高齢者・障害者などの当事者だけでなく、建築主や運営主体など施設にかかわる人々も含んだ、
利用者の視点に立った施設のあり方を、事例をとおして紹介。
解説では、どういったユーザーニーズが求められているのか、加えて建築的な解決方法について説明。
事例では、どのユーザーのどの点を考慮して計画した結果、どの使われ方が実現したかなどを示す。
はじめに「利用者本位の建築デザイン」を問い直す
1章 住まい手のちからを引き出す住宅
2章 ケアを必要とする人たちの共同の住まい
3章 在宅生活を支援する地域施設
4章 日常生活の延長にある医療施設
5章 多様性をはぐくむ教育施設
双極性障害の治療は、薬物療法だけでなく、患者の家族や社会的な人間関係の観点にも考慮しなければならない。そうした考えから開発された家族焦点化療法(Family Focused Therapy:FFT)という心理教育的介入法について、本書では1この治療の開発を進めた研究と臨床の背景について、2評価の実施法、心理教育、コミュニケーション・トレーニング、問題解決モジュールの実施に関するマニュアルについて、の2つの面に分けて解説する。
「オープンダイアローグ(OD)」を日々の実践に活かしている人たちがいます。フィンランドで生まれたODをそのまま日本に持ち込むことはなかなかできませんが,その哲学と方法の一端を利用することは十分可能です。しかし気をつけねばならない落とし穴はないものでしょうか? そうした一歩先を行く実践者たちのODと,ODに似ている日本の実践をその第一人者たちにまとめてもらいました。日本の精神医療を代表する豪華な執筆陣。
特集:オープンダイアローグの実践(野村直樹・斎藤 環 編)
はじめに──「開かれた対話」の世界へようこそ ■ (名古屋市立大学)野村直樹
オープンダイアローグ:日本で実践可能か?──ACT-Jにおける対話的臨床実践の試み ■ (リカバリーサポートセンターACTIPS/訪問看護ステーションACT-J)下平美智代
オープンダイアローグを日々の実践に落とし込むために──Need-Adapted Approach ■ (みどりの杜クリニック)森川すいめい
オープンダイアローグという会話のつぼ ■ (Nagoya Connect & Share)白木孝二
オープンダイアローグを殺さないための二様のリフレクティング ■ (広島国際大学)矢原隆行
オープンダイアローグをACTに取り入れる ■ (たかぎクリニック)高木俊介
心理職はなぜオープンダイアローグを避けるのか? ■ (原宿カウンセリングセンター)信田さよ子
オープンダイアローグ,どこまでやれるのか ■ (首都大学東京/神戸労災病院)長沼葉月・植村太郎
「患者カルテ」を使ったオープンダイアローグ──精神科看護の専門性をめぐって ■ (日本赤十字豊田看護大学)坪之内千鶴
オープンダイアローグ・パターンをつくる──実践の支援と教育・組織分野への応用に向けて ■ (慶應義塾大学)井庭 崇
ビジネスにおけるオープンダイアローグ ■ (大阪ガス エネルギー・文化研究所)鈴木 隆
しつけか虐待か──協働するナラティヴあるいはオープンダイアローグの可能性とは ■ (名古屋市立大学)門間晶子
沈黙と言葉──西アフリカの小児科病棟におけるすれ違いとオープンダイアローグへの考察 ■ (国際協力機構)井田暁子
自殺希少地域のコミュニティ特性に見出した,オープンダイアローグとの共通点 ■ (和歌山県立医科大学)岡 檀
オープンダイアローグと精神科文化 ■ (山梨学院大学)竹端 寛
ソーシャルネットワークの復権 ■ (東京学芸大学)野口裕二
走りながら考える──あとがきに代えて ■ (筑波大学)斎藤 環
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
ライバルは皆読んでいる国民的ビジネス誌!1%の人しか知らない
金持ち夫婦の全ウラ技 大百科
低年収でもリッチになれる!?
上流読者500世帯解明! 賢いお金の使い方
▼結婚平均年齢は夫35歳、妻32歳▼住宅購入は平均36歳
▼4割は「小中から私立」▼貯まる人は食事に気を使う
▼子の習い事、「低貯蓄家庭」は芸術系、「高貯蓄家庭」は語学、学習系
パート1 住宅編
ゼロ金利、地価下落、リフォーム、実家処分
誰でもマネできる「上流家計の知恵袋」
住宅ローン▼史上最低水準の金利に借り換えるべきか
空き家特例▼相続した空き家を売って3000万円税控除を受ける方法
財産形成▼「賃貸派」と「持ち家派」30年後に笑うのはどちらか
補助金▼支払った賃料、金利、リフォーム費を取り戻すウラ技
人口減少▼郊外の新築と都心の中古、どちらのマンションを買うべきか
ローン減税▼不動産活用▼相続▼家探し▼タワマン節税▼交渉術▼職住接近▼
パート2 教育編
しつけ、勉強、受験、就職、留学
出費のムダなく「上流ロードへ乗せる法」
学閥▼圧倒的な慶應、文系は一橋、理系は東工大……全国トップ10
人間力▼リーダーシップが取れるかどうかは5歳で決まる
大学入試改革▼小中学生の親必見! 5年後を見据えた勉強法
財閥▼わが子を将来、三菱グループに入れる近道とは
学歴▼不登校▼東大▼教育費▼医学部▼脳科学▼進路▼奨学金▼留学▼
パート3 医療編
親の面倒、夫のケガ・病気、高額治療
お金の心配が消える上流テクニック
確定申告▼水虫薬もOK!? 知らなきゃ損する「新・医療費控除」
長寿生存保険▼長生きするほど得をする「トンチン性」保険とは
高齢者▼今年度負担増に「健保の扶養家族化」で対応
がん保険▼オプジーボ、重粒子線、陽子線……最先端医療に強い保険
医療費▼就業不能▼健康保険▼生活習慣▼がん治療▼疾病保障▼歯科▼高額医療費制度▼
▼《富裕層vs庶民》暮らし方、考え方の決定的違いとは●冨田和成
▼櫛の歯が抜けるように人が減った……□限界ニュータウン”現地ルポ
▼少子化、デフレなのに、大学の学費が高騰を続ける2つの理由
▼「抗がん剤乱用」「健診被曝」「薬漬け精神科」…これぞ、悪いお医者さん
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特別付録◎ズボラ向け「世界一カンタンな山田式家計簿」
ほか
●特集
「連弾」大好き!
指導のきほん
Interview 江崎光世〜連弾は音楽的成長だけでなく、人間的な成長も促してくれます(堀江昭朗)
ピティナ・ピアノコンペティションのデュオ(連弾)部門で課題曲選定委員を歴任され、ピアノ連弾の普及のための講座も開いている江崎光世先生。50年以上前から、時代に先駆けて連弾を取り入れたレッスンを行っています。そんな江崎先生に、ピアノ指導における連弾の重要性や教育的意義についてお話しいただきました。
連弾のきほん〜コンクールから一歩前へ 相手を見て、感じて、知る音楽づくり(ピアノデュオ ドゥオール)
ピアノデュオで活発な演奏活動を行い、後進の指導にも指導を注いでいるドゥオールの藤井隆史さんが、確実にレベルアップしている昨今の連弾演奏に対して、次の段階へ進むための音楽づくりの基本について教えて下さいました。ポイントは、「見る」ことにあります。
第40回ピティナ・ピアノコンペティション
「連弾プレ初級」入賞者を指導した先生に聞きました!(伊井光子、熊谷麻里、須崎朝子)
連弾のコンクール入賞者を指導した先生方に、実際の指導で気を付けたことなどを伺いました。
●今月の1曲
ベートーヴェン エリーゼのために(2016年11月号〜2017年2月号選曲者:佐野由美子)
・今月の1曲 連動企画
音楽ミュージアム 《エリーゼのために》は誰のために?〜宛先不明のラブレター〜(湯浅玲子)
「今月の1曲」に関連する絵や写真を掲載し、作曲家の生涯や作品の時代背景など、幅広い知識を提供する「ふりがな」付き「読み物教材」。今月号は、いったい「エリーゼ」とは何者なのか、その謎に迫ります。ベートーヴェンをめぐる3人の女性の図版とともに、大作曲家の恋に思いを馳せてみてください。
誌上講座1 アナリーゼ
誰でも知っている《エリーゼのために》の“からくり”(舟橋三十子)
模範例として頻繁に取り上げられるほど、典型的な「ロンド形式」で書かれているこの曲。その“からくり”を踊りにたとえながら、やさしく分かりやすく解説します。
●連載
ショパンへの旅〜ピアノの先生のためのゆかりの地 最新事情(佐野真澄)
最近のワルシャワ、ショパンにまつわるポーランド事情や、2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールのことなどをお届けする「ショパンへの旅」。今月は、ショパン自身も学んだ名門、ショパン音楽大学の内部に潜入!?
Mentor Interview〜師の教え、師を語る
イリーナ・メジューエワ(堀江昭朗)
名ピアノ指導者の指導理念に迫るインタビューシリーズ。ご本人や師事したピアニストにお話をうかがっていきます。第4回はロシア人ピアニストのイリーナ・メジューエワさん。ロシア伝統のピアニズムを身につけた名手で、幅広いレパートリーを持っています。そんな彼女が今も恩師と慕うウラディーミル・トロップ氏の教えについて、お話しいただきました。
●チャレンジシート
目標を達成するたびに1つずつ塗りつぶしていくチャレンジシート。今回は2月の季節にちなみ、「梅」と「豆まき」の2種類をご用意しました。
●巻末とじ込み
エリーゼ“のだめ”に?!? 変装コレクション(ピアニスターHIROSHI)
ベートーヴェンの不朽の名作《エリーゼのために》の主題を、ブルクミュラーやサティ風に変奏ならぬ「変装」させた1曲。原曲は中間部が難しすぎて「だめ」という生徒さんでも、気軽に演奏をお楽しみいただけます。
●特別付録
音楽地図5 イタリア(湯浅玲子)
……ほか
自分の“セクシュアリティ”について考えることをきっかけに、セクシュアルマイノリティとは何か、自分らしく生きるとはどういうことかを伝える絵本です。
学科試験と同じ四肢択一形式のオリジナル問題集!出題範囲に対応し、基礎分野を全て網羅!解説が詳しい&わかりやすい!最新の統計データや法改正等に対応。全100問!LECオリジナル予想問題集!学科試験の内容をこの1冊で総チェック!
一橋大学大学院社会学研究科の先端課題研究における共同研究の成果。真田家文書にみる武士と百姓の関係、幕末の江戸城における儀礼、明治における新聞の受容と読者のネットワーク、市民団体・大学自治の記録資料にみる社会運動、戦時中の史料を使う歴史教育、戦跡という記憶、収集活動と歴史意識の変容など、様々な領域の現場から「アーカイブズ」のあり方と活用の可能性を考える。
日本魚類学会市民公開講座での議論を基に、身近な生物多様性構成員である淡水魚の保全を積極的に進めていくための理論と実践をまとめる。様々な調査報告、研究、水辺環境の保全、保全活動の悩みなどの紹介は役立つに違いない。
巻頭言 ── 「ざわめく自然」を求めて
はしがき
第1部 日本産魚類の危機と保全
第1章 レッドデータブックからみた日本産魚類の危機
第2章 保全手法としての放流─その有効性と危険性─
第2部 魚類の積極的保全事例
第3章 ミヤコタナゴ野生個体群を長期的に存続させるために
─自然生息地における繁殖補助と生息環境の創出の試み─
第4章 イタセンパラ:生息地再生と野生復帰プロジェクト
第5章 シナイモツゴとゼニタナゴの永続的な保全をめざす戦略と取り組み
第6章 ウシモツゴ:決して諦めない外来種対策
第7章 イチモンジタナゴ:地域とともに将来につなぐ
第8章 行政, 市民, 研究者の連携による保全と再導入:絶滅危惧種ヒナモロコ
第9章 生物学への探究心と郷土の宝を守る心─環境教育としての調査活動─
第10章 ポルトガルの絶滅危惧コイ科魚類の保全に向けた“自然的”生息域外繁殖と再導入
第3部 魚類を本当に増やすには
第11章 野生復帰を目指した生息域外保全:水族館の役割と限界
第12章 環境改善─人工構造物が作る生息環境─
第13章 外来魚類対策:侵略的サケ科魚類に焦点を当てて
第14章 積極的保全:何を目指し,どのように守っていくか?
付録 生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン
索引