全ゲノム解析による多様な難病の研究について、
各分野のエキスパートが現状と展望を解説!
●難病に対する診断や治療法の開発に対し、ゲノム解析の活用が期待されている。候補遺伝子の解析(遺伝子検査)は日常診療にも用いられ、全エクソーム解析によって多くの病的バリアントが特定されることがわかってきた。
●日本の未診断疾患イニシアティブ(IRUD)事業では、未診断難病患者の43%で病的バリアントが特定され、進行中の難病の全ゲノム解析プロジェクトによって、さらに9%ほどの患者に病的バリアントが見出された。
●難病のゲノム医療の概説、技術面やデータ共有などの基盤的活動の紹介や、倫理社会面についての考察のほか、難病の各分野における全ゲノム解析研究の現状と展望をわが国のトップランナーに解説いただいた。
【目次】
総論
1.難病のゲノム医療に向けた現状と展望
2.ゲノム解析技術の進歩
3.難病のゲノム解析に必要なデータベースと今後の展望
4.未診断疾患イニシアチブ(IRUD)
5.難病の全ゲノム解析プロジェクトにおけるゲノム基盤
6.難病の全ゲノムに関する実証事業
各論
7.希少疾患の網羅的ゲノム解析─全エクソーム解析/全ゲノム解析
8.神経難病の全ゲノム解析
9.筋疾患におけるゲノム医療─トランスクリプトーム解析とロングリードシークエンス
10.難聴の全ゲノム解析
11.遺伝性網膜疾患のゲノム解析
12.心筋症の全ゲノム解析
13.心血管疾患における遺伝学的検査
14.血液疾患の全ゲノム解析
15.遺伝性腫瘍の全ゲノム解析
16.多因子性神経難病の全ゲノム解析─筋萎縮性側索硬化症
あらゆる臓器の主要疾患に関連する慢性炎症研究の最先端がこの一冊に!
●慢性炎症は病態を引き起こし、進展させ、またその帰結を決定する主要なプロセスとなっており、多様な疾患に共通する基盤病態と捉えることができる。
●慢性炎症では、炎症が適切に収束されずに遷延し慢性に引き続くことで組織機能が障害されるだけでなく、多くの組織で組織構築の改変が進行し、臓器機能障害がもたらされる。
●本書では、慢性炎症による疾患研究の最新知見を各分野のエキスパートが解説している。
【目次】
1.精神疾患と炎症応答
2.アルツハイマー病における免疫系細胞の多様性とその役割
3.アトピー性皮膚炎の病期における病態推移
4.病原性免疫記憶による慢性炎症性肺疾患の病態形成機構
5.心不全とその合併疾患における慢性炎症の寄与
6.腎臓病と慢性炎症
7.NASHと慢性炎症
8.筋疾患と慢性炎症
9.臓器間ネットワークと消化器慢性炎症
10.ホスホリパーゼA2と代謝性疾患
11.腸内細菌と慢性炎症
12.慢性炎症性疾患としての動脈硬化
13.慢性炎症による眼疾患─加齢黄斑変性の病態メカニズム
14.慢性炎症と造血システム─骨髄球系細胞の視点から
15.慢性炎症が促進する発がんと悪性化
16.IL-6アンプおよびゲートウェイ反射による関節リウマチ発症メカニズム
17.慢性炎症におけるオステオポンチンの役割
18.慢性炎症の生体イメージング
19.脂肪組織M1マクロファージに発現するHIF-1αによる病的肥満の形成
・2022年に進化人類学者としてノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士が発展させた古代ゲノム学は、人類進化史の研究だけでなく、医学研究にも大きな影響を与え大躍進を遂げている。
・古代ゲノム解析は、過去の感染症の病原体の追跡に有用で、古代ゲノム学は病原体の起源や進化、疾患の発生と進行、伝播経路の理解に重要な示唆を与え、疾患リスクに関連するヒトの遺伝的要因の解明も期待される。
・本特集では、古代ゲノム学と医学研究の第一線で活躍されている専門家の方々に、近年の古代ゲノム研究の動向、古人骨ゲノムの解明、古代ゲノム学と感染症学・医療の最新の成果と現状について解説していただいく。
■古代ゲノム学と医学の交差点
・はじめに
・古代ゲノム学と進化医学
〔key word〕古代ゲノム、進化医学、疾患リスク変異、病原体ゲノム
・感染症学と古代ゲノム学の接点ーー古人骨研究の視点
〔key word〕古病理学、古人骨、感染症、古代ゲノム
・古代から現代へと受け継がれてきた生活習慣病遺伝子
〔key word〕生活習慣病、環境適応、ゲノム多型
・古代人ゲノムと皮膚色関連多型
〔key word〕皮膚色、一塩基多型(SNP)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、縄文人
・アルコール代謝関連遺伝子の多様性を現代人および古代人ゲノムから探る
〔key word〕1B型アルコール代謝遺伝子(ADH1B)、2型アルデヒド代謝遺伝子(ALDH2)、東アジア、自然選択
・古代人ゲノムからの表現型復元
〔key word〕古代ゲノム、表現型復元、適応
・狩猟採集から農耕への生業変化ーーそのダークサイドを考える
〔key word〕人口動態、農耕、トウモロコシ、トリプトファン、ビタミンB3(ナイアシン)
●TOPICS 麻酔科学
・手術中の筋弛緩モニターは術後肺炎を減らすための必須アイテム
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・バイオフィルムにおける黄色ブドウ球菌の薬剤耐性獲得
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(14)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編2--ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(6)
・インフォーマルケアと医療・介護の自己負担
〔key word〕インフォーマルケア、認知症介護、社会的コスト、自己負担
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー感染症対策と建築7
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(3)
・自身の論文の投稿先はどこにすればよいのか?
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●医療機関の機能分化が進展し疾患構造が多様化する中で、多職種による連携が退院支援において不可欠となり、リハビリテーション医療職の関与がますます重要になっている。
●しかし、退院支援の具体的な実践方法やICTを活用した効率的な連携体制の構築には課題が残されており、現場業務の改善や効率化が求められている。
●本特集では、看護管理、院内外の連携、ICT導入、退院後のリハビリ継続、病床管理など各分野の専門家が実践例や成功事例を紹介。入退院支援に関わる現場の改善や業務効率化に役立つ具体的なヒントを提供する。
【目次】
特集にあたって
入退院支援の重要性
特定機能病院の入退院支援
急性期病院の入退院支援
回復期リハビリテーション病院/病棟の入退院支援
地域包括ケア病棟の入退院支援
■新連載
知っておきたい! がんサポーティブケア
1.悪液質(Cachexia)
■連載
リハなひと
集中治療理学療法士 篠原史都さん
巻頭カラー リハビリテーション科医が知っておくべき最新の義肢構成パーツ
8.最新の機械式膝継手「イールディング膝継手 3R80+/3R85」
ニューカマー リハ科専門医
外山里沙
リハビリテーション科医師に必要な診察、評価手技
11.脊髄損傷の評価
最新版! 摂食嚥下機能評価ースクリーニングから臨床研究まで
8.VE:手順と(食物を用いない)観察
リハビリテーション科医に必要な消化器疾患の知識と近年の進歩
7.小腸疾患
おさえておきたい転倒・転落予防の基本知識と現場での応用
4.転倒・転落の主な原因と対策:(3)神経筋疾患
障害福祉サービスとリハビリテーション
5.短期入所
“こんなときどうする?” リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決! 令和版
他科・他院交渉編 (2)他科・他院への紹介を円滑に行いたい
リハビリテーション関連職の現状と展望
9.理学療法士
学会報告
第8回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会
臨床経験
難治性てんかん例の脳梁離断症候群に対するリハビリテーション
・ヒトの体を構成する全細胞の情報を1細胞レベルで包括的にマッピングした「ヒト細胞アトラス」作成を目的としたHuman Cell Atlas(HCA)コンソーシアムが発足し、医療への応用も急速に進んでいる。
・HCAでは発足当初から、性別、年齢、地域などのデータの多様性を重視しており、世界人口の6割を超えるアジア地域の研究者の貢献を促進するために、HCAアジアオフィスを設立し、国際共同研究を促進してきた。
・HCAでは、標準化した方法でデータを生成、統合、解析するためのプロトコールを共有しており、得られる「ヒト細胞アトラス」は臨床診断、創薬、再生医療、精密医療など、医療のあらゆる側面に影響を与えることが期待される。
■ヒト細胞アトラスプロジェクトの現在地
・はじめに
・Overview of the Human Cell Atlas project
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、ヒト細胞アトラス、国際共同研究コンソーシアム
・Human Cell Atlasの拡大ーー日本からの貢献
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)プロジェクト、Single Cell Medical Network(SCMN)、アジア人免疫多様性アトラス(AIDA)
・Human Cell Atlasにおける倫理と公平性に基づく試料の取得とデータ共有のための取り組み
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、倫理原則、Ethics Working Group、Equity Working Group、データ・アクセス
・最新のシングルセル解析とその応用
〔key word〕一細胞解析、多層解析、空間解析
・機械学習を用いたシングルセル・空間的遺伝子発現の解析
〔key word〕機械学習、シングルセル遺伝子発現解析、空間的遺伝子発現解析
・シングルセル情報とゲノム情報の統合解析によるCOVID-19重症化メカニズムの解明
〔key word〕シングルセル解析、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、expression quantitative trait loci(eQTL)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●TOPICS アレルギー学
・アンドロゲンによるTh2細胞と気道炎症の抑制
●TOPICS 免疫学
・循環型iNKT細胞による抗ウイルス・抗腫瘍応答の制御
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(13)
・皮下異物、筋肉内異物診療の実際ーー異物迷入をどうするか?
〔key word〕異物、皮下異物、筋肉内異物
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(5)
・医療において高齢者や複合課題をもつ世帯は経済的に保護されているのか
〔key word〕高齢者、医療福祉、経済的保護、複合課題、Behaviour Change Wheel(BCW)フレームワーク
●FORUM 数理で理解する発がん(1)
・発がんのプロセス
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(2)
・論文投稿に際してのパラダイムシフト2
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特集「次世代材料PEEKの有効活用」では,金属代替材料の選択肢として注目を集めるPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)について,その基礎知識と多様な臨床例をご紹介します.
【目次】
特集 次世代材料PEEKの有効活用
特別寄稿 顎運動可視化技術からみる次世代歯科医療の展望 3
特別寄稿 スプリットクレスト2回法を用いたインプラント埋入
巻頭TOPIC 歯原性腫瘍のWHO分類〜第5版までの変遷〜
NiTi製ハンドファイルを極める 6・完
さあ,睡眠歯科をはじめましょう!-睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 15・完
お悩み解決!パーシャルデンチャー 15
エンド治療Q&A 2024 9・完
デンタルエックス線写真読影 15
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 27
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか? 「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 9
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 9
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 21
【新連載】OAGを利用した口腔ケア 1
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 9・完
歯科医療に関連する検査 6
Topic
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 9
歯周治療:50年の進化と近未来 3
歯科医師の多様なキャリアパス 15・完
統合医科歯科顔審美への招待 3
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 33
デンタル・ウェルビーイングの視点から歯科臨床を考える 6
グローバルヘルスの現場で出会った人たち 6
経済学的視点から歯科業界を読み解く 78
「顎関節症臨床医の会」だより 18
My Bookshelf〜私の本棚〜 21
ゴッホの黒猫を探せ! 9
【News & Report】
【Conference & Seminar】
・血管、リンパ管の機能不全は、動脈硬化、高血圧、肺高血圧症、浮腫などの疾患を引き起こす。また一方で、過剰形成は、がんや糖尿病網膜症の病態進行を促進する。
・シングルセルRNAシークエンシング技術の進展により、血管を構成する細胞の臓器、疾患における多様性が明らかになるなど、血管研究は大きなパラダイムシフトを迎えようとしている。
・COVID-19でも血管の機能不全が重症化の要因とされたことで、血管の形成や機能を制御するメカニズム解明の重要性は高まった。また、国内において様々な血管疾患への効果的な治療法が開発されつつある。
■血管・リンパ管研究の最前線と治療への展開
・はじめに
●血管の形成と制御因子
・血管内皮細胞の多様化
〔key word〕内皮細胞、組織特異的内皮細胞、単一細胞解析、細胞系譜
・血管壁細胞の分化決定メカニズム
〔key word〕壁細胞、血管平滑筋細胞、ペリサイト、神経堤細胞、中胚葉、細胞間相互作用
・VEGFとその受容体システムの血管新生、がん、炎症、妊娠高血圧症候群への関与
〔key word〕血管内皮細胞、増殖因子、血管透過性因子(VPF)、血管新生因子(VEGF)、腫瘍血管
・Tie2受容体活性化による血管安定化の誘導と血管病治療戦略
〔key word〕血管内皮細胞、Tie2、アンジオポエチン、血管成熟化
・TGF-β・BMPファミリーによる血管形成制御と機能維持
〔key word〕Transforming growth factor(TGF)-β、骨形成因子(BMP)、Smad、マルファン症候群(MSF)、肺動脈性肺高血圧症(PAH)
・Ephrinファミリーによる血管形成制御
〔key word〕Ephrin-B2、血管新生、細胞極性、血管内皮増殖因子(VEGF)シグナル
・抗血管新生因子ーー血管新生のブレーキ役としての血管新生抑制因子
〔key word〕ネガティブ・フィードバック制御因子、バソヒビンー1(VASH1)、微小管、脱チロシン化、細胞内輸送
・血管形成・血管新生・成熟化を担う転写制御ネットワークーー内皮エピゲノム環境に基づく転写制御
〔key word〕内皮エピゲノム、ゲノムワイド解析、bivalentエピゲノムスイッチ、内皮分化・活性化・成熟化シグナル、tip/stalk細胞
●血管構築と血管機能・病態
・メカノセンシングを介した血管細胞の分化誘導
〔key word〕流れずり応力(shear stress)、伸展張力(stretch)、血流、ES細胞(胚性幹細胞)、内皮前駆細胞
・血流に起因する力学的刺激が創傷治癒過程の血管新生を制御するメカニズム
〔key word〕血管新生、創傷治癒、内腔圧、BARタンパク質、TOCA1
・プロスタグランジンによる血管透過性の制御
〔key word〕血管透過性、血管内皮細胞、血管平滑筋細胞、プロスタノイド、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)
・造血幹細胞ニッチを形成する新たな血管起源の解明ーー内皮細胞の起源が血管多様性に与える影響
〔key word〕内皮細胞多様性、細胞起源、生体イメージング、造血幹細胞ニッチ
・動脈管の分化と閉鎖の分子機序
〔key word〕動脈管開存症、血管リモデリング、プロスタグランジンE(PGE)、EP4
●血管の臓器・疾患特異性とその変容の制御機構
・シングルセル解析による血管内皮細胞の細胞多様性研究
〔key word〕血管内皮細胞、細胞多様性、シングルセル解析、類洞血管内皮細胞、アエロサイト
・骨血管の多面性ーー部位による形態学的、および機能的差異
〔key word〕内軟骨骨化、血管内皮増殖因子(VEGF)、血管新生、老化
・血管内皮細胞が制御するがんの進展
〔key word〕腫瘍血管内皮細胞(TEC)、腫瘍血管新生、血管新生阻害療法、がん微小環境、アンジオクラインファクター
・がんの進展と転移における内皮間葉移行の役割
〔key word〕トランスフォーミング増殖因子(TGF)-β、内皮間葉移行(EndoMT)、部分的内皮間葉移行(partial EndoMT)、がん関連線維芽細胞(CAF)、EndoMTレポーターシステム
・血管狭窄時の内皮間葉転換の役割
〔key word〕頸動脈結紮モデル、内皮間葉転換(EndMT)、細胞間接着、血管リモデリング、低酸素応答
・低酸素シグナルによる心血管リモデリング
〔key word〕低酸素応答システム、低酸素誘導性転写因子(HIF)、心血管リモデリング
●リンパ管の形成と関連する病態
・リンパ管形成を制御するシグナル
〔key word〕リンパ管内皮細胞(LEC)、シグナル伝達、リンパ管発生、内皮細胞間接着
・FOXC転写因子によるリンパ管形成制御機構
〔key word〕FOXC、リンパ管新生、リンパ管の弁、パラクラインシグナル因子、臓器特異的リンパ管
・リンパ管の恒常性維持機構
〔key word〕リンパ管内皮細胞、細胞間ジャンクション、弁、内皮間葉移行(EndoMT)、炎症性サイトカイン
・リンパ管腫の増悪メカニズムに対する考察と展望
〔key word〕リンパ管新生、嚢胞性リンパ管腫、EGF(epidermal growth factor)シグナル、分子標的薬
●血管の炎症と老化
・血管の老化と慢性炎症
〔key word〕加齢、血管変化、慢性炎症
・動脈硬化性疾患克服に向けた新規脂質異常症治療薬の開発
〔key word〕アンジオポエチン様タンパク質3(ANGPTL3)、家族性高コレステロール血症(FH)、動脈硬化性疾患
・血管の老化とその治療、再生、若返りーー細胞老化の視点から
〔key word〕血管老化、治療、動脈硬化
・血管バリア機能の制御による重症感染症治療の可能性
〔key word〕血管透過性、重症感染症、血管内皮細胞、クローディンー5(CLDN5)、Roundabout4(Robo4)
●血管研究のフロンティア
・組織微小環境を制御するアンジオクラインシステム
〔key word〕アンジオクライン、恒常性維持、再生、がん、幹細胞
・三次元微小血管モデルを用いた組織構築による疾患・生体現象の解明
〔key word〕生体模倣システム(MPS)、微小血管モデル/デバイス、共培養、血管イベントの定量評価
・再構成解析系を駆使した血流による血管新生の生体力学機序の解明
〔key word〕血管新生、血流、力学刺激、マイクロ流路デバイス、血管内皮細胞運動
・血管機能の代謝調節
〔key word〕解糖系、脂肪酸代謝、ケトン体代謝、ミトコンドリア
●血管疾患と血管を標的とした治療法
・IL-6シグナルによる肺動脈性肺高血圧症の病態形成機構
〔key word〕肺動脈性肺高血圧症(PAH)、炎症、インターロイキン6(IL-6)、SM-22α-Cre、レグネース1
・心血管系の恒常性を維持する大動脈弁の役割と弁石灰化メカニズム
〔key word〕内皮細胞傷害、大動脈弁、石灰化、線維化
・遺伝性胸部大動脈瘤・解離とゲノム医療
〔key word〕遺伝性胸部大動脈瘤・解離(HTAAD)、次世代シークエンサー(NGS)、遺伝学的検査、個別化医療
・動脈硬化の病態と治療法の開発ーー心外膜脂肪組織の治療標的としての可能性
〔key word〕心外膜脂肪組織(EAT)、血管周囲脂肪組織(PVAT)、動脈硬化病変、心血管疾患(CVD)、治療標的
●血管疾患と血管を標的とした治療
・心血管病の炎症における酸化ステロールの分子生物学的役割の解明
〔key word〕酸化ステロール、血管内皮機能障害、単球・マクロファージ、炎症
●血管疾患と血管を標的とした治療法
・高血圧を標的とした治療ワクチンの開発
〔key word〕ワクチン、抗体、高血圧、核酸医薬
・虚血肢治療用血管再生遺伝子治療製剤の開発
〔key word〕遺伝子治療(gene therapy)、血管新生(angiogenesis)、肝細胞増殖因子(HGF)、末梢動脈疾患(PAD)、プラスミドDNA
・糖尿病性血管障害の発症機序と予防方法
〔key word〕インスリン抵抗性、動脈硬化症、自己由来DNA、Toll様受容体(TLR)9、cGMP-AMP synthase(cGAS)-stimulator of interferon genes(STING)
・網膜疾患における血管をターゲットとした分子標的治療
〔key word〕血管内皮増殖因子(VEGF)、抗血管新生療法、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特別寄稿「上顎第一小臼歯部へのインプラント」では,上顎前歯部の長期保存という観点から,臼歯部の咬合支持の重要性を検討し,多数の症例を検討しています.
【目次】
特別寄稿 上顎第一小臼歯部へのインプラントー上顎犬歯部の長期保存を考えて
シリーズ 新時代の歯周治療 NEW DESIGNED PERIODONTAL THERAPY 1
速報! 令和6年度歯科診療報酬改定
【新連載】セラミックオーバーレイの臨床 1
【新連載】NiTi製ハンドファイルを極める 1
エンド治療Q&A 2024 4
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 20
お悩み解決!パーシャルデンチャー 10
デンタルエックス線写真読影 10
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 8
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 22
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 10
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか? 「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 4
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 16
【新連載】歯科医療に関連する検査 1
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 4
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 4
【新連載】デンタル・ウェルビーイングの視点から歯科臨床を考える 1
【新連載】グローバルヘルスの現場で出会った人たち 1
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 4
歯科医師の多様なキャリアパス 10
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 28
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 7
経済学的視点から歯科業界を読み解く 73
「顎関節症臨床医の会」だより 13
My Bookshelf〜私の本棚〜 16
ゴッホの黒猫を探せ! 3
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
日本におけるCOVID-19診療の貴重なアーカイブ!
●新型コロナウイルスの流行初期、医療従事者やウイルス学研究者たちは、いかにしてCOVID-19へ立ち向かったのかーー。
●ダイヤモンドプリンセス号での感染制御、クリニック・介護施設での予防策、専門家会議の実績と課題など、COVID-19診療の最前線に携わった執筆陣による、パンデミックとの激闘を記した貴重なアーカイブ!
●妊婦のCOVID-19感染や、COVID-19による虚血性脳卒中への影響、COVID-19後遺症、ウイルス感染後疲労症症候群および筋痛性脳髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)についてなど、今もなお課題であるトピックスについても解説。
【目次】
1.コロナ禍で明らかになった課題:臨床研究とPCR検査
2.COVID-19の疫学
3.SARS-CoV-2のウイルス学的特徴と変異
4.新型コロナウイルスの免疫逃避機構と重症化メカニズム
5.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
6.新型コロナウイルス感染症の臨床像
7.新型コロナウイルス検査の性能と利用法
8.介護・医療施設における感染予防策・クラスター対策
9.クリニックにおける感染症予防策とPCR検査センター設置
10.クルーズ船と災害時感染制御支援チーム
11.COVID-19の薬物治療
12.呼吸療法
13.呼吸療法:侵襲的人工呼吸管理とECMO概論
14.専門家会議
15.COVID-19患者の宿泊療養
16.米国の臨床現場からの報告
17.妊婦のCOVID-19感染
18.COVID-19による虚血性脳卒中リスクへの影響
19.COVID-19後遺症
20.ウイルス感染後疲労症候群および筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の基礎と臨床
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特集は『特別企画 歯周炎を介した医科歯科連携のチームアプローチ』です.複雑化・多様化する疾病構造や医療ニーズに対して,地域歯科医院は今後どのように対応してゆくのがよいのか.その可能性の一端として,本特集ではさまざまな全身疾患と関連性が報告されている歯周炎を介した予防的な医科歯科連携についてご考察いただきました.明日からの臨床を考える一指針としてお役立てください.
【目次】
特別企画 歯周炎を介した医科歯科連携のチームアプローチ
座談会 補綴と矯正の転遷 2
シリーズ 歯科医学から見た骨免疫学の重要性ー「骨免疫学が紐解く歯科臨床の分子基盤」を読んでー 2
巻頭TOPIC カスタムディスクを用いたデジタル全部床義歯
天然歯を守る 98
エンド治療Q & A 2021 2
50年の臨床から紐解く歯周基本治療 〜症例で綴る患者さんとの歩み〜 2
わかればできる! 実践歯周外科 〜歯周組織再生療法編〜 2
矯正を臨床で生かす 11・完
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 2
明日からできるコンポジットレジン修復 6
ファンダメンタルエンドドンティクス 〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 4
IOS時代の歯冠補綴 -最新メタルフリー歯冠補綴の潮流 11・完
コンポジットレジン修復 -器材・材料の選択基準と有効活用法ー 11
矯正治療と全部床義歯臨床の共通点と相違点 -矯正医と補綴医のトークセッション 7
TOPIC
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 2
事例に学ぶ歯科保険請求 180
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 2
静かな顔 11
経済学的視点から歯科業界を読み解く 35
文学を咀嚼する 10
歯とお金にまつわるあれこれ 2
【Conference & Seminar】
・一時代前には、細胞死は生存プロセスの崩壊によってもたらされる受動的な生命現象であると認識されていたが、現在は能動的な現象であり、生体の恒常性維持、ストレス応答などに必要な生命現象であると理解されている。
・細胞死研究はネクローシスとアポトーシスに二極化して考えられていた時期があったが、現在はネクロプトーシスやオートファジー細胞死など、多様な細胞死が存在していることが明らかとなっている。
・細胞死の基礎的研究は細胞死の多様性の発見によって新たなフェーズに入っているが、疾患研究においても、従来のアポトーシスからのアプローチが深化するとともに、多様な細胞死の概念が導入されつつある。
■ 細胞死のすべて -そのメカニズムと,生命現象・疾患との関わり
・はじめに
●アポトーシスと非アポトーシス細胞死
・細胞死研究の歴史ーーいかにして細胞死がホットトピックになったか
〔key word〕計画細胞死、アポトーシス、パイロトーシス、ネクローシス、ネクロプトーシス
・ミトコンドリアを経由するアポトーシス
〔key word〕ミトコンドリア外膜透過性亢進、Bcl-2ファミリータンパク質、シトクロムc、Apaf-1、BH3-mimetic薬
・デスレセプターを介したアポトーシス
〔key word〕TNF(tumor necrosis factor)レセプターファミリー、Fas(FS-7-associated surface antigen)、FADD(Fas-associated death domain)、カスパーゼ8
・カスパーゼによるアポトーシスの実行
〔key word〕細胞死、アポトーシス、カスパーゼ、システインプロテアーゼ、ブレビング
・ネクロプトーシスの分子機構と意義
〔key word〕ネクロプトーシス、ネクローシス、RIPK3、MLKL、炎症性疾患
・オートファジー細胞死
〔key word〕オートファジー細胞死、アポトーシス、BH3-onlyタンパク質
・パイロトーシスーー炎症をつかさどる“燃える”細胞死
〔key word〕パイロトーシス、ガスダーミンD(GSDMD)、インフラマソーム、IL-1β、NINJ1
・ネトーシスの誘導機構とその感染症における役割
〔key word〕好中球、ネトーシス、好中球細胞外トラップ(NETs)、新興感染症、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・フェロトーシス(鉄依存性細胞死)--転写因子NRF2とBACH1による競合的制御とフェロトーシス伝播現象
〔key word〕フェロトーシス、転写因子、NRF2(nuclear factor-erythroid 2-related factor 2)、BACH1(BTB and CNC homology 1)、細胞死伝播
・ミトコンドリア膜透過性遷移を介したネクローシス
〔key word〕ネクローシス、ミトコンドリア膜透過性遷移(mPT)、シクロフィリンD(CypD)、虚血再灌流障害
●死細胞の行方
・脂質スクランブルによる“eat me”シグナルの提示
〔key word〕フリッパーゼ、スクランブラーゼ、“eat me”シグナル、脂質スクランブル、Xkrファミリー
・ゴーシェ病における神経細胞死誘導の新たな分子機構
〔key word〕ゴーシェ病、神経細胞死、β-グルコシルセラミド(β-GlcCer)、Mincle(macrophage inducible C-type lectin)、ミクログリア
・マクロファージによる死細胞貪食とその意義
〔key word〕マクロファージ、貪食、自己認識
●さまざまな細胞機能と細胞死
・小胞体ストレスと細胞死
〔key word〕小胞体ストレス、ストレス応答、小胞体ストレスセンサー、アポトーシス
・核小体ストレスによる細胞死と病態
〔key word〕ストレス、核小体、リボソーム
・細胞競合を制御する分子機構
〔key word〕細胞競合、ショウジョウバエ、細胞死、オートファジー
・治療ターゲットとしての細胞老化とその機能
〔key word〕細胞老化、細胞死、セノリティックス、SASP(senescence-associated secretory phenotype)
・ASK1と細胞死
〔key word〕ASK1(apoptosis signal-regulating kinase 1)、アポトーシス、ネクローシス、ストレス応答、酸化ストレス
・生死を制御するJNKシグナル伝達経路
〔key word〕JNK(c-Jun N-terminal kinase)、アポトーシス、オートファジー依存的細胞死、細胞生存
●さまざまな生命現象と細胞死
・発生と組織修復におけるカスパーゼの非細胞死性の機能
〔key word〕カスパーゼ、非細胞死性の機能、発生、組織修復
・成体脳におけるニューロンの細胞死と再生
〔key word〕細胞死、再生、ニューロン新生、脳室下帯、嗅球
・骨形成と細胞死
〔key word〕骨形成、プログラム細胞死、軟骨内骨化、膜内骨化(膜性骨化)、骨のリモデリング
・死細胞からのdanger-associated molecular patternsの放出機構
〔key word〕Danger-associated molecular patterns(DAMPs)、細胞膜障害、ネクロプトーシス、イメージング、Live cell imaging for secretion activity(LCI-S)
・自己免疫と細胞死
〔key word〕Damage-associated molecular patterns(DAMPs)、ネトーシス(NETosis)、全身性エリテマトーデス(SLE)、CD72、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎
・パイロトーシスによる自然炎症とその制御ーーオルガネラを標的とする新たな抗炎症薬の開発
〔key word〕自然炎症、パイロトーシス、NLRP3インフラマソーム、オルガネラ
●疾患と細胞死
・神経変性疾患における細胞死研究
〔key word〕神経変性疾患、神経毒性、凝集体、フィブリル、タンパク分解機構
・がんの細胞死回避戦略としてのワールブルグ効果とカルジオリピン代謝を制御するMieap液滴について
〔key word〕液滴、相分離、非膜オルガネラ、カルジオリピン、代謝反応、ワールブルグ効果、p53、 がん抑制
・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と細胞死
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アポトーシス、ネクロプトーシス、フェロトーシス
・メタボリックシンドロームと細胞死
〔key word〕慢性炎症、メタボリックシンドローム、肥満、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、マクロファージ
・自己炎症性疾患と細胞死
〔key word〕自己炎症性疾患、インフラマソーム、ピロトーシス
・皮膚疾患と細胞死ーー表皮角化細胞アポトーシスとリンパ球のダイナミクス
〔key word〕表皮真皮境界部皮膚炎、移植片対宿主病(GVHD)、アポトーシス
・脳梗塞における神経細胞死の誘導機序
〔key word〕脳梗塞、興奮毒性、神経細胞死、ダメージ関連分子パターン(DAMPs)
・放射線による細胞死と組織障害
〔key word〕放射線、DNA損傷、DNA損傷修復、組織障害、ベルゴニー・トリボンドーの法則
●細胞死を応用した創薬
・アポトーシス抵抗性BCL2ファミリー阻害薬BH3-mimetic drugsの基礎と臨床
〔key word〕BH3-mimetics、BCL-2、ベネトクラクス、がん
・IAPの医薬品開発ーーIAPアンタゴニストとSNIPER
〔key word〕IAP(inhibitor of apoptosis protein)アンタゴニスト、がん免疫療法、SNIPER(specific and nongenetic IAP-dependent protein eraser)、PROTAC(proteolysis targeting chimera)、targeted protein degradation
・TRAIL創薬
〔key word〕TRAIL、DR5、DR4、アポトーシス、がん
●細胞死解析技術とその応用
・ケミカルバイオロジーを用いた細胞死の解析
〔key word〕ケミカルバイオロジー、ラマンイメージング、アフィニティラベリング
・二分割発光タンパク質の再構成法を用いる細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、ルシフェラーゼ、アポトーシス
・蛍光タンパク質レポーターを利用した細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、キナーゼ局在変化レポーター(KTR)、アポトーシス、パイロトーシス、ネクロプトーシス、イメージング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
1細胞解析の技術開発の最先端の状況と、日本で得られた1細胞解析での成果を解説!
●ヒトのような多細胞生物はさまざまな細胞から構成されており、リンパ球や線維芽細胞のように、同じように見える細胞でも、がん細胞の隣にいる場合と毛細血管の隣にいる場合とでは、遺伝子発現は異なります。
●具体的にどう異なるのか?この問いに答えることのできるレベルまで、ついにオミクス解析の技術レベルが向上してきています。
●本特集では前半を技術編とし、この技術開発の最先端の状況を紹介し、後半には応用編として日本で得られた1細胞解析での成果を紹介します。
【目次】
技術
1.1細胞エピゲノム解析技術開発の最前線
2.1細胞プロテオーム解析はどこまできたか
3.1細胞メタボローム解析の現状
4.ライブイメージングによる1細胞動態解析
5.組織切片の空間トランスクリプトーム解析
6.1細胞ゲノム解析で多様な細菌叢を捉える
7.電気化学的なケミカルイメージングによる実時間1細胞解析
8.1細胞トランスクリプトームデータの解析技術
9.国際動向─Human Cell Atlasプロジェクト
応用
10.感染症の1細胞解析
11.新型コロナウイルス感染症の1細胞解析
12.免疫系の1細胞解析による転写制御機構の予測
13.1細胞解析でがん免疫療法に迫る
14.百寿者免疫細胞の1細胞トランスクリプトーム解析
15.発生・再生研究における1細胞遺伝子発現解析の現状
16.1細胞解析からわかる循環器病態
17.精神疾患患者試料を使用した1細胞研究の現在
18.がん治療における薬剤応答性の1細胞解析
心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、関節、視覚、聴覚……あらゆる人工臓器の進歩を網羅した一冊!
●近年、人工臓器の発達は目を見張るものがあり、人工臓器の機能や耐久性は大きく向上し、一時的に臓器機能を代行するものから、ほぼ永久的に使用されるものが増え、また体内に植え込むことで在宅管理が可能となっている。
●また、COVID-19流行下においてECMO(体外式膜型人工肺)が大きな注目を浴びたように、多くの人工臓器はすでにわが国の医療において必要不可欠なものとなりつつある。
●本書では、人工心臓・人工肺・人工肝臓・人工腎臓・人工膵臓・人工関節・人工視覚・人工聴覚など、さまざまな人工臓器を取り上げ、その進歩と展望について、最新情報を交えて各領域の第一人者が詳しく解説。多くの医療従事者や医学生に役立つ一冊となっている。
【目次】
1.植込型補助人工心臓ー重症心不全治療における役割
2.植込型補助人工心臓とは?-その現状と将来展望
3.小児に対する補助人工心臓
4.心原性ショックに対する補助循環治療
5.呼吸不全に対する膜型人工肺(VV-ECMO)-withコロナの時代に向けて
6.大動脈弁置換術における人工弁の進歩
7.人工血管の歴史と進歩
8.リードレスペースメーカの最前線
9.人工腎臓
10.アフェレシス療法:最近の進歩
11.肝機能代替のための多様なアプローチ:現状と課題
12.人工膵臓の現状と将来展望
13.人工関節の最近の動向とそれについて思うこと
14.人工聴覚器の現状
15.光電変換色素薄膜型の人工網膜OUReP(オーレップ)
16.バイオマテリアルと組織再生型人工臓器
17.人工臓器開発におけるレギュラトリーサイエンス
・1990年代、循環器内科領域における血栓止血領域への興味は少なかった。心筋梗塞などの血栓症を診ていたのに、血栓止血の視点が少なかったのは不思議であった。
・その後、抗血小板薬としてクロピドグレルが開発され市場が拡大した。さらに、心房細動の脳卒中予防に経口の直接的凝固因子阻害薬(DOAC)が開発され、数兆円の市場規模に至った。
・今回の特集では基礎的、臨床的視点から血栓止血学における最近の進歩をエキスパートに解説いただく。診療に役立つのみならず、読者の皆様の学術活動に資することを期待する。
■ 基礎と臨床の両面から挑む血栓止血学
・はじめに
・血小板と血栓形成ーー機序と臨床的意義
〔key word〕血小板、止血、動脈血栓、静脈血栓
・循環器領域における抗血栓治療の現状
〔key word〕虚血性心疾患、抗血小板薬、抗凝固薬
・血栓止血におけるプロコアグラント血小板の役割
〔key word〕血小板プロコアグラント活性、血小板第III因子、血小板、マイクロパーティクル、リン脂質、非活性化GPIIb/IIIa
・脳血管疾患発症制御における抗血栓療法
〔key word〕抗血小板療法、抗凝固療法、再灌流療法、経静脈的線溶療法
・血流下における血小板を中心とした血栓形成シミュレーター
〔key word〕血小板、GPIbα、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、血栓形成、シミュレーション
・血栓性疾患の病理
〔key word〕アテローム血栓症、プラーク破綻、静脈血栓症、癌関連血栓症
・COVID-19に伴う血栓症
〔key word〕新型コロナウイルス感染(COVID-19)、血管内皮細胞傷害、微小血栓、D-ダイマー、サイトカインストーム
・フォン・ヴィレブランド因子と血栓・止血
〔key word〕フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、フォン・ヴィレブランド病(VWD)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、血栓症、出血
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・26.シラミ症(この白くうごめくモノは?)
〔key word〕アタマジラミ、コロモジラミ、ケジラミ、殺虫剤耐性、心のケア
オンラインによる医療者教育
・12.診療科の魅力が伝わるオンライン実習ーー北海道大学産婦人科の事例
〔key word〕オンライン実習、外科基本手技の遠隔指導、シネメデュケーション、プロフェッショナリズム
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・10.ショウジョウバエから見出された非典型的ドパミン放出による学習強化モデル
〔key word〕ショウジョウバエ、ドパミン、オンデマンド放出、学習強化、一酸化炭素
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・4.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
●特報
・ウイルス感染症の制御機構
・ヒトT細胞白血病ウイルス1型の生き残り戦略と病原性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
義肢装具療法について、基本的な知識から、日々進化する最新技術まで網羅的に学ぶことができ、臨床に役立つ1冊
●リハビリテーション医療において、義肢装具療法は重要な位置を占めており、最適な義肢装具が選択できれば、使用者の日常生活活動やQOL に大きな利益がもたらされる。
●近年の義肢装具は、素材や材料の開発、豊富なデザイン、高機能化等によって多様化している。真に人々の活動を支えるためには、発症からの回復状況、痙性や感覚障害の有無、筋力低下や関節拘縮の程度といった問題だけでなく、使用する義肢装具の着脱感や装着感、日常生活活動における問題や退院後の生活環境を十分に考慮し、多様化している義肢装具から、適切なものを選択できる力が必要である。
●第1章では義肢装具の構造やメカニズムといった基本的な知識を、第2章では進化した最新の義肢装具について症例も交え解説している。初学者からベテランまで、リハビリテーション医療にかかわる多職種の臨床に役立つ1冊となっている。
【目次】
巻頭言
日本義肢装具学会飯田賞本賞受賞者が義肢装具のこれまで,そしてこれからを熱く語る!
第一章:義肢装具の基本知識
義手の基本知識
義足の基本知識
上肢装具の基本知識
下肢装具の基本知識
義肢装具と社会支援
体幹装具の基本知識
歩行解析の基本知識
義肢装具製作の基本知識
義肢装具臨床現場と研究
第二章 義肢装具の進化(最先端の義肢装具と技術)
義手の進化
最新の 義足
3D技術を活用した上肢装具制作の取り組み
子ども達の活動を支え,「遊び」を引き出す義肢装具
下肢装具の進化
体幹装具の進化
理学療法士と義肢装具
歩行解析の進化
義肢装具製作の進化
作業療法士と義肢装具
・わが国でアルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD )に代表される認知症を患われる方の数は数百万名にのぼり、社会損失は年間十数兆円に達し、われわれ国民の社会生活、経済活動にも重大な影響を及ぼしはじめている。
・2023年に日米で薬事承認されたレカネマブはADの進行を抑える効果がある。投与適否の診断には、 PETスキャン、副作用管理と安全使用にはMRIが重要であり。これらと血液バイオマーカー診断の組み合わせにより、認知症の超早期段階での治療が期待される。
・ADの治療薬が国民に行き渡るには、認知症疾患医療センターの充実をはじめとする医療の均てん化に加えて、 “認知症専門医”の充実は焦眉の急である。本特集では、 ADをはじめとする認知症に関する最先端の知見を、各分野のエキスパートの先生方に解説いただく。
■第1土曜特集 自然リンパ球の生理と病理
・はじめに
・ILCの分化ーーその起源と運命決定制御
〔key word〕自然リンパ球(ILCs)前駆細胞、運命決定、転写因子、IL-7、Notchシグナル、ILC-poiesis
・組織特異的なILCの多様性
〔key word〕組織特異性、自然リンパ球(ILC)、多様性、ILC局在
・1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、1型自然リンパ球(ILC1)、分化、多様性、微小環境
・ILC2と循環器疾患
〔key word〕インターロイキンー33(IL-33)、好酸球、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、肺動脈性肺高血圧症(PAH)
・微小環境変化を敏感に感知するILC2--脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質によるILC2の機能制御
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質
・ILC2の抑制機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、可塑性、抑制機構
・ILC2と疲弊
〔key word〕疲弊様ILC2、活性化による細胞死、慢性アレルギー炎症
・ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、上皮バリア、インターロイキンー33(IL-33)
・ILC2と寄生虫感染
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、寄生虫、原虫、蠕虫、免疫、サイトカイン、2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)
・ILC2と肥満
〔key word〕自然リンパ球(ILC)、2型自然リンパ球(ILC2)、肥満、脂肪組織、腸管
・気管支喘息におけるILC2の役割
〔key word〕気管支喘息、2型炎症、フェノタイプ、エンドタイプ、ステロイド抵抗性
・治療標的としてのILC2の可能性
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、ILC2標的治療、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
・感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、粘膜バリア、細菌叢、自然リンパ球(ILC)、感染防御
・ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、フコシル化、腸管神経系(ENS)
・ILC3と代謝性疾患
〔key word〕腸管免疫、慢性炎症、インスリン抵抗性
・消化管ILCと消化器疾患
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、自然リンパ球(ILC)、寄生虫、IL-22、神経免疫連関
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集「出張鎮静を利用して患者・術者に快適な治療・手術を行うためのコツ」では,歯科麻酔科医が開業歯科医院に出張して歯科麻酔を行う出張鎮静の概略や実際をご紹介し,その利点を探ります.
【目次】
特集 出張鎮静を利用して患者・術者に快適な治療・手術を行うためのコツーチームアプローチによる安全・安心・快適な診療環境の実現ー
特別企画 歯周病と酸化ストレスの関係性を再考する
特別企画 臨床家として捉える 現代の生活歯髄療法(VPT)《後編》
巻頭TOPIC 小さく生まれたお子様とご家族への社会的支援の一例 「リトルベビーハンドブック」について
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 6
デンタルエックス線写真読影 6
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 18
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 16
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 4
「矯正診断」を再考する〜治療ゴールの設定とその意思決定に関わる要素〜 3・完
お悩み解決!パーシャルデンチャー〜知っておくべき基礎知識〜 6
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 12
歯科医療から認知症にどう取り組むべきか? 6・完
TOPIC
事例に学ぶ歯科保険請求 207
歯科医師の多様なキャリアパス 6
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 24
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 3
経済学的視点から歯科業界を読み解く 69
「顎関節症臨床医の会」だより 9
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち・完 24
My Bookshelf〜私の本棚〜 12
Find the Cat!!〜ポンゲを探せ! 12・完
【News & Report】
【Conference & Seminar】
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特別企画「クラック・歯根破折」では,抜歯の大きな原因ともなる歯根破折について,その分類,診断,治療,さらには将来的に利用される可能性のある治療法までを紹介していきます.
【目次】
特別企画 クラック・歯根破折ー人生100年時代,予防歯科が進む時代に増える悩みの種ー
臨床TOPIC
巻頭TOPIC 食器共有に気を付けるとう蝕を予防できるか?
歯内療法に必要な生物学的知識とその臨床的意義〜「科学」と「臨床」のトランスレーション〜 5
エンド治療Q&A 2024 3
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 19
歯周外科を始めるために知っておきたい10のこと 5
デンタルエックス線写真読影 9
お悩み解決!パーシャルデンチャー 9
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 7
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 21
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 9
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか? 「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 3
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 3
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 15
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 3
インタビュー
TOPIC
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 3
歯科医師の多様なキャリアパス 9
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 27
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 6
経済学的視点から歯科業界を読み解く 72
「顎関節症臨床医の会」だより 12
My Bookshelf〜私の本棚〜 15
ゴッホの黒猫を探せ! 3
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
新型コロナ対応に奮闘した島根県からの報告を緊急掲載!
●人口減少,高齢化,医師の地域偏在など,さまざまな課題が山積する地域医療
●自治医科大学学長・永井良三氏 編集のもと,地域医療の最前線に携わるエキスパートが解決に向けた取り組みを解説!
●Withコロナ時代の地域医療と医師育成を展望する一冊
【目次】
【書き下ろし】新型コロナウイルス感染症と地域医療─地域における広域連携と急性期病院の役割
1.地域医療政策の動向─地域医療構想,医師偏在対策,医師の働き方改革を中心に
2.地域連携の諸展開
3.特定行為研修修了看護師がこれからの地域医療にもたらすもの
4.最近の地域人口の動向─続く大都市部への人口集中
5.地域医療構想
6.行政とへき地・地域医療体制─これまで,そして今後に向けて
7.住民参加の地域医療
8.ソーシャルキャピタルと地域医療
9.地域医療にかかわる医師育成─Withコロナ時代の多様なニーズにも対応できる柔軟な医師育成
10.地域枠制度
11.地域医療とワークライフバランス
12.地域医療と災害医療─その考え方と接点
13.地域医療と文化人類学
14.ビッグデータから眺める地域医療
15.公共哲学としての地域医療
16.地域医療における総合診療医の自己完結性
│特集│プラットフォームの覇者は誰か
●パイプライン型事業から脱却せよ
<プラットフォーム革命>
・マーシャル W. ヴァン・アルスタイン ボストン大学 教授
・ジェフリー G. パーカー テュレーン大学 教授
・サンギート・ポール・チョーダリー プラットフォーム・シンキング・ラボ 創業者兼CEO
●ネットワーク効果だけでは成功は難しい
<マーケットプレイス:4つの落とし穴>
・アンドレイ・ハジウ ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・サイモン・ロスマン グレイロック・パートナーズ パートナー
●製品競争力の高い企業から収益モデルを転換
<プラットフォーム企業へ移行する法>
・フェン・ジュウ ハーバード・ビジネス・スクール 助教授
・ネイサン・ファー INSEAD 助教授
●【インタビュー】<IoTはネットワークの未来に何をもたらすか>
人工知能も経済主体となる時代
・暦本純一 東京大学大学院 教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
●<既存企業の4つの選択肢>
なし崩しの規制緩和にいかに対応するか
・ベンジャミン・エデルマン ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・ダミアン・ジェラディン ティルブルフ大学 教授
●<求められるのはイノベーションと起業家精神>
21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
・平野正雄 早稲田大学ビジネススクール 教授
│HBR翻訳論文│
●<経営戦略>M&Aは買収相手を強くすることで高収益を実現
企業買収は与えることで成功する
・ロジャー・マーティン トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
●<組織学習>学び、共有し、対策を常時チェックする
失敗からのリターンを高める法
・ジュリアン・バーキンショー ロンドン・ビジネススクール 教授
・マーティン・ハース ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 准教授
●<リーダーシップ>人材採用と能力開発に秀でたリーダー
スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
・シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授
│連載│
●世界標準の経営理論
[第25回]センスメイキング理論
「未来はつくり出せる」は、けっして妄信ではない
・入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授
│巻頭言│
●伝統の技が多様性を生む
・佐藤祐輔 新政酒造 代表取締役社長
│Idea Watch│
●男女差はフライト予約にも表れる
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●いつも罵る上司は気まぐれ上司よりまだマシである
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●CMOは付加価値を提供しているか
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●アクセス数の多い都市は経済的に発展する
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●ゼネラリストはスペシャリストより就職に強い
・ジェニファー・メルルージ テュレーン大学 助教授
│リーダーは「描く」│
●組織の影を取り払い、光で照らす
・安渕聖司 SMFLキャピタル 代表取締役社長兼CEO
│Vision Statement│
●権力の真の在り処を発見する
・マイケル・セガーラ HEC スクール・オブ・マネジメント 教授
│前号を読んで│
●「現在の課題」についても言及してほしい
・土井 剛 インターリスク総研 マネージャー
●パターン認識できる掘り下げがほしい
・吉沢康弘 インクルージョン・ジャパン 取締役│特集│プラットフォームの覇者は誰か
●パイプライン型事業から脱却せよ
<プラットフォーム革命>
・マーシャル W. ヴァン・アルスタイン ボストン大学 教授
・ジェフリー G. パーカー テュレーン大学 教授
・サンギート・ポール・チョーダリー プラットフォーム・シンキング・ラボ 創業者兼CEO
●ネットワーク効果だけでは成功は難しい
<マーケットプレイス:4つの落とし穴>
・アンドレイ・ハジウ ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・サイモン・ロスマン グレイロック・パートナーズ パートナー
●製品競争力の高い企業から収益モデルを転換
<プラットフォーム企業へ移行する法>
・フェン・ジュウ ハーバード・ビジネス・スクール 助教授
・ネイサン・ファー INSEAD 助教授
●【インタビュー】<IoTはネットワークの未来に何をもたらすか>
人工知能も経済主体となる時代
・暦本純一 東京大学大学院 教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
●<既存企業の4つの選択肢>
なし崩しの規制緩和にいかに対応するか
・ベンジャミン・エデルマン ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・ダミアン・ジェラディン ティルブルフ大学 教授
●<求められるのはイノベーションと起業家精神>
21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
・平野正雄 早稲田大学ビジネススクール 教授
│HBR翻訳論文│
●<経営戦略>M&Aは買収相手を強くすることで高収益を実現
企業買収は与えることで成功する
・ロジャー・マーティン トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
●<組織学習>学び、共有し、対策を常時チェックする
失敗からのリターンを高める法
・ジュリアン・バーキンショー ロンドン・ビジネススクール 教授
・マーティン・ハース ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 准教授
●<リーダーシップ>人材採用と能力開発に秀でたリーダー
スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
・シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授