漱石死後3/4世紀が流れた。〈則天去私〉解釈も、75年間の宿題として残されている。「まだ奥があるんです」黙示録を思わせる絶筆『明暗』に、漱石研究五十年の総体をかけて躙り寄る。大論文『明暗』論22本を収録。
日本文化の根幹に迫る画期的な講座。待望の第3巻刊行。
近現代の歌人の短歌より見出した四季折々の歌。収録歌数2973首・収録季語数867語。詞華集としても楽しめる短歌愛好家座右の書。巻末に「収録季語総索引」を付す。
世は高度情報化の時代に突入し、社会の国際化とグローバル化とが進むにつれて民族の個性がますます問われるようになり、われわれは日本人の精神的ルーツを成す敬神崇祖の文化を自己理解することが、わけても大切になってきました。本書は、そうした要望に応えてわが民族の自己理解を深めるために、新たに国際的視野に立つ神道の教説を編纂してみました。
『法華文句』は、中国の智〓@6CF3が、鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』(法華経)に対して、経の「文々句々」について、因縁・約教・本迹・観心の四観点(四種釈)から解釈をした随文解釈の書である。本書は、経題の5字を釈名・弁体・明宗・論用・判教の5面から論じて、一経の哲理を解明した、「経」の総題釈である。
本書は「書く」ことを主眼にして大学生向けに作成した。そして、文学的な美文をいかに書けるようにするかということを追求するよりも、どちらかといえば実用文をいかに書くかということを課題にした。内容は理論を詳しく述べるより、できるだけ練習問題を多くして書いてみることによって、知識が身につくよう配慮している。
日本の辞書とその歴史を分かりやすく解説。簡潔な解説と豊富な図版を見開きで掲載。古代から現代までの主要50種の辞書を収録。
漱石の見た〈漱石〉-。既成目録未登載の同時代評50余編を発掘、初出挿絵を併載(第1部)。〈漱石十面鏡〉現在入手困難な小宮豊隆「明暗」講演録など類書未収録の基本文献10編を翻刻(第2部)。
文学空間形成の土壌を求めて。アメリカ、フランス、中国、そして北海道、沖縄、東京…。今、世界文学、日本近代文学のフィールドに旅立つ。