日本から遠くはなれた、メキシコの海岸で、アデリータという名前のウミガメに電波発信機がとりつけられました。人工衛星をつかって、ウミガメの旅を追いかけるのです。太平洋をこえるダイナミックな実験がはじまりました。
この本は、日本版ビッグバンによって大きく変わっている「金融」の姿を、消費者に身近な金融商品・サービスや金融機関の話を通して描いたものです。
グループ連結経営成功のポイントは。株式交換・移転、非課税措置等の商・税法改正を受けて改訂。最新の実例で具体的・実践的解説。経営戦略から税務・法務まで解説した定本の新版。
長期的かつ継続的な利益の確保と維持を目指すために顧客を中心に据えて経営するのが、顧客満足経営のはずですが、どうもわが国ではそれがうまくいっていません。顧客の視点に立った本当の意味での顧客満足経営を、そこで「顧客ロイヤルティ経営」と名付けました。なぜ、この十年、わが国で顧客ロイヤルティ経営が育たなかったのでしょうか。本書は過去三十年にわたる研究を基礎に、可能な限りの問題点を洗い出し、顧客ロイヤルティ経営を展開するための前提条件から具体的展開の方法を述べました。
今日の医学・医療のめざましい進歩が、一方で医の倫理や生命の尊厳の問題を投げかけ、人権意識の高まりに伴うインフォームド・コンセントの重要性が指摘されています。21世紀の医療を担う歯科医師に求められる資質としては、医学・医療に関する専門的知識・技術だけでなく、生命の尊厳や個の尊重、医の倫理に関する深い認識を持っていることが不可欠です。本書は、歯科医療において、誰もが思い当たる小さな疑問から特殊な倫理問題までをQ&A形式でまとめたものです。そして、そのような倫理問題に直面したとき、歯科医師は倫理的にどう対処すべきか、将来倫理的に問題となりうることはどういうものか、という点にできる限り配慮し、簡潔な指針を示すよう心がけています。
本書でのヌスバウムによる問題提起の軸は教育の問題、特に子どもたちに「忠誠」に関して何を教えるべきなのかという論点にある。また、アメリカにおける愛国主義を直接の議論の対象としながらも、グローバル化が進むと同時に富める国と貧しい国の格差がますます開いている世界において愛国主義がもつ(ないしはもたない)意味というきわめて重大な問題をも提起している。
バルカンの地に残されたものは“憎悪”だけなのか。
高齢者に対する音楽療法は、高齢者の「なじみの歌」を覚えることから始める必要がある。そこで音楽療法プログラムの一例として、「なじみの歌」歌唱セッションを紹介してある。そして、その実践例と効果について書いている。
日本の各地にある公民館は、私たちの学習活動をいろいろな形で支えてくれる生涯学習施設です。人や施設というものは、それがあまりに身近にあると、その重要性に気づかないことが多いものです。公民館では、利用者が自らつくった学習サークルやグループ活動が行われているだけでなく、地域の生涯学習活動を発展させるために、公民館職員が企画した多くの主催事業も行われています。これらの主催事業でも、近年は多くの住民や学習者がその企画に参加するようになってきました。本書は、そうした公民館の事業を企画する上で、いろいろなアイデアを提供し、公民館活動を支える職員や学習者の方々に役立つことを考えて編集したものです。ただ、公民館に限らず、大学やカルチャーセンターなど様々な生涯学習事業を企画する人々にとっても本書は役立つでしょう。
俊足のアキレスが、鈍足の亀にけっして追いつけない不思議。「クレタ人はウソつきだ」とクレタ人が言った。彼はウソをついたことになる?それとも…。考えれば考えるほどわからなくなる論理の迷宮から、あなたはもう抜けだせない。
顧客満足とは、お客さまを満足させることではなくて、お客さまが満足すること。それには、お客さまにサービスするあなたも自分の仕事に満足していなければー顧客満足の基本から、あなたを高める働き方、学び方のアドバイスまで、最新の理論を交えた入門書。
冬の日、会社から帰って、一人部屋でふと思った。“帰り道のどこかの家にいた犬、あの、わんこりんのやつ、ちょっとまきに似てたねぇ。”“あれ、わんこりん?…て、なんか名前みたい”手のひらにのるほど小さかったころから12年間余、生活をともにした愛犬まきの遺影に向かって私はこう話しかけた。それから半年後、“わんこりん”は私の頭の中で草むらをすたすたと歩き始めていたのだった。わんこりん、二十三歳。かたわらには、三日月粘土。そして、草むらを歩いていくと、さまざまな出会いが待ち受けていた。