一九三八年、日本軍の占領下にある上海-戦火は衰える気配を見せず、殺人、強盗、誘拐、麻薬は日常茶飯事だ。また、日本の特務機関と青幇ら中国地下組織との対立も激化している。こんな魔都に棲みつくひとりの私立探偵がいた。林愁介。島国根性を嫌い、自由を求めて十五年前に日本を飛び出したのだ。ブローニング32口径と譲れないルールをひとつ胸に秘めた男に、きょうもヤバい事件が…。
消費者クレジット世界的発展の歴史を体系的に詳解。
フランスの宝石商シャルダンが、十七世紀ペルシアの各地を旅し、その見聞を記した稀有の記録。当地の地勢・産物・生活習慣に至るまで、正確かつ愛情に満ちた観察眼が光る。本邦初訳。
歴史上、つねに要害の地であった南京。水の都蘇州。中国近代史の中心上海。古くから文明が栄えた杭州。洞庭湖をはさむ湖南、湖北。国際貿易港として栄えた福建。山水の町桂林。中国の南の窓広州、バラエティに富んだ文明が重層して独特の文化を築いた中国の全体像を描く、歴史と旅の長篇紀行文。
害虫が襲来すると“警戒警報”を出してコミュニケーションをとりあったり、メスバチそっくりの花を咲かせてオスバチをおびきよせたり…。動物をも操って巧みに自然に適応する驚くべき知恵と能力の数々。ダイナミックな進化の末に手に入れた彼らの“意思”を明らかにする。
サザエ、アワビ、イモガイなど古来人類とかかわりの深い貝をめぐって、その生態・分布・地方名、装身具や貝貨としての利用法などを豊富なエピソードを交えて語る。
知的ロマンとスリルに満ちた聖書と死海文書の世界が身近に。名編集者シャンクスと世界的学者11名が一般に「情報公開」。20世紀最大の考古学的発見・死海文書は、1947年死海の辺で発見された約2000年以上前の宗教団体の蔵書で、聖書や宗派の古文書を含む。出土文書は、欧米で大反響を及ぼし、一般にも多大の関心を呼んでいる。なぜなら、聖書の理解やキリスト教、ユダヤ教の起源にも新しい光を投じるからだ。本書は、最新の研究に基づき、しかも一流の学者たちが一般向けに書き下ろしたもので、日本人の死海文書理解の入門書として信頼でき、かつ読んで知的興味をそそられる。
「姉を助けて」新進作家霞田志郎が、ファンの少女水沢美智子に、失踪した姉圭子の捜索を懇願された時、底知れぬ事件の幕が開いた。姉妹の父親は中国陶器蒐集で知られ、悲劇の武将岳飛愛用の“上海香炉”が自慢だった。志郎が水沢家を訪れた夜、香炉の飾られた寝室で父親の愛人の美人タレントが殺された。その首に巻きついていたのは圭子愛用のリボンであったー。
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