二十世紀の初頭、日本からペルーへの移住者たちの中で、過酷な労働条件に耐え切れず、ゴム景気にわく奥アマゾンに希望を求め氷雪のアンデスを越えた人たちがいた。いわゆる「ペルー下り」である。この中には「悪魔の鉄道」といわれ、熱帯の悪条件の中で多くの人々が倒れた「マデイラ・マモレ鉄道」の建設工事に従事した人たちがいたという。著者中武幹雄(宮崎県土木部技術検査課主幹兼土木情報係長)は、こうした事実が歴史の中に埋没していくのを残念に思い、1996年8月、ブラジル、ボリビアの奥アマゾンで「ペルー下り」のその後を追跡調査し、その末裔たちを取材した。著者は帰国後、病魔に冒され、このリポートを病床でまとめた後、翌97年8月死去した。本書は九カ月余にわたる闘病生活を支えた京子夫人と三人の子息が、夫の、父の、そして、日本人としての存在の証として遺稿の出版を企画したものである。社団法人日本土木学会学術振興基金平成七年度Do・Bo・Ku特派員調査報告書。
日本からみて地球のちょうど裏側にあたる緑と水の大地には、わたしたちが忘れかけている「幸せ」への手がかりがありました。丸い地球の「空気清浄機」ともいうべきアマゾンの熱帯雨林。その豊かで同時に厳しくもある大自然のなかで、たくましく生きるインディオたちから、わたしたちは何を学ぶべきか?大学卒業後、単身ブラジルに渡り、アマゾンのジャングルを探検。インディオとともに暮らした経験をベースにして、現在は、野球界で日米の架け橋として活躍する著者渾身のメッセージ。
創意工夫と紆余曲折を経て誕生した3人の仮面ライダー=X・アマゾン・ストロンガー。その誕生から第一期シリーズ終焉までの軌跡を辿る。
昭和9年、16歳のとき国を出て、アマゾン開拓移民として「我、モンテクリスト伯たらん」とブラジルに渡った著者は開拓地のアマゾン河流域の大自然に翻弄され、幾多の苦難を嘗める。耕しても耕してもそれをあざ笑うかのような自然の圧倒的な力にしだいに無力感を覚える。本書はいまや81歳となった老開拓者が河畔の都市ベレンで往時を追想するアマゾン開拓移民私史である。七転び八起きの不屈の人生を痛快に綴った異色の自伝。
ダーウィンの『種の起源』執筆に多大な影響を与えたアルフレッド・R・ウォーレスはダーウィンよりもはるかに広範な分野の問題を取り扱った作品を発表している。思索的で組織的な博物学的旅行記のほかに、貿易不振の原因を論じ、土地国有化論を提唱したりもした。進化の理論とその詳細な事実に関しては疑いもなく非のうちどころのない傑出した思想の持主であった。本書は生物進化の起源を求めての旅行記である。
市原悦子はアマゾンに何を見たか?!日本初公開、アマゾンの牛祭り・パリンチェンスのボーイブンバで過ごした熱狂の夜。ベレンの市では水揚げされたアマゾンの巨大魚、ピラルクに遭遇。神秘の生薬・アガリクスの正体とは。
壊滅の危機に瀕するブラジル・アマゾンの「緑の魔境」。収奪と圧殺の歴史のなか、先住民インディオはどう生きてゆくのか-。緊急フォト・ルポ
多様な動植物が生きるアマゾン川流域の世界。そのユニークな生態や川の表情と、自然環境に適応しつつそこに生きる人たちの生活を、長年ブラジルでの現地調査を重ねてきた著者2人が語り、同時に環境を破壊し、人々の暮らしを脅かす開発や経済のあり方を指摘しながら、未来に向けて日本そして世界は何をなすべきかを問う。
このとてつもなさがたまらない!ありあまる時間、読めない川の流れ、激しい嵐、突然のマシンガン、乏しい食料、ついにカヌーも転覆。なんじゃ、こりゃ!?「いいんじゃないですか」「なんとかなりますよ」ここに幸あり!
スポーツフィッシングで活躍する著者がブラジルのピラニヤ、極東ロシアのイトウ、中国の狗魚釣りに挑戦。海外釣行の魅力と未開の大自然に抱かれた熱い想いを綴る。
世界に冠たる高級車メーカーの内装材は、アマゾンの僻村の、使用済みココナッツだった!ドイツを代表する大企業とアマゾンの人口200人の村が、対等なパートナーシップを結び、その村でゴミとして捨てられていたココナッツ殻を原料にして、村人たちがつくった部品を、ブラジルで生産されるすべての車両に装備している。ヨーロッパ高級車メーカーの素材開発と、南米アマゾン僻村での持続可能な社会開発・熱帯林の再生の幸福な両立。そのプロセスを、ドイツ、ブラジルでの取材を通して克明に描く。
密林の濃厚な息づかいと共に植物と精霊たちの呪術世界がひろがる。シャーマンとして生きた男が語る半生。
自然淘汰説を主張し、ダーウィンに大きな影響をあたえた博物学者が、進化論検証のためにアマゾンへと旅立つ。珍しい動植物相、先住民の習俗・信仰、はたまた瀑布下りの冒険などを見事な筆致でつづった壮大な記録。