日本におけるCOVID-19診療の貴重なアーカイブ!
●新型コロナウイルスの流行初期、医療従事者やウイルス学研究者たちは、いかにしてCOVID-19へ立ち向かったのかーー。
●ダイヤモンドプリンセス号での感染制御、クリニック・介護施設での予防策、専門家会議の実績と課題など、COVID-19診療の最前線に携わった執筆陣による、パンデミックとの激闘を記した貴重なアーカイブ!
●妊婦のCOVID-19感染や、COVID-19による虚血性脳卒中への影響、COVID-19後遺症、ウイルス感染後疲労症症候群および筋痛性脳髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)についてなど、今もなお課題であるトピックスについても解説。
【目次】
1.コロナ禍で明らかになった課題:臨床研究とPCR検査
2.COVID-19の疫学
3.SARS-CoV-2のウイルス学的特徴と変異
4.新型コロナウイルスの免疫逃避機構と重症化メカニズム
5.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
6.新型コロナウイルス感染症の臨床像
7.新型コロナウイルス検査の性能と利用法
8.介護・医療施設における感染予防策・クラスター対策
9.クリニックにおける感染症予防策とPCR検査センター設置
10.クルーズ船と災害時感染制御支援チーム
11.COVID-19の薬物治療
12.呼吸療法
13.呼吸療法:侵襲的人工呼吸管理とECMO概論
14.専門家会議
15.COVID-19患者の宿泊療養
16.米国の臨床現場からの報告
17.妊婦のCOVID-19感染
18.COVID-19による虚血性脳卒中リスクへの影響
19.COVID-19後遺症
20.ウイルス感染後疲労症候群および筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の基礎と臨床
・一時代前には、細胞死は生存プロセスの崩壊によってもたらされる受動的な生命現象であると認識されていたが、現在は能動的な現象であり、生体の恒常性維持、ストレス応答などに必要な生命現象であると理解されている。
・細胞死研究はネクローシスとアポトーシスに二極化して考えられていた時期があったが、現在はネクロプトーシスやオートファジー細胞死など、多様な細胞死が存在していることが明らかとなっている。
・細胞死の基礎的研究は細胞死の多様性の発見によって新たなフェーズに入っているが、疾患研究においても、従来のアポトーシスからのアプローチが深化するとともに、多様な細胞死の概念が導入されつつある。
■ 細胞死のすべて -そのメカニズムと,生命現象・疾患との関わり
・はじめに
●アポトーシスと非アポトーシス細胞死
・細胞死研究の歴史ーーいかにして細胞死がホットトピックになったか
〔key word〕計画細胞死、アポトーシス、パイロトーシス、ネクローシス、ネクロプトーシス
・ミトコンドリアを経由するアポトーシス
〔key word〕ミトコンドリア外膜透過性亢進、Bcl-2ファミリータンパク質、シトクロムc、Apaf-1、BH3-mimetic薬
・デスレセプターを介したアポトーシス
〔key word〕TNF(tumor necrosis factor)レセプターファミリー、Fas(FS-7-associated surface antigen)、FADD(Fas-associated death domain)、カスパーゼ8
・カスパーゼによるアポトーシスの実行
〔key word〕細胞死、アポトーシス、カスパーゼ、システインプロテアーゼ、ブレビング
・ネクロプトーシスの分子機構と意義
〔key word〕ネクロプトーシス、ネクローシス、RIPK3、MLKL、炎症性疾患
・オートファジー細胞死
〔key word〕オートファジー細胞死、アポトーシス、BH3-onlyタンパク質
・パイロトーシスーー炎症をつかさどる“燃える”細胞死
〔key word〕パイロトーシス、ガスダーミンD(GSDMD)、インフラマソーム、IL-1β、NINJ1
・ネトーシスの誘導機構とその感染症における役割
〔key word〕好中球、ネトーシス、好中球細胞外トラップ(NETs)、新興感染症、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・フェロトーシス(鉄依存性細胞死)--転写因子NRF2とBACH1による競合的制御とフェロトーシス伝播現象
〔key word〕フェロトーシス、転写因子、NRF2(nuclear factor-erythroid 2-related factor 2)、BACH1(BTB and CNC homology 1)、細胞死伝播
・ミトコンドリア膜透過性遷移を介したネクローシス
〔key word〕ネクローシス、ミトコンドリア膜透過性遷移(mPT)、シクロフィリンD(CypD)、虚血再灌流障害
●死細胞の行方
・脂質スクランブルによる“eat me”シグナルの提示
〔key word〕フリッパーゼ、スクランブラーゼ、“eat me”シグナル、脂質スクランブル、Xkrファミリー
・ゴーシェ病における神経細胞死誘導の新たな分子機構
〔key word〕ゴーシェ病、神経細胞死、β-グルコシルセラミド(β-GlcCer)、Mincle(macrophage inducible C-type lectin)、ミクログリア
・マクロファージによる死細胞貪食とその意義
〔key word〕マクロファージ、貪食、自己認識
●さまざまな細胞機能と細胞死
・小胞体ストレスと細胞死
〔key word〕小胞体ストレス、ストレス応答、小胞体ストレスセンサー、アポトーシス
・核小体ストレスによる細胞死と病態
〔key word〕ストレス、核小体、リボソーム
・細胞競合を制御する分子機構
〔key word〕細胞競合、ショウジョウバエ、細胞死、オートファジー
・治療ターゲットとしての細胞老化とその機能
〔key word〕細胞老化、細胞死、セノリティックス、SASP(senescence-associated secretory phenotype)
・ASK1と細胞死
〔key word〕ASK1(apoptosis signal-regulating kinase 1)、アポトーシス、ネクローシス、ストレス応答、酸化ストレス
・生死を制御するJNKシグナル伝達経路
〔key word〕JNK(c-Jun N-terminal kinase)、アポトーシス、オートファジー依存的細胞死、細胞生存
●さまざまな生命現象と細胞死
・発生と組織修復におけるカスパーゼの非細胞死性の機能
〔key word〕カスパーゼ、非細胞死性の機能、発生、組織修復
・成体脳におけるニューロンの細胞死と再生
〔key word〕細胞死、再生、ニューロン新生、脳室下帯、嗅球
・骨形成と細胞死
〔key word〕骨形成、プログラム細胞死、軟骨内骨化、膜内骨化(膜性骨化)、骨のリモデリング
・死細胞からのdanger-associated molecular patternsの放出機構
〔key word〕Danger-associated molecular patterns(DAMPs)、細胞膜障害、ネクロプトーシス、イメージング、Live cell imaging for secretion activity(LCI-S)
・自己免疫と細胞死
〔key word〕Damage-associated molecular patterns(DAMPs)、ネトーシス(NETosis)、全身性エリテマトーデス(SLE)、CD72、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎
・パイロトーシスによる自然炎症とその制御ーーオルガネラを標的とする新たな抗炎症薬の開発
〔key word〕自然炎症、パイロトーシス、NLRP3インフラマソーム、オルガネラ
●疾患と細胞死
・神経変性疾患における細胞死研究
〔key word〕神経変性疾患、神経毒性、凝集体、フィブリル、タンパク分解機構
・がんの細胞死回避戦略としてのワールブルグ効果とカルジオリピン代謝を制御するMieap液滴について
〔key word〕液滴、相分離、非膜オルガネラ、カルジオリピン、代謝反応、ワールブルグ効果、p53、 がん抑制
・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と細胞死
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アポトーシス、ネクロプトーシス、フェロトーシス
・メタボリックシンドロームと細胞死
〔key word〕慢性炎症、メタボリックシンドローム、肥満、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、マクロファージ
・自己炎症性疾患と細胞死
〔key word〕自己炎症性疾患、インフラマソーム、ピロトーシス
・皮膚疾患と細胞死ーー表皮角化細胞アポトーシスとリンパ球のダイナミクス
〔key word〕表皮真皮境界部皮膚炎、移植片対宿主病(GVHD)、アポトーシス
・脳梗塞における神経細胞死の誘導機序
〔key word〕脳梗塞、興奮毒性、神経細胞死、ダメージ関連分子パターン(DAMPs)
・放射線による細胞死と組織障害
〔key word〕放射線、DNA損傷、DNA損傷修復、組織障害、ベルゴニー・トリボンドーの法則
●細胞死を応用した創薬
・アポトーシス抵抗性BCL2ファミリー阻害薬BH3-mimetic drugsの基礎と臨床
〔key word〕BH3-mimetics、BCL-2、ベネトクラクス、がん
・IAPの医薬品開発ーーIAPアンタゴニストとSNIPER
〔key word〕IAP(inhibitor of apoptosis protein)アンタゴニスト、がん免疫療法、SNIPER(specific and nongenetic IAP-dependent protein eraser)、PROTAC(proteolysis targeting chimera)、targeted protein degradation
・TRAIL創薬
〔key word〕TRAIL、DR5、DR4、アポトーシス、がん
●細胞死解析技術とその応用
・ケミカルバイオロジーを用いた細胞死の解析
〔key word〕ケミカルバイオロジー、ラマンイメージング、アフィニティラベリング
・二分割発光タンパク質の再構成法を用いる細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、ルシフェラーゼ、アポトーシス
・蛍光タンパク質レポーターを利用した細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、キナーゼ局在変化レポーター(KTR)、アポトーシス、パイロトーシス、ネクロプトーシス、イメージング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特集は『特別企画 歯周炎を介した医科歯科連携のチームアプローチ』です.複雑化・多様化する疾病構造や医療ニーズに対して,地域歯科医院は今後どのように対応してゆくのがよいのか.その可能性の一端として,本特集ではさまざまな全身疾患と関連性が報告されている歯周炎を介した予防的な医科歯科連携についてご考察いただきました.明日からの臨床を考える一指針としてお役立てください.
【目次】
特別企画 歯周炎を介した医科歯科連携のチームアプローチ
座談会 補綴と矯正の転遷 2
シリーズ 歯科医学から見た骨免疫学の重要性ー「骨免疫学が紐解く歯科臨床の分子基盤」を読んでー 2
巻頭TOPIC カスタムディスクを用いたデジタル全部床義歯
天然歯を守る 98
エンド治療Q & A 2021 2
50年の臨床から紐解く歯周基本治療 〜症例で綴る患者さんとの歩み〜 2
わかればできる! 実践歯周外科 〜歯周組織再生療法編〜 2
矯正を臨床で生かす 11・完
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 2
明日からできるコンポジットレジン修復 6
ファンダメンタルエンドドンティクス 〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 4
IOS時代の歯冠補綴 -最新メタルフリー歯冠補綴の潮流 11・完
コンポジットレジン修復 -器材・材料の選択基準と有効活用法ー 11
矯正治療と全部床義歯臨床の共通点と相違点 -矯正医と補綴医のトークセッション 7
TOPIC
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 2
事例に学ぶ歯科保険請求 180
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 2
静かな顔 11
経済学的視点から歯科業界を読み解く 35
文学を咀嚼する 10
歯とお金にまつわるあれこれ 2
【Conference & Seminar】
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特別企画「クラック・歯根破折」では,抜歯の大きな原因ともなる歯根破折について,その分類,診断,治療,さらには将来的に利用される可能性のある治療法までを紹介していきます.
【目次】
特別企画 クラック・歯根破折ー人生100年時代,予防歯科が進む時代に増える悩みの種ー
臨床TOPIC
巻頭TOPIC 食器共有に気を付けるとう蝕を予防できるか?
歯内療法に必要な生物学的知識とその臨床的意義〜「科学」と「臨床」のトランスレーション〜 5
エンド治療Q&A 2024 3
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 19
歯周外科を始めるために知っておきたい10のこと 5
デンタルエックス線写真読影 9
お悩み解決!パーシャルデンチャー 9
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 7
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 21
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 9
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか? 「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 3
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 3
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 15
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 3
インタビュー
TOPIC
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 3
歯科医師の多様なキャリアパス 9
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 27
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 6
経済学的視点から歯科業界を読み解く 72
「顎関節症臨床医の会」だより 12
My Bookshelf〜私の本棚〜 15
ゴッホの黒猫を探せ! 3
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
■【特集】人口減少社会 もう一つの論点 令和のクマ騒動が人間に問うていること
全国でクマの出没が相次ぎ、メディアの報道も過熱している。
しかし、クマが出没する根本的な原因を見落としていないだろうか。
人間はいかに自然と向き合い、野生動物とどう生きていくべきか。
人口減少社会を迎える中、我々に必要とされる新たな観点を示す。
文・梶 光一、横山真弓、田中淳夫、編集部
Introduction 全国で相次ぐクマの出没 私たち人間が考えるべきこと
編集部
Part 1 野生動物に“押し戻される”人間 人口減少社会の「新たな戦い」
梶 光一 東京農工大学名誉教授
Column 1 東京・青梅の林業家に聞く 徐々に近づくクマとの距離感
編集部
Part 2 クマと共生する知床半島 日常を守る対策から学べること
編集部
Column 2 ごみ拾いが人とクマを救う? 知床発・地域変革の試み
編集部
Part 3 発想の転換と行政官育成は急務 クマ対応の「地域力」向上を
横山真弓 兵庫県立大学 教授
Column 3 ツキノワグマのフンを探して 丹波の山をめぐる
編集部
Part 4 鳥獣害対策、最前線の現場を歩く 問われる行政の本気度
田中淳夫 ジャーナリスト 編集部
Part 5 地域を守るため野を駆ける ハンターたちは何を思うのか
編集部
Part 6 軽井沢の安全は自分たちが守る! クマ対策のプロ集団
編集部
Interview クマは“自然そのもの” 軽井沢町から馳せる思い
編集部
Part 7 日本という国でどう生きるか クマ出没が投げかける課題
編集部
■WEDGE_OPINION 1
・対中政策は日本立国の基本 「白か、黒か」の視点から脱却を
岡本隆司 早稲田大学教育・総合科学学術院 教授
■WEDGE_OPINION 2
・不妊治療と教育機会の充実で 少子化対策に必要な協働を
乾 愛 ニッセイ基礎研究所 生活研究部ジェロントロジー推進室 ヘルスケアリサーチセンター 研究員
■WEDGE_ REPORT 1
・地域の足としての自動運転 “背伸び”でなく現実解を
編集部
・INTERVIEW 日本のトップランナーが語る 自動運転で“勝つ”ための要諦
加藤真平 TIER IV(ティアフォー)創業者 兼 代表取締役社長CEO
■WEDGE_ REPORT 2
・日本の研究に多様性は必須 イグ・ノーベル賞が示す価値
編集部
■連載
・偉人の愛した一室:愛新覚羅 浩「愛新覚羅溥傑仮寓」(千葉県千葉市)(羽鳥好之)
・新幹線を支える匠たち:彼らの仕事で新幹線は脈打つ “グループ唯一”電気の匠たち(新生テクノス)(大坂直樹)
・胃袋を満たしたひとびと:相馬黒光(実業家)(湯澤規子)
・MANGAの道は世界に通ず:『BLEACH』の“神展開”を生んだ究極の思考法とは?(保手濱彰人)
・日本病にもがく中国:世界が舌を巻く中国ゲーム 日本に学びパクリから本物へ(富坂 聰)
・商いのレッスン:商品開発のヒントは「声なき声」にあり(笹井清範)
・時代をひらく新刊ガイド:『生殖記』 朝井リョウ(稲泉 連)
・フィクサー:第四章 暴露(真山 仁)
・モノ語り。:日本の第二都市が生んだ「カトラリー」(水代 優)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
義肢装具療法について、基本的な知識から、日々進化する最新技術まで網羅的に学ぶことができ、臨床に役立つ1冊
●リハビリテーション医療において、義肢装具療法は重要な位置を占めており、最適な義肢装具が選択できれば、使用者の日常生活活動やQOL に大きな利益がもたらされる。
●近年の義肢装具は、素材や材料の開発、豊富なデザイン、高機能化等によって多様化している。真に人々の活動を支えるためには、発症からの回復状況、痙性や感覚障害の有無、筋力低下や関節拘縮の程度といった問題だけでなく、使用する義肢装具の着脱感や装着感、日常生活活動における問題や退院後の生活環境を十分に考慮し、多様化している義肢装具から、適切なものを選択できる力が必要である。
●第1章では義肢装具の構造やメカニズムといった基本的な知識を、第2章では進化した最新の義肢装具について症例も交え解説している。初学者からベテランまで、リハビリテーション医療にかかわる多職種の臨床に役立つ1冊となっている。
【目次】
巻頭言
日本義肢装具学会飯田賞本賞受賞者が義肢装具のこれまで,そしてこれからを熱く語る!
第一章:義肢装具の基本知識
義手の基本知識
義足の基本知識
上肢装具の基本知識
下肢装具の基本知識
義肢装具と社会支援
体幹装具の基本知識
歩行解析の基本知識
義肢装具製作の基本知識
義肢装具臨床現場と研究
第二章 義肢装具の進化(最先端の義肢装具と技術)
義手の進化
最新の 義足
3D技術を活用した上肢装具制作の取り組み
子ども達の活動を支え,「遊び」を引き出す義肢装具
下肢装具の進化
体幹装具の進化
理学療法士と義肢装具
歩行解析の進化
義肢装具製作の進化
作業療法士と義肢装具
1細胞解析の技術開発の最先端の状況と、日本で得られた1細胞解析での成果を解説!
●ヒトのような多細胞生物はさまざまな細胞から構成されており、リンパ球や線維芽細胞のように、同じように見える細胞でも、がん細胞の隣にいる場合と毛細血管の隣にいる場合とでは、遺伝子発現は異なります。
●具体的にどう異なるのか?この問いに答えることのできるレベルまで、ついにオミクス解析の技術レベルが向上してきています。
●本特集では前半を技術編とし、この技術開発の最先端の状況を紹介し、後半には応用編として日本で得られた1細胞解析での成果を紹介します。
【目次】
技術
1.1細胞エピゲノム解析技術開発の最前線
2.1細胞プロテオーム解析はどこまできたか
3.1細胞メタボローム解析の現状
4.ライブイメージングによる1細胞動態解析
5.組織切片の空間トランスクリプトーム解析
6.1細胞ゲノム解析で多様な細菌叢を捉える
7.電気化学的なケミカルイメージングによる実時間1細胞解析
8.1細胞トランスクリプトームデータの解析技術
9.国際動向─Human Cell Atlasプロジェクト
応用
10.感染症の1細胞解析
11.新型コロナウイルス感染症の1細胞解析
12.免疫系の1細胞解析による転写制御機構の予測
13.1細胞解析でがん免疫療法に迫る
14.百寿者免疫細胞の1細胞トランスクリプトーム解析
15.発生・再生研究における1細胞遺伝子発現解析の現状
16.1細胞解析からわかる循環器病態
17.精神疾患患者試料を使用した1細胞研究の現在
18.がん治療における薬剤応答性の1細胞解析
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集「出張鎮静を利用して患者・術者に快適な治療・手術を行うためのコツ」では,歯科麻酔科医が開業歯科医院に出張して歯科麻酔を行う出張鎮静の概略や実際をご紹介し,その利点を探ります.
【目次】
特集 出張鎮静を利用して患者・術者に快適な治療・手術を行うためのコツーチームアプローチによる安全・安心・快適な診療環境の実現ー
特別企画 歯周病と酸化ストレスの関係性を再考する
特別企画 臨床家として捉える 現代の生活歯髄療法(VPT)《後編》
巻頭TOPIC 小さく生まれたお子様とご家族への社会的支援の一例 「リトルベビーハンドブック」について
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 6
デンタルエックス線写真読影 6
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 18
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 16
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 4
「矯正診断」を再考する〜治療ゴールの設定とその意思決定に関わる要素〜 3・完
お悩み解決!パーシャルデンチャー〜知っておくべき基礎知識〜 6
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 12
歯科医療から認知症にどう取り組むべきか? 6・完
TOPIC
事例に学ぶ歯科保険請求 207
歯科医師の多様なキャリアパス 6
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 24
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 3
経済学的視点から歯科業界を読み解く 69
「顎関節症臨床医の会」だより 9
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち・完 24
My Bookshelf〜私の本棚〜 12
Find the Cat!!〜ポンゲを探せ! 12・完
【News & Report】
【Conference & Seminar】
心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、関節、視覚、聴覚……あらゆる人工臓器の進歩を網羅した一冊!
●近年、人工臓器の発達は目を見張るものがあり、人工臓器の機能や耐久性は大きく向上し、一時的に臓器機能を代行するものから、ほぼ永久的に使用されるものが増え、また体内に植え込むことで在宅管理が可能となっている。
●また、COVID-19流行下においてECMO(体外式膜型人工肺)が大きな注目を浴びたように、多くの人工臓器はすでにわが国の医療において必要不可欠なものとなりつつある。
●本書では、人工心臓・人工肺・人工肝臓・人工腎臓・人工膵臓・人工関節・人工視覚・人工聴覚など、さまざまな人工臓器を取り上げ、その進歩と展望について、最新情報を交えて各領域の第一人者が詳しく解説。多くの医療従事者や医学生に役立つ一冊となっている。
【目次】
1.植込型補助人工心臓ー重症心不全治療における役割
2.植込型補助人工心臓とは?-その現状と将来展望
3.小児に対する補助人工心臓
4.心原性ショックに対する補助循環治療
5.呼吸不全に対する膜型人工肺(VV-ECMO)-withコロナの時代に向けて
6.大動脈弁置換術における人工弁の進歩
7.人工血管の歴史と進歩
8.リードレスペースメーカの最前線
9.人工腎臓
10.アフェレシス療法:最近の進歩
11.肝機能代替のための多様なアプローチ:現状と課題
12.人工膵臓の現状と将来展望
13.人工関節の最近の動向とそれについて思うこと
14.人工聴覚器の現状
15.光電変換色素薄膜型の人工網膜OUReP(オーレップ)
16.バイオマテリアルと組織再生型人工臓器
17.人工臓器開発におけるレギュラトリーサイエンス
・1990年代、循環器内科領域における血栓止血領域への興味は少なかった。心筋梗塞などの血栓症を診ていたのに、血栓止血の視点が少なかったのは不思議であった。
・その後、抗血小板薬としてクロピドグレルが開発され市場が拡大した。さらに、心房細動の脳卒中予防に経口の直接的凝固因子阻害薬(DOAC)が開発され、数兆円の市場規模に至った。
・今回の特集では基礎的、臨床的視点から血栓止血学における最近の進歩をエキスパートに解説いただく。診療に役立つのみならず、読者の皆様の学術活動に資することを期待する。
■ 基礎と臨床の両面から挑む血栓止血学
・はじめに
・血小板と血栓形成ーー機序と臨床的意義
〔key word〕血小板、止血、動脈血栓、静脈血栓
・循環器領域における抗血栓治療の現状
〔key word〕虚血性心疾患、抗血小板薬、抗凝固薬
・血栓止血におけるプロコアグラント血小板の役割
〔key word〕血小板プロコアグラント活性、血小板第III因子、血小板、マイクロパーティクル、リン脂質、非活性化GPIIb/IIIa
・脳血管疾患発症制御における抗血栓療法
〔key word〕抗血小板療法、抗凝固療法、再灌流療法、経静脈的線溶療法
・血流下における血小板を中心とした血栓形成シミュレーター
〔key word〕血小板、GPIbα、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、血栓形成、シミュレーション
・血栓性疾患の病理
〔key word〕アテローム血栓症、プラーク破綻、静脈血栓症、癌関連血栓症
・COVID-19に伴う血栓症
〔key word〕新型コロナウイルス感染(COVID-19)、血管内皮細胞傷害、微小血栓、D-ダイマー、サイトカインストーム
・フォン・ヴィレブランド因子と血栓・止血
〔key word〕フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、フォン・ヴィレブランド病(VWD)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、血栓症、出血
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・26.シラミ症(この白くうごめくモノは?)
〔key word〕アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミ、殺虫剤耐性、心のケア
オンラインによる医療者教育
・12.診療科の魅力が伝わるオンライン実習ーー北海道大学産婦人科の事例
〔key word〕オンライン実習、外科基本手技の遠隔指導、シネメデュケーション、プロフェッショナリズム
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・10.ショウジョウバエから見出された非典型的ドパミン放出による学習強化モデル
〔key word〕ショウジョウバエ、ドパミン、オンデマンド放出、学習強化、一酸化炭素
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・4.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
●特報
・ウイルス感染症の制御機構
・ヒトT細胞白血病ウイルス1型の生き残り戦略と病原性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
・近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
・このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
■第1土曜特集 抗体医薬の進歩と課題
・はじめに
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【可変領域】
・モノクローナル抗体作製クロニクルーー効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
〔key word〕B細胞、モノクローナル抗体、タンパク工学、遺伝子工学、シングルセル
・ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
〔key word〕ヒト抗体、ヒト化、親和性成熟、相同組換え、体細胞高頻度突然変異
・抗原結合親和性向上のための技術
〔key word〕ディスプレイ法、合理的設計、次世代シーケンシング(NGS)
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【IgG型抗体】
・抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
〔key word〕Fcγ受容体(FcγR)、エフェクター活性、抗体エンジニアリング、アミノ酸変異導入、タンパク質構造
・抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題ーーFcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
〔key word〕抗体医薬品、新生児型Fc受容体(FcRn)親和性、アミノ酸置換、血中半減期延長
・抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、ペイロード、リンカー、結合様式、drug-to-antibody ratio(DAR)
・t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
〔key word〕抗体医薬品、部位特異的修飾、抗体薬物複合体(ADC)、近位効果、コンジュゲート
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【非IgGモダリティ】
・低分子抗体ーーVHH, scFv
〔key word〕低分子抗体、抗体工学、一本鎖抗体(scFv)、重鎖抗体可変領域(VHH)、キメラ抗原受容体(CAR)発現細胞傷害性T細胞(CTL)
・経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
〔key word〕腸内細菌、免疫グロブリンA(IgA)、粘膜免疫、経口抗体
・IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
〔key word〕IgA抗体、分泌型IgA抗体(SIgA抗体)、呼吸器ウイルス感染症
●有効性・安全性の予測・評価技術
・抗体医薬品の体内動態総論
〔key word〕抗体医薬品、バイオ医薬品、薬物動態特性、半減期
・抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
〔key word〕生理学的薬物動態(PBPK)モデル、Catenary PBPKモデル、target mediated drug disposition(TMDD)、Two-pore PBPKモデル、Minimal PBPKモデル
・Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、薬物動態(PK)、マクロPK、ミクロPK、がん微小環境
・ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、バイオアナリシス、バイオトランスフォーメーション、リガンド結合法、ハイブリッドイムノアフィニティLC/MS
●臨床における最新動向
・免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
〔key word〕個別化がん免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、腫瘍ゲノム、腫瘍微小環境(TME)
・免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬、免疫チェックポイント分子、腫瘍微小環境、細胞傷害性T細胞、抗原提示細胞
・近赤外光線免疫療法ーー近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
〔key word〕近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)、近赤外光感受性抗体薬物複合体(ADC)、免疫原性細胞死、がん免疫
・炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、生物学的製剤
・乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
〔key word〕乾癬、アトピー性皮膚炎(AD)、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬、IL-4/IL-13阻害薬
・抗体医薬品の血中濃度モニタリング
〔key word〕抗体医薬品、薬物血中濃度モニタリング(TDM)、炎症性疾患、質量分析
・抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
〔key word〕過敏性反応、インフュージョンリアクション、アナフィラキシー、感染、薬剤誘発性血小板減少症
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ADHDの有病率は高率で、成人においては人口の5%あまりというデータも報告されている。現状では、ADHDは臨床面でも社会的にも重要な疾患であるにもかかわらず、その重要性が十分に認識されていないケースが多い。
・かつてADHDは何らかの脳の微細な損傷が原因と考えられてきたが、現在このMBD説は否定されており、他の精神疾患と同様に神経伝達物質の機能障害が想定されている。しかし、その詳細な病態は明らかではない。
・かつてADHDと自閉症スペクトラム障害(ASD)は併存しないものとされてきたが、最近では生物学的関連を指摘する研究もみられている。本特集はこのようなADHDについて、最近の知見を紹介するものである。
■ ADHDの最近の知見 -発症メカニズムと治療法
・はじめに
・ADHDの概念
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)の歴史、ADHDの疫学、ADHDの症状経過、神経多様性(neurodiversity)
・ADHDの生物学
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、原因、病態
・ADHDの診断と診断ツール
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、質問紙、構造化面接、併存診断、除外診断
・ADHDと自閉症スペクトラム障害(ASD)--変遷する両者の関係性
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、併存
・ADHDにおける精神疾患の併存と鑑別
〔key word〕破壊的行動障害(DBD)マーチ、情動調節障害(ED)、双極性障害、境界性パーソナリティ障害(BPD)、複雑性心的外傷後ストレス障害(cPTSD)
・ADHDの心理社会的治療
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、心理社会的治療、ペアレントトレーニング、認知行動療法(CBT)、弁証法的行動療法(DBT)
・ADHDの薬物療法
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、薬物療法、自閉症スペクトラム障害(ASD)
●TOPICS
救急・集中治療医学
・日本蘇生協議会(JRC)蘇生ガイドライン2020「急性冠症候群(ACS)」のポイント
癌・腫瘍学
・難治性リンパ腫に免疫抵抗性を与えるLivinの役割
社会医学
・「医療事故調査制度」の現状と制度運営上の課題
●連載
オンラインによる医療者教育
・14.オンラインによる臨床研修ーー橋本市民病院の事例
〔key word〕コロナ禍、臨床研修、SAMRモデル、ICT、technology enhanced learning
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・12.N-NOSE:線虫を使ったがんの一次スクリーニング検査
〔key word〕C. elegans、がん、尿、スクリーニング
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・6.新型コロナウイルス検査の性能と利用法
●フォーラム
パリから見えるこの世界
・104.「科学と宗教」を考えるためのメモランダム
子育て中の学会参加
・19.整形外科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
新型コロナ対応に奮闘した島根県からの報告を緊急掲載!
●人口減少,高齢化,医師の地域偏在など,さまざまな課題が山積する地域医療
●自治医科大学学長・永井良三氏 編集のもと,地域医療の最前線に携わるエキスパートが解決に向けた取り組みを解説!
●Withコロナ時代の地域医療と医師育成を展望する一冊
【目次】
【書き下ろし】新型コロナウイルス感染症と地域医療─地域における広域連携と急性期病院の役割
1.地域医療政策の動向─地域医療構想,医師偏在対策,医師の働き方改革を中心に
2.地域連携の諸展開
3.特定行為研修修了看護師がこれからの地域医療にもたらすもの
4.最近の地域人口の動向─続く大都市部への人口集中
5.地域医療構想
6.行政とへき地・地域医療体制─これまで,そして今後に向けて
7.住民参加の地域医療
8.ソーシャルキャピタルと地域医療
9.地域医療にかかわる医師育成─Withコロナ時代の多様なニーズにも対応できる柔軟な医師育成
10.地域枠制度
11.地域医療とワークライフバランス
12.地域医療と災害医療─その考え方と接点
13.地域医療と文化人類学
14.ビッグデータから眺める地域医療
15.公共哲学としての地域医療
16.地域医療における総合診療医の自己完結性
│特集│プラットフォームの覇者は誰か
●パイプライン型事業から脱却せよ
<プラットフォーム革命>
・マーシャル W. ヴァン・アルスタイン ボストン大学 教授
・ジェフリー G. パーカー テュレーン大学 教授
・サンギート・ポール・チョーダリー プラットフォーム・シンキング・ラボ 創業者兼CEO
●ネットワーク効果だけでは成功は難しい
<マーケットプレイス:4つの落とし穴>
・アンドレイ・ハジウ ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・サイモン・ロスマン グレイロック・パートナーズ パートナー
●製品競争力の高い企業から収益モデルを転換
<プラットフォーム企業へ移行する法>
・フェン・ジュウ ハーバード・ビジネス・スクール 助教授
・ネイサン・ファー INSEAD 助教授
●【インタビュー】<IoTはネットワークの未来に何をもたらすか>
人工知能も経済主体となる時代
・暦本純一 東京大学大学院 教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
●<既存企業の4つの選択肢>
なし崩しの規制緩和にいかに対応するか
・ベンジャミン・エデルマン ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・ダミアン・ジェラディン ティルブルフ大学 教授
●<求められるのはイノベーションと起業家精神>
21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
・平野正雄 早稲田大学ビジネススクール 教授
│HBR翻訳論文│
●<経営戦略>M&Aは買収相手を強くすることで高収益を実現
企業買収は与えることで成功する
・ロジャー・マーティン トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
●<組織学習>学び、共有し、対策を常時チェックする
失敗からのリターンを高める法
・ジュリアン・バーキンショー ロンドン・ビジネススクール 教授
・マーティン・ハース ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 准教授
●<リーダーシップ>人材採用と能力開発に秀でたリーダー
スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
・シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授
│連載│
●世界標準の経営理論
[第25回]センスメイキング理論
「未来はつくり出せる」は、けっして妄信ではない
・入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授
│巻頭言│
●伝統の技が多様性を生む
・佐藤祐輔 新政酒造 代表取締役社長
│Idea Watch│
●男女差はフライト予約にも表れる
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●いつも罵る上司は気まぐれ上司よりまだマシである
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●CMOは付加価値を提供しているか
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●アクセス数の多い都市は経済的に発展する
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●ゼネラリストはスペシャリストより就職に強い
・ジェニファー・メルルージ テュレーン大学 助教授
│リーダーは「描く」│
●組織の影を取り払い、光で照らす
・安渕聖司 SMFLキャピタル 代表取締役社長兼CEO
│Vision Statement│
●権力の真の在り処を発見する
・マイケル・セガーラ HEC スクール・オブ・マネジメント 教授
│前号を読んで│
●「現在の課題」についても言及してほしい
・土井 剛 インターリスク総研 マネージャー
●パターン認識できる掘り下げがほしい
・吉沢康弘 インクルージョン・ジャパン 取締役│特集│プラットフォームの覇者は誰か
●パイプライン型事業から脱却せよ
<プラットフォーム革命>
・マーシャル W. ヴァン・アルスタイン ボストン大学 教授
・ジェフリー G. パーカー テュレーン大学 教授
・サンギート・ポール・チョーダリー プラットフォーム・シンキング・ラボ 創業者兼CEO
●ネットワーク効果だけでは成功は難しい
<マーケットプレイス:4つの落とし穴>
・アンドレイ・ハジウ ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・サイモン・ロスマン グレイロック・パートナーズ パートナー
●製品競争力の高い企業から収益モデルを転換
<プラットフォーム企業へ移行する法>
・フェン・ジュウ ハーバード・ビジネス・スクール 助教授
・ネイサン・ファー INSEAD 助教授
●【インタビュー】<IoTはネットワークの未来に何をもたらすか>
人工知能も経済主体となる時代
・暦本純一 東京大学大学院 教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
●<既存企業の4つの選択肢>
なし崩しの規制緩和にいかに対応するか
・ベンジャミン・エデルマン ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・ダミアン・ジェラディン ティルブルフ大学 教授
●<求められるのはイノベーションと起業家精神>
21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
・平野正雄 早稲田大学ビジネススクール 教授
│HBR翻訳論文│
●<経営戦略>M&Aは買収相手を強くすることで高収益を実現
企業買収は与えることで成功する
・ロジャー・マーティン トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
●<組織学習>学び、共有し、対策を常時チェックする
失敗からのリターンを高める法
・ジュリアン・バーキンショー ロンドン・ビジネススクール 教授
・マーティン・ハース ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 准教授
●<リーダーシップ>人材採用と能力開発に秀でたリーダー
スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
・シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特集は『歯内療法における痛みの真実ー闇雲に治療を続けていませんか?』です.一般歯科医師および歯内療法専門医には患者が訴える痛みを正確に診断し,マネジメントすることが求められます.本特集では,2020年1月に発表された新しい国際顎顔面疼痛分類(ICOP)に基づく痛みの病態の判断の考え方に加えて,歯内療法領域の疼痛管理,さらに最新トピックとして新機材やステロイド薬が痛みのマネジメン トに寄与する可能性についても言及していただきます.
【目次】
特集 歯内療法における痛みの真実ー闇雲に治療を続けていませんか?
特別企画 外科的矯正治療の多様性
TOPIC 保険収載された磁性アタッチメントについて
TOPIC 唾液・唾液腺研究の最前線
私の視点 コロナ禍で自分を見失わないために
巻頭TOPIC 小児期の口腔機能発達を支援するために
根管充填Update 2
失敗から学ぶマイクロスコープ活用法 2
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 13
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 11
TOPIC
若手歯科医師によるCase Presentation
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 11
歯科口腔保健の新時代ーデータからのat a glance 2
若手研究者&臨床家に送る 科学英語論文の読み方・書き方 2
全部床義歯,古典文献への誘い 4
TOPIC
TOPIC
事例に学ぶ歯科保険請求 189
医科歯科連携・多職種連携 日本社会に求められる歯科医療の近未来 5
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 11
経済学的視点から歯科業界を読み解く 44
歯とお金にまつわるあれこれ 11
文学を咀嚼する 19
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
・褐色・ベージュ・白色脂肪細胞はその起源や性質の違いが知られるが、なかでも褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞はエネルギー消費機能が高いことから、肥満症の根本的な治療標的細胞のひとつとして注目されている。
・本特集では、分化・発生、細胞内や代謝物による分化や機能の制御機構、組織内の細胞間相互作用、中枢神経経路を介した心理ストレスによる体温調節、ヒト褐色脂肪組織の生物学まで、幅広い角度からご寄稿いただく。
・本特集が最新の褐色・ベージュ・白色脂肪細胞研究の理解に役立ち、今後、この分野の研究が深化し肥満・糖尿病治療に応用されることを期待したい。
■ 褐色・ベージュ・白色脂肪細胞研究UPDATE
・はじめに
・褐色・ベージュ脂肪細胞の分化・発生の多様性と全身代謝
〔key word〕脂肪細胞、褐色脂肪、ベージュ脂肪、脂肪前駆細胞
・ヒト褐色脂肪組織の全身代謝改善作用とそのメカニズム
〔key word〕褐色脂肪、全身代謝、BATkine
・心理ストレスによる褐色脂肪熱産生と体温上昇の中枢神経回路
〔key word〕心理ストレス、視床下部、皮質辺縁系、交感神経系、心身相関
・熱産生性脂肪のエピジェネティクス
〔key word〕褐色脂肪細胞、ベージュ脂肪細胞、エピゲノム、DNAメチル化、ヒストン修飾
・M2マクロファージ/前駆脂肪細胞相互作用からみた皮下脂肪組織と内臓脂肪組織の違い
〔key word〕前駆脂肪細胞、脂肪組織の分布、M2マクロファージ
・褐色脂肪組織の機能制御における分岐鎖アミノ酸代謝の役割
〔key word〕褐色脂肪組織、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、トランスポーター、ミトコンドリア、インスリン感受性
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・スプライシング疾患の低分子創薬に向けてーー家族性自律神経失調症に対する候補化合物RECTAS
解剖学
・Delta-Notchシグナル経路を介したパターン形成原理の解明ーー肝発生を場とした数学的アプローチ
腎臓内科学
・メタボリック症候群におけるCD147/Basiginの役割
●連載
オンラインによる医療者教育
・20.コロナ禍における医学生の実態と考察ーーWithコロナの時代に必要な学生支援とは
〔key word〕学生生活、医学教育、コロナ禍、医学連、学生自治会
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・12.クルーズ船と災害時感染制御支援チーム
バイオインフォマティクスの世界
・はじめに
・1.ゲノム解析におけるバイオインフォマティクスの役割
〔key word〕遺伝子、ゲノム、シーケンサー
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・5.ジャガイモは危険?--芽が出たジャガイモ、緑のジャガイモは要注意
パリから見えるこの世界
・105.「人類の遺産に分け入る旅」を超えて
オンライン診療の二元論
・2.シニア世代と若者世代ーーデジタルデバイド for オンライン診療
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ヒトのような多細胞生物はさまざまな細胞から構成されている。リンパ球や線維芽細胞のように、同じように見える細胞でも、がん細胞の隣にいる場合と、毛細血管の隣にいる場合とで、遺伝子発現は異なるはずである。
・具体的にどう異なるのか? オミクス解析の技術レベルがついに、この問いに答えることのできるレベルまで向上してきたのである。
・本特集では、技術編で、この技術開発の最先端の状況を紹介させていただく。応用編では、日本で得られた1細胞解析での成果を紹介させていただく。
■ 1細胞解析 -技術と応用 3月第1土曜特集
・はじめに
●技術
・1細胞エピゲノム解析技術開発の最前線
〔key word〕エピゲノミクス、クロマチン、ディープシークエンス
・1細胞プロテオーム解析はどこまできたか
〔key word〕質量分析、プロテオーム、プロテオミクス、1細胞
・1細胞メタボローム解析の現状
〔key word〕1細胞メタボローム解析、メタボロミクス、ナノ液体クロマトグラフィ質量分析(nano-LC/MS)
・ライブイメージングによる1細胞動態解析
〔key word〕ライブセルイメージング、共焦点顕微鏡、2光子励起顕微鏡、ライトシート顕微鏡、オルガノイド
・組織切片の空間トランスクリプトーム解析
〔key word〕空間トランスクリプトーム(ST)、がん不均一性、がん微小環境、乳がん
・1細胞ゲノム解析で多様な細菌叢を捉える
〔key word〕1細胞ゲノミクス、マイクロバイオーム、メタゲノム
・電気化学的なケミカルイメージングによる実時間1細胞解析
〔key word〕微小電極(マイクロ電極)、電気化学イメージング、走査型電気化学顕微鏡(SECM)、走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)
・1細胞トランスクリプトームデータの解析技術
〔key word〕1細胞トランスクリプトーム、1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、バイオインフォマティクス
・国際動向ーーHuman Cell Atlasプロジェクト
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、HCAバイオロジカルネットワーク、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●応用
・感染症の1細胞解析
〔key word〕1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ヒト免疫不全ウイルス/後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)
・新型コロナウイルス感染症の1細胞解析
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ACE2、BCR
・免疫系の1細胞解析による転写制御機構の予測
〔key word〕1細胞RNAシーケンス(scRNA-seq)解析、1細胞ATAC-seqシーケンス(scATAC-seq)解析、免疫応答
・1細胞解析でがん免疫療法に迫る
〔key word〕腫瘍微小環境(TME)、腫瘍浸潤免疫細胞、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
・百寿者免疫細胞の1細胞トランスクリプトーム解析
〔key word〕スーパーセンチナリアン、百寿者、CD4陽性キラーT細胞、トランスクリプトーム
・発生・再生研究における1細胞遺伝子発現解析の現状
〔key word〕再生医療、多能性幹細胞(PSCs)、ES細胞、iPS細胞
・1細胞解析からわかる循環器病態
〔key word〕心不全、心筋梗塞、分子病態
・精神疾患患者試料を使用した1細胞研究の現在
〔key word〕神疾患患者死後脳解析、1細胞核RNAシーケンス(snRNA-seq)、体細胞変異、LINE-1
・がん治療における薬剤応答性の1細胞解析
〔key word〕不均一性(heterogeneity)、再発、分子標的療法、薬物耐性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2022年に進化人類学者としてノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士が発展させた古代ゲノム学は、人類進化史の研究だけでなく、医学研究にも大きな影響を与え大躍進を遂げている。
・古代ゲノム解析は、過去の感染症の病原体の追跡に有用で、古代ゲノム学は病原体の起源や進化、疾患の発生と進行、伝播経路の理解に重要な示唆を与え、疾患リスクに関連するヒトの遺伝的要因の解明も期待される。
・本特集では、古代ゲノム学と医学研究の第一線で活躍されている専門家の方々に、近年の古代ゲノム研究の動向、古人骨ゲノムの解明、古代ゲノム学と感染症学・医療の最新の成果と現状について解説していただいく。
■古代ゲノム学と医学の交差点
・はじめに
・古代ゲノム学と進化医学
〔key word〕古代ゲノム、進化医学、疾患リスク変異、病原体ゲノム
・感染症学と古代ゲノム学の接点ーー古人骨研究の視点
〔key word〕古病理学、古人骨、感染症、古代ゲノム
・古代から現代へと受け継がれてきた生活習慣病遺伝子
〔key word〕生活習慣病、環境適応、ゲノム多型
・古代人ゲノムと皮膚色関連多型
〔key word〕皮膚色、一塩基多型(SNP)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、縄文人
・アルコール代謝関連遺伝子の多様性を現代人および古代人ゲノムから探る
〔key word〕1B型アルコール代謝遺伝子(ADH1B)、2型アルデヒド代謝遺伝子(ALDH2)、東アジア、自然選択
・古代人ゲノムからの表現型復元
〔key word〕古代ゲノム、表現型復元、適応
・狩猟採集から農耕への生業変化ーーそのダークサイドを考える
〔key word〕人口動態、農耕、トウモロコシ、トリプトファン、ビタミンB3(ナイアシン)
●TOPICS 麻酔科学
・手術中の筋弛緩モニターは術後肺炎を減らすための必須アイテム
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・バイオフィルムにおける黄色ブドウ球菌の薬剤耐性獲得
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(14)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編2--ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(6)
・インフォーマルケアと医療・介護の自己負担
〔key word〕インフォーマルケア、認知症介護、社会的コスト、自己負担
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー感染症対策と建築7
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(3)
・自身の論文の投稿先はどこにすればよいのか?
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・わが国でアルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD )に代表される認知症を患われる方の数は数百万名にのぼり、社会損失は年間十数兆円に達し、われわれ国民の社会生活、経済活動にも重大な影響を及ぼしはじめている。
・2023年に日米で薬事承認されたレカネマブはADの進行を抑える効果がある。投与適否の診断には、 PETスキャン、副作用管理と安全使用にはMRIが重要であり。これらと血液バイオマーカー診断の組み合わせにより、認知症の超早期段階での治療が期待される。
・ADの治療薬が国民に行き渡るには、認知症疾患医療センターの充実をはじめとする医療の均てん化に加えて、 “認知症専門医”の充実は焦眉の急である。本特集では、 ADをはじめとする認知症に関する最先端の知見を、各分野のエキスパートの先生方に解説いただく。
■第1土曜特集 自然リンパ球の生理と病理
・はじめに
・ILCの分化ーーその起源と運命決定制御
〔key word〕自然リンパ球(ILCs)前駆細胞、運命決定、転写因子、IL-7、Notchシグナル、ILC-poiesis
・組織特異的なILCの多様性
〔key word〕組織特異性、自然リンパ球(ILC)、多様性、ILC局在
・1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、1型自然リンパ球(ILC1)、分化、多様性、微小環境
・ILC2と循環器疾患
〔key word〕インターロイキンー33(IL-33)、好酸球、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、肺動脈性肺高血圧症(PAH)
・微小環境変化を敏感に感知するILC2--脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質によるILC2の機能制御
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質
・ILC2の抑制機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、可塑性、抑制機構
・ILC2と疲弊
〔key word〕疲弊様ILC2、活性化による細胞死、慢性アレルギー炎症
・ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、上皮バリア、インターロイキンー33(IL-33)
・ILC2と寄生虫感染
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、寄生虫、原虫、蠕虫、免疫、サイトカイン、2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)
・ILC2と肥満
〔key word〕自然リンパ球(ILC)、2型自然リンパ球(ILC2)、肥満、脂肪組織、腸管
・気管支喘息におけるILC2の役割
〔key word〕気管支喘息、2型炎症、フェノタイプ、エンドタイプ、ステロイド抵抗性
・治療標的としてのILC2の可能性
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、ILC2標的治療、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
・感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、粘膜バリア、細菌叢、自然リンパ球(ILC)、感染防御
・ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、フコシル化、腸管神経系(ENS)
・ILC3と代謝性疾患
〔key word〕腸管免疫、慢性炎症、インスリン抵抗性
・消化管ILCと消化器疾患
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、自然リンパ球(ILC)、寄生虫、IL-22、神経免疫連関
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特別企画「EBMに基づいた歯周組織再生療法の現在と未来」では,歯周組織再生療法の術式,材料の観点から,その現状と今後の方向性を探ります.
【目次】
特別企画 EBMに基づいた歯周組織再生療法の現在と未来
巻頭TOPIC 新たな視点 食道期の嚥下障害とは
臨床トピック スーパーボンドマイクロシリンジは矯正歯科のブラケット装着に必須のアイテム!
臨床トピック 三叉神経痛・顎関節症に有効な桂枝加朮附湯という漢方薬
エンド治療Q&A 2024 2
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか?「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 2
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 18
デンタルエックス線写真読影 8
お悩み解決!パーシャルデンチャー 8
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 6
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 14
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 20
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 8
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 2
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 2
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 2
歯科医師の多様なキャリアパス 8
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 26
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 5
経済学的視点から歯科業界を読み解く 71
「顎関節症臨床医の会」だより 11
My Bookshelf〜私の本棚〜 14
ゴッホの黒猫を探せ! 2
【News & Report】
【Conference & Seminar】