■【特集】日本社会にあえて問う 「とんがってる」って悪いこと?
日本流でイノベーションを創出しよう
イノベーション─。全36頁に及ぶ2022年の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の本文中で、22回も用いられたのがこの言葉だ。
「新しくする」という意味のラテン語「innovare」が語源であり、提唱者である経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが「馬車を何台つないでも汽車にはならない」という名言を残したことからも、新しいものを生み出すことや、既存のものをより良いものにすることだといえる。
「革新」や「新機軸」と訳されるイノベーションを創出するには、前例踏襲や固定観念に捉われない姿勢が重要だ。時には慣例からの逸脱や成功確率が低いことに挑戦する勇気も必要だろう。
平等主義や横並び意識の強い日本社会ではしばしば、そんな人材を“尖った人”と表現する。この言葉には、均一的で協調性がある人材を礼賛すると同時に、それに当てはまらない人材を揶揄する響きが感じられるが、果たしてそうなのか。
“尖る”という表現を、「得意」分野を持つことと、「特異」な発想ができることという“トクイ”に換言すれば、そうした人材を適材適所に配置し、トクイを生かすことこそが、イノベーションを生む原動力であり、今の日本に求められていることではないか。
編集部は今回、得意なことや特異、あるいはユニークな発想を突き詰め努力を重ねた人たちを取材した。また、イノベーションの創出に向けて新たな挑戦を始めた「企業」の取り組みや技術を熟知する「経営者」の立場から見た日本企業と人材育成の課題、打開策にも焦点を当てた。さらに、歴史から日本企業が学ぶべきことや組織の中からいかにして活躍できる人材を発掘するか、日本の教育や産官学連携に必要なことなどについて、揺るぎない信念を持つ「研究者」たちに大いに語ってもらった。
多くの日本人や日本企業が望む「安定」と「成功」。だが、これらは挑戦し、「不安定」や「失敗」を繰り返すからこそ得られる果実である。次頁から“日本流”でイノベーションを生み出すためのヒントを提示していきたい。
文/話し手・北野宏明、深堀 昂、小津野 将、藤田浩之、先崎彰容、服部泰宏、宮部義幸、森本典繁、加藤真平、新藏礼子、瀧口友里奈、合田圭介、江崎 浩、編集部
PART 1 “突き抜けた“人たち
・やりたいことを信じて続ける 個の突破力を生かそう
北野宏明 ソニーグループ 執行役専務兼CTO
・本業でピカイチを目指せ 大企業で新規事業を生む要諦
深堀 昂 avatarin 代表取締役CEO
・何かに没頭し、自由に挑戦する それが私の原点
小津野 将 オムロンサイニックエックス シニアリサーチャー
・日本を“黒船”で変える! 固定観念を打ち破る突破口
藤田浩之 米クオリティー・エレクトロダイナミクス(QED) 創業者兼CEO
PART 2 第二の創業時代へ
幕末混乱期と近似する現代 歴史から企業が学ぶべきこと
先崎彰容 日本大学危機管理学部 教授
PART 3 発掘のすゝめ
研究成果に世界が注目 スター社員を生み出す鍵
服部泰宏 神戸大学大学院経営学研究科 准教授
PART 4 経営層が持つべき視点
・過去の成功体験は通用しない 挑戦する人材に積極支援を
宮部義幸 パナソニックホールディングス 取締役・副社長執行役員
・「真の多様性」を定義し「意識的に」受け入れよう
森本典繁 日本アイ・ビー・エム 常務執行役員・CTO兼研究開発担当
PART 5 変革に挑む企業
・Sansan 名刺交換で終わらせない 出会いが導く新たな未来
編集部
・大阪大学フォーサイト ビジネス界と学術界の通訳で新価値の創造を促す!
編集部
PART 6 日本社会を変える
天才たちの雑談 アンコール
さらば昭和モデル 博士人材が活躍できる日本へ
加藤真平×新藏礼子×瀧口友里奈×合田圭介×江崎 浩
■WEDGE_OPINION1
・デジタル=エコの虚構 エネルギーの大量消費を見直せ
ギヨーム・ピトロン ジャーナリスト
■WEDGE_OPINION2
・「核の忘却」の時代は終わった 日米で核抑止の本格議論を
高橋杉雄 防衛省防衛研究所 防衛政策研究室長
■WEDGE_REPORT 1
・移動を促し、体験も豊かに 進化するバーチャル技術
多賀一晃 生活家電.COM 主宰
■WEDGE_REPORT 2
・黎明期にあるスマート農業 “実装の壁”を乗り越えるには
編集部
■WEDGE_REPORT 3
INTERVIEW
・スマート農業で「ゲームチェンジ」を起こす
野口 伸 北海道大学大学院農学研究院 副研究院長・教授
■連載
・新しい原点回帰:革新を続け、ニッチで生きる 糊の「ヤマト」の事業精神(磯山友幸)
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学〈実践編〉:高校生が身近な課題を解決するには? (佐々木周作)
・インテリジェンス・マインド:ナポレオンの命運を左右した「情報」とは(小谷 賢)
・近現代史ブックレビュー:『板垣退助 自由民権指導者の実像』 中元崇智(筒井清忠)
・1918⇔20XX 歴史は繰り返す:日本を惹きつけるサハリンの資源 「政経分離」は可能なのか(麻田雅文)
・MANGAの道は世界に通ず:サッカー『ブルーロック』に見る シンデレラストーリー(保手濱彰人)
・さらばリーマン:アプリ製作から基礎工事まで 時流を読む叩き上げ職人
込宮英紀さん(ブレイブ代表取締役)(溝口 敦)
・時代をひらく新刊ガイド:『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』 羽鳥好之(稲泉 連)
・Letter 未来の日本へ:仏教の基本 心と体が「今ここにいること」の意味
橋村公英 東大寺 別当・華厳宗 管長(河合香織)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
・がんはゲノムの異常に起因する疾患である。がんゲノムの異常を理解することは、がんの病態と治療戦略を考えるうえで不可欠であることは論を俟たない。
・次世代シーケンスのスループットは年々加速しており、これに伴うシーケンスコストの低下を背景として、がんゲノム異常の知見に基づいた医療はますます加速することは明らかである。
・本特集では、がんゲノム医療の展開を踏まえて、がんゲノム研究・がんゲノム医療の第一線で活躍されておられる専門家の方々に、近年のがんゲノム研究の最新の成果と、がんゲノム医療の現状について解説をいただく。
■ がんゲノム医療 -網羅的解析からの知見と臨床応用の展望
・はじめに
●総論
・わが国におけるがんゲノム医療の展望
〔key word〕遺伝子パネル検査、ゲノム医療中核拠点病院・拠点病院・連携病院、がんゲノム情報管理センター(C-CAT)、リキッドバイオプシー、全ゲノムシークエンス
・固形がんを対象にした改訂版遺伝子パネル検査に基づく診療ガイダンス
〔key word〕診療ガイダンス、遺伝子パネル検査、固形がん、エビデンスレベル
・治療抵抗性腫瘍におけるがん遺伝子パネル検査に基づくがんゲノム医療
〔key word〕治療抵抗性腫瘍、がん遺伝子パネル検査、ゲノム医療、precision medicine、次世代シークエンサー(NGS)
・NCCオンコパネルと海外の遺伝子パネル
〔key word〕がんゲノムプロファイリング検査、がんゲノム医療、次世代シークエンサー、遺伝子パネル
・消化器癌における血液循環腫瘍DNA解析の展望
〔key word〕血液循環腫瘍DNA(ctDNA)、ゲノムプロファイル、固形腫瘍
●がんと免疫
・がん免疫研究とがん免疫療法の展望
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬、T細胞養子免疫療法、バイオマーカー、複合がん免疫療法、マルチオミックス
・免疫チェックポイント阻害薬ーーがんに対するT細胞免疫応答の制御
〔key word〕がん免疫療法、免疫チェックポイント、PD-1、CTLA-4
・CAR-T細胞を用いたがん治療の現状と展望
〔key word〕CAR-T細胞、標的抗原、固形がん、疲弊
・免疫代謝を考慮した免疫チェックポイント阻害がん治療の効果予測マーカー
〔key word〕バイオマーカー、宿主免疫、エネルギー代謝、ミトコンドリア
・マイクロサテライト不安定性とがん免疫チェックポイント阻害薬
〔key word〕免疫チェックポイント、腫瘍遺伝子変異量(TMB)、PD-1、マイクロサテライト不安定性(MSI)
●各論
固形腫瘍の網羅的なゲノム解析と分子標的・食道がんの網羅的ゲノム解析
〔key word〕食道がん、網羅的ゲノム解析、遺伝子変異、変異シグネチャー、進化
・胃がんのゲノム解析と治療標的
〔key word〕胃がん、がんゲノム、個別化治療
・大腸がんのゲノム異常と分子標的療法
〔key word〕ドライバー変異、アクショナブル変異、がん局在(左右)、適合薬剤
・膵臓がんのゲノム異常とそれに基づく治療戦略
〔key word〕遺伝子パネル検査、家族性膵臓がん、がんゲノムプロファイリング検査
・乳がんの遺伝子解析に基づく治療戦略
〔key word〕乳がん、多遺伝子アッセイ、がんゲノム、個別化医療
・肝がんのゲノム解析と分子標的医療
〔key word〕ドライバー遺伝子、テロメラーゼ遺伝子、多様性、リキッドバイオプシー
・個別化医療のための肺がんの遺伝子スクリーニングーーLC-SCRUM-Asia
〔key word〕LC-SCRUM、個別化医療、次世代シークエンサー(NGS)、肺がん、ドライバー遺伝子
・ALK陽性腫瘍
〔key word〕ALK、ALK融合、ALK陽性腫瘍
・遺伝性乳がん・家族性乳がんとその診断
〔key word〕遺伝性乳がん、家族性乳がん、BRCA1、BRCA2
・腎がんにおける網羅的なゲノム解析
〔key word〕腎がん、VHL
・成人グリオーマの遺伝子分類
〔key word〕グリオーマ、グリオブラストーマ(GBM)、IDH1
・骨・軟部肉腫のゲノム異常と分子標的
〔key word〕骨・軟部腫瘍、分子標的治療薬、遺伝子変異解析
造血器腫瘍・急性骨髄性白血病の分子分類と分子標的薬
〔key word〕遺伝子変異解析、予後予測システム、分子標的薬、FLT3阻害薬、IDH1/2阻害薬
・慢性骨髄性白血病のゲノム異常と臨床的意義
〔key word〕慢性骨髄性白血病(CML)、急性転化、遺伝子変異、次世代シーケンサー
・AMLに対する新規分子標的薬
〔key word〕急性骨髄性白血病(AML)、白血病幹細胞(LSC)、化学療法、分子標的薬、特定の遺伝子変異(actionable mutation)
・成熟B細胞腫瘍のゲノム解析の進歩
〔key word〕EZH2, NOTCH, Cyclin D1, BRAF, MYD88
・T/NK細胞リンパ腫における網羅的遺伝子解析とその臨床応用
〔key word〕T/NK細胞リンパ腫、網羅的遺伝子解析、バイオマーカー
・家族性白血病と胚細胞性変異
〔key word〕家族性急性白血病、胚細胞性変異、体細胞性変異、DDX41、SAMD9/SAMD9L、SBDS
小児腫瘍・小児腫瘍へのゲノム医療の展望
〔key word〕小児がん、ゲノム診断、予後予測、遺伝性腫瘍
・小児急性リンパ性白血病(ALL)の網羅的ゲノム解析からの知見と臨床的意義
〔key word〕小児、急性リンパ性白血病(ALL)、次世代シーケンサー
・小児急性骨髄性白血病におけるゲノム異常と臨床的意義
〔key word〕染色体転座、遺伝子変異、生殖細胞系列変異、パネル検査
・小児がんにおける分子プロファイリングの新展開ーー小児固形腫瘍のゲノム・エピゲノム統合解析
〔key word〕小児固形腫瘍、神経芽腫、肝腫瘍、ゲノム解析、エピゲノム解析、次世代シーケンサー
●トピックス
・分子標的薬と治療抵抗性のメカニズム
〔key word〕分子標的薬、獲得耐性、肺がん
・喫煙により気管支細胞に蓄積する体細胞性変異
〔key word〕肺がん、喫煙、正常気管支、変異
・食道がんとフィールドがん化
〔key word〕食道がん、体細胞変異、クローン進化、ドライバー変異
・がんゲノムにおけるスプライシング変異の検出
〔key word〕がんゲノム、ゲノム変異、スプライシング異常
・がん研究と一細胞解析
〔key word〕一細胞解析、マルチオミクス解析、空間ゲノミクス
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・アルコール医科学・医療の諸分野の最近の進歩は瞠目するものがあり、また学際領域からも新たな知見が生まれ、他にも広く波及する新しい概念とアイデアを涵養している。
・一方、アルコール関連問題はますます社会的問題としての意義を増しており、飲酒運転や女性・若年者・高齢者の飲酒問題など、医療と社会・経済的問題とが不可分の関係にある。
・テーマの多様性を反映し、多彩な分野のエキスパートに“最新のエビデンスを最新の視点のもとに"執筆をお願いする。本特集がアルコール医学・医療の最先端を知るための導きになれば幸いである。
■ アルコール医学・医療の最前線2020 UPDATE 7月第1土曜特集
・はじめに
●座談会
・アルコール健康障害対策基本法施行から6年ーーアルコール医療はどのように変わったか
●総論:アルコール医学・医療の最新の展開を知る
・アルコール関連問題におけるわが国の状況と世界の動向
〔key word〕アルコール関連問題、アルコール依存症、生活習慣病のリスクを高める飲酒、障害調整生命年(DALY)、持続可能な開発のための2030アジェンダ
・アルコール健康障害対策基本法ーー制定から6年、新たな動きの数々
〔key word〕アルコール健康障害対策基本法、第2期アルコール健康障害対策推進基本計画、継続支援モデル事業、SBIRTS
・アルコール生命医科学:現状と今後の展望
〔key word〕アルコール関連肝疾患(ALD)、細胞死、腸内マイクロバイオーム、ハームリダクション、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●アルコールの基礎医学
・アルコールの疫学ーーわが国の飲酒行動の実態とアルコール関連問題による社会的損失のインパクト
〔key word〕飲酒、アルコール関連障害、アルコール依存症、疾病による損失
・アルコールの法医学ーー事故・犯罪・異状死
〔key word〕血液中アルコール濃度、法医学、異状死、事故死、犯罪死
●アルコール性身体疾患
・アルコールと身体疾患ーー総論
〔key word〕アルコール、アルコール代謝酵素、身体疾患
・アルコール関連脳神経障害
〔key word〕ウェルニッケ脳症(WE)、ビタミンB1、コルサコフ症候群(KS)、アルコール関連認知症
・アルコール性肝障害の診断と治療の進歩
〔key word〕アルコール臓器障害、糖鎖欠損トランスフェリン、肝硬変、ハームリダクション、ナルメフェン
・アルコールと膵臓疾患
〔key word〕急性膵炎、慢性膵炎、アルコール
・アルコールと循環器疾患
〔key word〕アルコール性心筋症(ACM)、遺伝的要因、心臓MRI、冠動脈疾患、高血圧
・アルコール飲酒とがんーーエビデンスの現状
〔key word〕アルコール飲酒、がん、コホート研究、プール解析、用量反応関係
●アルコール依存症
・脳はいかにしてアルコール依存に陥るか?
〔key word〕報酬系、neuroadaptation、グルタミン酸、ドパミン、内因性オピオイド
・アルコールの精神作用と依存症の臨床
〔key word〕アルコールに対する反応、アルコール依存症、遺伝因子、環境因子、中間表現型
・依存症とハームリダクション
〔key word〕ハームリダクション、物質依存、依存症治療、公衆衛生政策
●女性・未成年者・高齢者と飲酒問題
・女性とアルコール関連問題
〔key word〕依存症、若年発症、重複障害、胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)、胎児性アルコール症候群(FAS)
・未成年者の飲酒問題ーー20歳未満の飲酒の弊害
〔key word〕未成年飲酒、脳の発達、急性アルコール中毒、健康への影響
・高齢者と飲酒問題ーーアルコール関連認知症を合併したアルコール依存症
〔key word〕高齢者、アルコール依存症、アルコール関連認知症、ウェルニッケ・コルサコフ症候群
・アルコール使用障害とDV・子ども虐待
〔key word〕アルコール使用障害(AUD)、ドメスティックバイオレンス(DV)、子ども虐待(CA)、統合的な治療
●アルコール関連問題への取り組み
・行政の取り組み
〔key word〕アルコール健康障害対策基本法、アルコール健康障害対策推進基本計画、行政
・アルコール使用障害への早期介入プログラム
〔key word〕多量飲酒、アルコール依存症、飲酒量低減、ブリーフインターベンション(BI)、HAPPY
・アルコール関連問題における多職種・多機関連携とSBIRT
〔key word〕アルコール依存症、連携医療、早期介入、SBIRT
・職域におけるアルコール関連問題とその対策
〔key word〕職場、アルコール、プレゼンティーズム、健康経営、両立支援
・飲酒が関連する交通事故と飲酒運転への対策
〔key word〕飲酒運転、認知、行動
●アルコール医学・医療の理解に必要な最新基礎知識
・アルコール性肝障害のキーワード
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
■【特集】日本人なら知っておきたい ASEAN NOW
今年は、日本ASEAN友好協力50周年の節目の年である。日・ASEAN関係は今、
リージョナルパートナーからグローバルパートナーへと変貌しつつある。しかも、起業やデジタル化といった側面では、日本を大きくリードしているといえ、彼らの“進取”と“積極性”ある姿勢から学ぶべき点は多い。
一方で、政治の安定、民主化などでは足踏みが続く。
多様なASEANを理解するための「最初の扉」を開けるべく、各分野に精通した8人に論じてもらう。
文・石井順也、野沢康二、塚田雄太、福地亜希、木村昌吾、牛山隆一、山田雪乃、島戸治江、編集部
DATA 1
人口6.7億人 数字でみるASEAN経済
ISSUE 1 大国の「主戦場」ASEAN 日本は独自の互恵的関係を築け
石井順也 住友商事グローバルリサーチ(SCGR) シニアアナリスト
ISSUE 2
ASEANで揺らぐ民主主義 対外イメージ悪化の恐れ
野沢康二 BSテレビ東京 ニュース部長
ISSUE 3
新局面迎えるASEAN経済 課題は「早すぎる脱工業化」
塚田雄太 三井住友銀行グローバル・アドバイザリー部 部長代理
ISSUE 4
ASEANの経済・金融統合 保護主義拡大でも着実に前進
福地亜希 国際通貨研究所 主任研究員
ISSUE 5
存在感増すASEAN財閥 強みは世代交代と目利き力
木村昌吾 KPMG FAS ディレクター
ISSUE 6
日本の「上から目線」は時代遅れ ASEAN企業の実力直視を
牛山隆一 名古屋経済大学 教授
DATA 2
ASEAN10カ国における主要貿易相手国
ISSUE 7
「デリスキング」の恩恵を受けるASEANの脱炭素政策
山田雪乃 大和証券 チーフESGストラテジスト
ISSUE 8
デジタル化進むASEAN 日本企業はもっと貢献できる
島戸治江 三井物産戦略研究所国際情報部東南アジア・大洋州室 室長
■WEDGE_OPINION 1
・終わらぬ円安 立ちすくむ日本 今こそ必要なこの国の“決断”
唐鎌大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
■WEDGE_OPINION 2
・セキュリティー・クリアランスは世界で生きる「必須免許」
兼原信克 元内閣官房副長官補、元国家安全保障局次長
手塚 悟 慶應義塾大学環境情報学部 教授
小谷 賢 日本大学危機管理学部 教授
■WEDGE_OPINION 3
・少子化と人口減少を直視し楽観論より“ありたい姿”を描け
鬼頭 宏 上智大学 名誉教授
■WEDGE_OPINION 4
・21世紀は「宇宙の世紀」科学の力で日本の存在感を示せ
永原裕子 東京工業大学地球生命研究所 フェロー
INTERVIEW
・技術力向上に必要なのは 「継続」と「頻度」
中須賀真一 東京大学大学院工学系研究科 教授
COLUMN
・技術だけじゃない 民間の宇宙事業に必要な視点
編集部
■WEDGE_ REPORT
・加速するヤングケアラー支援 理念だけでは語れない(前編)
大山典宏 高千穂大学人間科学部 教授
■連載
・MANGAの道は世界に通ず:ゴルフから人生を学ぶ 『オーイ!とんぼ』の「人間的成長」(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:解読された日本の外交暗号 米国の「黒い部屋」とは(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:インフレ下だからこそ必要な「ヒトに好かれる経営」 (岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『忘れられたBC級戦犯 ランソン事件秘録』 玉居子精宏(稲泉 連)
・偉人の愛した一室:岸 信介 「東山旧岸邸」(静岡県御殿場市)(羽鳥好之)
・近現代史ブックレビュー:『陸軍将校の教育社会史 上・下 立身出世と天皇制』 広田照幸(筒井清忠)
・商いのレッスン:業績第一主義の先に顧客満足はない(笹井清範)
・フィクサー:第一章 乱闘(真山 仁)
・モノ語り。:季節の「盛り」を楽しむ 京都・志る幸(水代 優)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●一冊一会
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
生命現象全体に深く関わるサイトカインの役割について、最新の研究をもとにくわしく解説!
●日本人研究者が大きく貢献したサイトカインの発見の経緯やそのシグナル伝達機構について再認識するとともに、サイトカインの発現調節機構や病態に対する最新の知見、さらに神経系や循環器系を含むさまざまな生命現象に対するサイトカインの役割について、「サイトカインの発見と病態解析」「サイトカイン信号の制御と病態」「免疫病とサイトカイン」「生命現象とサイトカインー病態との関連」という4つの章で構成し、それぞれの研究領域の第一人者がくわしく解説。
●COVID-19においてもサイトカインストームが死因であることが強く示唆されるなど、転換期または拡張期にあるサイトカイン研究について、新たなコンセプトや融合研究がうちたてられ、それに基づいた新たな病気の予防法や治療につながることをめざす充実の内容。
■ サイトカインのすべて
・はじめに
●サイトカインの発見と病態解析
・IL-1ファミリーサイトカインのすべて
〔key word〕IL-1ファミリー、カスパーゼー1、炎症性疾患、子宮内膜症
・共通γ鎖(γc)サイトカイン
〔key word〕共通γ鎖(γc)、IL-2、IL-7、IL-9、IL-15、IL-21
・Common βファミリーサイトカインーーIL-3、GM-CSF、IL-5
〔key word〕コロニー形成因子、造血、免疫、クローニング
・IL-6ファミリーサイトカインの機能多様性
〔key word〕IL-6、gp130、STAT3、NF-κB、炎症アンプ、ゲートウェイ反射
・IL-10ファミリーによる免疫制御機構
〔key word〕IL-10、自己免疫疾患、CD4+LAG3+制御性T細胞(Treg)
・I型、III型インターフェロンファミリー
〔key word〕インターフェロン、自然免疫、ウイルス感染
・IL-12ヘテロダイマーサイトカインファミリーIL-12、IL-23、IL-35
〔key word〕ヘテロダイマーサイトカイン、IL-12、IL-23、IL-35
・IL-17ファミリー分子の生体における役割
〔key word〕IL-17、サイトカイン、自己免疫、感染防御、腸管免疫
・TGF-βファミリーーーその多彩な作用と疾患との関連
●サイトカイン信号の制御と病態
・JAK-STAT経路とその制御系
〔key word〕サイトカイン受容体、チロシンキナーゼ、シグナル伝達、負の制御
・mRNA安定化・不安定化を介したサイトカイン産生制御機構
〔key word〕mRNA安定性制御、RNA分解酵素、Regnase-1
●免疫病とサイトカイン
・各種サイトカインで誘導される2型免疫応答による組織線維化のしくみ
〔key word〕気道粘膜、IL-33、IL-25、TSLP、好酸球、記憶型Tpath2細胞、IL-5、Amphiregulin
・B細胞によるサイトカイン産生と免疫制御
〔key word〕B細胞、サイトカイン、自己免疫疾患
・制御性T細胞とサイトカイン
〔key word〕制御性T細胞(Treg)、サイトカイン
・コレラ毒素による炎症性サイトカインIL-1β産生誘導機構
〔key word〕コレラ毒素、腹腔マクロファージ、Pyrinインフラマソーム
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性ーー線維化に関わるマクロファージサブタイプ
〔key word〕疾患特異的マクロファージ、自然免疫、線維症、アレルギー、メタボリックシンドローム
・自然リンパ球とサイトカイン
〔key word〕自然リンパ球、抗原非特異的、可塑性
●生命現象とサイトカイン──病態との関連
・サイトカイン・ケモカインと造血
〔key word〕CXCL12、SCF、TPO、IL-7、骨髄
・がんの微小環境とケモカイン
〔key word〕がん微小環境、白血球浸潤、炎症、ケモカイン
・炎症性腸疾患とサイトカイン
〔key word〕炎症性腸疾患、サイトカイン、腸管免疫
・皮膚疾患におけるサイトカインの役割
〔key word〕乾癬、Th17サイトカイン、アトピー性皮膚炎、Th2サイトカイン、【掻】痒
・多発性硬化症・視神経脊髄炎の病態とサイトカイン
〔key word〕多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMO)、GM-CSF、IL-6、抗IL-6受容体抗体
・骨免疫学とサイトカインRANKL
〔key word〕破骨細胞、RANKL、関節リウマチ、がん骨転移
・心血管代謝疾患とサイトカイン
〔key word〕アディポカイン、ヘパトカイン、カルディオカイン、慢性炎症
・高齢者医療から派生した在宅医療は、今やその対象は全世代であり、癌性疾患をはじめ認知症、障害者、病状が進行した慢性疾患患者、医療的ケア児まで広がる。
・2020年代は高齢化が進展するわが国にとってきわめて重要な10年であり、そのカギを握るのが在宅医療の充実である。
・これからは医療供給側が協力し、“治し支える医療”を提供するため有機的に機能分担することが重要で、地域差を踏まえたうえで標準的在宅医療をめざす必要がある。
■ 在宅医療2020
・はじめに
・在宅医療の最新概念ーー21世紀型の新しい医療の姿
〔key word〕在宅医療、概念、理念、最終目標、コアコンピテンシー
・地域包括ケアシステムと在宅医療ーー新しい健康観と規範的統合に基づく多職種連携・地域連携
〔key word〕地域包括ケアシステム、医学モデル、社会モデル、規範的統合、高齢者福祉の三原則
・在宅医療を舞台とした地域医療連携ーー医療を継続するために病院と診療所が協働する
〔key word〕在宅医療、地域医療連携、病院医療
・在宅医療分野における医師会の展望ーー在宅医療を支えるこれまでの医師会活動とこれからの医師会活動
〔key word〕地域包括ケアシステム、健康の社会的決定要因(SDH)、社会的処方
・在宅医療と臨床倫理ーー節度ある医療を提供するために
〔key word〕在宅医療、倫理、節度、人生会議
・在宅医療の教育と研究ーー在宅医療のエビデンス構築と普及のために
〔key word〕在宅医療、教育、研究、エビデンス
・災害の時代における在宅医療ーー多様化する大規模災害に備える
〔key word〕在宅医療、災害、保健医療活動
・在宅医療における市民との対話ーー自律する患者との協働作業
〔key word〕在宅医療、価値観、自律性、多職種協働、地域共生社会
●TOPICS
アレルギー学
・マダニに咬まれると牛肉アレルギーになる?
社会医学
・看護・介護労働における腰痛予防対策と今後の課題ーーノーリフティング原則に基づいたケアの必要性
神経内科学
・筋肉由来の神経筋支配必須因子25型コラーゲンの機能と疾患
●連載
再生医療はどこまで進んだか
・15.再生医療が切り開く炎症性腸疾患治療の新時代ーー炎症性腸疾患に対する腸幹細胞移植の開発と展望
〔key word〕オルガノイド、炎症性腸疾患、粘膜治癒、腸幹細胞移植
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・8.骨免疫学:創成から応用へ
〔key word〕骨免疫、炎症性骨破壊、IL-17、RANKL
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・4.生物に学ぶ胆管ステントの開発ーーバイオミメティクスを用いた防汚機能を有する胆管ステントの検討
〔key word〕バイオミメティクス、カタツムリの殻、超ナノ親水、胆管がん、胆管ステント
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・3.夏目漱石I--その幼時体験
●書評
・『管理監督者・人事労務担当者・産業医のための労働災害リスクマネジメントの実務』(佐久間大輔 著)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●地球にはおよそ100種類の元素が存在しており、生体の維持・活動に不可欠なものは必須元素と呼ばれています。
●必須微量元素の生体中の存在量ベスト3は、鉄、亜鉛、銅で、たとえば亜鉛は酵素の成分やタンパク質の合成、味覚、インスリンの生成や機能、免疫能の賦活や生殖機能そのものに重要な役割を果たし、その欠乏により味覚障害などの異常や疾病の進展に関与しており、亜鉛を補充することで病態が改善することも知られています。
●一方で、過剰投与や摂取による弊害も存在し、亜鉛製剤の持続的な大量投与は、銅の低下を励起し、褥瘡など皮膚疾患の悪化や、顆粒球の減少など免疫能の低下を励起する。鉄も過剰摂取をすれば、組織の酸化ストレスを介した発がんや組織障害の進展が報告されています。
●本特集では、「微量元素とMgの最新知見を臨床に活かす!-機能・代謝・疾患との関連」と題して、微量元素とマグネシウムについて、エキスパートの執筆陣が最新知見を紹介。微量元素の欠乏や過剰が生体においてさまざまな疾患に関連し、多様な病態の背景にあることを理解できるよう詳しく解説しています。
【目次】
鉄の最新知見ー鉄ホメオスタシス異常と神経疾患
亜鉛の最新知見ー亜鉛トランスポーターの生理機能:個体恒常性の維持と亜鉛シグナル
銅の最新知見ー生体内銅代謝と銅代謝異常症
セレンの最新知見ーセレンの代謝機構を中心に
マグネシウムの最新知見ーマグネシウム代謝と臨床的意義
サルコペニアと微量元素
小児の栄養管理と微量元素
微量元素の毒性・中毒
●巻頭カラー 管理栄養士の未来を彩る! 「食&色」コーディネート
第4回 季節や行事と食文化からみる色彩
●スポット
高齢者におけるスキンフレイル
障害者病棟における栄養サポートチームの有用性
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
パイナップル
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 鈴鹿
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養学の基礎研究と実践現場をつなぐ「実践栄養学」の発展のために/同志社女子大学大学院 生活科学研究科 食物栄養科学専攻 実践栄養学研究室
●こんだてじまん
じまんの一品料理 落花生の煮物/医療法人愛生館 小林記念病院
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE8 経腸栄養(逆流)
●ビタミン栄養学UPDATE-新たな臨床的意義の確立に向けて
8.葉酸をめぐる話題
●Medical Nutritionist養成講座
経腸栄養投与経路の管理(2)-器具などの名称を統一する必要があります
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第40回 魚介類7
●日本栄養士会医療職域
2022年度国際会議・イベント等のご案内
自治体病院
プラダーウィリー症候群外来(PW外来)の取り組み
精神科病院
第24回・第25回日本病態栄養学会年次学術集会報告
厚生労働省・消費者庁
「第11回健康寿命をのばそう!アワード(母子保健分野)」募集開始について・他
●おしらせ
女子栄養大学香友会主催 令和4年度 第2回専門家講座・他
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●栄養指導の実務には食事療法のエビデンス構築が重要となりますが、栄養疫学においては、人種差の問題のみならず、食習慣は文化的な特徴や多様な広がりをもつため、わが国における日本人を対象とした研究が不可欠です。
●本特集では、「臨床に活かす! 日本発の栄養疫学研究からのエビデンス」と題して、栄養疫学研究の概要や取り組みの意義を総論として解説し、さらに各論として、2型糖尿病、循環器疾患、がん、サルコペニア・フレイル、認知症、抑うつなど、幅広い疾患と栄養・食事との関連について、日本で実施された疫学研究の成果を整理して掲載しています。
●さらにコラムとして、国民健康・栄養調査について、諸外国との比較を踏まえて解説。
【目次】
日常臨床と栄養疫学研究─管理栄養士・栄養士に求められること
2型糖尿病の合併症予防のための食事療法
循環器疾患と栄養・食生活ーナトリウム・カリウム・アルコール摂取との関連を中心に
がんと栄養・食生活ー日本の栄養疫学研究からのエビデンスの現状と解決に向けた方向性
高齢者の健康と食事
抑うつと栄養・食生活
[Column]国民健康・栄養調査の特徴─諸外国の栄養調査と比較して
●巻頭カラー
簡単な脳のみかた〈前編〉
●スポット
炭酸飲料による嚥下改善効果
妊娠体重管理の新基準
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ
スイカ
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
テックイースト認定栄養ケア・ステーション
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
食と健康を多角的に見つめながら,人間の存在そのものを学際的に追求する/大阪樟蔭女子大学大学院 人間科学研究科 人間栄養学専攻 病態栄養学研究室(保木研究室)
●こんだてじまん
じまんの一品料理 むら雲寄せ/日本郵政株式会社 東京逓信病院
●栄養指導に役立つ医薬品の知識
14.疾患における薬物治療と栄養(2) 糖尿病治療薬の特徴を知れば,栄養指導がもっと効果的に!
●Medical Nutritionist養成講座
エネルギー投与量の決定:私の考え方
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
28.エネルギーと食物繊維
●日本栄養士会医療職域
2021年栄養の日・栄養週間
自治体病院
山形市立病院済生館における「地域医療連携」の取り組み
精神科病院
一般社団法人全国精神科栄養士協会発足と全国精神科栄養士協議会解散総会報告
厚生労働省・消費者庁
「自然に健康になれる持続可能な食環境づくりの推進に向けた検討会」報告書・他
●おしらせ
第8回日本在宅栄養管理学会 WEB学術集会・他
・インスリンが発見されてから100年が経過し、その間にインスリン製剤や投与法の開発、膵・膵島移植療法の開発、1型糖尿病の病態や成因を解明するための研究など、世界中でさまざまな取り組みが行われてきた。
・わが国においても、日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性に基づき、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病のサブタイプが確立され、その成因や病態に関する知見が積み重ねられてきた。
・本特集では、1型糖尿病診療・研究の進歩や課題に関する現状や取り組みについて、広範囲にわたって各分野の最前線でご活躍されている先生方に解説いただく。
■ 1型糖尿病 -診療と研究の最前線 5月第1土曜特集
・はじめに
●総論
・わが国の1型糖尿病研究の歴史と展望
〔key word〕NODマウス、膵生検、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病
・1型糖尿病の疫学
〔key word〕小児1型糖尿病、発症率、年次推移、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)
・日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性
〔key word〕1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPT1DM/SPIDDM)、劇症1型糖尿病(FT1DM)、急性発症1型糖尿病(AT1DM)、エンテロウイルス(EV)、急性感染、持続感染
●治療技術の進歩
・インスリン製剤のUPDATE
〔key word〕超速効型インスリン製剤、持効型溶解インスリン製剤、スマートインスリン
・カーボカウント最前線
〔key word〕カーボカウント、糖質、経験則
・CGMの進化と有用性
〔key word〕持続血糖モニター(CGM)、レトロスペクティブCGM、リアルタイムCGM(rtCGM)、間歇スキャン式CGM(isCGM)、血糖変動、遠隔医療
・インスリンポンプ療法の進歩
〔key word〕インスリンポンプ療法(CSII)、sensor augmented pump(SAP)療法、ハイブリッドクローズドループ(HCL)
・1型糖尿病に対するSGLT2阻害薬併用療法を安全に活用するために
〔key word〕1型糖尿病、SGLT2阻害薬、正常血糖ケトアシドーシス
・膵・膵島移植の現状と展望
〔key word〕膵移植(膵臓移植)、膵島移植、異種移植、再生医療、インスリンポンプ
●診療上の課題
・緩徐進行1型糖尿病の管理
〔key word〕緩徐進行1型糖尿病、抗glutamic acid decarboxylase(GAD)抗体、Tokyo Study
・1型糖尿病合併妊娠の管理ーー指標をもって治療を行う
〔key word〕1型糖尿病合併妊娠、計画妊娠、持続血糖モニタリング(CGM)、インスリンポンプ療法(CCSII)
・低血糖の病態と対処法
〔key word〕重症低血糖、無自覚性低血糖、低血糖関連自律神経応答不全
・COVID-19と1型糖尿病
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、糖尿病、高血糖
・1型糖尿病診療におけるトランジション
〔key word〕1型糖尿病、小児、トランジション
・糖尿病キャンプと患者会活動ーー心理社会的支援の重要性
〔key word〕サマーキャンプ、患者会、先進医療、チーム医療、地域医療連携
●病態研究
・日本人1型糖尿病のデータベースーーTIDE-J研究を中心に
〔key word〕1型糖尿病、3亜型、データベース、日本人、TIDE-J研究(Japanese type 1 diabetes database study)
・1型糖尿病の遺伝素因
〔key word〕1型糖尿病、疾患感受性遺伝子、HLA遺伝子、全ゲノム関連解析(GWAS)
・劇症1型糖尿病研究UPDATE--irAEも含めて
〔key word〕劇症1型糖尿病、膵β細胞傷害、免疫チェックポイント阻害薬関連1型糖尿病(ICI-DM)
・1型糖尿病の病態と診断における膵島関連自己抗体の意義
〔key word〕膵島関連自己抗体、緩徐進行1型糖尿病、親和性、予知
・1型糖尿病モデル動物を用いた成因研究
〔key word〕1型糖尿病(T1D)、自己免疫、腸管ホメオスタシス、腸内細菌叢、免疫細胞内代謝
・1型糖尿病における膵島特異的細胞性免疫
〔key word〕1型糖尿病、T細胞、インスリン、GAD、NODマウス
・膵組織所見から1型糖尿病の成因を探求する
〔key word〕1型糖尿病、膵島炎、膵重量、Pseudo-atrophic islet
・1型糖尿病とグルカゴン分泌調節異常
〔key word〕グルカゴン、α細胞、1型糖尿病
●治療研究
・バイオ人工膵島の可能性
〔key word〕バイオ人工膵島、膵島移植、1型糖尿病(T1DM)、再生医療
・膵β細胞再生医療の可能性ーー脂肪由来幹細胞の有用性
〔key word〕再生医療、脂肪由来幹細胞(ADSC)、インスリン産生細胞(IPC)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
表紙:岩田剛典さん
【数量限定】岩田剛典さんがカバーに登場!
『エル・ジャポン』4月号 岩田剛典特別版は、岩田剛典さんが表紙を飾るだけでなく、通常版より拡大の9ページにわたりその魅力をお届けするスペシャルバージョンです。
※通常版と特別版では、下記内容が異なります。
・表紙(特別版の表紙=岩田剛典さん)
・岩田剛典さんが登場する企画「ELLE MEN」のぺージ数(特別版は、通常版のELLE MEN特集に加えて追加ページがあります)
※通常版に掲載される写真はすべて、特別版にも収載予定です。
1
●ポジティブモードに着替えよう!
この春は好奇心を刺激し、ファッションを楽しむ純粋な
気持ちを呼び起こす、ポジティブなエネルギーに満ちた
ムードへ方向転換。時代は「静」から「動」へ。
さあ、ニューチャプターの始まり!
2
●トランプ後のハリウッドと女性
女性蔑視や人種差別に懸念が残るドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任した一方で、
ハリウッドでは女性や多様性を重視する傾向に勢いが増している。映画界はどうなっていくのか。アカデミー賞の予想とともに紹介。
3
●今、あらためてスーツが着たい!
ハンサムでスタイリッシュでありながら
上品なセンシュアリティを秘めた
モードとしてのスーツに熱い視線が。
ワークシーンはもちろん、
ワードローブに取り入れたい
旬のスーツをピックアップ。
4
●100年歩けるお尻が欲しい!
「人生100年時代」を健やかに幸福に生き抜くために重要なのは、実は「お尻」だった!
そんな価値あるお尻をつくり、キープするための方法をリサーチ。
5
●エイジング・パラドックスで生きていく!
高齢者ほど幸福度が高い、という調査がある。先行き不安定な現代において、
それは福音ともいえる。「エイジング・パラドックス」に生きるためのヒントを探して。
6
●カルチャーの街、大阪の楽しみ方
1970年の万博開催から55年──ついに、大阪が再び世界の舞台に。
アートや本、映画、多彩なカルチャーと新旧の魅力が溶け合う
この街で、感性をくすぐるホットなスポットを一挙大公開。
7
●[ELLE MEN] 岩田剛典 創ることが心を自由にしてくれる
2021年からソロアーティストとしても活動する岩田剛典。
音楽制作、そしてプライベートで行うアート制作など、彼の内面に宿るクリエイティブで自由な一面に迫った。
1
●再会のエレガンス
隔離生活、外出自粛の反動で、来るアフター(ウィズ?)コロナの世界で一気に人流が増すことは、誰の目にも明らか。
気楽な家着に慣れた我々は再び外へ出て人と会うために人間らしい社会性を取り戻す必要がある。
関わる他者に対する敬愛の念を表明するために、エレガンスの含みを持った紳士的態度をとるのだ。
2
●ホテルで逢いましょう
さまざまな変化を経験し、対応を迫られたこの数年。リモートワーク、オンラインMTG、ワーケーション…、
ビジネスを中心に、知恵を絞り、新しいスマートなスタイルや価値観を獲得したが、
リアルに人と会い、顔を合わせ、語り合う、そんな当たり前だった日々は制限を受け続けてきた。
それでも暖かな陽光と共にようやく光が差し始め、久々に旅に出る。
気兼ねなく集うことができる幸せ、意義を再認識し、平和な日常に感謝。
改めてエレガントなウエアに身を包み、友と共に過ごす時間を心ゆくまで楽しもう。
3
●自然、共生、未来
未来は自然に満ちている──。願いではなく、これを実現するために日々を重ねていく必要がある。
ここでは、海外のメゾンブランドとのコラボレーションでも注目を集める造形作家・池内啓人の
アートピースを用いて、最新のドレススタイルを紹介する。ビジネススタイルを格上げするスーツや、
モードの最前線を表現したスーツなど、日々のパフォーマンスを上げてくれる逸品をピックアップ。
レトロフューチャーなアートと最新スーツの共演で、新しいドレススタイルを模索した。
4
●メゾンであり、実力派ウォッチメーカーたる理由
スイス時計産業は、黎明期から分業制とすることで個々の技術を磨き上げ、発展してきた歴史を持つ。
今もムーブメントやケース、ダイヤルはもちろん、ネジだけを専業とするような多様なサプライヤーが存在する。
彼らの手を借り時計市場に進出したブルガリとシャネル、エルメスは、1990年代後半から積極的に投資を敢行。
優れたサプライヤーを買収、あるいは資本参加することで、時計ブランドに比肩する技術と設備を得るに至った。
5
●きっと、会えるさ
彫刻というものの概念を、すっかり変えてしまうような、自在奔放な造形。
あまりに変貌をしすぎるために、美術界をうろたえさせ続けた不服従のマエストロ GORO KAKEIさんは、
昨年の11月に91歳で召天されましたが、厖大な作品が残されています。
マエストロの手にかかったものは、どれも生きる歓びにあふれていて、ジッとしていない。
たとえ悲哀に沈んでいるようなものでも、打ちひしがれていないで、運命にむかってカエル跳びをして、
パンチのひとつも食らわせてやろうというふうだ。あなたは、KAKEIさんの作品に合ったことがあるだろうか?
一瞬も止まることがなかった創造力のマグマは、わたしたちを励まし続けますーー
もっと、生きなさい ! もっと、愛しなさい ! もっと、超えてゆきなさい !
6
●ファッションにおける“男らしさ”の変遷
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で、メンズファッションにまつわる展覧会が開催中だ。
理想の身体を具現化した古典的な彫刻から、ルネサンス期の絵画、18世紀のスタイルアイコンを
描いた肖像画に、現代の注目デザイナーによるコレクションーー来場者は、現在と過去が交差する多彩な展示を通じ、
服を介して表現されてきた“男らしさ”の変遷をたどることになる。
7
●シッキムの有機的生活
ジャーナリスト、マッテオ・ファゴットとフォトグラファー、マチルダ・ガットーニから寄せられた
サステナブルリポートをここに紹介する。
彼らは、多くの日本人がまだ知らない、シッキムの近況を知らせてくれた。
今、世界が目指そうとしている持続可能な社会の在り方を
自分たちのやり方で実践しているシッキムのケースは、未来への申し分のない事例となる。
8
●名声から距離を置いて
クリストファー・ノーランが監督する話題の歴史大作『オッペンハイマー』で
主役を務めることが決まった俳優のキリアン・マーフィーに会いに、ダブリンへ。
彼が住む街を歩きながら行ったインタビューの話題は、多岐に及んだ。
若いころ夢中になった音楽活動に、歴史的な人物を演じることに対する興奮と不安、
それから、ついに最終シーズンを迎えた人気ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』…。
同作で共演していたヘレン・マックロリーの早すぎる死についても、その思いを率直に語ってくれた。Reunion 再会のエレガンス 友人、恋人、同僚、シェフ、ライバル、名車、ワイン。様々な「再会」をエレガントに彩るモノコト。
■【特集】新たなエネルギー地政学 脱ロシア、脱炭素時代を生き抜く
ロシアによるウクライナ侵攻は国際的な燃料価格の高騰を招き、
エネルギー情勢の“世界地図”は大きく書き換えられた。
脱ロシアに苦心する欧州、存在感を増す産油地域・中東、
日本との距離を縮める豪州、石炭火力から逃れられないインド・ASEAN、
そして、毎夏のように電力逼迫が叫ばれ、節電要請を強いられる日本─。
石油危機から50年。「安定供給」と「脱炭素」の狭間で揺らぐ
世界の潮流を読み解きながら、わが国のとるべき道を探ろう。
文・小山 堅、進士義友、今里和之、高橋雅英、アームストロング士郎、南 亮、有馬 純、大場紀章、編集部
PART 1 総論
世界の分断深刻化 脱炭素と安定供給との“二兎”を追えるか
小山 堅 日本エネルギー経済研究所 専務理事・首席研究員
PART 2-1 欧州 1
「ロシア産天然ガスには頼らない」 欧州の新たな戦略とは
進士義友 海外電力調査会(JEPIC)欧州事務所長
PART 2-2 欧州 2
欧州が新たに直面する課題 脱中国依存と技術革新
今里和之 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)欧州事務所長
Column 1 太陽光 次世代太陽光技術がカギ 充電いらずの“究極のエコカー” 編集部
PART 3 中東
石油危機から50年 日本は中東諸国にこう向き合え
高橋雅英 中東調査会 主任研究員
Column 2 LNG 電気は「あって当たり前」 安定供給支える現場の苦悩と矜持 編集部
PART 4 豪州
重要性高まる豪州 エネルギーを軸に日豪関係強化を
アームストロング士郎 オーストラリア国立大学 豪日研究センター長
Interview 脱炭素戦略
脱炭素社会実現に向けて 多様で現実的な道筋づくりを
南 亮 経済産業省 首席国際カーボンニュートラル政策統括調整官
Column 3 核融合 持たざる国日本の切り札に? 核融合は希望の“光”となるか 編集部
PART 5 インド・ASEAN
途上国の現実を受け止め 日本はアジア地域の“代弁者”たれ
有馬 純 東京大学公共政策大学院 特任教授
Column 4 石炭火力 日本発で世界に貢献 石炭火力のゼロエミッション技術 編集部
PART 6 日本
原発・再エネフル活用で燃料価格変動への抗堪性を高めよ
大場紀章 ポスト石油戦略研究所 代表
■WEDGE_OPINION 1
・世界経済はまるで「モナ・リザ」 金融危機のリスクに備えよ
倉都康行 RPテック 代表取締役、国際資本システム研究所長
■WEDGE_OPINION 2
・薬剤師ってこんなにいるの? 定員制限と役割拡大を急げ
成瀬道紀 日本総合研究所調査部 副主任研究員
・COLUMN 薬剤師余り 厚労省と文科省に問う 編集部
■WEDGE_REPORT 1
・エルドアン再選後のトルコは何を守り、何を変えるのか
今井宏平 日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所 海外派遣員
■WEDGE_REPORT 2
・日本人のアフリカ観は時代遅れ 悲観か楽観かで捉えるな
白戸圭一 立命館大学国際関係学部 教授
■連載
・新しい原点回帰:「本屋」の代名詞・三省堂書店が考える新時代の書店とは(磯山友幸)
・MANGAの道は世界に通ず:『推しの子』 負の原体験が強さを生む (保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:明石元二郎と石光真清は日露戦争勝利にどう貢献したか(小谷 賢)
・各駅短歌:トランプ(穂村 弘)
・近現代史ブックレビュー:『近代日本の政治家』 岡 義武(筒井清忠)
・1918⇔20XX 歴史は繰り返す:日ソの「宣戦布告なき戦争」 ノモンハン事件が示す教訓(花田智之)
・さらばリーマン:豊富な経験と深い郷土愛 奈良に誕生したECメーカー
坂口竜一さん ライズクリエイション代表取締役(溝口 敦)
・時代をひらく新刊ガイド:『アンビシャス』 鈴木忠平(稲泉 連)
・Letter 未来の日本へ:自らと他者の「死」に寄り添い お別れを“より良い”ものに
木村光希 納棺士、ディパーチャーズ・ジャパン 代表取締役 (河合香織)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
予防,歯周治療,口腔ケア,医院力アップのためのチームアプローチといった臨床の情報から,仕事のやりがいやライフスタイルをテーマとした話題まで,どのページを開いても歯科衛生士のあなたを応援するコンテンツが満載!徹底した読者目線で歯科衛生士の臨床を総合的にバックアップします!
本特集は「徹底解剖! 日本人の歯根形態」です.デブライドメント,SRPは歯科衛生士にとって日常的な業務の1 つですが,患者さん一人ひとり,また一歯ごと,一歯面ごとの形態の違いに日々悩み,目に見えない歯根形態の多様性に不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません.しかし,科学的根拠に基づき歯根形態をイメージできたのなら,見えない歯根形態でも恐れることなく処置することができるようになるのではないでしょうか.そこで,本特集と今後の連載では,日本人の抜去歯のみから収集した貴重な研究データをもとに,日本人の歯根形態の特徴について解説していただきます.
【目次】
特集&新連載 徹底解剖! 日本人の歯根形態
DH Eye 薬物性歯肉増殖の基礎と実践〜慢性歯周炎の症例から考える〜
ーステップで考えるSRP アプローチ集ー やるぞ! SRP(4)
教科書どおりにいかない?! 歯周治療臨床のピットフォール2(3)
実践で活かせる 患者教育と行動変容(6) 最終回
まるっとわかる ブラキシズム(5)
難易度から考える ペリオへのアプローチ〜治りやすいペリオ,治りにくいペリオのケースから〜(6) 最終回
あなたの歯科医院に障がい児・者が来院したら?(3)
国試でおさらい! 臨床力アップデート講座(11)
訪問先で出会った 患者さん・ご家族との日々(3)
My Recommendation
Welcome aboard! 私の職場を紹介します(14)
Essay from Dentist 力をあわせてその先に(16)
DH's Essay 世界でひとつだけのストーリー(16)
News & Report
■【特集】資源ウォーズの真実 砂、土、水を飲み込む世界
現代文明を支える「砂」、「土(レアアース)」、「水」─。
世界ではいま、これらの戦略資源の奪い合いが起こっている。
ありふれた素材の「砂」は高層ビルから半導体まであらゆるものに使われ、
「土(レアアース)」は世界の自動車メーカーが参入する電気自動車(EV)に欠かせない。
そして生命に欠かすことのできない「水」……。
それぞれの資源ウォーズの最前線では何が起こっているのか。
文・石弘之、ヴィンス・バイザー、土方細秩子、ギヨーム・ピトロン、木村正人、
中村繁夫、沖大幹、濱崎宏則、編集部
イラスト・マグマジャイアンツ
Part 1-1:“サンドウォーズ”勃発! 「砂」の枯渇が招く世界の危機
石 弘之(ジャーナリスト)
Part 1-2:ハイテク機器からシェールまで 現代文明支える「砂」の正体
ヴィンス・バイザー(ジャーナリスト) 聞き手、構成・土方細秩子(ジャーナリスト)、編集部
Part 1-3:砂浜、コンクリート…… 日本の知られざる「砂」事情とは?
編集部
Part 2-1:レアアースショックから10年 調達多様化進める日米
編集部
Part 2-2:中国のレアアース戦略と「デジタル・リヴァイアサン」
ギヨーム・ピトロン(ジャーナリスト) 聞き手、構成・木村正人(ジャーナリスト)
Part 2-3:“スーパーサイクル”再来 危機に必要な真実を見極める眼力
中村繁夫(アドバンストマテリアルジャパン会長)
Part 3-1:「枯渇」叫ばれる水 資源の特性踏まえた戦略を
編集部
Part 3-2:重み増す「水リスク」 日本も国際ルール作りに関与を
沖 大幹(東京大学大学院工学系研究科教授)
Part 3-3:メコン河での“水争奪” 日本流開発でガバナンス強化を
濱崎宏則(長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科准教授)
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
「共産党100年」論に踊らされず
中国にはこう向き合え
Part 1:1000年経ても変わらない「盗賊王朝」中国共産党の本質
岡本隆司(京都府立大学文学部教授)
Part 2:繰り返される「天皇工作」 日本はもっとしたたかさを持て
城山英巳(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授)
Part 3: “社会的挫折感”と対峙 自信と警戒の間で揺れる中国共産党
加茂具樹(慶應義塾大学総合政策学部教授)
Part 4:対談
転換期の世界経済と中国
問われる経営者の覚悟
中島厚志
(新潟県立大学国際経済学部教授)
×
阿古智子
(東京大学大学院総合文化研究科教授)
■WEDGE_OPINION
・日本に必要な国産ワクチン 「掛け捨て」で次の危機に備えよ
森内浩幸(長崎大学大学院小児科教授)
■WEDGE_REPORT 1
・ワクチン接種は“安全保障” 有事の思考で国が前面に立て
編集部
■WEDGE_REPORT 2
・コロナ禍に逆風のスーツ業界 復活に向けたヒントは何か?
編集部
■WEDGE_REPORT 3
・『空の宅配便』の理想と現実 ドローンの真価は“目”に宿る
編集部
■POINT_OF_VIEW
・進むワクチン 広がる格差 世界で冴えぬ日本経済の悲哀
Part 1:世界経済で鮮明になる米国一人勝ち 渦巻くリスクは「日本」と「新興国」
唐鎌大輔(みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト)
Part 2:各国に先駆けて“方針転換” 英国の法人税引き上げ表明から何を学ぶか?
伊藤さゆり(ニッセイ基礎研究所経済研究部研究理事)
■連載
・ONCE UPON A TIME:夏(生津勝隆)
・新しい原点回帰:創造をサポートし、60年 マルマンの「図案スケッチブック」(磯山友幸)
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学: 有給取得の推進に困った(佐々木周作)
・MANGAの道は世界に通ず: 『呪術廻戦』が教えてくれる「好き」と「自己犠牲」(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:世界に築かれた大英帝国の諜報網(小谷 賢)
・時代をひらく新刊ガイド:『平成都市計画史』饗庭 伸(稲泉 連)
・CHANGE CHINA 〜中国を変える“中国人”〜: “声を上げる”ことの重要性を証明し挑戦続けるNGO代表 張 伯駒(房 満満)
・道半ばの社会保障改革 最終回:国民の負担力を上げるために企業は「価格転嫁力」を高めよ(土居丈朗)
・さらばリーマン:製造業を制すれば道が拓ける 辿りついた逆転の着眼点
今西竜一さん(ユニフェイス代表取締役社長)
・イノベーションを阻む“法律たち”:求められる多様な「対話」 株主総会は再生なるか(宗像 雄)
・近現代史ブックレビュー:『夏目漱石と帝国大学』大山英樹(筒井清忠)
・背負うということ:「聞く」を通じて実現する 患者の居場所をつくるということ
片木美穂さん(「卵巣がん体験者の会スマイリー」代表)(木村俊介)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●一冊一会
●世界の記述
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
■【特集】日本を目指す外国人労働者 これ以上便利使いするな
“人手不足”でも安いニッポンが成り立つ理由
“人手不足”に喘ぐ日本で、頻繁に取り上げられるフレーズがある。
「外国人労働者がいなければ日本(社会)は成り立たない」というものだ。
しかし、外国人労働者に依存し続けることで、日本の本当の課題から目を背けていないか?
ご都合主義の外国人労働者受け入れに終止符を打たなければ、将来に大きな禍根を残すことになる。
文/話し手 出井康博、安田峰俊、李 惠珍、ティック・タム・チー、鈴木江理子、倉田良樹、高橋信行、編集部
Introduction:日本社会の本当の課題から目を背けるな
編集部
Part 1:あえて問う 外国人なしで日本社会は成り立たないのか?
出井康博(ジャーナリスト)
Column 1:“安いニッポン”を支える外国人労働者たち
編集部
Part 2:ときに「大胆」で「したたか」な外国人労働者の“実像”に迫る
安田峰俊(ルポライター)
Part 3:移民政策を大転換した韓国 日本も“矛盾”から脱却する時
李 惠珍(日本国際交流センター シニアプログラムオフィサー)
Column 2:「勤勉さが失われつつある」ベトナム人尼僧が見る日本社会
ティック・タム・チー(在日ベトナム仏教信者会 会長)
Part 4:再考・技能実習制度「建前論」はもうやめよう
編集部
Column 3:日本はすでに「移民社会」現実踏まえオープンな議論を
鈴木江理子(国士館大学文学部 教授)
Part 5:付加価値を生み出すのは「人」外国人高度人材が輝く現場
編集部
Part 6:なし崩し的外国人労働者受け入れに終止符を打て!
出井康博(ジャーナリスト)× 高橋信行(NTグループ代表)× 倉田良樹(福知山公立大学地域経営学部 教授)
Opinion:日本人が外国人に便利使いされる日
編集部
■WEDGE_OPINION 1
・ソ連の遺産を損なうプーチン ロシア社会に不足する「力」
山添博史(防衛省防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室 主任研究官)
■WEDGE_OPINION 2
・止まらぬ円安 耐える国民 機運を変える3つの処方箋
唐鎌大輔(みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト)
■WEDGE_OPINION 3
・高齢者の「健康・幸福長寿」実現へ カギを握るフレイル予防
飯島勝矢(東京大学高齢社会総合研究機構長・未来ビジョン研究センター教授)
■COLUMN
・健康長寿のその先へ フレイル予防が生み出す地域交流
編集部
■WEDGE_REPORT 1
・習政権のスローガンに惑わされず中国の実態を見極めよ
梶谷 懐(神戸大学大学院経済学研究科 教授)
■WEDGE_REPORT 2
・日本が抱える色覚の課題 宇宙飛行士にも“多様性”の確保を
川端裕人(ノンフィクション作家・小説家)
■WEDGE_REPORT 3
・ますます進む若者の政治離れ 日本は民主主義を守れるか
編集部
■連載
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学〈実践編〉:要支援者からの確認書返送率を上げるには? (佐々木周作)
・新しい原点回帰:亡き父の思いをカタチに 「雨の日を楽しくする」傘づくり(磯山友幸)
・インテリジェンス・マインド:露の侵攻で新局面を迎えたインテリジェンス戦争(前篇)(小谷 賢)
・MANGAの道は世界に通ず:「地動説」に命をかける『チ。』に学ぶ自己決定能力の確立(保手濱彰人)
・近現代史ブックレビュー:『物語 フィンランドの歴史 北欧先進国「バルト海の乙女」の800年』 石野裕子(筒井清忠)
・1918⇔20XX 歴史は繰り返す:ナチ台頭許した「ヴァイマル共和国」 社会の分断が招く破滅(板橋拓己)
・時代をひらく新刊ガイド:『ぶっちゃけ、誰が国を動かしているのか教えてください』 西田亮介(稲泉 連)
・さらばリーマン:目指すは業界での有名人 窓と庭で勝負する男の野望
巾 竜介さん (ワイドアルミ代表取締役)(溝口 敦)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●世界の記述【最終回】
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
完成車メーカーが空前の利益を上げる一方、生産コストを製品価格に転嫁できず経営難に陥っている部品メーカーが少なくありません。ダイヤモンド編集部は、自動車メーカー取引先アンケートの251人の回答を基に、「下請けいじめ」といった自動車業界の闇に切り込みました。部品メーカー幹部らが告発する、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車などの問題点とは?【特集】自動車・サプライヤー 非常事態「Part 1」アンケートで解明 下請けいじめの実態ケイレツが「強み」から「リスク」に! 自動車サプライチェーン激変トヨタ・ホンダ・日産の実態を辛口評価 サプライヤー幹部250人調査リベート要求続き、損失の押し付けも 日産「下請けいじめ」実態解明!リベートの要求に短納期の無理強い ホンダでも「下請けいじめ」トヨタが「買いたたき」方針を大転換も 取引先が不満を募らせる理由「Part 2」王者トヨタの憂鬱三菱電機とトヨタ系アイシンの合弁協議 異業種タッグ「破談」の裏事情VW撃沈でもボッシュ・コンチは快走 独メガサプライヤー躍進の秘訣グループ企業で1億円プレーヤー続々 役員報酬が示すグループ内序列EVバッテリーに補助金7000億円 電池サプライヤーの新勢力図「Part 3」レガシー業界 崩壊の序章ホンダ、日産、三菱の提携の鍵握る 日立アステモの「大変身」ブリヂストンの防振ゴム売却は大損失 中国に買われる日本のお宝技術役員がもらう「昇進祝い」は10万円! 下請けが接待、贈答額を暴露完成車メーカーにおんぶにだっこで後手 サプライヤーを蝕む依存体質自動車業界の"搾取構造"はもう限界… 自動車部品メーカー幹部の悲痛な叫び「Part 4」自動車業界216銘柄 「賃上げ・人材採用力」ランキング高年収、脱・男性優位を達成した企業は? 人材の多様性では日産に軍配【特集2】ビール 最後のバブル【News】「緊急対談」激震! トランプ復権で円安進行 インフレ上振れる日本河野龍太郎●BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミスト×小林俊介●みずほ証券エクイティ調査部 チーフエコノミスト「ウォール・ストリート・ジャーナル発」トランプ氏、ウクライナ戦争終結に向け迫られる選択ハイブリッド重視のトヨタ、トランプ政権発足が追い風に「政策マーケットラボ」日銀「12月利上げ」可能性高まる 10月会合に示された"七つのヒント"森田京平●野村證券金融経済研究所チーフエコノミスト石破政権「官邸入り」官僚人事の哀歓 笑えない旧自治省と強かな財務省種市房子●ライター「Data」(数字は語る)120兆〜250兆円 2040年時点で日銀が保有する長期国債残高の試算値●久後翔太郎「ダイヤモンド・オンライン発」パーパス、クレド…カタカナ語に振り回される会社と改革につなげる会社の"決定的な差"【連載・コラム】牧野 洋/Key Wordで世界を読む藤田一郎/大人のための最先端理科菅 義偉/官邸の決断池上彰と増田ユリヤの世界最前線井手ゆきえ/カラダご医見番深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書Book Reviews/オフタイムの楽しみBook Reviews/目利きのお気に入りBook Reviews/ビジネス書ベストセラー山本洋子/新日本酒紀行後藤謙次/永田町ライヴ!From Readers From Editors世界遺産を撮る
1 BAZAAR SUMMIT 目を逸らさず向き合うためにできること
“多様性”をうたい開催されたオリンピック・パラリンピックの裏で軽んじられる女性や
セクシュアル・マイノリティ、見直される“ケア”の概念、マチズモが生み出すひずみ……。
この1年で表出した問題をさまざまな視点から問い直し、住みよい社会にするための提言。
2 ロマン派ファッションの再生
コロナ禍の影響で新しいショーの形を模索したデザイナーたちが行きついたのは、ファッションの解放。
閉ざされていたクチュールの扉をオンラインという形で開け放ち、世界中にファッションの本質を見せつけた。
オンラインで見る美しい世界は、コロナ禍で疲れ果てた私たちの心を癒やし、希望の光をもたらすものだった。
3 ドラマティックにニットを活用
トレンドアイテムとしてモードに取り入れたい今年のニット。
ともするとほっこりしがちなワードローブをウィークデーやフェスティブシーンに対応させるテクニックを伝授!
4 レースとフリルとピンクと黒と
ロックとロマンティックの融合、時を超えてファッションを刺激す“ゴス”スタイル。
“着飾る”ことが恋しくなった今こそ、王道かつパワフルなスタイルを纏いたい。
スポーティのレイドバックに少し力を借りて、おしゃれ心を解放して!
5 新しい景色を見るために
冬のハイキングのデスティネーションは、ウェールズ北西部のスノードニア。
厚手のウール、シアリング、カシミヤ、エコファーなど、山岳地帯に吹く冷たい風から身を守る暖かな素材の
アイテムを着込んで、まだ見ぬ風景を探し求める。
6 ナタリア・ヴォディアノヴァ流、未来の扉の開け方
過酷な幼少期を経て、一躍スーパーモデルとなったナタリア・ヴォディアノヴァ。
思慮深く物事を見つめる知性と愛情深さ、そして、卓越した行動力で人生を切り開いた彼女の現在に迫る。
7 マーガレット・クアリー、経験を糧に
日本でも配信を開始したNetflixのドラマ『メイドの手帖』で主役を演じた俳優のマーガレット・クアリー。
独占インタビューとともに、秋冬コレクションからのモノクロームルックを、抜群の表現力で披露。
8 コスメの美学
サステナビリティを追求するあまり、近ごろ忘れられがちなデザインの美しさ。
使う時のワクワク感、うっとりするような佇まいでも魅了する、才色兼備なコスメたち。●ファッションとロマンティシズム ●インターセクショナリティ 中村佑子×犬山紙子対談 ●マチズモとフェミサイド 武田砂鉄×長田杏奈 対談 ●ロマンスの巨匠 ダークロマンティックな小物 ●モダンゴシックスタイル ●ナタリア・ボディアノヴァ インタビュー
【有訓無訓】 このままでは日本経済は「失われた40年」に 金融・財政政策の失敗認め大胆な転換を●宮内 義彦氏[オリックス シニア・チェアマン]
【特集】 稲盛和夫 カリスマの遺訓
【第2特集】 コロナワクチンだけじゃない 製薬業界を揺るがす mRNAという地殻変動
【編集長インタビュー】 結果示し、混迷から脱却●島田 太郎氏[東芝社長兼CEO]
【テックトレンド】 防災テック 災害の予兆を把握、早期に対策
【戦略フォーカス】 Trim(個室型ベビーケアルームの開発) 授乳室をどこにでも
【グローバルインテリジェンス】 グローバリゼーションと日本社会 産業政策をアップデートせよ●ダニ・ロドリック氏
【不屈の路程】 SERIES30 No.2 流転の28歳、たった1人の挑戦●辰野勇 モンベル会長 山で覚えた「生き抜く」経営
【from 日経 Gooday】 全身性の炎症が抑制される可能性を示唆 発酵食品で腸内フローラ多様化
【電子版編集長セレクト ミドリムシのユーグレナ CFOに15歳の「みどりちゃん」●相馬 隆宏[日経ESG 副編集長]】 0
【今週の1冊】 「数学」はビジネスパーソンを強くする
【世界鳥瞰】 The Economist:それでも冷めない買収熱
The Economist:ウクライナで進むロシア語離れ
【時事深層】 INSIDE STORY:ホンダ、北米でEV電池を合弁生産へ 盟友GMがつないだLGとの縁
POLICY:岸田首相、原発新増設に言及も 「1兆円」投資、電力会社は静観
INDUSTRY:相次ぐ異業種参入、外資も攻勢 5G基地局にシェアリングの波
POLICY:副業年収300万円以下なら雑所得扱い 国税庁、副業「狙い撃ち」の理由
COMPANY:コロナ禍で冷凍食品が急伸 イオン、炎暑に“冷たい”新業態
FRONTLINE シリコンバレー 動画配信サービスで地殻変動(シリコンバレー支局長 松元 英樹)
電子版ダイジェスト:永守氏の後継また不透明に 日本電産 10月から新経営体制 関社長は退任の公算
【ニュースを突く】 岸田政権に逆風、政策遂行に影●安藤 毅[本誌編集委員]
【編集長の視点】 「利他の心」貫いた平成の聖人
【賢人の警鐘】 「大きすぎる格差は 経済成長を妨げる。弱者への 支援が社会全体を強くする」●村木 厚子氏[元厚生労働事務次官]
『メンズクラブ』は、今年で創刊70周年を迎えます!
節目となる2024年は、アニバーサリー企画として、『メンズクラブ』70年のヘリテージを振り返る特集や、特別ゲストへのインタビュー、毎号異なるイラストレーターによる描き下ろしなど、注目の豪華企画が満載。
3月8日(金)発売の4月号では、70年間ほとんど形を変えずに、優雅で落ち着きのある装いを支えてきた服「スーツ」を特集。より多様性を持ち、裾野を広げた「スーツ」を掘り下げます。そのほかにも「靴&バッグ」特集、周年企画ではストリートスナップの元祖「街のアイビーリーガース」にフォーカス。また、原宿の伝説「ゴローズ」の短期連載最終章では、昨年行われたメモリアルイベントを独占取材。貴重な写真がフォトカードになった特別付録もついてきます!
また同時発売の特別版の表紙には、役者としてますます活躍の場を広げている福士蒼汰さんが登場!スペシャルインタビューでは、いよいよ佳境を迎える主演ドラマについてや、全編英語&オール海外ロケの作品に携わっての思いなどを語っていただきました。福士さんらしい穏やかな表情を見せたファッションスタイルとともにお楽しみください。
※特別版は、表紙が異なるのみ(内容は通常版と同じです)
4月号
【特別付録】「ゴローズ」フォトカード
1
●トレンドや時代を超え、自由でカッコいい服 スーツ
「エレガント」という言葉。これはメンズクラブの前身である
「男の服飾讀本」で、すでに使われていて詳しく解説がなされています。
それは、優雅で落ち着きのあるさまを指す、とあります。70年間ほとんど
形を変えずに、優雅で落ち着きある装いを支えてきたもの、
それがスーツであると、これまでの号を振り返ってみて、改めて思います。
この70年の間に、進化したものもあれば、ずっと変わらないものもある。
今回は、より多様性を持って裾野を広げたスーツについて掘り下げます。
スーツの普遍性に改めて気付くきっかけとして、また、トレンド感のある
装いのヒントとして、この特集がお役に立てば幸いです。
2
●70th anniversary Back to Trad VOL.1 スナップの元祖「街アイ」
メンズクラブは今年でついに創刊70周年 !
節目となる2024年はアニバーサリーを祝し、
諸先輩方が築いてきた偉大なヘリテージを
振り返る特集を毎号用意しています。
第1弾となる今回は、スナップ企画の
元祖「街アイ」にフォーカス。
さらにここでは、創刊当時からイラストを手掛けていた
アイビーボーイの生みの親、穂積和夫さんに
多大な影響を受けたというロンドン在住の
イラストレーターMr. Slowboyに
2024年版「街アイ」のワンシーンを
描き下ろしてもらいました。
これから毎号、特別なゲストをお招きし、
インタビュー&描き下ろしイラストを
掲載しますのでお見逃しなく。
3
●「ゴローズ」受け継がれしものーVol.3-
唯一無二の存在である高橋吾郎という男の魅力。そして小誌とゴローさんが
同じ時代を共に歩んだという事実を、多くの足跡からお伝えしてきたゴローズ特集。
第3弾となる今回は、原宿に現在のショップをオープンした1970年代初頭から
生涯の仲間、友として、忘れえぬ時間を共に過ごした3人の男たちのインタビューを掲載。
鬼籍に入り10年が過ぎた今も、ゴローさんは彼らの、そして皆の心のなかで生き続けています。
4
●真っ先に買うべき、靴&バッグ
日差しが暖かくなり、そろそろ衣替えの季節。
服といっしょに、靴やバッグも着替えたい。
ということで、最新作から「これは欲しい!」
と編集部が唸ったものを厳選して紹介。
新しい靴&バッグで身も心も軽やかに。
5
●福士蒼汰 ナチュラル
30歳という節目を迎え、役者としてますます活動の幅を広げている福士蒼汰。
テレビやスクリーンのなかでは見られない穏やかな表情とスペシャルインタビューで、自然体の姿に迫る。
6
●中村隼人が巡る、トルコ温故知新
ヨーロッパの洗練とアジアのエネルギッシュなパワーにあふれた都市、イスタンブール。
歴史的建造物が彩るこの街を訪れたのは、歌舞伎を中心に活躍する俳優・中村隼人。
スペシャルなファッションストーリーを軸に、その魅力をお届けします。
7
●ピュリツァー賞にふさわしいプラダ
アメリカの権威ある
ジャーナリズムの賞を2021年に
受賞したミッチェル・S・ジャクソンは、
なぜこのスタッズ付きの靴を
履いて授賞式に臨んだのか。
8
●アメリカンスタイルの真実
プレッピーの定番アイテムから最先端のデザイナーズブランドまで、アメリカの衣服は、常に一般市民のための民主的なものだった。
|特集|企業はどうすれば成長を続けられるのか●最適な速度・方向性・方法をどう見極めるか自社の身の丈に合った成長を実現する法ハーバード・ビジネス・スクール 教授 ゲイリー P.ピサノ●製品・サービス頼みになっていないか持続的成長を遂げる企業には優れた「仕組み」があるPwC米国 プリンシパル ポール・ブラーゼPwC米国 プリンシパル ポール・レインワンド●予測、適応、レジリエンス成長を止めないために投資すべき3つの組織能力ベイン・アンド・カンパニー パートナー ダニガン・オキーフベイン・アンド・カンパニー パートナー カレン・ハリスベイン・アンド・カンパニー チーフエコノミスト兼バイスプレジデント オースティン・キムソン●[インタビュー] 世界の顧客に支持され続ける理由YKKは経営哲学の力で持続的成長を実現するYKK 代表取締役社長 大谷裕明|HBR翻訳論文|【意思決定】●ミッションやバリューだけでは不十分困難な決断を下す時こそプリンシプルに従いなさいブラックホーン・ベンチャーズ 運営パートナー ジャック・フックスNEA 会長兼CEO スコット・サンデルスタンフォード大学経営大学院生 ビクラム・シャンカー【広告】●広告の投資効果をどう高めるかブランド構築は「顧客との約束」から始まる元 トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 学長 ロジャー L.マーティンリンクトイン B2Bインスティテュート シニアグローバルディレクター ヤン・シュワルツリンクトイン B2Bインスティテュート 欧州・中東・アフリカ・中南米地域担当責任者 ミミ・ターナー【イノベーション】●「逸脱したアイデア」の実現可能性を高める3つの方法人的ネットワークの活用がイノベーションを成功に導くトロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授 ビル・マケビリーインペリアル・カレッジ・ビジネススクール 准教授 アンネ・テル・ヴァル【問題解決】●5つの「E」で課題をとらえ直す問題解決は「問題のフレーミング」から着手せよIMD 教授 ユリア・ビンダーIMD 教授 マイケル D.ワトキンス【サステナビリティ】●「無名のヒーロー」が果たすべき役割サステナビリティ戦略の真の担い手はミドルマネジャーであるサステナビリティストラテジスト アンドリュー・ウィンストン元 ユニリーバ CEO ポール・ポルマン元 ユニリーバ 最高サステナビリティ責任者 ジェフ・シーブライト|Idea Watch|●多様なメンバーがワークスタイルを変化させる●好感度が高くて覚えやすいキャッチフレーズをつくるのは難しい●自己紹介文は実績を強調し、そして温かさを伝えよう『ハーバード・ビジネス・レビュー』/編●AIがどのように機能するのか知らないほうが、そのAIを信頼するのかもしれないジョージタウン大学 特任准教授 ティモシー・デステファノ|EI[Emotional Intelligence]|●仕事にエネルギーを集中させる5つの方法パラヴィス・パートナーズ 共同創業者 エイミー・ジェン・ス|Life's Work|●ソプラノ歌手 ルネ・フレミング