本書は、まず鑑別診断の表またはフローチャートを入れた。また、各種呼吸器疾患について、疾患概念、病態、診断のポイントについても概説し、それぞれの治療法について、処方例をあげて判りやすく解説した。ここでは、呼吸器疾患としては主要な呼吸器疾患をほとんど全て網羅しており、必ずしも薬物療法のみならず、治療法全般についても解説した。
エイズ、MRSA,VRE、結核…など話題の感染症48疾患を解説。99年施行の感染症法のポイント、各疾患ごとの看護の要点、患者・家族への対応と指導、院内感染予防対築などを網羅!看護の視点から編集した感染症対策マニュアルの決定版。
本書は、牛の病気について、発生から予防・治療まで、豊富な写真でやさしく解説。
本書の対象は臨床検査技師を目ざす学生のみでなく、より広範囲の医療関係者の役に立つことを願っている。そこで各論においては主要な内科的疾患について、その病気がわれわれの周囲にどのくらいあり、どのようにして起こり、どのようにして診断、治療が進められているかを、できるかぎりやさしく概説している。
本書の特長は、始めに腎・泌尿器の構造・機能、疾患の分類・診断をまとめ、次に外来・病棟を通してよく認められる、いわゆるcommon disease・therapyを12項目に絞って取り上げトピックス(最近の話題)をわかりやすく記載していることである。
漢方薬をあまり知らない、西洋医学を専攻している内科医でも、漢方薬を臨床応用できるような治療指針が必要である。これが本書の出発点である。漢方医学は、患者さんが発する生体現象を、病気としてではなく、病人として全体像をとらえることが、その特徴である。言い換えれば、生体から発せられた兆候をイメージとして捉えることが重要である。本書は、そのような漢方医学が有する特徴を、少しでも理解して頂きたいという趣旨の下で書かせて頂いた。漢方医学の基本的概念、呼吸器疾患における代表的な漢方薬の使用方法に関して概説した。
ゲノム時代に大きな変貌を遂げた微生物学のための教科書。
基礎編の第1部では、微生物を扱う幅広い分野を統一的にカバーする視点から、共通の性質や取り扱いを学ぶ。分類編の第2部では、ゲノム情報に基づく最新の分類体系を取り入れて、種ごとの多様な特徴を概観する。これらを土台として、応用編の第3部では医療や産業への応用といった技術分野を扱う。
第1部 基礎編 地球は微生物の惑星
1.微生物と人類 -世界史の中の小さな巨人ー
2.培養と滅菌 -生きるべきか死すべきかー
3.代謝の多様性 -パンのみにて生くるにあらずー
第2部 分類編 微生物は分子ツールの宝庫
4.グラム陽性細菌 -強くなければ生きていけないー
5.プロテオバクテリア -近接する善玉菌と悪玉菌ー
6.その他の細菌と古細菌 -極限環境を生きるパイオニアー
7.真核微生物とウイルス -一寸の菌にも五分の魂ー
第3部 応用編 赤・白・緑のテクノロジー
8.感染症 -病原体とヒトの攻防ー
9.レッドバイオテクノロジー(医療・健康) -命を支える微生物ー
10.ホワイトバイオテクノロジー(発酵工業・食品製造) -おいしい微生物ー
11.グリーンバイオテクノロジー(環境・農業) -緑の地球を守る微生物ー
本書は、介護老人保健施設、療養型病床群、特別養護老人ホームなどの高齢者施設の「感染防止対策マニュアル」である。
適切な抗菌薬使用→適切な感染制御。医療関連感染を発生・拡大させないためのポイントやコツをわかりやすく解説。
環境問題に関わる共同研究の方法論を、総合地球環境学研究所(地球研)の行ってきた様々な共同研究の試みの中から探る。
漢方の視点から小児医療にアプローチ
初めての本格的“小児漢方”専門図書!
地元・横浜で保育園の嘱託医を務めるなど、地域医療に密着しながら漢方医療を推し進める著者(草鹿砥)だから書けた、具体的な症例と詳細な考察。
西洋医学と漢方医学を対比した記述で、初学者から理解が可能。
各章にきめ細かな服薬指導ガイドを収載。家族用「こどもマッサージ」手技解説付き。
近年社会問題化している、こどもの“心の問題”にも深く斬り込んだ画期的な1冊。
はじめに 1
服薬指導時におけるアドバイス、注意点について 6
おすすめ食材 6
やさしいママのこどもマッサージ / 基本手技 8
ローションの作り方 11
第 1章 発熱・急性感染症 13
発熱・急性感染症対応の現状 14
漢方医学的アプローチ 〜外感病をどう捉えるか 16
こどもマッサージ〈発熱〉 26
服薬指導/使用処方 28
第2章 便秘症 29
小児便秘症対応の現状 30
漢方医学的アプローチ 〜便秘解消のストーリーをどう描くか 31
小児便秘症の症例 33 こどもマッサージ〈便秘〉 42
服薬指導/使用処方 44
第3章 下痢 45
下痢症状対応の現状 46
漢方医学的アプローチ 〜急性と慢性の心得 47
下痢症状の症例 50
こどもマッサージ〈下痢〉 58
服薬指導/使用処方 60
第4章 食欲不振 61 食欲不振対応の現状 62
漢方医学的アプローチ 〜漢方らしい細やかな配慮 63
食欲不振の症例 65 こどもマッサージ〈食欲不振〉 74 服薬指導/使用処方 76
第5章 慢性・反復性炎症症状 77
慢性・反復性炎症症状(中耳炎)対応の現状 78
漢方医学的アプローチ 〜標治と本治を同時に考えていく 79
慢性・反復性炎症症状の症例 81
服薬指導/使用処方 92
第6章 ・慢性的呼吸器症状 93
咳・慢性呼吸器症状対応の現状 94
漢方医学的アプローチ 〜本治を目指す柔軟な対応 95 咳・慢性呼吸器症状の症例 97
こどもマッサージ〈咳〉 108
服薬指導/使用処方 110
第7章 皮膚症状 111
皮膚症状対応の現状 112
漢方医学的アプローチ 〜治療原則と留意点 112
皮膚症状の症例 115
服薬指導/使用処方 124
第8章 夜泣き/ 夜驚症 125
夜泣き / 夜驚症対応の現状 126
漢方医学的アプローチ 〜頻用処方から読み解く 127
夜泣き / 夜驚症の症例 129
こどもマッサージ〈夜泣き〉 134
服薬指導/使用処方 136
第9章 冷え症状 137
冷え症状対応の現状 138
漢方医学的アプローチ 〜漢方的特質からの分類 138
冷え症状の症例 141
服薬指導/使用処方 152
第10章 心の問題 153
心の問題対応の現状 154
漢方医学的アプローチ 〜患児側との信頼関係 157
心の問題の症例 159
服薬指導/使用処方 166
こども薬膳レシピ 167
参考文献 175
家庭医/プライマリ・ケア医のための総合誌【雑誌の特徴】
ちょっとがんばる医師のため
総合診療を楽しむ雑誌
【特集の紹介】
「家庭医療」と聞くと診療所のイメージが浮かびませんか?
しかし病院にだってしっかり家庭医療に取り組んで地域を支えている先生方がい
ます!
本特集では病院で行う家庭医療がどんなものなのか,
病院で働く総合診療医の先生が目指すべき「病院家庭医」の姿を追い求めました.
家庭医療に携わる全ての先生に送る1冊です.
【主な項目】
(特 集)
■総 論
“病院×家庭医療”とは(佐藤健太)
“病院×家庭医療”と BPS モデル(堀 哲也)
“病院×家庭医療”と患者中心の医療(北村 大)
“病院×家庭医療”と家族志向のケア(松本翔子,他)
“病院×家庭医療”と multimorbidity(近藤 猛)
“病院×家庭医療”と高齢者総合的機能評価(CGA)(西村正大)
“病院×家庭医療”と意思決定支援(濱井彩乃)
■医 学
“病院×家庭医療”と誤嚥性肺炎(大浦 誠)
“病院×家庭医療”と感染管理(井村春樹)
“病院×家庭医療”とリハビリテーション(鵜飼万実子)
“病院×家庭医療”と緩和ケア(小杉和博,他)
■精 神
“病院×家庭医療”と認知症(飯島研史)
“病院×家庭医療”とせん妄(原田 拓,他)
“病院×家庭医療”とアルコール問題(高橋聡子,他)
■社 会
“病院×家庭医療”と臨床倫理カンファレンス ─臨床倫理 4 分割カンファレンス
─(菅藤賢治)
“病院×家庭医療”と退院支援(内堀善有)
“病院×家庭医療”と訪問診療(和田幹生)
“病院×家庭医療”とアドバンス・ケア・プランニング(ACP)(平山陽子)
“病院×家庭医療”と社会的弱者(吉田絵理子)
“病院×家庭医療”と経営・マネジメント ─総合診療医・家庭医として具体的にで
きる経営改善─(小西竜太)
“病院×家庭医療”と主治医意見書の書き方(長野広之)
“病院×家庭医療”と訪問看護指示書の書き方(松本真一)
ほか