ナンシー梅木がビクターで録音した音源集。戦後最初のスター女性ジャズ歌手だった彼女が歌う2曲目のジャパニーズ・ソング集が実にいい。柔らかく、情感に満ちたヴォーカルを聴かせる。この歌があればこそ、後の都会派モダン歌謡が生まれたと想像させる。
1964年発表のマーヴィン・ゲイの初デュエット・アルバム。初期モータウンの屋台骨を支えた女性シンガー、メアリー・ウェルズと組んだ「トゥゲザー」を含む全10曲を収録する。モータウンのコラボレーション作品の先駆けとなった一枚。
1966年発表のキム・ウェストンとのデュエット・アルバム。新人とは思えないキムの歌声とニ人のソウルフルな掛け合いが魅力。モータウンを代表するダンス・ナンバー「イット・テイクス・トゥー」など全12曲を収録。
マービン・ゲイの娘(母親はジャニス・ハンター)、ノーナのデビュー作。周囲を固めるのはウルフ&エピックやアンドレイ・クラウチの甥などで話題だけで終ってしまう可能性が60%というのが正直な気持ち。しかし、軽いけど歌唱力に幅があるから少し期待。