フィンランド出身、メロディック・デス・メタル・バンドの2nd。オペラ調女性ソプラノ2人と、男性デス・ヴォーカルをフィーチャーしたユニークかつドラマティックなサウンドを聴かせる。
人気ソリスト2名を弦楽四重奏団が支える図式ではなく、各奏者間の対話が馥郁たる情緒を醸し出し、濃厚なロマンをたたえた楽曲を趣味よく演奏することに成功している。速めのテンポでは華美に流れがちな第2楽章における、ゆるやかなテンポ設定も見事である。
96年のデビューで、スムース・ジャズ/NACシーンに鮮やかに躍り出た米国ベイエリア出身の双子の兄弟デュオ。ベースとサックスを軸に展開する、今風のグルーヴィなR&Bファンクと優雅でシルキーなサウンドのミックスが、やたら心と体に気持ちいい。
ハンク・ジョーンズ、レイ・ブラウン、ジミー・スミスのトリオをバックにしたアーネスティンの名盤。小気味よくスウィングする彼女のヴォーカルがたまらない1枚。