領土的野心を隠さず、ほぼ全方位で周辺国と衝突をくりかえす中国。なかでも共産党体制の生き残りをかけて狙っているのが、優良な油田を有するボルネオ島と、それに隣接する南沙群島だ。将来、中国軍と英米軍が激突する戦争が起きるとしたら、この南シナ海を措いて他にない。石油飢餓から狂犬と化した中国軍の矛先をいかにして他方面へ向けさせるかという競争が、東アジア諸国のあいだで始まっている…。
エキセントリックなセレブや奇人が絶えることなく出現し、コミックのヒーローの死にすら政治状況が反映され、宗教が科学をも否定する…。そんな「新聞やテレビが報道しない」おかしなアメリカの実像がここに!広すぎ、深すぎ、奇妙すぎるこの超大国を、映画、TV、政治経済、音楽など様々な面から切り取った刺激的コラム集。
「世界最大の国家」EUは生き延びられるのか?“欧州危機”は各国に飛び火し、世界中が大恐慌に陥ってしまうのかー?欧州発世界経済の危機を乗り越える方策を、俊英のエコノミストが鋭く解説する。
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2012年、世界の経済環境は大暴風雨に見舞われる。でも、マスコミが垂れ流す「日本についての悲観論」&「欧米や新興国についての楽観論」は大間違い。実証データが示しているのは、「日本と金だけが一人勝ちする世界」だ。
徹底して農家、県民に寄り添ったローカルジャーナリズムによる闘いの記録29万7808頭への鎮魂、再発防止への誓い。
日本を崩壊寸前に追い込んだ福島第一原発事故。首都圏壊滅、3000万人避難の未曾有の危機に際して、官邸、東京電力、経産省、金融界では、いったい何が起きていたのか?『ヒルズ黙示録』で鮮烈デビューした著者が、菅直人、勝俣東電会長、経産省官僚などのべ100人以上の関係者を取材してわかった驚愕の新事実の数々。
日本は水の豊かな国だと思われているかもしれない。しかし、それは幻想にすぎない。その水資源を養うはずの森では、驚くほど深刻な事態が進行している。下草が一本もない森、ヒノキや杉が立ち枯れ、鹿が跋扈し、竹林が雑木を侵食し、松やナラが大量枯死する…いったいなぜこのようなことになったのか。はたして森林と地下水の再生は可能なのか。そのためには何が必要なのかー。さまざまな難関を超えて、五十年百年先を見すえた森林再生プロジェクトに挑む。
賞金ランキング98位。ジリ貧生活を送る女子プロゴルファー、リー・オフステッドに信じられないことが起きていた。放つショットは全て理想的な弾道を描き、ツアー初優勝も見えてきた!と、その時。コース内で倒れていた男を助けようとしたばかりに初優勝は夢と消え、続いて発生した毒殺事件に巻き込まれ…。試合の陰で、一体何が起きているの?ゴルフ中継の裏事情も垣間見える、好評シリーズ第2弾。
少年トム・マーロウが暮らすロンドンでは、奇妙なうわさが飛びかっていた。あちこちの街角で“白い騎士”が出没し、指をさすだけで相手を呪い殺してしまうというのだ。はたして、騎士の正体とは?周辺に怪しい人物がつぎつぎに現れ、ある疑いを抱くようになるトムだが…。18世紀初期の大都市ロンドンを活写した、スリリングな冒険ミステリー。