・電子顕微鏡の開発は、超薄切片作製法や染色法などのさまざまな関連技術の進歩を伴い、生命科学研究に大きな革命をもたらした。
・近年の技術革新においてはボリューム電子顕微鏡細胞が注目を集めており、細胞や組織だけでなく、個体全体を対象に広範囲の微細構造を三次元的にとらえる技術が発展してきている。
・従来の観察では断片的にしか捉えられなかった構造同士の相互作用や立体的な関係性などを可視化できるようになってきたいま、本特集ではさまざまな分野における最先端の医学研究を取り上げ、電子顕微鏡技術が医学研究の進展に果たした貢献について紹介する。
■電子顕微鏡が照らす医学研究の最前線
・はじめに
・ボリューム電子顕微鏡を活用したポドサイトの3D超微形態解析
〔key word〕ボリューム電子顕微鏡(vEM)、収束イオンビーム走査型電子顕微鏡(FIB-SEM)、アレイトモグラフィー、ポドサイト、糸球体
・脳動脈瘤の病態形成機構の解明における電子顕微鏡の貢献
〔key word〕脳動脈瘤、三次元構造、細胞形態、細胞活性化、連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)
・三次元電子顕微鏡による内在性神経幹細胞由来新生ニューロンの移動・成熟機構の解明
〔key word〕ニューロン新生、内在性神経幹細胞、脳室下帯、新生ニューロン
・ボリューム電子顕微鏡が切り拓く腎病理の三次元パラダイム
〔key word〕ボリューム電子顕微鏡(vEM)、連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)、糸球体腎炎、IgA腎症、ループス腎炎
・マクロからミクロレベルに至る脳構造変化の階層的解析を用いたジスキネジアの病態メカニズム解明
〔key word〕ジスキネジア、淡蒼球(GPe)、神経終末、小胞GABAトランスポーター(VGAT)、ドパミン
・家族性中枢性尿崩症の病態解明における
〔key word〕バソプレシン(AVP)、中枢性尿崩症、小胞体ストレス、ライソソーム
・三次元電子顕微鏡解析による甲状腺乳頭癌の核形態特性の解明
〔key word〕甲状腺乳頭癌、核形態、連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)
・三次元相関光電子顕微鏡法により明らかとなった気道防御反射を担う希少感覚上皮細胞
〔key word〕チャネルシナプス、タフト細胞、咳、嚥下
●TOPICS 癌・腫瘍学
・RNAスプライシング異常に由来する腫瘍特異的抗原の探索
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・新型コロナウイルスの増殖能と発熱応答
●連載 イチから学び直す医療統計(19)
・メタアナリシス
〔key word〕系統的レビュー、メタアナリシス、固定効果モデル、変量効果モデル、予測区間
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(9)
・創傷管理におけるAIを利用した創傷自動評価システムの開発
〔key word〕深層学習、wound segmentation、創傷評価、難治性創傷、AI診断
●連載 医師の働き方改革ーー取り組みの現状と課題(8)
・臨床研修医の勤務体制の見直しの是非
〔key word〕 働き方改革、診療参加型研修、教育の質の格差、タスク・シフト/シェア
●FORUM 人間社会の未来 --専門家が予見する人類の行方(4)
・よりウォーカブルな都市へ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
産官学の有識者が“医学・工学の融合”、“医工連携”をキーワードに最先端の研究開発内容を一挙紹介!
●多くの研究機関において医工連携研究が推進されている。一方、新規性の高い医療技術開発の成果がわが国発の医療技術として製品化まで至り、さらに臨床で広く活用されている製品は限定的である。
●わが国はその平均余命が世界で最も長い国のひとつであり、優れた臨床医学の知見が蓄積されている。そのため、今後こうした臨床医学の知見を活用した新たな医療技術開発がさらに進められるべきであろう。
●本特集では“医学・工学の融合”、“医工連携”というキーワードで、産官学の有識者による産業政策・研究開発振興策、人材教育、具体的な最先端の研究開発内容などの幅広い話題を取り扱っている。
【目次】
1.健康・医療戦略(第2期)に基づく日本医療研究開発機構(AMED)の医療機器・ヘルスケアの研究開発支援─概況と最近の進捗
2.医工連携による新産業創出への期待
3.厚生労働省における医工連携研究支援の現状と課題
4.医工連携のための高度研究人材養成
5.バイオデザイン─医療テクノロジーイノベーターの世界的ネットワークへようこそ
6.循環器分野医療機器開発・実用化における医工連携の重要性
7.心臓シミュレータの研究開発と医工連携
8.バイオマテリアル研究開発とその人材育成における異分野・産学連携の重要性
9.先端医療材料開発と医工連携
10.臨床不整脈イメージングシステムの開発における医工連携
11.医工連携による不整脈診断技術開発
12.外科治療支援技術開発における医工連携
13.治療用医療機器における医工連携の重要性
14.医工連携研究成果の産業界への導出における課題
15.医工連携による内視鏡外科分野における情報支援技術開発
16.医情連携による医用画像処理に基づく医療機器システムの開発
17.レギュラトリーサイエンス分野における医工医療機器開発者の育成
・B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの感染による慢性肝炎、あるいはアルコール肝炎、肥満症に伴う非アルコール性脂肪肝炎などが原因で肝硬変が進む。
・肝線維化進行による門脈圧亢進により側副血行路形成や腸管浮腫をきたし、静脈瘤形成やその破裂、腸内細菌などPAMPsに影響を受けたり、便秘や解毒能の低下からくる脳症、近年ではPoPHにもつながることが解明されてきた。
・ウイルス制御も可能になった今、われわれは今まで“No return point”を超えたとあきらめていた肝硬変症患者に対する次世代治療の開発、あるいは悪化させない新たな治療の開発を進めていかなければならない。
■ 肝硬変は治るか? 組織改築改善・研究の最前線
・はじめにーーNo return pointを超えるためのTranslational Research & Reverse Translational Research
【基礎】
・肝線維化進行の機序
〔key word〕肝線維化、肝星細胞、筋線維芽細胞、細胞外マトリックス、コラーゲン
・iPS細胞を用いた創薬研究ーー肝線維化治療薬の開発
〔key word〕iPS細胞(人工多能性幹細胞)、肝線維化、静止期星細胞
・幹細胞・オルガノイドを用いた肝線維化研究の最前線
〔key word〕肝線維化、iPS細胞、肝星細胞、ビタミンA、肝オルガノイド
・線維化改善機序からみた肝線維症の治療戦略
〔key word〕肝線維症、線維化改善機序、肝星細胞、脱活性化誘導
・薬剤による肝線維化改善ーーADAMTS13を含めて
〔key word〕肝硬変、肝線維化、レニンーアンジオテンシン系(RAS)、インスリン抵抗性、分子標的治療薬
【トランスレーショナルリサーチ】
・間葉系幹細胞、エクソソームを用いた肝硬変治療
〔key word〕間葉系幹細胞、エクソソーム、肝硬変
・ビタミンAをターゲットにした肝線維化改善剤の開発
〔key word〕肝星細胞(HSC)、ビタミンA、HSP47
【臨床】
・抗ウイルス療法による肝線維化改善
〔key word〕抗ウイルス治療、肝線維化、C型肝炎、B型肝炎
・門脈系血行動態の改変による肝線維化改善の可能性
〔key word〕肝硬変、門脈圧亢進症、血行動態、肝線維化、バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)
●TOPICS
皮膚科学
・免疫チェックポイント阻害薬誘発皮膚免疫関連有害事象ーー乾癬様皮膚炎を中心に
社会医学
・大切な人を介護した経験は「人生会議」実施に関連するーー「人生の最終段階における医療に関する意識調査」の分析から
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・24.疥癬ーーその治療と対策(病型が違えば感染力も大違い)
〔key word〕通常疥癬、角化型疥癬、イベルメクチン、フェノトリン
オンラインによる医療者教育
・10.オンラインを活用した模擬患者参加型医療面接教育ーー大阪市立大学での試み
〔key word〕模擬患者、オンライン活用型教育、Web会議システム、医療面接教育
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・8.マーモセットーーそのユニークな特性と、ヒトとの類似性
〔key word〕小型、繁殖特性、社会性、ライフサイクル、感染症
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・2.COVID-19の疫学ーー発生率、死亡率、年齢、性別、患者背景、発生様式、発生地域、とくに世界と日本のデータ比較
●フォーラム
子育て中の学会参加
・16.耳鼻咽喉科医の場合
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●病理検査において、視覚からの情報は重要であり、摘出された臓器の肉眼所見から、さまざまな臨床情報を得ることができます。
●本特集では、「肉眼病理学ー臓器の形・色・硬さから学ぶ」と題して、各臓器の病変部における形・色・硬さに注目して肉眼像を理解できるように詳しく解説。また、実際の切り出し業務にもふれることで、現場で活かせる実践的な内容となっています。
【目次】
1.肉眼病理学とは?-肉眼観察と切り出しの重要性
2.臓器別にマスター! 肉眼観察と切り出しのポイント
1)子宮頸部・体部、卵巣
2)肺
3)乳腺
4)食道、胃、腸
5)肝
6)胆嚢、膵臓
■Editorial-今月のことば
臨床検査技師の生涯教育に携わることになって
■話題ーNEWS&TOPICS
『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第5版』が公表に
『遺伝学的検査受託に関する倫理指針』が改定に
■アプローチ別に学ぶ!微生物検査室のAS貢献
2.グラム染色、簡易同定検査ー迅速な菌種推定のために
■基礎講座
交差適合試験用検体で溶血となった時の対応
認知機能の把握に用いられる事象関連電位
関節リウマチの今
■いまさら聞けない
ウイルス感染症診断における抗体検査の活用法
■MT Seminar
ペットから罹る感染症
■FOCUS
『血液培養検査ガイド 第2版』のポイントー血液培養検査の意義と目的を中心に
■臨床検査Q&A
結局のところ、採血のスピッツ分注(注射器採血の場合、真空採血の場合)の順番はどれが正解なのでしょうか?
現在、化学発光法を用いた免疫測定法としては、化学発光免疫測定法(CLIA)、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)の3種が使用されていると思いますが、それぞれの違いを教えて下さい。
■メディカルスタッフ職業図鑑
8.理学療法士
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本特集は『誤嚥性肺炎予防は次のステージへ』です.1999 年,定期的な口腔ケアの実施により肺炎の発症・重症化が歴然と低下することを示す論文(Yoneyama T, et al. Lancet.1999)が発表され,国内外から大きな注目を集めました.本特集では論文発表後20 年となる本年,論文のFirst Author である米山氏の呼びかけでお集まりいただいた臨床家,研究者の方々により,「誤嚥性肺炎」の病因,病態,予防策を改めて整理・検証し,次のステージを見据えたストラテジーの展望について語っていただきました.
特集 誤嚥性肺炎予防は次のステージへ〜予防を具現化するための他職種連携,歯科医師・歯科衛生士の役割〜
特別企画 歯周疾患とインプラント周囲疾患の新分類を読み解く《後編》
特別寄稿 顎関節症患者への医療面接
特別寄稿 使ってもらえるナイトガード
臨床TOPIC 要介護高齢者に対するCAD/CAM による総義歯製作法の応用
TOPIC 第2 回永久歯の抜歯原因調査概要と主な結果
天然歯を守る 78
エンド治療Q&A 2019 6
インプラントオーバーデンチャーの最新エビデンスと臨床 2
トピックから紐解く 歯内療法 10
コーヌスクローネ再考 6
TOPIC
若手歯科医師によるCase Presentation
次の世代が考える 摂食嚥下リハビリテーション 〜歯科診療室,訪問診療,教育,研究の現場から〜 2
全部床義歯臨床のビブリオグラフィーII 3
事例に学ぶ歯科保険請求 169
海外アカデミアへの挑戦ーDream it.Do it.- 3
経済学的視点から歯科業界を読み解く 15
これで困らない! 患者トラブル対応 9
Dr.Hiro の続・非ペリオ的日常〜診療外の日常からみえること〜 6
海外学会の楽しみ方! 9
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
●医学のあゆみの好評連載「Sustainable Developmentを目指した予防医学」が待望の別冊として刊行.
●21世紀の医療は“予防医学の時代”といわれ,教育と告知活動,そして適切な介入などの予防対策に注力することが求められる.国連が“持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)”として,2030年までの活動目標を掲げており,このSDGの三番目に“すべての人に健康と福祉を:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し,福祉を推進する”とある.
●本書は,こうした流れを受け,生活習慣や環境汚染物質などの外的環境要因が健康に与える影響,社会関係資本(ソーシャルキャピタル)と健康の関わりなどについてエキスパートが解説.予防医学のいま,そして未来が展望できる一冊!
1.Sustainable Developmentと予防医学:WHOの動向
2.環境と子どもの健康に関する予防医学:WHOの動向
3.複合的観点からみた糖尿病の予防医学
4.周産期領域と予防医学
5.アレルギーと予防医学
6.高齢者と予防医学I:個人レベルの社会環境要因へのアプローチ
7.高齢者と予防医学II:地域レベルの社会環境要因へのアプローチ
8.医療情報と予防医学
9.PacBioRSIIを用いたインターフェロンフリー療法無効症例の原因となった変異の検出法ーダクラタスビル+アスナプレビルを例として
10.正確なサンガ法を行うために
11.運動器検診と小児運動器疾患の予防
12.ロコモティブシンドロームと予防医学の現状
13.発達障害診断の増加は予防を考えうるのか?
14.疾患の遺伝要因と予防医学
15.食物由来の化学物質曝露とそのコントロール
16.室内空気質由来の化学物質健康障害と環境改善型予防医学
17.ケミレスタウン・プロジェクト フェーズIII-住宅のイノベーションを目指した取組み
18.健康とまちづくりI:住空間デザインの可能性
19.健康とまちづくりII:公共空間・地域デザインの可能性
20.出生コホート研究ー子どもたちの健康を守る環境づくりのために
●本特集では、「糖尿病:社会的スティグマへのアドボカシー活動の現状ー糖尿病とともに無理なく不利なく暮らせるためにー」と題して、糖尿病患者の抱えるスティグマ、社会的不利益、いわれなき差別の除去を目指し、スティグマとは何か、またそれに対するアドボカシー活動のあり方について、最新の知見や情報を掲載。
●2019年から日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が合同アドボカシー委員会を立ち上げており、この合同委員会にも関与している執筆陣が、糖尿病の正しい理解を促進する活動のあり方、糖尿病患者が安心して社会生活を送ることのできる社会形成を目指す活動のあり方について、丁寧かつ詳しく解説している。
【目次】
MAIN THEME 特集 糖尿病:社会的スティグマへのアドボカシー活動の現状ー糖尿病とともに無理なく不利なく暮らせるためにー
糖尿病をもつ人への社会的スティグマに対するアドボカシー活動
1.世界における糖尿病のアドボカシーの現状
2「生活習慣病」というラベルの歴史と国内外の動向,そして功罪
3「糖尿病」という病名と糖尿病への偏見
4.看護においてスティグマはどう考えられてきたか
5.実臨床における糖尿病患者のもつスティグマ
6.Self-stigma(セルフスティグマ)が糖尿病療養に及ぼす影響
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 岡本医院 おかもと糖尿病・内分泌クリニック
確固たる方針と柔軟な先進性で地域に新たな風を吹き込む
FORUM
病因と診断
第2回 1型糖尿病の発症・進展予知のバイオマーカー:自己抗体・遺伝因子
合併症I-ED-
第2回 糖尿病性EDの診断
合併症II-肥満症ー
第2回 肥満糖尿病の食事療法・運動療法と行動療法
薬剤
第2回 これからの2型糖尿病治療薬: GLP-1/GIP受容体作動薬
食事
第2回 「個別化」を重視する食事療法の時代
運動
第2回 サルコペニア(2)評価
検査
第2回 「しめじ」「えのき」だけじゃない! 合併症と検査(2)骨粗鬆症と臨床検査
OVERSEAS
2型糖尿病における胃バイパス手術による体重減少後の腎および心血管アウトカム:心腎のリスク抑制はアテローム動脈硬化に対するベネフィットを上回る
SERIES 糖尿病と保険診療
第53回 糖尿病の治療薬2020(後編)注射薬と特定医療保険材料について
SPOT 歯科と歯周と糖尿病と
第2回 歯科の病気と糖尿病
糖尿病の療養指導Q&A
糖尿病患者の爪の処置
週1回タイプのインスリン製剤
FROM DIABETES STAFFS
2型糖尿病患者における週末2泊3日糖尿病短期教育パス入院による血糖コントロール改善効果に関する検討
STUDY 続々・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第2回 CARDS
ESSAY 鉄・輪だよりー鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅ー
第17回 北沢川・烏山川
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[山形県小児糖尿病サマーキャンプ]日常生活で役立つ糖尿病サマーキャンプを目指して
◆Editorial 「昼の時間」と「夜の時間」|藤沼康樹【イントロダクション】総合診療とMedical Humanities|藤沼康樹【第1部 人文社会科学から見る総合診療】1医療人類学から考える「語る」行為と物語性|宮地純一郎2社会学の視点で読み解く日常生活の医療化|的場智子3現象学的アプローチによる病いの理解|宇多 浩4医療現場の不正義を考える─epistemic injusticeの視点から|加藤光樹5精神分析とMedical Humanitiesの裏面|西依 康◆第2部 物語として読み解く医療と人間1批評への誘い|福嶋亮大2ケアと文学─不確実性に耐える力を鍛えるには|小川公代3映画に見る医師像の変遷|浅井 篤4ブラック・ジャックの医学教育─孤高の天才外科医は命に向き合う|今村弥生5芸術療法の歴史から学ぶ|川田都樹子◆第3部 実践編1Medical Humanities を活かした症例カンファレンス|飯田淳子2Health Humanitiesの卒前医学教育への導入と臨床への応用可能性─哲学と人文学が拓く医療者教育|孫 大輔コラムーMedical Humanities に関連した発信の仕方─BJGP Lifeへの投稿経験から|横田雄也【ゲストライブ】美学と医療の交差点|伊藤亜紗|尾藤誠司|藤沼康樹
・65歳未満の若い年代に発症する認知症のことを若年性認知症とよんでいる。高齢発症の認知症に比べるとその頻度は少ないものの、本人および家族は高齢発症の認知症とは異なる深刻な心理的・社会的課題に直面している。
・若年性認知症の本人や家族のニーズに合った診断後支援や社会的支援のあり方、症候学的なプロフィルに合わせた診断・治療・リハビリテーションのあり方について、意味のある重要な知見が集積されてきている。
・疾患修飾薬によるプレクリニカル(前臨床)期からの治療が現実化しつつあり、体液バイオマーカーや神経画像検査を用いた新たな早期診断・治療戦略の開発と医療サービス提供体制の整備が求められている。
■ 若年性認知症 -臨床・基礎・社会的支援のstate of arts
・はじめに
・若年性認知症の疫学と社会政策
〔key word〕若年性認知症、有病率、発生率、生活実態、社会政策
・若年性認知症の診断と診断後支援ーーアルツハイマー型認知症を中心に
〔key word〕若年性アルツハイマー型認知症、診断後支援、若年性認知症支援コーディネーター
・行動症状が優勢な若年性認知症の治療と社会的支援ーー自立支援医療制度の問題点を含めて
〔key word〕前頭側頭型認知症(FTD)、若年性アルツハイマー病、行動障害、自立支援医療、社会的支援
・失語を主症状とする若年性認知症の症候学
〔key word〕原発性進行性失語症(PPA)、前頭側頭型認知症(FTD)、アルツハイマー型認知症、意味性認知症(SD)、進行性非流暢性失語(PNFA)
・若年性認知症の体液バイオマーカー研究
〔key word〕若年性認知症、若年性アルツハイマー病、脳脊髄液バイオマーカー、血液バイオマーカー
・若年性認知症の人の就労と社会参加権利
〔key word〕就労、社会参加、権利、アイデンティティ、ハブ機能、自己選択と決定
●TOPICS
小児科学
・小児科から内科診療科への円滑な移行ーー小児期発症慢性肝疾患における移行期医療の現状と課題
癌・腫瘍学
・慢性炎症によるエピゲノム異常とがんーーその分子メカニズム
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・18.“古くて新しい”住血吸虫症
〔key word〕住血吸虫、虫卵検査、輸入感染症、人獣共通感染症
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・17.超音波エラストグラフィによる肝線維化診断
〔key word〕超音波エラストグラフィ、SWE(shear wave elastography)、フィブロスキャン、肝線維化、肝硬変
オンラインによる医療者教育
・4.同期オンラインによるTBL(team-based learning)
〔key word〕チーム基盤型学修、TBL、オンライン、Teams、Moodle
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・2.ウーパールーパーーー“蛇足”つけます!? 驚異のわがままボディ
〔key word〕ウーパールーパー、四肢再生、FGF、BMP、過剰肢付加モデル
●フォーラム
子育て中の学会参加
・10.脳神経外科医の視点からーー学会とんぼ返りからWeb参加へ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・未来社会に画期的な革新をもたらすプラットフォームと期待されるメタバースは、仮想世界であるDigital Twin型と仮想空間に複数のアバターが社会活動できるCollaboration型に大別される。
・メタバースは、医学生や医療専門家にリアルなシミュレーションや講義、共同学習体験へのアクセスを提供し、医学教育を変革する可能性があるが、メタバース内でのプライバシー保護やセキュリティへの懸念もある。
・本特集では、メタバースの医学教育分野(診断、外科教育とVR、手術支援などの)への取り組みを中心に紹介するほか、緩和医療,母子保健、認知症などへの応用についてもトップランナーに最新知見を紹介いただく。
■メタバースの医療への展開
・はじめに
・メタバースの情報技術ーーVRけん玉トレーニングシステムの医学教育への応用
〔key word〕メタバース、トレーニングシステム、医学教育
・メタバース×診断の可能性
〔key word〕メタバース、オンライン診断、XR(extended/cross reality)
・メタバースと医学教育ーー未来の医師養成の新たな展開
〔key word〕医学教育、メタバース、医療シミュレーション
・外科教育とVR(仮想現実)、メタバース
〔key word〕VR(仮想現実)、VR手術シミュレータ、手術教育、メタバース、多職種教育
・メタバースやXRの手術支援
〔key word〕医用融合三次元画像、VR(仮想現実)手術シミュレーション、脳神経外科
・メタバースと緩和医療ーーVR空間を通じた患者のピアサポート
〔key word〕緩和ケア、がんピアサポート、コミュニケーション、運動習慣
・認知症にやさしい地域づくりを目指したVRの教育的活用
〔key word〕認知症にやさしい地域(DFC)、認知症、VR(仮想現実)、市民啓発
・母子保健分野でのメタバースの活用
〔key word〕メタバース、VR(仮想現実)、アバター、リテラシー、産後うつ
・メンタルヘルスにおけるメタバースの可能性と留意点
〔key word〕メタバース、メンタルヘルス、集団精神療法、心理劇、予測的符号化(predictive coding)
●TOPICS 生化学・分子生物学
・TIA-1プリオン様ドメインのALS変異は高度に凝縮した病原体構造を誘起する
●TOPICS 薬理学・毒性学
・経口抗凝固薬の間質性肺炎リスク
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(12)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編1--マムシとアオダイショウ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、マムシ、アオダイショウ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(3)
・NDBを用いた地域医療の質指標の開発
〔key word〕地域医療、医療の質指標(QI)、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)、急性心筋梗塞(AMI)、脳梗塞
●FORUM
・AI・ビッグデータを用いた新規疾病発症予測搭載・次世代健診システムの構築と運用
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●サルコペニアは、高齢者のQOLと健康寿命に大きな影響を与える重要な課題です。2024年に改定されたGLIS基準は、サルコペニアの概念を明確にし、診断基準を世界的に統一することで、より早期からの介入を可能にしました。
●本特集では、GLIS基準に基づくサルコペニアの診断と、最新の栄養介入のエビデンスについて詳しく解説します。本特集が、臨床の最前線で活躍する管理栄養士や医療従事者のサルコペニア対策の実践の一助となることを願っています。
【目次】
GLIS基準のサルコペニア
一次性サルコペニアに対する栄養の予防と治療のエビデンス
保存期および透析期の慢性腎臓病を合併したサルコペニアに対する栄養療法の予防と治療のエビデンス
慢性心不全に合併したサルコペニアに対する栄養療法に関するエビデンス
慢性呼吸不全を合併したサルコペニアに対する栄養の予防と治療のエビデンス
糖尿病を合併したサルコペニアに対する栄養の予防と治療のエビデンス
肝硬変に対するサルコペニアの観点からみた栄養療法の予防と治療のエビデンス
明日から役立つ食事介助のコツ〈前編〉
「食事介助スキルスコア」の概要と活用ポイント
スポット
食札を利用した患者教育
小児での体組成分析装置を用いた基礎代謝量の検討
ズームアップ
摂取栄養素バランスとメタボリックヘルス・寿命との関係
-メチオニン制限を中心とした摂取たんぱく質の「量」と「質(たんぱく源)」の観点からの考察
学会レポート
10th Asian Conference for Frailty and Sarcopenia(ACFS 2024)に参加して
Break
ストレス軽減! 管理栄養士のアンガーマネジメント講座(2)
医療系他職種とのかかわり
ちょこっとヨガでリフレッシュ(2)
YOGA de温活 -むくみ改善! 巡りサポート
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
「食と健康」をキーワードに栄養疫学的視点での教育・研究を行う
〈新連載〉EBN実践につなげる! 栄養疫学研究最新トピックス(1)
連載開始にあたって
日本人のための24時間食事思い出し法ウェブシステムの開発に向けた研究動向
みんなで学ぶ 栄養管理のための臨床推論ケーススタディ(2)
食欲不振を生じた慢性硬膜下血腫患者の症例
谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(8)
非日常的な水分補給法:栄養輸液
これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(9)
経腸栄養剤の分類:専門家らしく、徹底的に勉強しよう(2)
こんだてじまん
じまんの一品 星空ゼリー
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●病理解剖(剖検)は、病死した患者さんのご遺体と向き合い真実を追求する重要な病理診断業務の一つです。死亡原因を探るため、治療効果を判定するためだけでなく、各病院で行われている臨床病理検討会(clinicopathological conference;CPC)を通じた医学教育にも貢献しています。
●臨床検査技師は病理解剖において大きな役割を担っており、実際の現場では剖検医と以心伝心できる高度な技術や知識が要求されます。本特集では、病理解剖の歴史的背景から現状についてふれながら、各工程における臨床検査技師の役割、死後画像診断(autopsy imaging;Ai)がもたらす医療・社会的意義についても踏み込んでいきます。
●画像診断技術の進歩によって剖検率が減少している今だからこそ、若手からベテランの臨床検査技師まで、この機会に再考していただく良い機会になることを切に願っています。
【目次】
1.病理解剖の歴史的背景と現状
2.病理解剖の実際
1)病理解剖の心構え・準備・手順
2)剖検室の環境改善とバイオハザード対策
3)臓器の取り出し(Virchow法、Rokitansky法)
4)開頭と脊髄の取り出し
5)妊産婦・胎児・新生児の病理解剖
6)感染症例の病理解剖
3.死後画像診断(autopsy imaging;Ai)の現状
Editorial-今月のことば
憧れから始まることも
クライテリア確立のための細胞所見ー鑑別疾患と重要所見
4.乳腺領域
基礎講座
心エコー図検査におけるasynergy評価とSimpson法トレース
薬剤感受性検査データ(MIC)の読み方と耐性菌検査
グラム陰性菌編
6.Neisseria gonorrhoeae
FOCUS
シリーズ 臨床検査とAIの活用
3.生理検査部門
感染対策連携共通プラットフォームJ-SIPHEの活用法
From LABO
ドクターカー業務で活躍する臨床検査技師
MT Seminar
微生物検査を外部委託する場合のピットフォール
国家試験
第71回臨床検査技師国家試験問題・解答・解説
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●日常の生理機能検査を行うなかで、右胸心や馬蹄腎など、さまざまな解剖学的バリエーションに遭遇することがある。こうしたバリエーションに出合った時に通常とは異なると認識できることは、正しい検査結果を出すうえで重要である。
●本特集では、心電図検査と超音波検査を行う際に比較的遭遇する可能性が高い解剖学的バリエーションや体型による影響について、検査を行う際のコツや画像の特徴、注意点などをご紹介いただく。
【目次】
1.心電図検査における体型による影響と解剖学的バリエーション
2.心臓超音波検査における体型による影響と解剖学的バリエーション
3.腹部超音波検査における解剖学的バリエーション
1)肝臓・胆道・膵臓
2)腎・尿管・膀胱
3)子宮・卵巣
4)腹部血管
4.表在超音波検査(乳房・甲状腺)における解剖学的バリエーション
5.血管超音波検査における解剖学的バリエーション
1)頸動脈
2)下肢動脈・下肢静脈
Editorial-今月のことば
ダブルチェックの落とし穴
話題ーNEWS&TOPICS
医学・臨床検査学教育におけるEdTech
MT Seminar
輸血検査精度管理のminimum requirementsとは
基礎から学ぶ 生化学検査の反応タイムコースモニタ解析法
6.試薬のpH変化に伴う酵素活性の低下ーALP測定の例
基礎講座
聴力検査のマスキング
臨床検査Q&A
生化学検査における精度管理試料の許容範囲はどのように決めたらよいでしょうか?
これは便利!
タンピング機能を備えたパラフィン包埋用ピンセット
学会レビュー
2023年度日本臨床衛生検査技師会中四国支部医学検査学会(第56回)
日本医療検査科学会第55回大会
【巻頭カラー】に「緊急寄稿:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)--臨床症状から治療薬候補まで」を収録!!
【特集】Onco-Cardiologyの最前線
●がん医療の進歩に伴い,サバイバーの数が急増しつつある.そのなかで,心血管疾患は長期予後における主要な競合リスクであり,ハイリスクがん治療に伴う心血管疾患への対応が世界的な課題となっている.
●腫瘍循環器学(Onco-Cardiology/Cardio-Oncology)は,がん治療関連心血管疾患(CTRCD)の予防,診断,治療に関する学際領域の職種間連携である.
●本特集では,Onco-Cardiologyの最前線で活躍されているエキスパートの先生方に,教育・診療・研究の現状および今後の方向性についてご執筆をお願いする.
【目次】
【巻頭カラー】
緊急寄稿:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)--臨床症状から治療薬候補まで
【AYUMI】
成人がんサバイバーにおける晩期心毒性への対応
AYA世代がんの長期予後のさらなる改善に向けて
がんサバイバーのQOL向上に資するOnco-Cardiology研究
がん治療関連心血管疾患の予防・診断・治療
Onco-CardiologyにおけるヒトiPS細胞技術の応用
わが国の腫瘍循環器外来への期待
腫瘍循環器領域のガイドラインおよびガイダンスの策定
国内外の現状と日本腫瘍循環器学会の取り組み
【連載】
老化研究の進歩
老化が免疫系におよぼす影響
再生医療はどこまで進んだか
はじめに
1.iPS細胞を用いた網膜疾患に対する再生医療
【TOPICS】
再生医学
iPS細胞の定量的品質管理のための顕微鏡システムの開発
免疫学
皮膚自然リンパ球による脂腺と常在細菌叢の制御
再生医学
非ステロイド性抗炎症薬ジクロフェナクによる心筋ダイレクトリプログラミングの促進
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●食品衛生におけるグローバル基準であるHACCPは、食の安全性をコントロールするための仕組みであり、2020年6月からはあらゆる食品事業者でのHACCPによる衛生管理の義務化がスタートし、1年の猶予期間を経て、2021年6月からは完全制度化される。
●そこで本特集では、病院給食・施設給食における衛生管理と感染対策をテーマとして、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息が見えない今、HACCPに対応した取り組みや、スタッフ教育などを幅広く紹介している。
【目次】
食品衛生法改正で義務付けられる調理現場におけるHACCPに沿った衛生管理
食中毒発生状況から考える衛生管理
食中毒を防ぐために知っておきたい洗浄剤・殺菌剤と装置
厨房および関連する現場での新型コロナウイルス感染症対策
効果的な衛生教育,感染予防教育の取り組み
院内感染対策に必要な基本的知識
災害発生時の食を守るためにー備えと復旧を考える場づくりを通し,災害に備える体制を整える
●巻頭カラー コミュニケーションが楽になる! 実践可能なコンフリクト・マネジメント
1.なぜ栄養士にコンフリクト・マネジメントが必要か,なぜ相手に伝わらないのか
●スポット
おいしさと疑似的な共食の応用
サルコペニアスクリーニングツール「SARC-F」
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ
ミニトマト
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
五省会西能病院 認定栄養ケア・ステーション / 五省会みどり苑 認定栄養ケア・ステーション
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
「 臨床検査」と「スポーツ医学」を融合させた研究を推進する研究室
●こんだてじまん
じまんの一品料理 梅干し
●栄養指導に役立つ医薬品の知識
11.静脈栄養法と薬(2) 中心静脈栄養とキット製剤の特徴
●現場発! 管理栄養士のための臨床研究Tips
23.めでたくアクセプト! 論文掲載後に行うべきこと
●Medical Nutritionist養成講座
41.栄養評価をしないで実施する栄養管理は,栄養管理とはいえない
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
9.ものはこぶ臓器(2)-動脈中膜のコラーゲン異常
●回答しやすく・分析しやすい 業務に活かせる! アンケート調査のキホンと応用
14.順序データの分析
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
特別編4 適切な栄養価計算のために3
●国家試験
第35回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
●日本栄養士会医療職域
第40回食事療法学会報告
自治体病院
静岡市立清水病院 栄養部門における栄養指導件数増加の取り組み
精神科病院
全国精神科栄養士研修会ご案内
厚生労働省・消費者庁
第35回管理栄養士国家試験の合格発表・他
●おしらせ
Medical Nutritionist WEB講演会 シリーズ3・他
・体外受精・胚移植、顕微授精といった生殖補助医療は20世紀終わりから爆発的な普及をみせ、現在では不妊症治療の中心となっている。
・現在、日本では約15人に1人が体外受精で生まれており、一般的な治療といっても過言ではない。しかし、1回当たりの治療で挙児を得るのは20%程度と低く、成功率を上げるための改良が望まれている。
・不妊症は他の疾患と同様にヒトとしての健康を害する疾患として、科学の進歩で克服していく必要がある。本特集により読者の皆様に不妊症治療の現状と課題を理解していただければ幸甚である。
■ 不妊治療の現状と課題
・はじめに
・PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)
〔key word〕着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)、染色体異数性、染色体の数的異常、生殖補助医療(ART)
・子宮内フローラと不妊症
〔key word〕子宮内フローラ、着床、妊娠
・着床不全と免疫異常
〔key word〕着床不全、T細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞
・子宮内膜菲薄化による難治性不妊に対するPRP(多血小板血漿)療法
〔key word〕多血小板血漿(PRP)、菲薄化子宮内膜、再生医療、難治性不妊、胚移植
・胚発育モニタリングの最新技術
〔key word〕胚選択、タイムラプス、動的形態解析、非侵襲的評価
・男性不妊治療の現状と課題
〔key word〕男性不妊症、造精機能障害、精索静脈瘤、無精子症、射精障害
・女性患者に対するがん・生殖医療の最新技術
〔key word〕がん・生殖医療、ランダムスタート法、PPOS、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アゴニスト、人工卵巣
・生殖医療における心理的サポート
〔key word〕心理社会的ケア、精神的健康、多職種連携
●TOPICS
麻酔科学
・麻酔科医としてCOVID-19患者の飛沫・エアロゾルと闘う
血液内科学
・慢性骨髄性白血病幹細胞におけるリゾリン脂質代謝
脳神経外科学
・脳外傷による高次脳機能障害
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・15.肺吸虫症(食歴を尋ねよう)
〔key word〕肺吸虫症、淡水産のカニ、イノシシ肉、肺結節影、胸水貯留、プラジカンテル
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・14.ウイルス核酸多項目同時検出
〔key word〕ハイブリダイゼーション、Multiplex PCR、nested PCR、融解曲線分析
オンラインによる医療者教育
・はじめに
オンライン教育ツール
・1.LMS(learning management system) を用いた医療者教育ーー運用に関する10のTipsと今後の可能性
〔key word〕LMS(learning management systems)、教育設計、教育支援、学習支援
●フォーラム
病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ー感染症対策と建築5
子育て中の学会参加
・子育てしながらの学会参加が当たり前の時代へ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
■【特集】日本社会にあえて問う 「とんがってる」って悪いこと?
日本流でイノベーションを創出しよう
イノベーション─。全36頁に及ぶ2022年の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」の本文中で、22回も用いられたのがこの言葉だ。
「新しくする」という意味のラテン語「innovare」が語源であり、提唱者である経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが「馬車を何台つないでも汽車にはならない」という名言を残したことからも、新しいものを生み出すことや、既存のものをより良いものにすることだといえる。
「革新」や「新機軸」と訳されるイノベーションを創出するには、前例踏襲や固定観念に捉われない姿勢が重要だ。時には慣例からの逸脱や成功確率が低いことに挑戦する勇気も必要だろう。
平等主義や横並び意識の強い日本社会ではしばしば、そんな人材を“尖った人”と表現する。この言葉には、均一的で協調性がある人材を礼賛すると同時に、それに当てはまらない人材を揶揄する響きが感じられるが、果たしてそうなのか。
“尖る”という表現を、「得意」分野を持つことと、「特異」な発想ができることという“トクイ”に換言すれば、そうした人材を適材適所に配置し、トクイを生かすことこそが、イノベーションを生む原動力であり、今の日本に求められていることではないか。
編集部は今回、得意なことや特異、あるいはユニークな発想を突き詰め努力を重ねた人たちを取材した。また、イノベーションの創出に向けて新たな挑戦を始めた「企業」の取り組みや技術を熟知する「経営者」の立場から見た日本企業と人材育成の課題、打開策にも焦点を当てた。さらに、歴史から日本企業が学ぶべきことや組織の中からいかにして活躍できる人材を発掘するか、日本の教育や産官学連携に必要なことなどについて、揺るぎない信念を持つ「研究者」たちに大いに語ってもらった。
多くの日本人や日本企業が望む「安定」と「成功」。だが、これらは挑戦し、「不安定」や「失敗」を繰り返すからこそ得られる果実である。次頁から“日本流”でイノベーションを生み出すためのヒントを提示していきたい。
文/話し手・北野宏明、深堀 昂、小津野 将、藤田浩之、先崎彰容、服部泰宏、宮部義幸、森本典繁、加藤真平、新藏礼子、瀧口友里奈、合田圭介、江崎 浩、編集部
PART 1 “突き抜けた“人たち
・やりたいことを信じて続ける 個の突破力を生かそう
北野宏明 ソニーグループ 執行役専務兼CTO
・本業でピカイチを目指せ 大企業で新規事業を生む要諦
深堀 昂 avatarin 代表取締役CEO
・何かに没頭し、自由に挑戦する それが私の原点
小津野 将 オムロンサイニックエックス シニアリサーチャー
・日本を“黒船”で変える! 固定観念を打ち破る突破口
藤田浩之 米クオリティー・エレクトロダイナミクス(QED) 創業者兼CEO
PART 2 第二の創業時代へ
幕末混乱期と近似する現代 歴史から企業が学ぶべきこと
先崎彰容 日本大学危機管理学部 教授
PART 3 発掘のすゝめ
研究成果に世界が注目 スター社員を生み出す鍵
服部泰宏 神戸大学大学院経営学研究科 准教授
PART 4 経営層が持つべき視点
・過去の成功体験は通用しない 挑戦する人材に積極支援を
宮部義幸 パナソニックホールディングス 取締役・副社長執行役員
・「真の多様性」を定義し「意識的に」受け入れよう
森本典繁 日本アイ・ビー・エム 常務執行役員・CTO兼研究開発担当
PART 5 変革に挑む企業
・Sansan 名刺交換で終わらせない 出会いが導く新たな未来
編集部
・大阪大学フォーサイト ビジネス界と学術界の通訳で新価値の創造を促す!
編集部
PART 6 日本社会を変える
天才たちの雑談 アンコール
さらば昭和モデル 博士人材が活躍できる日本へ
加藤真平×新藏礼子×瀧口友里奈×合田圭介×江崎 浩
■WEDGE_OPINION1
・デジタル=エコの虚構 エネルギーの大量消費を見直せ
ギヨーム・ピトロン ジャーナリスト
■WEDGE_OPINION2
・「核の忘却」の時代は終わった 日米で核抑止の本格議論を
高橋杉雄 防衛省防衛研究所 防衛政策研究室長
■WEDGE_REPORT 1
・移動を促し、体験も豊かに 進化するバーチャル技術
多賀一晃 生活家電.COM 主宰
■WEDGE_REPORT 2
・黎明期にあるスマート農業 “実装の壁”を乗り越えるには
編集部
■WEDGE_REPORT 3
INTERVIEW
・スマート農業で「ゲームチェンジ」を起こす
野口 伸 北海道大学大学院農学研究院 副研究院長・教授
■連載
・新しい原点回帰:革新を続け、ニッチで生きる 糊の「ヤマト」の事業精神(磯山友幸)
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学〈実践編〉:高校生が身近な課題を解決するには? (佐々木周作)
・インテリジェンス・マインド:ナポレオンの命運を左右した「情報」とは(小谷 賢)
・近現代史ブックレビュー:『板垣退助 自由民権指導者の実像』 中元崇智(筒井清忠)
・1918⇔20XX 歴史は繰り返す:日本を惹きつけるサハリンの資源 「政経分離」は可能なのか(麻田雅文)
・MANGAの道は世界に通ず:サッカー『ブルーロック』に見る シンデレラストーリー(保手濱彰人)
・さらばリーマン:アプリ製作から基礎工事まで 時流を読む叩き上げ職人
込宮英紀さん(ブレイブ代表取締役)(溝口 敦)
・時代をひらく新刊ガイド:『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』 羽鳥好之(稲泉 連)
・Letter 未来の日本へ:仏教の基本 心と体が「今ここにいること」の意味
橋村公英 東大寺 別当・華厳宗 管長(河合香織)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●一冊一会
●読者から/ウェッジから
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●治療技術の進歩により、がんの生命予後は改善し「がんとの共生」の時代が到来しました。他方、わが国特有の課題に、超高齢社会の到来により「がん治療を受けた高齢者をいかに支えるか」が課題となっています。
●がんサバイバーのうち、AYA世代・働く世代の割合は5%程度であり、9割以上は高齢者世代であると推測されます。高齢がんサバイバーの多くは低栄養のリスクを抱えており、医療者は、がん治療に関連した低栄養のリスクを認識し、予防・対応を進める必要があります。
●今回は、これら近年のがん医療の変化と取り巻く社会状況を踏まえ、高齢がんサバイバーへの栄養療法の必要性・重要性の高まりから、「がんサバイバーを支えるー栄養・身体活動支援の充実に向けて」を特集として取り上げることとなりました。がんサバイバーの実態を確認し、求められる対応をともに検討していきたいと考えます。
【目次】
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(3)
脳のMRI【magnetic resonance imaging:磁気共鳴画像(法)】
●病棟のプロフェッショナルたち
朝日大学病院 歯科・口腔外科、耳鼻科・頭頸部外科、消化器内科・外科混合病棟
●セキララ開業奮闘記(2)
存在しなかった栄養サービスを構築するまで
●スポット
ポリファーマシー対策と連動した電解質やビタミン、微量元素の調整について
食物アレルギー表示制度の動向
連載
●デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(3)〈最終回〉
カロリー密度のデータベース化によるフードテックへの活用
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(4)
日常的な水分補給を極めるー飲水学の知識も取り入れながら
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(5)
栄養輸液も理解しないと適切な栄養管理はできない!
●カンファランスで学ぶ NST難症例ケーススタディ(5)〈隔月連載〉
II度熱傷で入院となり創傷治癒遅滞を呈した銅・亜鉛欠乏患者に補充方法を工夫した症例
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(10)
食物繊維の豊富な食材の活用、効果的な摂取法
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
シイタケ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 広島県産レモンとクリームチーズのケーキ/県立広島病院
●研究・調査
栄養クイズ動画(精神疾患を有する患者が栄養指導にアクセスすることを支援する教育ツール)の有用性に関する満足度調査