「変化を起こすのに 小さすぎるなんてことはない」と、グレタ・トゥーンベリは語っている。
地球温暖化の危機が叫ばれながらも、決定的な対策は打たれていない中、何となく他人事のようにとらえている人は多いと思われる。
しかし、このままのペースで生活をしていくと、およそ15年後には地球の3分の1が砂漠化し、50年以内に原油は枯渇する未来が見えている。また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響も大きく、それに伴うインフレはこれからも続くことが見込まれ、生活そのものを見直さざるを得なくなるだろう。
半世紀前のオイル・ショックの恐怖を体験した著者が、経営者として、地方都市に住む一個人として、地球の未来を守るために知っておきたいこと、やるべきことを考え、提言する。
この第三版では、哺乳類の胚操作技術に関する古典的マニュアルとして15年以上にわたり用いられてきた「マウス胚の操作マニュアル」が新しい執筆者チームによって完全に再編され、書き換えられ、内容が一新されている。その結果、胚性幹細胞を経由する遺伝的改変、マウスキメラの作出、マウスのクローニング、補助生殖技術(卵細胞質内精子注入法を含む)、配偶子と胚の凍結保存、全胚培養システム、着床後の胚への電気穿孔法、および遺伝子発現の検定を含む最新かつ最先端のプロトコールが収録されている。これらの技術を使うための裏付けとなる情報も広範囲に記載されている。また、旧版以来、組換えDNA技術を哺乳類胚発生の研究に適用するための「ゴールド・スタンダード」とされてきたテクニックも、マウス発生遺伝学の要約とともに、書き換えられ、新しくなっている。本書は、マウスの発生生物学および遺伝学の研究者にとって、最初に参照しなければならない技術的ならびに理論的な手引きであり、この分野を新しく志す人達への必須の情報源である。
失われゆく秩父 失われない秩父
山間のトンネルを抜けると、さらに高い山、山、山……ここは秩父の高所地帯(天空)。山の頂が塞ぐ狭い空の下に現れる3つの小さな限界集落ーー「浦山」「太田部」「大滝」。ダム建設と大合併で過疎に拍車をかけられながらも、そこで暮らす人びとは、厳しい自然の中で育まれた揺るぎない絆で扶(たす)け合い、豊かに生きる。
著者は秩父で生まれ育ち、三集落が最も賑わっていたころの様子も見てきた。そのため、活力を失ってゆく三集落に特段の想いを馳せながら、そこで生きてきた古くを知る24人の老男女に、5年をかけて話を聞き、その言葉を丹念に綴っていく。秩父に根を下ろした「聞き手」と「話し手」の深い関係性から、素朴でたおやかな言の葉が紡がれる。
一人の人間がその集落でどう生き抜いてきたか、どのような「金取り仕事」で生活を支えてきたのか、数日間にわたる「ご祝儀(婚礼儀式)」などの伝統文化や信仰、民話にまで話は広がる。
一読すれば、急変する時代や理不尽な社会状況に翻弄されながらも、それでも力強く生きる人びとの血肉の通った一言一句に、思わず目をひらかれる。そして、独自の人間文化を醸成してきた秩父から決して失われないもの、失ってはいけないものの貴重さにも気づかされる。この本で、天空の限界集落に住む人びとの生き様を目にすると、ほんとうの幸せな生とは何か、考えざるを得ないだろう。
4つの戦略、17の戦術、47のアクションを例示して、実践できるよう具体的に解説。
人事の職務は幅が広く奥が深い。そして何よりも難しい。会社の「継続」「安定」「成長」のための人事の役割。
(企業における人事とは、多様とは多様を構成する個々の人材が活きて初めて意味を持つ。)
第1章 会社とは、経営とは
第2章 経営資源としての人材
第3章 人材のサイクルと人事
第4章 人材の確認
第5章 社員の資格区分
第6章 人材の確保 採用
第7章 人材の活用 配置・異動
第8章 人材の活用 管理職任命
第9章 人材の回収 人事考課
第10章 人材の回収 適性把握と自己申告
第11章 人材の処遇 給与・手当・賞与
第12章 人的(労働)生産性という視点
第13章 能力開発
第14章 教育訓練・研修
第15章 後継者の育成
第16章 経営理念とその継承
第17章 人事担当者の在り方
設備や事業などの投資案件をどう評価し、意思決定を支援するか。コスト把握の仕方から、よく使われる指標の計算方法と使い方、経営者への報告などまで、実務にこだわって解説。
江戸城明渡し後も、軍艦引渡しを拒む榎本武揚は旧海軍を率いて脱走、一方、徹底抗戦を唱える旧幕臣たちは彰義隊を結成して上野東叡山寛永寺にたてこもり政府軍と対決、壊滅した。勝は天子の東下と時をあわせるかのように、今やわずか70万石となった徳川の藩地駿府へ下って行く。反政府勢力の牙城会津も倒れ、榎本は蝦夷へ…。近代日本の黎明期、激動の時代を描く巨編の大団円。
細密な図解で定評のあるモリナガ・ヨウの、これまでにない新たな視点による戦車図鑑。
待望の第2巻では、第一次大戦時、[タンク]第一号の栄誉をイギリスに
奪われるかたちとなったフランスとドイツで始まる、
装甲戦闘車両開発の悪戦苦闘ぶりを紹介する。
また、戦車誕生以前における陸戦兵器の歴史をさかのぼる図解を巻末に収録。
マル保融資にまつわる234の疑問をスピード解決。利用要件、調査・審査、融資実行、債権管理、代位弁済、回収、事業再生支援など、信用保証の仕組みと実務をわかりやすく解説。経営改善支援のための取組み(中小企業支援ネットワークの創設、経営サポート会議の実施等)や、事業再生支援のための取組み(求償権放棄、不等価譲渡等)など最新実務をフォロー。
不安を解消し、失敗しない個人旅行の組み立て方など、プランニングの手始めから、旅行手配のプロが裏技をアドバイス。※本書は、2016年4月7日にダイヤモンド社で発売されたものを、学研プラスが引き継いで販売しています。
その禄わずか四十俵の小倅から、今や陸軍総裁となった勝。しかし朝廷に対する慶喜の恭順の意は通ぜず、薩長倒幕軍の東征はとどまるところを知らない。幕府軍には脱走兵が続出、江戸の運命は風前の灯となった。勝一代の名文、和平への心血を注いだ一書を携えて、官軍総参謀西郷隆盛の許へ赴く山岡鉄舟。二百六十年の大権を握った徳川幕府の最期、江戸開城の日は刻々と迫る。
家族が宗教にどっぷりハマっている以外は平凡な少年である戸田祐。そんな人より少し宗教に詳しいだけの彼が、神様として異世界召喚された!? 異世界の怪しい新興宗教わほわほ教の神となった戸田祐ことトディは、とある事情から、わほわほ教の最高神である三つ目の少女ワホラ様、翻訳者と名乗るエルフのエイミーと一緒に布教活動をすることになって……。
激しい鍔迫り合いを見せる武田戦。
戦の流れは信長軍に味方し、
ついに信玄は徳川軍に捕縛される。
信玄の最期の望み、それは「静子との対面」──。
甲斐の虎と呼ばれた武将は自身の終わりを目の前に
静子に何を伝えるのか──?
「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、
三方ヶ原に紫雲たなびく第18巻!!
なんやかんやあってついに王都へたどり着いた『わほわほ教』一行。しかし新興宗教が乱立する騒動の中でワホラ様が迷子になってしまい……。宗教戦国時代の異世界を駆け抜ける禁忌のギャクコメディ完結!