ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来は、プロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
伊藤塾オリジナル問題から厳選した正答率の高い良問を繰り返し解き、復習用の図表で、正確で確実な知識が身につく。本試験の問題形式に慣れ、あわせて解答のリズムを作る訓練に最適。
いつまで起きているのっ!早く起きなさいっ!朝ごはん、食べなさいっ!学校の勉強をしなさいっ!みなさんはいつも“うるさいなぁ”と思っていませんか?ところが、大人たちや学校の先生がいうことには、科学的な理由がきちんとあったのです。
大人気「しゃばけ」シリーズの戯作者、畠中恵さんって、こんな人なんです。遅咲きだったデビュー秘話、妖たちとの初めての出合い。愛する本や映画のこと、創作における苦労。今は亡き小説の師匠の思い出。隠しておきたい弱点や、とっておきのストレス対処法…。お江戸の世界と日常を自由自在に行き来しながら、愛すべき小説を生み出す作家の素顔とは。もりだくさんの初エッセイ集。
平和を享受してきた伊賀国に暗雲が垂れ込める。隣国の伊勢を手中にした織田信長の侵攻が、いよいよ始まろうとしていた。伊賀国衆の子弟たち、忠兵衛、小源太、勘六、左衛門の4人は、押し寄せる信長の軍勢を前に、それぞれの選択を迫られる。信長の走狗となる者、屈辱に耐えようとする者、信長の命を狙う者、そして、特別な道を選ぶ者。故郷を愛した竹馬の友は、非情な運命に引き裂かれていく…。
ロシアの子どもたちが十代はじめから夢中になって取り組んだ、とっておきの問題がぎっしり。解くのに求められるのは中学レベルの知識と考えつづける根気、そしてやわらかな頭です。第1冊は、論理問題にはじまり、組み合わせ、整除と余り、鳩の巣箱の原理、グラフ、三角不等式、ゲームなどをあつかいます。全3冊。
蘇我王朝と出雲には奇妙な関係があった。出雲大社上官家と大名の秘密の関係を、向家文書が示している。
もしあなたが素晴らしい文化的環境に生まれ、幼い頃から自然に知的な営みの作法を体得してきたのであれば、本書は無用の長物かもしれない。だが、もしもそうではなくて、一度でも学び方に悩みを抱いたことがあるのなら、ぜひページをめくってほしい。本書は、著者自身の学問修業時代の悩みを出発点に、普段教えている大学生に語りかけるようにして記された、すべての学びたい人に向けたエールであり、読めば学問がしたくてしょうがなくなる、誘惑の書物である。