トスカニーニ・ライヴ&放送録音ボックス(24CD)
ヒストリカル・レーベル「アルス・ノヴァ(Ars Nova)」から、トスカニーニのライヴ系ボックスが登場。80年間も維持された超人的な映像記憶能力と、歳をとってもまったく抑制されなかった自我と強烈な自己実現手法によって、独特の世界をつくりあげたトスカニーニの実演には、ある種の凄味が備わっており、かのクレンペラーも「指揮者の王」と称えていました。
83歳の誕生日にも、特に老化を感じなかったと語るトスカニーニは、フルトヴェングラーやクレンペラーを上回る好色漢としても勇名を馳せており、そのテストステロンとアドレナリンの量がケタ違いだったことを窺わせます。
そのトスカニーニも、最晩年には膝痛など足の故障が原因で体調が悪化しますが、それでも87歳まで指揮を続け、最後まで暗譜だったのは驚異的です。
このセットには、1939年のベートーヴェン全集や、最後のワーグナー・コンサートのステレオ録音など、トスカニーニの実演の面白さが楽しめる音源が多数収録されています。
収録情報
CD1
ベートーヴェン
・「フィデリティ」序曲 Op. 72
・交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
・交響曲第3番 変ホ長調 Op. 55「英雄」
録音:1939年10月28日
CD2
ベートーヴェン
・交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
・交響曲第4番 変ロ長調Op. 60
・レオノーレ序曲 第3番 Op. 72a
録音:1939年11月4日
CD3
ベートーヴェン
・「コリオラン」序曲 Op. 62
・交響曲第6番 ヘ長調 Op. 68「田園」
・交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
録音:1939年11月11日
CD4
ベートーヴェン
・エグモント序曲 Op. 84
・木管、ホルンと弦楽のための七重奏曲 変ホ長調 Op. 20
・交響曲第7番 イ長調 Op. 92
録音:1939年11月18日
CD5
ベートーヴェン
・レオノーレ序曲 第1番 Op. 138
・交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
・弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op. 135から
III. Lento assai, cantata e tranquillo
II. Vivace
・序曲「プロメテウスの創造物」Op. 43
・レオノーレ序曲 第2番 Op. 72a
録音:1939年11月25日
CD6
ベートーヴェン
・合唱幻想曲 Op. 80
アニア・ドルフマン(ピアノ)
・交響曲第9番 ニ短調 Op. 125「合唱」
ヤルミラ・ノヴォトナ(ソプラノ),ケルステン・トルボルイ(アルト)
ヤン・ピアース(テノール),ニコラ・モスコーナ(バス)
ウエストミンスター合唱団
録音:1939年12月2日
CD7
ワーグナー
管弦楽作品集
・歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第3幕への前奏曲
・歌劇「タンホイザー」〜序曲と「ヴェヌスベルクの音楽」
・歌劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
・歌劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
録音:1943年11月28日
CD8
モーツァルト
・歌劇「魔笛」序曲 K620
・ディヴェルティメント第14番 変ロ長調 K287
・交響曲第35番 ニ長調KV 385「ハフナー」
録音:1946年11月3日
CD9
シューマン
・マンフレッド序曲 Op. 115
チャイコフスキー
・マンフレッド交響曲 Op. 58
録音:1946年11月10日
CD10
フランク
・交響曲 ニ短調
録音:1940年12月14日
・交響詩「プシュケ」〜プシュケとエロス
録音:1942年1月5日
・交響詩「アイオリスの人々」
録音:1938年11月12日
・フランク交響詩「贖罪」
録音:1952年3月15日
CD11
プロコフィエフ
・交響曲第1番 ニ長調 Op. 25「古典」
チャイコフスキー
・交響曲第6番 ロ短調 Op. 74「悲愴」
録音:1947年11月15日
CD12
グリンカ
・スペイン風序曲 第1番 「アラゴンのホタによる華麗な奇想曲」
チャイコフスキー
・マンフレッド交響曲 Op. 58
録音:1948年2月28日
CD13
ロッシーニ
・「セヴィリアの理髪師」序曲
チャイコフスキー
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サムイル・フェインベルクの芸術(9CD)
ヒストリカル・レーベル「アルス・ノヴァ(Ars Nova)」から、ロシアの大御所ピアニスト、サムイル・フェインベルクのセットが登場。多彩な表現力を駆使した「平均律クラヴィーア曲集」全曲録音をはじめ、魅力的な録音が多いにも関わらず現役盤が少ないので、ロシア・ピアノ好きには注目のリリースです。
モスクワ音楽院ピアノ学部、第4の流派をつくりあげたフェインベルク
モスクワ音楽院ピアノ学部の流派は4つあると言われ、以下の4人が、それぞれの始祖として知られています。
●イグムノフ[1873-1948] モスクワ音楽院在籍期間:1899-1948(49年間)
●ゴリデンヴェイゼル[1875-1961] モスクワ音楽院在籍期間:1906-1961(55年間)
●ネイガウス[1888-1964] モスクワ音楽院在籍期間:1922-1964(39年間)
●フェインベルク[1890-1962] モスクワ音楽院在籍期間:1922-1962(40年間)
フェインベルクは28番教室で、同世代のネイガウスは29番教室と隣同士でしたが、2人は対照的な存在でもありました。
ネイガウスは1933年の重度のジフテリア罹患以降、右手の2本の指に麻痺が残り、以後はそれをカバーしながら演奏するという状態だったため、音楽を植物や何かにたとえる話が主体となって、その「お話」が却って人気が出ることにも繋がっていました。
一方、フェインベルクは日頃から「芸術とスキルは切り離せない」と語っており、実際に晩年まで技巧があまり落ちなかったため、作品解釈をその都度徹底的におこない、バッハではしばしばノンレガート奏法を用いたり、装飾音の運用や、過度なまでの繊細さにも配慮するなど、さまざまな表現を自らの演奏で示すことが可能でした。
ちなみにフェインベルクは、14歳でモスクワのフィルハーモニー協会付属学園に入学し、ゴリデンヴェイゼルの指導を受けるようになっていたので、通算57年間の付き合いだったことになります。ゴリデンヴェイゼルは、フェインベルクと初対面の日の日記に、その天才ぶりに驚いたことを記しています。
超絶記憶力の持ち主、フェインベルク
頭脳明晰で知られたフェインベルクは、超人的な記憶力の持ち主でもあり、膨大な数の作品を、教室でも演奏会場でもすぐに弾くことができる状態になっていたほか、ワーグナーが大好きで、「パルジファル」「トリスタンとイゾルデ」「マイスタージンガー」などのピアノ版ヴォーカル・スコアをすべて記憶しており、弾きながら一人で何役も歌ってしまうという離れ業も披露していました。もしかするとトスカニーニと同じく「映像記憶」の天才だったのかもしれません。
演奏家フェインベルク
演奏家としてのフェインベルクは、バッハの平均律クラヴィーア曲集をロシアで最初に全曲演奏してレコーディングもおこなったことでも知られており、ベートーヴェンの32曲のソナタについても好んで演奏、さらに作曲者本人からも高く評価されていたスクリャービンの作品も得意としていました。
作曲家フェインベルク
本格的な作曲家でもあるフェインベルクは、スクリャービンの流れを汲む12のピアノ・ソナタや3つのピアノ協奏曲のほか、モダニズムから社会主義リアリズムに至るまでけっこうな量の作品も出版しています。
著述家フェインベルク
また、フェインベルクは、著述家としても有名で、大著「芸術としてのピアニズム」と、「音楽形式の宿命」によって高い評価も獲得しています。
本業が教育者だったため、遺された音源は少ないですが、幸いなことに、他の都市に
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アルバート・スポールディングの芸術(9CD)
ヒストリカル・レーベル「アルス・ノヴァ(Ars Nova)」から、アメリカの往年の名ヴァイオリニスト、アルバート・スポールディングのセットが登場。通好みの芸風で、ハマると堪らないとも言われるスポールディングの現役盤は少ないので、往年のヴァイオリニスト好きには注目のリリースです。
ちなみにスポールディングの父親は、有名なスポーツ用品ブランドの「スポールディング」の創業者です。
バーバーのヴァイオリン協奏曲初演
20世紀アメリカの傑作、サミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲は、作曲段階でいろいろと問題が発生し、虚偽の話も広まったりしていたので、以下に流れをまとめてみます。
●1938年11月、トスカニーニの依頼で完成した「弦楽のためのアダージョ」が放送され、カーティス音楽院出身の28歳の作曲家サミュエル・バーバー[1910-1981]の知名度が一気に上昇。
●1939年、カーティス音楽院出身のヴァイオリニスト、アイソ・ブリセルリ[1912-2005]の友人が、ブリセルリのキャリア・アップのため、アメリカ人若手作曲家に作品を書いてもらうという方法を提案し、「弦楽のためのアダージョ」の人気が急激に高まっていたサミュエル・バーバーを選択。
●1939年5月、ブリセルリのパトロン慈善家で、石鹸会社社長のサミュエル・フェルスが支援することが決まり、以下の条件でバーバーに作曲を委嘱。
・長さ15分ほどのヴァイオリンとオーケストラのための作品。
・報酬は1,000ドル(現在価値で約18,000〜20,000ドル)で、注文時に500ドル、受取時に500ドルの支払い。
・ブリセルリによる1年間の独占演奏権。
・1940年1月にフィラデルフィア管弦楽団で初演。
・締め切りは1939年10月1日。フルスコアで納品。
●1939年初夏、バーバーは恋人のメノッティと共に、過去数年間、夏に訪れていたスイスのシルス・マリアとルツェルンの間にあるお気に入りの場所に向かい、作曲を開始。
●1939年9月、第2次大戦開戦により帰国。ぺンシルヴェニアの実家に戻って病気の父サミュエル・リロイ・バーバー[1879-1947]を見舞った後、フィラデルフィア郊外のポコノ山地の山荘で作曲を継続。
●1939年10月中旬、バーバーは完成した第1楽章と第2楽章をブリセルリに届けます。ブルセルリは2つの楽章を美しいと感じ気に入ります。しかしブリセルリの知人でもあるヴァイオリン教師のアルバート・メイフは、ヴァイオリン独奏部分の技巧が弱く、それを初演することはブリセルリの評判を傷つけることになるので書き直す必要があると、支援者のフェルスに対して警告。
ちなみにアルバート・メイフは「現代のパガニーニ」(1949)という著書や「マラゲーニャ」という小品も出版している人物ですが、もともとブリセルリは、14歳の時にロジンスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演でパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番でデビューしている技巧派ヴァイオリニストでもあったので、メイフの心配も理由の無いことではありませんでした。
●1939年11月、バーバーは第3楽章の演奏具合について確認するため、母校のカーティス音楽院で、鉛筆原稿を用いた試演を実施。演奏はカーティス音楽院の学生、ハーバート・バウメルで、2時間の準備の後、「非常に速く」演奏させて問題ないことを確認。ブリセルリへの引き渡しに向け仕上げに入っています。
●1939年11月下旬、バーバーは第3楽章を完成してブリセルリに届けます。しかし、もともと「弦楽のためのアダージョ」が気に入ったことで、バーバーに作曲を委嘱したブリセルリには、4分ほどの第3楽章は短すぎて軽過ぎ、第1楽章と第2楽章の抒情的な美しさや壮大さに見合うものとは思えず、音楽の拡大を申し入れます。バーバーも引き下がらず、芸術的に問題ないとしてこの提案を拒否。そしてブリセルリも受取を拒否することとなり、予定されていた初演日には、代わりにドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を演奏しています。
●バーバーとフェルスの契約は、注文時に500ドル、受取時に500ドルの支払いということだったので、受取が拒否されたため、作曲報酬は、注文時の500ドルのみとなってしまい、さらに1年間の独占演奏権も有効だったため、初演は1年以上後ということになります。
●第1楽章と第2楽章の楽譜も戻ってきたため、バーバーは1年後の初演に向け、さらなる調整をおこなうことになり、その間に作品への愛情も沸いて「コンチェルト・デル・サポーネ」「ソープ・コンチェルト」というあだ名をつけて楽しんだりもしていました(どちらも石鹸協奏曲の
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初期の代表作「海の博物館」(1992)から近作「日向市庁舎」(2019)まで技術やシステム、構造、設備、デザインのすべてを網羅した断面矩計図を中心に、プロジェクトの最重要と位置づけられた図面のみで構成された、全18作品。描き下ろしのドローイングも収録。
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試行錯誤を繰り返し意匠を凝らして作り上げた香水は、芸術作品だ。美しい香水は人生を彩り、喜びをもたらしてくれる。では、私にぴったりの香水はー?表現しづらい「香り」を、ウィットと愛情に富んだ言葉を駆使してレビュー。類いまれな知識と経験に基づいた文章は新しい香水との出会いのみならず、現代香水の辞書としても活躍するだろう。
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●今月のアーティスト
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●連載
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レコード誕生物語「ボールト指揮読響/ホルスト:組曲《惑星》(5種の録音)」
Viewpoints「ジョン・ウィルソン指揮/レスピーギ:ローマ三部作」
※記事のタイトル,内容等は変更することがあります。2020年度第58回レコード・アカデミー賞
【商品構成】雑誌【分類】雑誌|ピアノ【編成】ピアノ・ソロ/弾き語り/連弾【難易度】初級/初中級/中級/上級【商品説明】最新ヒットからスタンダードまで“弾きたかったあの曲”がきっと見つかるピアノマガジン。1月号は特集『2021年の星占い』、『芸術の神様』、けいちゃんのインタビュー、まらしぃのライブレポetc.を掲載!【特集1】は『運をつかむ星占い。あなたの2021年はどんな年? ラッキー・ミュージックで、新年を始めよう!』。恋愛運、健康運、対人関係に加えて“幸運を呼ぶ音楽”“弾き初めの曲”を星座別に、立木冬麗先生に占っていただきました。【特集2】は『どの神様にもお祈りしてみたい 芸術の神様』。ギリシャ神話から日本古来の神様についての由緒ある神様の記事に加えて、いつかはお参りしてみたい神社仏閣関連の情報もご紹介いたします。【Catch Up!!】では冬休みにはまってしまうかもしれない『あつまれ どうぶつの森に新しい季節がやってきた!!!』。冬の“あつ森”をお届けします。【ピアニスト・インタビュー】はチャイコフスキーコンクール優勝後、名実ともに実績を積み重ねて2022年にデビュー20周年を迎える上原彩子、12歳でCDデビュー、2021年のショパン国際ピアノコンクールに参加予定の牛田智大。連載の【ネットに光る☆逸材奏者】では大人気のネット・ピアニスト、けいちゃん。【コンサート・レポート】は3カ月連続配信ライヴを行ったまらしぃを、カラー見開きでご紹介!楽譜は、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌「炎(上級)」(LiSA)、「紅蓮華(連弾)」(LiSA)、ドラマ『35歳の少女』主題歌「三文小説」(King Gnu)、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌「虹」(菅田将暉)、嵐「Whenever You Call」、星野 源「恋」、Official髭男dism「コーヒーとシロップ」、瑛人「香水」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、「ハイ・ホー(シューマン風)」ほか、今月も最新ヒットから人気の定番曲まで満載!初級アレンジから上級アレンジまで、今月も幅広いアレンジで魅力満載、大充実の内容でお届けします!【収載曲】[1] 三文小説 / King Gnu 日本テレビ系土曜ドラマ『35歳の少女』主題歌 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[2] 虹 / 菅田 将暉 映画『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[3] Whenever You Call / 嵐 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[4] 炎(上級) / LiSA 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 上級[5] ル・ローヌ / 服部 克久 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[6] 恋 / 星野 源 TBS系火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』主題歌 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[7] コーヒーとシロップ / Official髭男dism 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[8] 冬景色 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 初中級[9] 紅蓮華(連弾) / LiSA TVアニメ『鬼滅の刃』オープニングテーマ 編成: 連弾 難易度: 中級[10] 木綿のハンカチーフ / 太田 裕美 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 中級[11] ヘドウィグのテーマ / ジョン・ウィリアムズ 映画『ハリー・ポッターと賢者の石』より 編成: ピアノ・ソロ 難易度: 初級[12] 香水(弾き語り) / 瑛人 編成: 弾き語り 難易度: 中級[13] ハイ・ホー(シューマン風) 編成: ピアノ・ソロ
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裏千家家元の千 宗室さん、細見美術館館長の細見良行さん、放送作家の小山薫堂さん──
お三方は多忙な日々の合間を縫い、京の町を親しく歩く間柄です。
まずは千さんと「寺町筋」を逍遥したら、続いては、お三方で昼から晩まで京さんぽ。
大人な真面目な〝京の遊び〟に出かけます。
●京さんぽ1 千さんと歩く「僕の寺町」
大黒屋鎌餅本舗 船はしや總本店 村上開新堂 柳桜園茶舗 紙司柿本
●千さんと歩く「僕の寺町」〔案内図〕
●京さんぽ2 昼から晩まで京めぐり
細見美術館 京都市動物園 京都芸術センター 実伶 うえと
●昼から晩まで京めぐり〔案内図〕
■連載
・ちょいとお江戸の読み解き散歩: 歌川広重「東海道五拾三次之内 箱根 湖水図」(牧野健太郎=読み解き 近藤俊子=構成・文)
・おいしいもんには理由がある: ハレの日の牛肉料理 [京都府京都市](土井善晴=文)
・京都の路地 まわり道: ことの始めは…(千 宗室=文)
・ひとときエッセイ「そして旅へ」: 対馬の思い出(今泉忠明=文)
・あの日の音: 瀬戸内海に、たゆたう音(北阪昌人=文・絵)
・地元にエール これ、いいね!: 八尾和紙[富山県富山市]
・メイドインニッポン漫遊録: 尾州の山栄毛織[愛知県津島市](いで あつし=文)
・名勝アルバム: 無鄰菴庭園[京都府京都市]
・美の鼓動: 森永邦彦 ファッションデザイナー(鷲田めるろ=文)
・ホリホリの旅の絵日記: 福井の恐竜たち[福井県福井市ほか](堀 道広=文・絵)
美術界の全情報を、グラビアと対談で迫る【巻頭特集:《保存版》日本全国 今年行きたい美術館&展覧会 入館方法・チケット購入方法がすぐわかるQRコードカタログ400】「美術の窓」1月号は展覧会特集が毎年恒例となっていますが、新型コロナウイルス感染症拡大により、展覧会スケジュールの変動や中止、また、入場方法の変更や人数制限が実施されている今年の状況を考慮し、今回は巻頭の2021年注目の展覧会紹介に加え、延べ400の国内美術館の情報を網羅した日本全国美術館カタログを、各館の入館方法・チケット購入方法のWebページに簡単にアクセスできるQRコード付きで掲載します。主要読者層である中高年層には、インターネットやスマートフォンに不慣れな方も多く、その都度検索しなければならない手間によって美術館から足が遠のいてしまう方もいます。本特集がそうした方々の手助けになればと思っています。2021年の展覧会、新アートスポット、芸術祭・アートイベント情報、読者プレゼント企画は例年通りに行います。コロナ禍の影響で、2020年の入場者数ランキングの掲載は見合わせますが、代わりに学芸員が見せたかった中心になった展覧会、イチオシの所蔵品コーナーなどを企画しています。
選択肢中の誤りを赤字で修正済み!効率的にポイントを押さえて過去問演習もできる一石二鳥の「正文化」問題集。
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クラシック音楽、バレエが中心の音楽総合誌世界の指揮者と現在