本書に収めた俳句と俳景の過半は愛坊主丈太郎を育てる中で感じたことを素材にしている。言いかえれば、俳人としての私の育児日記である。しかしながら、書き留めたことばはあくまで私の側からの感受でしかない。その時、子供であった息子の喜怒哀楽には一切触れなかった。育てられた側の息子はどのように感じていたのだろうか。それは、やがて息子自身が語り始めることになるだろう。
直木賞作家「殺られてたまるか」と、生き抜いた経験を語る最後の懴悔録。
1998年7月にカンボジアで実施された総選挙の監視員を実際に体験したことをルポ風につづりながら、どんな人がどんなことをし、どんな国際理解を得ているかを紹介してみることにする。
一日24時間、想像を絶する巨額マネーが世界を駆けめぐる。ディーリングの秀才たちが迷信や勘と戦いつつ、利益と損失の間でどう瞬時に動くのか。ロンドン市場の実例を中心とした国際為替のからくりを鮮明に描く。
ごく身近なことばで興味深い由来・語源のあるもの166語を収録。排列は、見出し語の五十音順。
1台のクルマに長く乗り続ける理由とは?遠藤洋裁店の車庫には、いまでも22年前のライフが収まっているはずだ。ディーラーに薦められて買ったクルマ、中古車で買ったクルマ。こだわるつもりじゃなかったのに、手放せなくなった「クルマ」を巡る意外な物語第2弾。
銃床が木の銃、ウッドストックガン。その銃を深く愛好し、命がけのガンキチ生活を送った男がいる。高山一平。この実話の主人公だ。彼は、スポーツ射撃にあき足らず、実戦射撃体験のために、死の危険を犯して海外の戦場に再三通った。国内でも、銃最優先の生き様に徹し、常識外れな行動を重ねた。その間、高山の前には、同病重症のガンキチが次々と出現、彼でさえ唖然とするキチャってる光景をくり広げたのだった。約40種類の銃の特異な実用体験談と、同病のガンキチたちの、滑稽で異様な回想。前例のない、実銃のイラストカタログ付。
『クレクレタコラ』の放映当時(73〜74年)、俺は中学生だったと思うが、なげやりでシュールな怪獣ぬいぐるみコメディだったと記憶している。クレイジー映画を撮った坪島孝も監督していたそうで、そう聞くと音楽もそれ風? 当然ながらライナーが「おたく」だ。