政変でケニアに逃げてきたエチオピア人、ベリーズに流れ着いた上海娘、メキシコ湾岸に住む黒人奴隷の子孫たち…。アフリカや南米の、そのさらなる辺境に暮らすふつうの人びとの真摯に生きる表情と飾らぬ姿を簡潔に写し取りながら、現代の地球において、人はどういう理由で旅に出るのか、どうして故郷を離れることを強いられるのかを問う、21の短篇。主人公以外は日本人がほとんど登場しない、異色の日本文学。
エチオピア、コロンビア、カリブ海。音楽を、世界を、全身で感じた旅の記録。
本書では、自家採種を昔ながらに行ない、在来の作物を作り続けてきた農家の人たちの話を綴った。「種子をもらう作法」、「こぼれ種子」による自然な栽培、アジア的農法「八重山の混作」など、目を見張るばかりの農家の人たちの知識。
ピンチョス、美食倶楽部、巡礼の道。スペイン北部、フランスとの国境を挟んで広がるバスク地方。世界から注目される「美」と「食」を追いかけて、ヨーロッパの異郷を訪ねる。
東日本大震災直後、多くの外国人が離日するなか「今こそ日本人とともに生きたい」と日本への永住を決意し日本国籍を取得したキーンさん。日本人が見過ごしてきた日本文学、日本人の心、日本文化の魅力を語ります。
往年の名曲をスーパープライスで!
超カンタンな10フレーズに、「置き換え単語」を載せるだけで、どんな人でも旅行フランス語会話ができる。カタカナのルビ入り。はじめてのフランス語学習でも大丈夫。カラフルなページ、イラストのある見やすいレイアウト。現地のお役立ちコラムも充実。
生命はいるのか…。惑星探査機のレンズが解き明かした知られざる太陽系の素顔。
ジェニー・スーは、左目が斜視の女の子。ともだちから「イグアナみたい」とからかわれることもあるけれど、本人は、ぜんぜん気にしません。だって、「イグアナって、かっこいい。ってことは、わたしもかっこいい」でしょ?でも、そのままにしておくと、視力が育たないといわれ、目医者さんにいって治療することになりましたー作者の子どものころの体験をもとにしたお話。「人とちがうこと」を楽しく肯定的にとらえた、個性あふれる絵本です。5歳から。
16歳の夏、なにもかもが嫌になって家出をした徹平。もう戻らないと心に決めた旅立ちだった。丸2日、夜行列車に揺られて降り立ったのは北海道は十勝の無人駅。たまたま知り合ったおばちゃんの家に泊まり、20トントラックに乗せてもらうことに。道中、ヤザワ好きの運転手に心をゆるし、打ち明け話をする。そして彼と別れ、ひとり礼文島に渡るー青春ロードノベル、著者初の文庫書き下ろし。
北欧デザインの源流へ!アスプルンド、アールト、ヤコブセンが目指したトータルデザインを、北欧の自然・生活を軸に読み解く。