる。
ドビュッシーの足跡
20世紀における超絶技巧の代名詞的存在の1人、ジョルジュ・シフラの最後の弟子であるフランスのピアニスト、クリストフ・ヴォーティエがプレイエル(製作年等詳細不詳)のピアノで奏でるドビュッシーの作品集!
シフラの下を巣立った後、師の名前の看板に頼ることなくイギリスへと渡り、リトアニア出身の名教師スラミタ・アロノフスキーに師事し、なんと15年もの歳月を自らの研鑽に充てたという質実なピアニストであるクリストフ・ヴォーティエが、祖国の印象派の大家、ドビュッシーの音楽に回帰。ヴォーティエがプレイエルのピアノで奏でるドビュッシーは、1音1音を確実に丁寧に紡いでゆくスタイル。他のモダン・ピアノでの煌びやかで色彩感豊かなドビュッシーとは一味異なる特徴的な演奏を披露してくれています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ドビュッシー:組曲『子供の領分』
● ドビュッシー:ベルガマスク組曲
● ドビュッシー:版画
● デュカス:牧神のはるかな嘆き
クリストフ・ヴォーティエ(ピアノ/プレイエル)
録音時期:2019年5月31日、7月9日、10月24日
録音場所:フランス、シュレンヌ音楽院
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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Disc1
1 : Beranova, Katerina - La Celebre Nativita Del Reden
2 : Introduktion Und Chor: Nel Rigore Imperversante
3 : Rezitativ: Scuote Annose Piante
4 : Arie: Chi Al Mondo Oggi M'invia!
5 : Rezitativ: Ferma, O Giovanni, Il Pie
6 : Duett: Del Gran Leon Di Giuda
7 : Rezitativ: Or Voi Dai Ciechi Abissi
8 : Chor: Oh Ciel! Quai Urli Rendi
9 : Rezitativ: Cessate, Oh Indispettite
10 : Chor: Qual Raggio Fulgido
11 : Rezitativ: Non Temte, Oh Pastori
12 : Chor Mit Solo: Gloria In Cielo Al Vero Dio
13 : Rezitativ: Che Intendo? Il Verbo Eterno
14 : Arie: Del Verbo Incarnato
15 : Rezitativ: Gran Cose Narri
16 : Rezitativ: Ah Piu Che Mai Fervente
17 : Terzett: Tu Che Schiudi Al Basso Mondo
18 : Rezitativ: Oh Della Mia Possanza Fermi Sostegni
19 : Arie: Fidi Ministri Audaci
20 : Rezitativ: T'intendo, Ah, Si, T'intendo
21 : Arie: Dal Mar Succhio Gli Umori
22 : Rezitativ: Oh Giovanni
23 : Chor Mit Solo: Augusta Immensa Triade
24 : Finale, Chor Mit Soli: Oh Del Cielo Insano Orgogli
25 : Finale: Dell'ambiente Universale
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予想をはるかに超えたルガンスキーのドビュッシー
ドビュッシー・イヤーの今年、ハルモニア・ムンディは特別なリリースを用意しています。その注目盤のひとつがルガンスキーによるピアノ・アルバム。朋友メルニコフとは異なり、スタインウェイを用いて輝かしい音世界を創り上げています。
ルガンスキーといえば、ラフマニノフやリスト、ショパンを正確無比な技巧と緻密に計算された設計で説得力満点の演奏を繰り広げてきました。そのルガンスキーがドビュッシーをどう再現しているか興味津々です。
ルガンスキーの魅力のひとつが、輝かしく鳴り響く音。音の魔術師だったドビュッシーの最重要ポイントのひとつですが、『喜びの島』などちょっとロシア音楽を思わせるところにびっくり。ドビュッシーはムソルグスキーを崇拝して、強い影響を受けていますが、『喜びの島』がムソルグスキー起源であることを気付かせてくれます。
一方『アラベスク第1番』や『ベルガマスク組曲』の「月の光」の清潔できらめくような美しさも絶品。近年ドビュッシーの音楽とジャポニスムの結びつきに関心が集まっていますが、ドビュッシー芸術にロシア音楽が大きく関与していることを演奏は示唆してくれる貴重な一枚です。(写真c Marco Borggreve)(輸入元情報)
【収録情報】
ドビュッシー:
● 喜びの島
● 2つのアラベスク
● ベルガマスク組曲
● レントより遅く
● 雨の庭(版画より)
● 映像 第2集
● ハイドンを讃えて
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
録音時期:2018年7月
録音場所:イタリア、ドッビアーコ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : Debussy: L'isle joyeuse Nikolai Lugansky (piano)
2 : Debussy: Arabesques (2) Nikolai Lugansky (piano)
3 : Debussy: Suite Bergamasque Nikolai Lugansky (piano)
4 : Debussy: La plus que lente Nikolai Lugansky (piano)
5 : Debussy: Estampes (3) Nikolai Lugansky (piano)
6 : Debussy: Images pour piano - Book 2 Nikolai Lugansky (piano)
7 : Debussy: Hommage Haydn Nikolai Lugansky (piano)
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