酸素を媒体とする酸化酵素や抗酸化酵素、抗酸化物質などの研究が進み、健康長寿の実現を目指し、酸化・還元反応を制御する生命支援の技術開発が進められている。本書では、活性酸素・フリーラジカルの定性と定量による計測、評価を基盤とした新たな応用研究について解説する。
構築から利活用まで、アーカイブに携わる全ての人へ贈るー。増え続けるデジタル・アーカイブ。何を見せればよいのか。どこを探せばよいのか。混迷の中にいる制作者・利用者のために、積み重ねた知恵と実例。Europeanaの起ち上げ、東寺百合文書のWEB公開、電子図書館、そして国立デジタルアーカイブセンター構想…。新たな仕組みは、ここから生まれる。
大阪と堺を結ぶチンチン電車のレトロ復活。日本最高齢、昭和三年生まれで八十余歳の「モ161」が恵美須町〜浜寺駅前(阪堺線)と、天王寺駅前〜住吉公園(上町線)を今日も元気一杯走り抜ける。「モ161」「モ501」「モ701」による架空座談会も。
3名の解答のフローを秒単位で再現!手の内、明かします。
「蕎麦」「つゆ」「値段」「雰囲気」「接客」の5項目を独断と偏見で採点。
“異郷”である東アジアの都市で日本人は「自己」と「他者」をどのように捉えたのかー。中国大陸部を代表する港湾都市である大連と上海、台湾最大の都市・台北に焦点を当て、19世紀後半〜20世紀前半の「外地」における都市体験を考察。日本人の異文化体験・交流から、政治史、経済史、外交史からは見えない新しい歴史を探る。
建物、まち、コミュニティ。長寿命建築が織りなす再生。
「ことばの教育」の実践を通して、私たちはどのような人間の在り方、またどのような社会の在り方を目指しているのか、という根本的な問題について、言語教育、言語政策、人権/共生論、シティズンシップ教育等、それぞれの立場から考察し、「共生社会」実現のための「ことばの教育」の理論的視座を提示する。
本書は、ヘルスカウンセリング学会のカウンセリング方式を歯科衛生士の臨床にあてはめて解説。第1部では、その基本的考え方と技法を、第2部では、歯科衛生士の臨床にあてはめた事例を、第3部では、今後の展開を提言する。
「人格障害」の人びとにどう対応したらいいのか、医師や看護師たちが編み出してきたさまざまな工夫を理論的に跡付け、臨床的に実践したレポートであり、当事者の苦悶の彷徨記を収録する。
セックスワーカーは男の「排泄の道具」なのか。
売春の是非を中村うさぎが風俗嬢から学者までと語り合い考える。
はじめに●なんとなく「風俗はダメでしょ」と思っているすべての人へ
PART1●なぜ彼女たちは風俗嬢として生きるのか?
風俗嬢ぶっちゃけ座談会
電マ大好きイケメンから、80歳のおじいちゃんまで。
風俗とは男にとってのディズニーランドだ!
現役風俗嬢アンケート 中塩智恵子
風俗嬢聞き書きメモ2000年〜2016年
対談 中塩智恵子×中村うさぎ
風俗嬢たちを蝕むイジメや性的虐待の過去。
売春には根深い社会の問題が潜んでいる
対談を終えて
男性優位社会の一番の被害者が
男性である限り、セックスワーカー差別は
なくならないのかもしれない
寄稿 中塩智恵子
レイプに中絶。風俗の犯罪化が
風俗嬢を危険に晒す
対談 神田つばき×中村うさぎ
女としての性的な価値が知りたい!
ママは39歳でAV女優
対談を終えて
母が女を取り戻すと、社会の制裁が下る!
寄稿 畑野とまと
セックスワーカーは女だけじゃない!
トランスジェンダー風俗嬢の現場レポート
PART2●セックスワークをなくせば女たちは救われるのか?
対談 坂爪慎吾×中村うさぎ
障碍者の「性」に向き合うことで
売春を福祉の言葉で書き換える
対談を終えて
この社会からこぼれ落ちた人々を
セックスワークが救う、という可能性
対談 開沼博×中村うさぎ
「漂白される社会」は、
本当に住みやすい社会と言えるのか?
対談を終えて
個人の「幸福」や「居場所」は
他人が口出しすることじゃない
PART3●性の売買は何故、「穢れ」と見做されるのか?
対談 伏見憲明×中村うさぎ
「性を売ること」へのタブー感は
どこから生まれているのだろう?
対談を終えて
フェミニズムのパターナリズム。
「性の解放者」が「性の抑圧者」になった
対談 佐藤優×中村うさぎ
売春をすると魂が毀損されるのか?
売春反対派にタブー視の理由を聞く
対談を終えて
個人の快・不快を社会的善悪に置き換えることの危険性
「終わりに」に代えて
支援者リスト
編著者プロフィール
アル中、家庭内暴力の果てしない連鎖からわたしは脱出した!夫から妻への暴力、アルコール依存、薬づけ、ギャンブル狂…共依存に苦しんだ人々の手記と治療の第一人者によるアドバイス。
これまで人文社会科学がほぼ無視してきた放射性物質について、国際的な視野でその歴史を明らかにする。世代を超えた超長期にわたる放射性物質の蓄積という核時代がいかに形成され、放射線は社会にどのような事態をもたらし、人びとはその影響にどうあらがってきたのか。
第1部 放射線影響評価の作為
第一章 世界大戦期ドイツにおける戦場医学と放射線防護の発展 北村陽子
第二章 ABCCの被爆者調査ーー治療と調査をめぐる攻防 中尾麻伊香
第三章 隠匿されたビキニ水爆実験被ばく者 高橋博子
第四章 “乗り越えられなかった壁”--一九五〇年代末〜六〇年代初頭のソ連における放射線影響研究 市 川浩
第2部 放射性物質をめぐる確執
第五章 フランスにおける初期の核燃料サイクルの歴史ーー使用済核燃料再処理と高速増殖炉の蜜月時代 小 島智恵子
第六章 英国の「周縁」オークニー諸島におけるウラン採掘抵抗運動ーーローカリズムと越境的連携の模索と 葛藤 友次晋介
補論1 チェルノブイリ原発事故後のドイツとフィンランド 佐藤温子
第七章 マンハッタン計画国立歴史公園における展示の現状ーーハンフォード・サイト周辺地域の歴史を中心 に 川口悠子
第八章 トリウム熔融塩炉開発の歴史と現在 和田喜彦
第九章 日本における核燃料物質「加工」事業の歴史的展開ーー東海村・住友金属鉱山・JCO臨界事故 山 本昭宏
第3部 福島第一原発事故とその後
第一〇章 「低線量長期被ばく都市・フクシマ」の十年ーー住民として、研究者として暮らす 後藤宣代
第一一章 福島原発事故後の日本で起こったこと、これから世界で起こることーー放射線の健康影響をめぐる 科学論争と政治 藤岡毅
補論2 住民の被ばく線量データを扱った論文の撤回 山内知也
第一二章 フクシマ核惨事とオーストリアの反原子力政治 若尾祐司
第一三章 気候変動の否認と原発ルネサンスの夢ーードイツ極右のエネルギー・プロパガンダ 木戸衛一
補論3 ドイツにおける医師の平和運動 竹本真希子
座談会 核とコロナ
ひとくちにメガシティといってもその実態は多様である.本巻では,都市地域生態圏という括りを提案し,地球上の18のメガシティを比較分析する.なかでも都市範囲,人口,居住環境,都市計画に着目し,その共通性と多様性を明らかにし,全球全史上にメガシティを位置づける.
シリーズ刊行にあたって(村松 伸)
重要用語解説
第1章 総説:全球都市全史からの示唆
第2章 メガシティの多様性と共通性:都市地域生態圏,人口圏
第3章 都市地域生態圏にみた18メガシティの動態
第4章 居住環境の地球史:メガシティの地域性と連動性
〈座談会〉全球18メガシティを比較する
【付録】18メガシティ総覧:その発展経路と居住環境
Megacities Vol.2 Evolution and Diversity of Megacities
Shin MURAMATSU, Naoko FUKAMI, Kyota YAMADA & Yuta UCHIYAMA, editors