南から日本列島を見つめる巨人・九州の、歴史、文化、社会、自然を、多彩な息づかいともども捕捉し、その全体像に迫る。
『平家物語』がいかに“伝統”なるものを受容し、自らを形成していったのかという過程と、諸言説に受容されることによって、どのように“伝統”として再生/再創造され、古典化していったのかを精緻な視点で探る。
鮮やかなカラー写真で綴る「歳時記」・「祭り紀行」、祭りの特色を平易な文章で紹介する「解説」・「祭り探訪」。地域に根差した祭りの魅力に迫る。巻末に市町村別祭礼行事一覧掲載。
子どもの成長を最大限に伸ばす環境がある。環境心理学が教える豊かな環境、貧しい環境とは…。
和洋の調和的実現こそが近代の理想的な在り方ではなかったか。漱石の焦燥と龍之介の空無感の対極として在る、明治20年前後の「幻の時代」を探る。