小堀遠州の出生地・長浜で、寺社のみならず、個人の住宅にも優れた庭園が多く遺されている。「ながはまのお庭プロジェクト」では専門の庭師の指導の下、各地の庭を訪問し、それぞれの歴史を聞き取ってきた。これまでシリーズ本として5冊を作ったものを総集編として1冊に収録。
「ながはまのお庭」出版にあたって
第一章 隠れ庭の魅力を語ー対談・鼎談・座談会
対談 庭はまちの豊かさをあらわす顔
鼎談 中世の正統派から近代の植宇まで 多様な庭が見られる長浜のまち
座談会 近代長浜の庭園文化と京都とのつながり 鈍穴・植宇の庭から辿る
長浜の郊外村落に花開いた庭文化 土地に息づく自然崇拝の心と、宗範・鈍穴の活躍
湖北の経済力を示す在家の名庭 景物や構成にみられる地域性
コラム 緑と川がつくる町並み景観/近江の名工・西村嘉兵衛とその作品/
庭を演出する灯籠/個性豊かな石たち/長浜の庭に関わった作庭家たち/
第二章 慈しみの庭を訪ねる
池泉の庭/枯れ池の庭/枯山水の庭/平庭/露地庭・流れの庭/寺社の庭・公共の庭
第三章 庭のある暮らしの未来を考える
庭とともに暮らして お庭の所有者に聞く
造園業者・庭師の立場から長浜の庭の存続を考える
「ながはまのお庭」活動の軌跡とこれから
座談会 10年の活動を振り返って/活動の軌跡/京大生、庭づくりに挑戦!
あとがき お庭プロジェクトメンバー9
TOOBOEメジャーデビュー後初の1stフルアルバム!
メジャーデビュー前から様々な著名アーティストへの楽曲提供で、ネットシーンを中心に絶大な支持を得てきたTOOBOE待望の1st フルアルバム。
2022年のメジャーデビュー曲「心臓」以降、TVアニメ「チェンソーマン」第4話エンディング・テーマ「錠剤」も収録し、新規収録楽曲も含めた全17曲収録。
●アーティストプロフィール
音楽クリエイター「john」による、作詞/作曲/編曲/歌唱/イラスト/映像を始めとした様々なクリエイティブ活動を手がけるソロプロジェクト「TOOBOE」。
特徴的な声とキャッチーで癖になる楽曲で、現代の音楽におけるネットシーンとJ-Popを横断的に行き来し表現するマルチアーティスト。
MBS・TBS系アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の番外編的CD。出演声優たちによるトーク、キャラクターたちの歌やコントなど、コアなギアス・ファンは必携の一枚となっている。
これから原発をどうするかは、主権者である一人一人の国民が考え、決めるしかない。そのためには国民投票が不可欠だ。なぜ政党政治に委ねることができないのか。衆愚に陥る危険はないのか。日本のデモクラシーと政治文化にとってどんな意味があるのか。「原発」国民投票の意義と可能性について、5人が徹底討論する。
2003年7月に食品安全基本法が施行され「国民の安全を第一」とする食品安全行政がスタートした。本書は同法の解説、食品危害の基本的知識、「食品の安全に第一義的に責任を負う」とされた製造企業の取り組みを中心に紹介し、高橋正郎氏(前BSE検討委員会委員長)、日和佐信子氏(前全国消費者団体連絡会事務局長・現 雪印乳業(株)社外取締役)、正木英子氏(食品科学広報センター 代表)の座談会「消費者からみた 企業への期待と役割」の模様を掲載した。これからの企業の舵取り、選択の材料を豊富に揃えた書である。
2003年7月に食品安全基本法が施行され「国民の安全を第一」とする食品安全行政がスタートした。本書は同法の解説、食品危害の基本的知識、「食品の安全に第一義的に責任を負う」とされた製造企業の取り組みを中心に紹介し、高橋正郎氏(前BSE検討委員会委員長)、日和佐信子氏(前全国消費者団体連絡会事務局長・現 雪印乳業(株)社外取締役)、正木英子氏(食品科学広報センター 代表)の座談会「消費者からみた 企業への期待と役割」の模様を掲載した。これからの企業の舵取り、選択の材料を豊富に揃えた書である。
日本の食事事情と危害/食品安全基本法に基づく新たな食品安全行政の展開/「農場から食卓まで」の安全管理と求められる責任/食の安全に関する知識と法規制/これからの食品製造企業の安全戦略/海外の食品の安全性について
行き詰まった「資本主義」の変革のために競争社会のなかで個人主義や利己主義が強まり、格差社会も広がっている。「株式会社改革論」と「協同組合連帯システム」を軸に、資本主義の経済体制と文明の、改革と変革を提示する。世界に登場しているひな型の社会的連帯経済は本物へと移行する。
第1部 改革から変革への構想
第1章 資本主義を超える体制論・文明論・変革論
はじめに
1 経済体制論と文明論
2 社会的連帯経済の経済体制論
3 新たな経済体制をめざす改革構想と変革への道
第2章 協同組合を発展させる「連帯システム」
はじめに
1 国際論争の争点となった労働者協同組合
2 モンドラゴン協同組合の連帯システム
3 イタリア協同組合の連帯システム
4 社会変革の協同組合と連帯システム
第3章 協同組合ESOTによる株式会社改革
はじめに
1 米ESOPの発展と課題
2 エラーマンによる協同組合ESOT
3 日本の従業員向け株式交付信託と協同組合ESOT
4 改革構想における連帯システムと株式会社改革の位置づけ
第4章 労働者協同組合への多様な道
はじめに
1 世界の労働者協同組合と従業員所有企業
2 諸制度の比較と優劣基準
3 労働者協同組合への多様な道と経済体制確立への道
第2部 協同組合と文明の精神
第5章 モンドラゴン協同組合
ーー連帯が築くもう1つの経済体制ーー
1 危機の時代における協同組合
2 モンドラゴン協同組合の概要
3 モンドラゴン協同組合の特殊性と一般性
4 スペイン危機とモンドラゴン協同組合
5 日本はモンドラゴン協同組合から何を学ぶべきか
第6章 イタリア協同組合から学ぶ
ーー労働者協同組合の伝統ーー
1 イタリア協同組合の特徴と特殊性
2 エミリア・ロマーニャ州と協同組合の首都イモラ
3 イモラ製造業労働者協同組合
4 イタリア社会的協同組合
5 イタリア社会的協同組合の哲学
6 イタリア協同組合から学ぶ
第7章 オーストラリア・マレーニ協同組合コミュニティと地域再生
--レイドロー報告との関連でーー
はじめに
1 メイプル・ストリート・コープ(Maple Street Coop)
2 マレーニ・クレジット・ユニオン(MCU)
3 地域通貨(マレーニ・レッツ Maleny LETS)
4 バラン・ランドケア・アソシエーション(Barung Landcare Association)
5 マルガ・リバー・スクール
6 コミュニティ形成と新たな世代の登場
7 クリスタル・ウォーターズ・パーマカルチャー・ビレッジ(Crystal Waters Permaculture
Village)
8 協同組合コミュニティが成功した秘訣
第8章 建学の精神から文明の精神へ
はじめに
1 建学の精神・地域再生構想・実践
2 建学の精神から文明の精神へ
第9章 座談会 社会的経済、連帯経済と経済学
メガシティにとって環境政策と経済政策の間にはジレンマがある.本巻では,ジャカルタの鉄鋼業を俎上にのせ,産業構造と環境規制の相関がメガシティの存立にどのように作用しているのかを検討する.その上で,新興国メガシティ経済について新たなモデル化と環境問題解決策を提案する.【シリーズ全6巻/第3回配本】
シリーズ刊行にあたって(村松 伸)
第1章 総説:メガシティとサステイナビリティ
第2章 ヒト・モノ・カネと新興国
第3章 環境規制とその意図せざる結果
第4章 ジャカルタの鉄鋼業と産業立地の考察
第5章 経済発展の負の効果をどう捉えるか
第6章 新興国メガシティ経済のモデル化に関する検討と考察
〈座談会〉経済と環境のジレンマ
Megacities Vol.4 Development of Emerging Economics and Megacities
世界人口は2050年には90億人を,今世紀末には100億人を突破するとみられている.それにともない都市圏人口1000万人を擁するメガシティも増大しようとしている.地球環境に巨大な影響を及ぼすメガシティの実像とはどのようなものなのか.本巻は,シリーズ全体の総論でありメガシティ考察のためのイントロダクションである.
第1章 メガシティと地球環境をめぐる問題群
第2章 メガシティとその出現経緯
第3章 地球環境・経済・社会ーー都市を考える3要素
第4章 メガシティとサステイナビリティ
第5章 ミクロ介入ーーラディカル・インクリメンタリズムの実践
座談会 地球のなかのメガシティ
計画修繕、耐震改修、省エネ、バリアフリー…マンションの工事を知り尽くしたプロを探せ。具体的な「実績」で選べるコンサルタント一覧付き。
はじめに 政策の総合化で農業を強くする
第1章 植物工場の人工光で育つ野菜の本当の役割
1 完全無農薬で安心安全な植物工場野菜
2 野菜が太陽光ではなく、人工光で生き生きと育つ理由
3 安定品質・無農薬の植物工場野菜が外食産業へ
4 野菜の栽培でエネルギーを有効活用する
5 ニーズに応える野菜をつくり、IOTで食卓に届ける
第2章 生活者が望むマーケットインな野菜を食卓に!
1 植物工場との出会い
2 野菜を取りまく現状
3 世代に合わせた野菜の食べ方で一家団らん
4 安心・安全な野菜を植物工場で
5 料理教室で伝えたい野菜のポイント
6 植物工場野菜の豊かな可能性
第3章 農業は環境問題につながる
1 地球温暖化による農業への悪影響
2 リン鉱石の枯渇は深刻な問題
3 農業による環境汚染の拡大
4 人口増と食糧危機は地球の苦悩
5 植物工場によるソリューションで未来を拓く
第4章 座談会
1 植物工場野菜の多様性が見える
2 入院中や病後、高齢者の食事に栄養価の高い植物工場野菜を活用する
3 大きさや味をカスタマイズできる、オーダメイド野菜の魅力
4 野菜が嫌いな子どもへのアプローチ
5 これからの露地農業と植物工場の合唱で食卓を豊かにする
第5章 植物工場の基礎知識
1 植物工場の種類
2 水耕栽培の種類
3 栽培できる野菜(約100種)
4 露地栽培野菜との違い
5 肥料の管理について
第6章 植物工場のコストと運用
1 イニシャルコスト
2 ランニングコスト
3 オポチュニティコスト
4 安心・安全・安定と衛生管理について
5 野菜の病気と対策
第7章 適切な種子の選択から始まる科学農業
1 使える種・使えない種
2 肥沃な土地と同じ養分の養液が育む
3 温度の安定が野菜の成長と味に与える影響
4 気候変動に左右されない出荷時期で安定供給が可能に
5 トレーサビリティで安心・安全・安定が保証できる農業へ
第8章 植物工場とマーケティング
1 従来型農業の現状と課題
2 食糧市場ニーズ
3 マイ野菜市民農園の成果と課題
4 プレミアム野菜の需要と供給体制
5 拙速な海外へのプラント輸出は避ける
まとめ 未来農業への提言
1:■The History of E.C.: 2001-2014
2:■最新インタビュー: クラプトン自身による「オールド・ソック」全曲解説
3:■Eric Clapton’s 50 Best Songs 執筆陣の投票で決定!!
4:■発掘インタビュー: 1975/1994
5:■Album Discography: ヤードバーズ/ブルースブレイカーズ/クリーム
6:ブラインド・フェイス/デラニー&ボニー&フレンズ
7:デレク&ザ・ドミノス/ソロ
8:■クラプトン・マニア座談会: 坪田稔 x 吉野慎一郎 x 前むつみ
9:■どうしてクラプトンは<神>と呼ばれたのか?
10:■古市コータロー(THE COLLECTORS)が選ぶ 名演BEST10
11:■クラプトンが日本のロックに与えた影響
12:■Sessions: 重要スタジオ・セッション/ライヴ盤をピックアップ
被災した子どもたちに被災体験を表現させて良いのだろうか。それはいつ行うべきか、どう行えばよいのか。阪神・淡路大震災そして豪雨災害、津波災害での支援活動を通じて、心理学者たちがたどりついた結論を開示する。大規模な国際調査や岩手県沿岸でのスクールカウンセラーたちの活動の報告とともに、そこから見えてきた子どもたちへの教育支援・心理支援のあり方を提言した集大成。
シリーズ2巻目の本書では1巻目に引き続き、宇宙建築賞の第3回「月面基地」、第4回「火星基地」の入賞作品を取り上げるとともに、審査員の作品に関する解説や、宇宙建築に関わる研究者などの対談も掲載する。
第3回 宇宙建築賞
入賞作品
座談会 大貫:春山×大野×佐々島×高橋
第4回 宇宙建築賞
入賞作品
TNL団体紹介
メガシティに避けがたく生じる課題に高密度居住がある.高密度居住はどのように生成してきたのか.本巻では,ジャカルタにおける高密度居住に着目し,マイナス面だけではなく,そのメリットも見すえつつ,メガシティの望ましい居住環境を展望する.【全6巻/第4回配本】
シリーズ刊行にあたって(村松 伸)
第1章 総説:メガシティと貧困
第2章 貧困・都市・気候変動
第3章 ジャカルタのカンポン:スラム化と集住の知恵
第4章 チキニにおけるミクロ実践
第5章 スラム化の経緯と実態,超高密度が生む知恵:チキニを事例に
第6章 ラディカル・インクリメンタリズム
〈座談会〉高密度化するメガシティ
Megacities
Vol.6 Further Concentration in Megacities
Shin MURAMATSU, Akiko OKABE, Kengo HAYASHI & Tomohiko AMEMIYA, editors
自然現象を善政か失政かのバロメーターとし、権力者に対する圧力としても機能させた儒教。地震は仏や菩薩の神通力による「吉祥」であると説き、人びとをなぐさめる仏教。イスラームやキリスト教などの一神教が、災害を神の意思のあらわれとしていることで、信者は苦難を受け入れ、団結して復興に向かうことができた。
近代朝鮮では日本の植民地支配を「天変地異」と見なし、琉球(沖縄)では、台風だけでなく軍隊なども海からの「来訪者」として受け止め、災厄を幸福へとかえる営みを続けてきた。
本書では、歴史・宗教・地域研究者9名が、アジア各地でこうした「天変地異」がどのように語られてきたかをひもとき、いま、自然災害にどう向き合うかを考えるきっかけを提供する。
第一部 宗教と天変地異
失政が天変地異を招くーー儒教(串田久治)
「大地震動」は吉祥ーー仏教(邢東風)
地震は神の徴か?--イスラームの信仰と災害(青山亨)
コラム 天変地異におけるキリスト教の預言と希望(一色哲)
第二部 王権と天変地異
「日本」の誕生と疫病の発生(細井浩志)
朝鮮における天変地異と予言ーー讖緯書『鄭鑑録』に描かれたユートピア(佐々充昭)
沸騰する南海北山ーースルタンの出番か(深見純生)
コラム 災異説から予言へ(串田久治)
第三部 外来者と天変地異
《琉球─沖縄》における海上からの「来訪者」と天変地異の「記憶」
ーーウルマ島とニライカナイをめぐって(一色哲)
植民地支配は天変地異に代わるものだったのかーー近代朝鮮での王朝交替予言の変容(青野正明)
天変地異は天子の責任か?--康煕帝の地震観とヨーロッパの科学知識(辻高広)
コラム インドネシアの外来者 ジョヨボヨの伝説(青山亨)
座談会 天変地異はどう語られてきたか? --天変地異の両義性