分析哲学では外在主義がほぼ定説となっている一方、チョムスキー以降の言語学では内在主義が当然視されている。両主義の間には明白な対立があるにもかかわらず、哲学者が現代言語学の研究に言及することはほとんどなく、逆に言語学者が外在主義に言及することもほとんどない。
外在主義が「言語表現は外的環境の事物を指示し、文は真理値をもつ」ことを前提とするのに対し、チョムスキーは「意味の理論にとって指示や真理の概念は無用である」との立場をとってきた。しかしながら認知言語学はチョムスキー派言語学と異なり、言語使用者と外的環境の相互作用が意味と概念の成立基盤をなすと考える理論であり、外在主義と無関係ではありえない。
外在主義の想定と認知言語学の想定の両立可能性を仔細に検討し、哲学と言語学の架橋を図った画期的研究。※全編英語
Preface
Chapter1 The (Lack of) Impact of Externalism on Cognitive Linguistics
1.1 The Internalist Turn in Linguistics
1.2 Internalism in Philosophy
1.3 Externalism
Chapter2 Social Externalism and Prototype Semantics
2.1 Partial Compatibility of Social Externalism and Cognitive Linguistics
2.2 Social Externalism and Incomplete Understanding
2.3 Incomplete Understanding of Concepts
2.4 Sawyer’s (2003) objection to Wikforss (2001): ‘sofa’
2.5 Conceptual or Analytic Truth
2.6 Prototypes and Incomplete Understanding
Chapter3 Incomplete Understanding and Construal
3.1 Twin Cases and Frege Cases
3.2 Prototype and Concept or Epistemology and Metaphysics
3.3 Conceptual Content vs. Construal
3.4 Construal and Frege’s Sense
3.5 Frege’s Constraint and Incomplete Understanding
3.6 Identity and Distinctness of Concepts
3.7 Minimal Semantic Competence
3.8 Incomplete Understanding as a Basis of Construal
Chapter4 Deferential Construal
4.1 Different Construals vs. Same Concept
4.2 Frege Cases and De Jure Coreference
4.3 Construal and Mutual Understanding
4.4 Deference
Chapter5 Physical Externalism and Polysemy
5.1 Social Externalism vs. Physical Externalism
5.2 Deference and Physical Externalism
5.3 The (Un)importance of the Putative Underlying Structure
5.4 The Polysemy of ‘water’
5.5 Cognitive Linguistics and Physical Externalist Intuition
Epilogue
References
Index
声美人とは、言葉に気持ちをのせて、心を通わせるコミュニケーションができる人。声美人が使っている「まぁるい声・まぁるい言い方」を“声のソムリエ”が教えます。
バカな話し方から賢い話し方まで!オール話し方総進撃!世間にあふれる「話し方」を徹底分析したまったくあたらしいタイプの話し方辞典!なぜか“バカ”と議論しても負けてしまう、“中身のない話”に言いくるめられてしまう、世の中“決まり文句”ばかりでウンザリだ!…というあなたに。
両親・親族のスピーチは、一般来賓のスピーチと異なり、一定の形式があります。またそれぞれの立場や条件によって、スピーチの内容も変ってきます。そうした枠の中で、自分の心情をいかに効果的にアピールするか…。さまざまな場合を配慮して、文例に工夫をこらしたのが本書です。
スピーチの準備から心構えまやマナーにも実践的な説明を加えました。たとえあなたがスピーチに不慣れであっても、誠意のこもったスピーチを、自信を持ってしていただくことをお約束する本です。
従来の音声学の概説書では、強勢、声調、音調、リズムの面における扱いの不備が目立つので、その整理に意を注いだ。さらに、音声の分類に首尾一貫性をもたせ、図版を大量に掲示して理解を深めるように努めた。また、最近の言語学習の実情から、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語の語例を数多くあげて、これら言語の音声実態を明らかにした。
ベンヤミンのテクスト「翻訳者の使命」を読み解くことを機軸に、翻訳とは〈他者との関係〉を考えるテーマと結びついていることとして、雑誌初出時に評判を呼んだ翻訳言語論をはじめ、バタイユが使う〈存在の連続性〉という言い回しによってなにが示唆されているのかを問うバタイユ論、またある時期のランボーのポエティックの実践的探究と「見者」の手紙のなかで展開された詩論とのあいだ
に、どのような関係やつながりがあるのかを考察するランボー論を所収。
目次
目次
・翻訳についての思索
・エロティシズムと〈存在の連続性〉をめぐって
・「錯乱II 言葉の錬金術」の詩学についてーー「見者の手紙」と 「言葉の錬金術」との関わりを中心に
目次
・翻訳についての思索
・エロティシズムと〈存在の連続性〉をめぐって
・「錯乱II 言葉の錬金術」の詩学についてーー「見者の手紙」と 「言葉の錬金術」との関わりを中心に
ルイス・キャロルの文学世界を,新たに言語表現の世界つまり《表層の世界》として捉え,、その存在の様態を明らかにした60年代ドゥルーズ思想の頂点を成す論考。
職能の異なるメンバーからなる多職種チームが「まだ存在していない」展示を制作していく際、メンバーはさまざまな困難に出会い、これをさまざまな工夫によって乗り越えていく。この巻では、多職種チームによるこうした協同問題解決が「懸念」によって駆動されるさまや、提起された問題が「表象」を利用して共有・解決されていくさまを描く。執筆者:高梨克也、平本毅、小澤淳、島田卓也、田村大
「シリーズ フィールドインタラクション分析」の狙い
第1章 何が分からなかったか?
第1部 『アナグラのうた』入門
第2章 『アナグラのうた』への道:制作者のねらい(小澤淳・島田卓也)
column1 「研究プロジェクト」としての側面
第3章 『アナグラのうた』の基礎知識
column2 フィールド調査の対象としてのミーティング
Tips1 ビデオ撮影のためのいくつかのテクニック
第2部 多職種ミーティングでの傍参与者の気づき
第4章 多職種ミーティングへの参与
Tips2 トランスクリプトとテープ起こし
第5章 懸念導入表現「気になるのは」と傍参与者
column3 ぶれる:「観察できること」と「観察できないこと」の両方
第6章 周辺的参与者が何かに気づくとき
column4 多様だが、それぞれに一理ある反応
第3部 身体と環境を使った想像の共有
第7章 未来の存在物をめぐる協同問題解決
第8章 想像を共有するための身体的技法(平本毅)
column5 未来館撮影業務と2011年3月11日のこと(田村大)
後日談
『アナグラのうた』の制作を振り返る
参考文献
初出情報一覧
あとがき
索引
監修者・編者・執筆者紹介
国語辞典と付箋を使い、子どもが自発的に取り組む語彙学習法「辞書引き学習」が始まって約30年。
この間、画期的な学習法として広がり、定着してきたその成果を、英語や中国語など他の言語にも応用した取り組み・実践の検証報告と記録。
さらに、海を渡り、イギリスとシンガポールの教育現場での取り組みと成果を報告する。
国内外で「辞書引き学習」の汎用性について実験・導入・検証する壮大な国際研究プロジェクトの記録。
まえがき 巻頭言
研究計画の概要 複言語学習における汎用的な言語間共通学習方略モデルの開発に関する実証的研究
第1部【日本における複言語学習における汎用的な言語間共通学習方略モデルとしてのJB モデル(辞書引き学習)の導入】
高等学校の中国語授業における辞書引き学習導入実践ーー紙の辞書とオンラインツール活用の試みーー
大学初級中国語におけるシールを用いた単語学習
日本の高等学校における『中日辞典(小学館第3版)』を使った辞書引きの取り組みについて
中学校英語科における辞書引き学習実践に関する研究
日本の中学校英語科における辞書引き学習実践ーー石垣市立1中学校の場合ーー
新潟県新潟市立石山中学校の第二言語(英語)教育におけるJB モデル(辞書引き)の実践
英語辞書引きの取組(島根県 邑南町教育委員会) 島根県邑南町立羽須美中学校、瑞穂中学校、石見中学校3 校の実践から〜生徒感想アンケートと辞書引き日記から見えてきたこと〜
札幌市立南月寒小学校6 年4 組児童、同担任新地先生、英語専科千葉先生インタビュー
森脇家(森脇父母)による辞書引き学習に関するインタビュー
辞書引き学習回想( 島根県邑智郡邑南町立瑞穂小学校:森脇家)
くわな幼稚園における第一言語(日本語)辞書引き学習の実践
第2部【イギリスにおける複言語学習における汎用的な言語間共通学習方略モデルとしてのJB モデル(辞書引き学習)の導入】
英国の教育場面における辞書引き学習の意義と効果
英国の小学校の授業における辞書引き学習
語彙習得学習における語種間共通方略モデルの開発とその実践ーー英語辞書引き学習の動機づけと方略の有効性をめぐってーー
イギリスの公立小学校における辞書引き学習の導入と教師の学び
複言語主義に基づく英国の小学校におけるフランス語辞書引き学習の実践
英国・中等教育の外国語クラスにおけるLexplore(辞書引き学習)実践
第3部【シンガポールにおける複言語学習における汎用的な言語間共通方略モデルとしてのJB モデル(辞書引き学習)の導入】
シンガポール・マドラサ・イルシャド・ズフリ・アル・イスラミヤ校における辞書引き学習を取り入れた語彙学習の改良
シンガポールのアラビア語学習における辞書引き学習ーー児童の語彙習得と作文にどのような影響があるか?--
「辞書引き学習」とTeach Less Learn More (TLLM) 教育学的アプローチのリンク
研究の成果と残された課題
子どもと言葉の出会いに関する国際比較研究ーーイギリスにおける「辞書引き学習」の導入事例を中心にーー
あとがき
本書は、第2言語ユーザのことばと心の特徴をマルチコンピテンスの視点から論じ、わが国の英語教育に与える示唆を考察する。第2言語ユーザのことばと心は、モノリンガルのものとは異なる。英語を学ぶ私たちは、不完全な英語母語話者でも、いつまでたっても目標に到達できない学習者でもなくユニークな存在なのである。第2言語習得研究とわが国の英語教育のあり方に新しい切り口で迫る。
プロの翻訳者が解き明かす、日・英語のギャップ攻略法。翻訳に携わる人のみならず、国際ビジネスマン、英語教師、受験生、大学生など、すべての英語学習者に最適。
第1部 会話コミュニケーション分析の基礎
第1章 話し言葉から会話へ:順番交替
【A:理 論 編】
A-1 話し言葉と会話
A-2 順番交替
A-3 発話の後続部分に関する予測
【B:分 析 編】
B-1 実験方法
B-2 刺激文の分析:係り先未定文節数の変化と文節の種類
B-3 予測結果の全般的傾向
B-4 予測内容の分析
第2章 会話の見方:連鎖分析
【A:理 論 編】
A-1 連鎖分析
A-2 言語行為論と隣接ペア
A-3 挿入連鎖
A-4 誤解の修復
A-5 応答における選好性
【B:分 析 編】
B-1 言語の評価的次元
B-2 評価連鎖
B-3 遡及的連鎖
B-4 評価連鎖の事例
B-5 評価連鎖からの発展
第3章 話し手と聞き手の相互関係:基盤化
【A:理 論 編】
A-1 基 盤 化
A-2 コミュニケーションの階層性
A-3 対面コミュニケーションの特徴
A-4 日本語会話におけるあいづち
【B:分 析 編】
B-1 典型的なあいづちとしての継続子
B-2 感情表出系感動詞
B-3 ターン内位置とタイミング
B-4 聞き手反応を誘発するターンデザイン
B-5 あいづちの連鎖上の生起位置
第2部 理論的拡張
第4章 マルチモダリティ:発話と非言語行動の共起
【A:理 論 編】
A-1 ノンバーバルコミュニケーションからマルチモーダルインタラクションへ
A-2 会話における話し手と聞き手の視線
A-3 発話に共起する非言語行動の記述
【B:分 析 編】
B-1 ポスター会話の特徴
B-2 話し手の言語的単位を中心とした分析
B-3 話し手発話抜きの分析
第5章 多人数会話と参与構造
【A:理 論 編】
A-1 多人数会話とターン割り当て
A-2 聞き手の参与役割
A-3 視線によるアドレス
A-4 二者間バイアス
【B:分 析 編】
B-1 データの特徴
B-2 次話者決定に関わる言語的リソース
B-3 言語的リソースと共有知識
第3部 複雑な社会的・認知的環境への対処
第6章 成員カテゴリー:参与者の会話内での社会的属性 99
【A:理 論 編】
A-1 順番交替システムと隣接ペアの関係
A-2 成員カテゴリー化装置
A-3 成員カテゴリー化装置と会話:「何者として」
A-4 成員カテゴリー化装置と言語行為論:カテゴリー付随活動
A-5 成員カテゴリー化装置と参与役割
【B:分 析 編】
B-1 分析データ:起業コンサルティング
B-2 「応募者」-「助言者」というカテゴリー対
B-3 成員カテゴリー化装置の多重性
B-4 カテゴリーを支えるカテゴリー
第7章 関与配分:会話を取り巻く活動
【A:理 論 編】
A-1 日常生活環境に埋め込まれた会話
A-2 狭義/広義の相互行為
A-3 関与と関与配分
【B:分 析 編】
B-1 対象場面
B-2 事例1:被験者リスト確認
B-3 事例2:キャリブレーション順序
B-4 ま と め