家庭医/プライマリ・ケア医のための総合誌■総 論
コロナ禍とアフターコロナを見据えての咳診療のあり方 倉原 優
もう一度振り返る,臨床に役立つ咳のメカニズム 長尾大志
咳の診療にあたり,考えること 亀井三博
■診断編
問 診 松村榮久
問診ツール 森川 昇
情報のとり方 横田雄也
身体所見のポイント 喜舎場朝雄
画像検査 藤田次郎
呼吸機能検査 寺田邦彦
喀痰の診かた 佐田竜一
鑑別診断 坂本 哲,志水太郎
■コモンな原因疾患の診療編
新型コロナウイルス感染症を考慮した急性咳嗽 藤岡遥香,中島 啓
感染性咳嗽 宮下修行,尾形 誠,福田直樹,矢村明久
結核・非結核性抗酸菌症 露口一成
喘 息 新実彰男
COPD と喫煙 丸毛 聡
副鼻腔気管支症候群と上気道咳症候群の周辺 倉原 優
■ライフステージごとの診療編
小児の咳の診かた 永田理希
高齢者の咳の診かた 吉松由貴
連載
1 問1 答! 在宅報酬必須知識(1)
在宅医療の5 つの呪文(永井康徳)
えびさんぽ(4)
抗菌薬にプロバイオティクス(整腸剤)は併用した方がよいですか? (青島周一)
─ ランドマークスタディと路地裏エビデンス
─ 臨床での使い方
メンタル産業医が教える! 今月の筋新たな時代の咳診療の道しるべ
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症により、診療様式は大きく変わりました。特に咳を診ることに関しては、従来の肺機能検査やグラム染色が行いにくくなる場面も多く、困難な状況が続いています。
本特集ではプライマリ・ケア医として、限られた環境の中で咳診療に望めばよいか、この一冊ですべてわかるようにまとめました。明日からの現場で使える、そして今知っておきたい知識が満載となっていますのでぜひご一読ください!
日本臨床腫瘍学会編集によるガイドラインの改訂版.日本医療機能評価機構「Minds診療ガイドライン作成の手引き2020」に準拠し全面改訂を行った.造血器腫瘍・固形腫瘍の薬物療法の副作用として起こる発熱性好中球減少症(FN)は,対応が遅れると致死的な状況に陥ることもあり,がん診療に携わる医師・スタッフは適切な対応を知っておく必要がある.評価,治療,予防の3章に分け,各章「解説(総論)+CQ」という構成で解説.また,FNに限らず,がん薬物療法時の感染症予防,ワクチン接種などの疑問にも答えている.
本書は、細菌学者、消化器病学者あるいは病理学者に強い衝撃を与え、ノーベル賞候補の可能性がうわさされはじめたヘリコバクター・ピロリに関する研究領域を主に細菌学の立場からまとめたものである。
院内感染対策の最新情報をコンパクトにまとめたすべての医療従事者必携のハンドブック。いま、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)をはじめとする新興感染症、また結核などの再興感染症という新しい院内感染の問題が発生し、院内感染対策は焦眉の課題となっている。感染対策の第一人者である小林寛伊先生の編集により、わが国感染対策の専門家で、現在望みうる最高の執筆陣が書き下ろした最新のマニュアル。
本書は、栄養士および管理栄養士養成施設におけるテキストとして使用されることを主眼に執筆された。しかし、現在問題となっている事項についても、最新の知見を平易かつ簡潔に記述してあるので、すでに実務に従事している栄養士や管理栄養士にとっても、また、食品衛生学に興味をもつその他の学生や一般の方々にとっても、優れた参考書として活用されるものである。
本書は193題のQ&Aからなっている。病理学総論の重要事項はもれなく収載。設問の意図を絞り込み、より具体的・実戦的な設問とした。また記憶を助けるため、できるだけ対比・鑑別の観点から出題した。
「脳死」「法と生命」「怪物」「感染症」「殺人」「優生学」「生と性」「生き物の輝き」-領域横断的な「教養」に基づく新たな「生命」観を確立する。
免疫の研究は、どのように発展し、何がどこまでわかったのか?ノーベル賞を受賞した人々の研究人生を振り返りながら、免疫学の全体像に迫る。