症候から鑑別診断・確定診断へと至る思考のプロセス・着眼点を病態生理学的なメカニズムに基づいて解説!!疾患の頻度と臨床的重要度を大まかに理解することが診断学を学ぶ上で肝要であり、その関係をオリジナルな2次元図で明快に表現!!症候から導かれる診断名が適当であるかを確認できるよう主要疾患の診断データを掲載。1冊で双方向からのアプローチに対応!!巻末の索引&略語一覧では、見出し語に対応する欧文・和文・略語をそれぞれ可能な限り併記した。用語集としても使用可能。付録CD-ROMには、書籍全文情報の収録、縦横無尽の検索機能、メモ登録機能、ユーザーによる鑑別表作成機能を搭載!!特徴的な異常運動や雑音などを動画と音声で再現。
明治初期から昭和40年までの農山村の野良着を収集・分類・整理し、それらの用途と年代、材質、形態などを精査して働く庶民の創意にみちた衣服のかずかずを復元・記録しつつ、高度経済成長期以前の日本人の衣生活文化の豊かさを見直す。
夜空の月を見上げる時、何を思いますか?昼間の月を見つけた時、何を感じますか?月にはたくさんの不可思議な力と魅力があります。月の体重はどのくらい?月の裏側が見えないのはどうして?本当の三日月、ウソの三日月がある?満月の夜、狼男になる方法とは?…見ているだけではわからない、月のフシギをわかりやすく解説。
本書は、金属をモノづくりに利用するために「最低限これだけは知っておきたい」という事柄を読み物としてまとめた本である。工業高等学校や高等専門学校の学生を中心にこれから金属材料を学んでいきたいと考える皆さんや、専門外の技術者の皆さんに材料学の最初のとっかかりとして読んでいただくために執筆した。金属物理の理論から教える旧来の入門書と異なり、身近な話題や実際のモノづくり現場のエピソードを交え、一話一話読み折りの問答形式でおもしろく読めるよう工夫してある。
島田酒店の看板娘は、ふたごの小学生の、真秀と真澄。どちらも個性豊かな女の子と思って読みすすめていくと、思いがけない事実が…。小学校に入学する直前の、かなしい事故の記憶。主人公の女の子の複雑な心理と、いろいろな人間関係をあつかっていながら、さわやかな読後感が味わえるお話。
日常生活の断層から密やかにあらわれ出でる妖かしのもの。その姿に気がついてしまったあなたは、二度と元には戻れない常ならぬものへと変わりゆく…。本書は、ホラー・ミステリー界の第一線で活躍する気鋭の作家九人が、「変化(へんげ)」をモチーフに、恐怖と戦慄に満ちた独自の世界を描き出した傑作短編集。水木しげるの名作マンガ『猫又の恋』も特別収録した豪華饗宴。
縄文人の豊かな精神文化を受け継いだ先住民族アイヌの生活・儀礼・伝承の中に太古のコスモロジーの輝きと未来に繋がる「破壊されざる無限の生命の流れ」を見出し新しい感覚的叡知の系譜を発掘した比類なきアイヌ論。
本書では、心臓機能研究を国際的にリードしてきた4名の編著者がおのおののグループの新進気鋭の協同研究者を分担執筆者に加えて、過去から最新の研究成果までを、初心者や心臓以外の専門家にもわかりやすいように、かつ心臓の専門家にも有益な情報を与えられるように工夫してまとめ上げたものである。本書が焦点をあわせたのは、あるがままの心臓、心筋の統合機能に関する枠組みであり、心臓ポンプ機能の要素還元的な構造機能の詳細ではない。
人は「都市」という場、空間でどう生きているのか。いわば、社会がかたちづくられている姿を、広い視野と感性豊かなまなざしで描き出す。社会学の「目のつけ方」を学び、社会学の「楽しみ」を感じ、都市で生きていくことを考えさせる、奥行き深い都市の社会学。
今なお稼働している長野・木曽川流域の読書発電所、横浜のドックヤードガーデンなど新しい文化財として注目されている日本のさまざまな近代化遺産の見方・楽しみ方を紹介する。近代化遺産がその地域の人々の営みを示す歴史的遺産であることを明らかにしながら、まちづくりの資産として活用することをすすめる。写真多数。
純朴な田舎の美青年リュシアンは文学的野心に燃え、地元社交界のスターである人妻とパリへ出奔するが、彼女に捨てられてしまう。理想に殉じ清貧に甘んじる青年詩人たちと知り合った彼は、その同志となる。だが安食堂で出会ったジャーナリストの手引きにより、いつしか新聞・出版業界の裏側へと迷い込む。そこで彼が見たものは、お追従記事や事実の捏造、いんちきの署名等々。メディアの汚濁に浸かりきった元詩人は、幻滅の果てに帰郷する。すると印刷業に精を出す、親友にして義弟ダヴィッドが同業者に騙され、おまけにリュシアンのミスのせいで逮捕されてしまった!絶望に沈み、自殺を決意してさまようリュシアンの前に、スペイン語訛りの謎の男が現れる…。
ドラマー沼沢尚の本。