心の中の辞書は、単に単語がリストされ記憶されている場所なのだろうか?本書では、いくつかの具体的な言語事象を取り上げて、心的辞書が「語の文法」と呼べるような規則性を有することを示すと同時に、話者の日々の経験に根ざす豊かな情報を含むことを明らかにし、そのような情報をもとに新たな語を作り出したり、文脈にそった解釈を柔軟に生み出すダイナミックな側面があることを明らかにしていく。
変容する社会との関係の中で言語教育の諸相を「つながる・つながらない」という観点から考える。コロナ禍の遠隔授業、ICTの活用、グローカル人材育成、オンライン留学、機械翻訳、SNSと少数言語など、言語教育を通じた新たな「つながり」の構築を展望。
6000以上あると言われる世界の言語の大多数が、満足に記録されることもなく、次世紀までに滅びることが危惧されている。言語の消滅によって、人類は何を失うのだろうか。-絶滅危惧にある言語の研究から、言葉の本質を学ぶ。
豊富な経験と実績のある生島ヒロシの最新スピーチの本。「語りの名人」である著者が、様々な場面に対応できるスピーチのコツを伝授し、短い時間の中にも、聞く人々の印象に深く刻まれるスピーチの実例を数多く紹介する。
序章 心に響かせる短いスピーチのコツ
章末コラム 敬語の知識 これさえ覚えれば大丈夫
第1章 結婚関連の慶事
章末コラム 見合い・婚儀で使ってはいけない 「忌み言葉」
第2章 会社・職場の行事
章末コラム おじぎのしかた 簡単に好感度アップ
第3章 地域社会の行事
章末コラム ボディランゲージ 口ほどに物を言う成功のカギ
第4章 学校関係の行事
章末コラム 話すときの姿勢 正しい姿勢はよい声の基本
第5章 友人・身内主催の行事
章末コラム おもな長寿の祝い 還暦から大還暦まで
第6章 葬儀関連の行事
章末コラム 「忌み言葉」は使わない 葬儀・告別式の席でNGの言葉
オーソドックスなクロスワードパズルの新作62問を掲載(「ごあいさつ」より)
中学生の頃、自分オリジナルの文字を作ることに熱中し、青春のページをムダに破り捨てた著者は考えた。
「あれから20年、いろいろな文字を知ったうえで今、究極の文字を作ろうとしたら、もっとすばらしい文字ができるのではないか?」
そんなバカな試みに全力投球したウェブ連載は、多くのファンを獲得。そしてついにーー
前著『声に出して読みづらいロシア人』にて、津村記久子氏、恩田陸氏など、そうそうたる作家陣に絶賛された松樟太郎、満を持しての新作!!
第1章 中二病的とんがり文字VS女子高生的丸文字
第2章 どこで切るか、それが問題だ
第3章 古代の文字はロマンの香り
第4章 母音をどう表すか問題
第5章 そんなルール、ありですか…?
第6章 何かに似ている
第7章 文字で遊べ!
第8章 オリンピックとか、国旗とか
第9章 身のまわりの文字たちの起源
CEFR-CVでは、CEFRから何が更新され加筆されたのか。著者が想定する具体的な例や、勉強会や研修会で出てきた疑問の声を紹介しながら、これらをわかりやすく紹介する。また、言語教育にどのように生かせるのかについても記す。
■「はじめに」より
2018年にCEFR-CVの試行版が公開されると、早速、更新された「仲介」の箇所を各々で読み始めました。ですが、抽象的な記述も多く、理解はしたものの、その理解が本当に正しいのかどうか自信が持てずにいました。そんな折、たまたま互いにCEFR-CVの理解に苦しんでいることを知り、一緒にCEFR-CVの全文を読むことにしました。分担して翻訳し、月に一度、内容と解釈を確認しながら意見交換を重ね、1年間をかけてゆっくりと読み進めていきました。まずはCEFR-CVとCEFRとの関係性を理解することから始め、必要に応じてCEFR-CVの背景となる論文も参照しながら行われたこの作業は、日常の業務から離れた楽しい時間でもありました。
その作業がひと段落した頃、「欧州日本語教育研修会」(国際交流基金パリ日本文化会館主催)において、2020年には「Mediation(仲介)から考える日本語教育実践」というテーマで櫻井が、2021年には「CEFR Companion Volume (CEFR-CV)って何?」というテーマで奥村が講師を務めることになりました。これらの研修会は、自分たちの理解を再考する良い機会となり、これと並行して、筆者らの協働活動から得た知見を整理して論文等の執筆にも取り組みました。
本書は、筆者らがCEFR-CVを読んで考えたことを、広く、多くの人と共有したいという願いから執筆しました。本書を通じて、言語教育に関する対話の輪が広がっていけば幸いです。
バラエティに富んだ漢字パズルをたっぷり収録。脳活も漢字学習もできての一石二鳥。問題を解いて、良い一日にしちゃいましょう。
10万人の可能力を最大に引き出した話し方のコツを伝授。
言語哲学の《大河入門書》、増補改訂版の全4巻が遂に完結! 第IV巻では意味論におけるデイヴィドソンのプログラムをテーマとする。
デイヴィドソンは論文「真理と意味」において、文の理解をその真理条件の知識とみなすという真理論としての意味論の構想を示した。本書ではデイヴィドソンそのひとが何を言っているかを追跡するのではなく、デイヴィドソンのプログラムを現実の自然言語に適用することを通して、哲学的な動機づけと正当化を与えることを試みる。
増補改訂版へのまえがき
第一版へのまえがき
序 論
第1章 言語的行為と言語的意味
1・1 タイプとトークン
1・2 発話の力
1・3 言語的意味
第2章 意味論と言語的意味の理解
2・1 言語の無限性
2・2 意味論の有限性
2・3 合成原理と意味論
2・4 意味論と話者の知識
2・5 意味理解の実効性
第3章 対象言語とメタ言語
3・1 引用名とメタ変項
3・2 意味は把捉不可能か
3・3 ホモフォニックな意味論
第4章 真理論としての意味論
4・1 T文とT理論
4・2 真理定義とT理論
4・3 T理論から意味論へ
4・4 モデル論的意味論との比較
第5章 適用と境界
5・1 日本語断片J1
5・2 文脈依存性
5・3 時制と出来事
5・4 意味論の境界
第6章 意味の理論と形而上学
6・1 存在論的コミットメントの基準
6・2 自然言語と存在論
6・3 解釈と世界
文献案内
補 註
後記 二〇二五年
1 ロバ文と動的意味論
2 非真理条件的意味についての理論
3 日本語意味論の展望(1)──名詞句と量化
4 日本語意味論の展望(2)──動詞句と出来事
索 引
ことばの壁をどう乗り越える?一方の母語を使う。第三の言語を使う。通訳・翻訳を利用。双方が母語を使う、あるいは双方が相手の母語を使う。言語を混ぜて使う。「共通語としての英語」やエスペラントも含め、前半では多様な方略の特色と長所・短所を公平な視点で考察。後半では、ヨーロッパで最も断絶した言語境界線といわれるドイツ・ポーランド国境から、諸方略の実際の使用実態を報告する。
わたしたちが発話するとはどういうことか? メルロ゠ポンティの深い思索をたどりながら、生命論の視座から人間の言語の営みにアプローチする、〈ことば学〉の新たなる展開。
人間関係を深く強くするためには、「聴く」力が重要である。“聴き上手”になると、コミュニケーションが楽しくなる!ベテランカウンセラーに学ぶ、傾聴の姿勢と秘訣。
序章
第一章 記述主義の基本的な枠組み
はじめに
第一節 ゴットロープ・フレーゲ
1.フレーゲの企図
2.フレーゲによる指示の枠組み
第二節 ジョン・サール
1.サールの議論
2.サールによる指示の一般論
第三節 フレーゲとサール
第二章 記述主義による固有名論ークラスター説
はじめに
第一節 固有名がなぜ問題になるのか
第二節 サールの分析
第三節 問題の解消
第三章 記述主義への批判ー指示の因果説
はじめに
第一節 ドネランによる議論
1.確定記述の二用法
(1)固有名の指示への批判/(2)歴史的説明説
2.少考ーサールとドネランの見解の差異ー曖昧さについて
第二節 クリプキによる見取り図
1.固有名の指示
2.自然種名の指示
第三節 ヒラリー・パトナムによる「双子地球」と実在
1.双子地球と言語的分業
2.水がH2Oであることの論理的必然性
3.実在論と非実在論
4.少考ー記述の性質について
おわりに
第四章 因果説への反論ーサール
はじめに
第一節 志向性ー言語行為論からの発展
第二節 ドネランへの反論
1.確定記述の二用法の区別に対して
2.歴史的説明説に対して
第三節 クリプキへの反論
1.総論
2.反例への応答
3.固定性(rigidity)について
おわりに
補論 マッカイとドネランの応酬より
はじめに
1.マッカイとドネラン
2.応酬より
第五章 指示対象再考ーローティとハンソン
はじめに
第一節 「指示対象」の存在
第二節 「存在」の検討
第三節 「見ること」の検討
おわりに
終 章
はじめに
第一節 本章までのふりかえり
第二節 関連する諸問題
1.「保証された主張可能性」の可能性
2.信念の性質
おわりに
あとがき
文献一覧
索 引
国や地域、民族などによって言語を命名して把握することに疑問が呈されている。「○○語」よりもむしろレパートリーに注目すべきではないか。さらには、「言語」概念自体を再考すべきでないか。その疑問は正当といえるが、「言語」か「レパートリー」かという二分法にしてしまうと、かえって構築されることばのダイナミズムを捉え損ねてしまう危険性もある。二人の研究者による、言語の存在論と認識論を問い直す徹底した議論の書。
まえがき
社会言語学に「言語」は必要か
ーポストモダン言語論を問い直す
木村護郎クリストフ
「言語」の脱植民地化・地方化とアセンブレッジ
ー木村論文への応答
尾辻恵美
対談
ことばをどう捉えるか
木村護郎クリストフ+尾辻恵美
問1 現代は、何が新しい状況といえるのか
問2 トランスリンガリズムとは?
問3 そして、メトロリンガリズムについて
問4 言語が「存在する」とはどういうことか
問5 堆積することば、沈殿することば
問6 「言語」という枠を外した方が世の中は良くなるのか
問7 共通語は不要か
問8 言語観の変革だけでよいのか、言語政策とのつながりについて
問9 「言語」の肯定的側面は? 「言語」に積極的な意義はあるか?
問10 ことば概念の拡張の功罪について
問11 場所やモノの主体性とは?
あとがき
からだで聴くことば、ことばを生むからだ、「未来を予見する」言語教育論。