わたしの命が育まれた未来社会。そこは死の商人が支配し、人間のつくりだしたクローン人間が無差別殺人を繰り返す悲惨な世界だった。そして、それをやめさせようと努力しているのが未来の徹さんの姿だった。そんな徹さんを愛するためにも、わたしの体から爆弾を取り除かねば…。でも、そんな技術は未来世界にも存在しなかった。絶望するわたしの前に現れた1人の眠れる少女。最後の希望は、この少女だった…。
思いがけないことから始まった保母生活。無認可保育園作りから出発し、一人一人の出会いを大切に過ごした十八年間の軌跡。よりよい保育を目指して奮闘する「いちえさん」の爽やかで熱い生き方。すてきな子供時代のための、子育て心構え。
宇宙船から光を見たら
光の速さ
光の正体は?
光の速さはいつでもおなじ
アインシュタインの特殊相対論
走る電車の時間はおそくなる
時間はどれくらいおくれるか
ウラシマ効果のなぞ
速さのたし算
アインシュタインの式
タイムレコーダーの発明。懐中時計の大量生産化。鉄道時刻表の導入。夏時間をめぐる大論想。-19世紀アメリカ。それまでの自然や宗教に根ざしていた時間がすてられ、機械的なグリニッチ標準時が採用された。標準時という「新しい時間」の誕生が、人びとをどのように変え、やがては人間の生活を支配するにいたったかを丹念に掘りおこした、壮大な「時」の文化史。
ある日ふらっとやってきてそのまま居ついてしまった少女。いまでは一家は彼女のまわりを回る不思議な少女。家族の不思議。
バニング・ジェーンライト。アドルフ・ヒトラーのために、ポルノグラフィーを書く男。「ふたつの」世界を旅する男。彼の口から、果てしない迷路のような物語、呪われた愛をめぐる“もうひとつの二十世紀”の物語が、いま語りだされる…。数多の絶賛を浴びながら、現代アメリカ文学界に慧星のごとく登場したスティーヴ・エリクソンの傑作長篇。
『自転するブラックホール』に、なんと洋子たちが飲み込まれてしまった。シルヴィーの行動で洋子たちはブラックホールに飲み込まれる。誰もが無事には済むまいと思う中、洋子たちはなんの損傷も受けず、不可思議な空間にいた。なぜだか、洋子はひとり大きく古めかしい図書館にいるのに気が付いた。呆然としている洋子の前に『司書』と名乗る女の子が現われ、洋子がこの宇宙でもっとも重要な存在だと告げる。一方、エリュトロンを人質にしたテンツァーは、クロノスのデータを取っている最中に突如作動したクロノスによって20世紀の世界に転送されてしまった。事態は、誰もが想像しない状況に転がりだすのであった…。
冒険者とは、夢や謎や財宝や美しい姫君や凶暴な怪物を求めて、はるかな空の下、はてしない旅を続け、故郷を遠くはなれ友と歌と愛を心のささえにして、剣と魔法と自分の信念にまっすぐにつかえる、そういうものだとわたしマリリン・マリルーンは思う。そういう冒険者にわたしはなりたい。歌姫“銀のユナイア”の護衛を頼まれたマリリンと冒険者の仲間たち。ゾンビを操る死霊術師はどこに。そしてさらにしのびよる巨大な悪の影ー。はたしてマリリンたちは無事に歌姫を守りぬくことができるのかー。
幻の中でだけ、逢える。どこから来て、どこへ行ってしまったのか-記憶の時空を越え、出会った男女の淡き交わりを紡ぐ十二の短篇。
時間は、一瞬のためらいもなく通り過ぎ、しかも無限。しかし、生き物にとっては有限、かつ最も残酷なものだ。「今」の中に過去が現実にあらわれるとき、同じ空間に二つのできごとが並んで進行してゆく。逆に、「今」の中に未来が現実のものとなってあらわれる作品もある。「三つの時計の物語」は、三話平行的に、「まぼろしのキャッチ」、「飛べない飛行機」などは、過去と今を、そして「マイ サンシャイン」で未来と現実を空洞のように風が走り去る美しい作品である。小学校中・高学年向。
ポルシェに乗って現れたきざったらしい男・曾我部綱彦。彼はなんとエリート刑事にして、篤史のかつての恋人だった。篤史を「サディスト」(遼一郎のこと)から救い出すため熱心に口説くが、綱彦の言動には奇妙なところが多かった。全てを察した篤史は、オリーブづくめの部屋に乗り込むが…。表題作ほか、篤史の友達・勝の結婚式が乗っ取られた?大騒動・高松編、さらには、なぜか江戸時代版の番外編も収録。厄介な連中はますます絶好調。